160 / 360
第五章 パウルとパオラ
その26(修正最新バージョン)皇帝ガルデルの絶望と儚い希望・結
しおりを挟む
すみません、このところ長々と書き連ねていたのを見返して、反省しました。
さっくり短くして、次のエピソードに進みます!
ーーーーーーーーーーーーーー
26
ガルデルの呪縛から解き放たれて、灰色の魔女グリスと呼ばれていた彼女は、心の底から輝くように、晴れやかに笑った。
「あたしが白い魔女フランカにもらった名前は、グレイス。この子はフランカの忘れ形見、ルナ」
その名前が紡がれた瞬間、あたりは真っ白になって。
瞬きひとつの間に、全てが塗り替えられた。
※
そこはもう精霊の世界、『精霊の白き森』だった。
銀色のカーテンを思わせる蓋に覆われているので、上空から覗き見ることはできない。
(そんな不遜なことをしようなんて輩は、『魔の月(セラニス)』くらいだろうけど)
木々や下生えの草むらに至るまで、全てが真っ白。
一歩踏み出せば、足もとから白い陽炎が燃え立つ。
森の中、いたるところに、おびただしい数の精霊火がふわふわと漂う。
やがて精霊火をかきわけて、一人の女性がやってきた。
グラウケーさまと同じくらい長身ですらりとして凜々しく、容貌は若々しいけれど、貫禄がある。
「ようこそいらっしゃいました、《世界の大いなる意思》が認めた新しい住人を歓迎いたします。わたしはナ・ロッサ・オロ・ムラト。生命の司という、まあ世話役のようなものですわ。さあ、とりあえず住むところを決めましょうね。森を案内させましょう。ガーレネー! キュモトエー」
張りのある声で呼ばわると、
「はいは~い」
二人の精霊さんが進み出る。
嬉しそうに、ニコニコしてるわ。
グラウケーさまが教えてくれた。
キュモトエーは、波の速さ。ガーレネーは、穏やかな海をあらわすことば。大勢いる精霊の中でも、この二人は比較的若くて、好奇心旺盛で、人間の世界もヒトも、大好きなのだって。
その性質は、ヒトと距離を置きたい者が多い精霊たちの中では、かなり珍しいらしいの。
快活で親しみやすい、きれいなお姉さんという感じ。
いそいそと、ルナちゃんとグレイスさんの手を引いた。
「もう何の心配もいらないわ」
「いつまでだって、この森にいていいのよ」
案内されていくグリスさんとルナちゃんを見送って、ナ・ロッサ・オロ・ムラトさまは、言った。
「特例ではありますが、《世界の大いなる意思》は、彼女たちのお世話係として、新たな若い精霊を作り出す心づもりだそうですわ。ここ数百年、なかったことですが」
そして、ラト・ナ・ルアを、見やる。
「それは……兄と妹で。これまでになかった試みです。もちろん精霊は、この世に送り出されるときには成人であるのですが、その前例より、もう少し若い個体を創ろうとなさっておられます」
「……ああ。やはり、そうなるのですね」
ラト・ナ・ルアは、謎めいたつぶやきをもらす。
「それが、運命というものです。たどる道は、わずかながら違いがあるようでいて、目指すところは、大きな違いはないのかもしれませんわ」
ナ・ロッサ・オロ・ムラトさまとラト・ナ・ルアは、穏やかに微笑みを交わした。
※
「さて、どうにか一区切りついた」
グラウケーさまは、あたしの頭に、ぽんと手を置いた。
「ご苦労だった、アイリス、ラト・ナ・ルア。がんばってくれたね。おかげでこのルートは、ハッピーエンドが確定した。わたしからもお礼を言うよ」
「よかったです。夢中でしたから。二人は幸せに暮らせるんですね」
「ああ、もちろん。このルートではね」
「え?」
「うすうす気づいてはいるのだろう? きみが最初に出会った『ルナ』。ヒトでありながら精霊の森に在った『欠けた月の村』にいたルナは、グレイスとルナが精霊の森に来なかった場合の、百年後の姿だったんだよ」
「実の父親とは再会を果たすことなく、村長の長男アトクは帰還しなかった。せめてガルガンドに婿入りした次男のリサスに知らせられたら援軍も見込めたのだがね。グレイスは彼女の持つ魔力量にふさわしい短い人生を終える。それらの運命は彼女たちを精霊の森に迎え入れることができたから、避けられた。そしてあちらの世界のルナも。きみの大活躍のおかげで救われた。……確かめてみるかい、アイちゃん?」
それの言葉を合図に、目に映る光景は、変わった。
あたし、アイリス・リデル・ティス・ラゼルの前にあるのは、
あの、ガルデルに破壊されたはずの『欠けた月の村』だった。
破壊の痕跡は、どこにもなかった。
あたしが初めて迷い込んだときのままに、牧歌的な、平和な村の姿が広がっていた。
まだ『ルナちゃんとクイブロくんの披露宴』が続いてる。
村の人たちが輪になって踊って、ごちそうを食べて、楽しそうに笑ってる。
悲しみなど、ここには、こない。
ぜったいに。
「ガルデルはセラニスの手引きで、この閉じた空間に侵入し破壊工作を行った。だが、既に修復されている。きみとラト・ナ・ルアは、修復するためのツールだったのだ。礼を言う。この、我が至宝の記憶を、損なうなど、万死に値する。だから、きみには、本当に感謝しているのだよ」
振動が、あたりに響いた。
これは……《世界》の、声だ!
「ごらん、アイリス。言ってなかったが、ここはグレイスとルナを迎え入れてから百年後の、精霊の森だよ。もうかなり閉鎖的になりはしたが、一部分はまだ『外部』との繋がりを持っている。ヒトと精霊の間にのこされた、わずかな細い小道だ。ここが閉じてしまわぬように、わたしは願っている……」
空気が、肺に入ってこない。
胸が、苦しい。
そのとき、ふいに。
(しっかりして! アイリス、精霊の魂であるあたしは、《世界》に逆らっては、表に出られないけど。内側から支えるわ。ここでは、グラウケー姉様でさえ、あらがえなくなるのだもの)
ラト・ナ・ルアの、頼もしい声が聞こえてきた。
(はっきりと、自分が自分であることを、心に思い描くのよ。さもないと、浸食されるわよ。《世界》と対峙して、自我を保っていられる人間なんて、今まで、カルナックしかいなかったんだから……)
カルナックお師匠さま!
その名前が、胸に、すとんと落ちてきたとたんに、呼吸が楽になった。
気がつくと、あたしは床に足をつけて立っていた。
お師匠さまのように、素足で。
また、場所が移ったようだ。
なぜなら、あたしの素足の足の裏が触れているのは。
まるで人造大理石でできているかのような、滑らかな床面だったから。
そして、
数千、数万の。
数限りないモニターで埋め尽くされた壁面が、目に飛び込んできた。
さっくり短くして、次のエピソードに進みます!
ーーーーーーーーーーーーーー
26
ガルデルの呪縛から解き放たれて、灰色の魔女グリスと呼ばれていた彼女は、心の底から輝くように、晴れやかに笑った。
「あたしが白い魔女フランカにもらった名前は、グレイス。この子はフランカの忘れ形見、ルナ」
その名前が紡がれた瞬間、あたりは真っ白になって。
瞬きひとつの間に、全てが塗り替えられた。
※
そこはもう精霊の世界、『精霊の白き森』だった。
銀色のカーテンを思わせる蓋に覆われているので、上空から覗き見ることはできない。
(そんな不遜なことをしようなんて輩は、『魔の月(セラニス)』くらいだろうけど)
木々や下生えの草むらに至るまで、全てが真っ白。
一歩踏み出せば、足もとから白い陽炎が燃え立つ。
森の中、いたるところに、おびただしい数の精霊火がふわふわと漂う。
やがて精霊火をかきわけて、一人の女性がやってきた。
グラウケーさまと同じくらい長身ですらりとして凜々しく、容貌は若々しいけれど、貫禄がある。
「ようこそいらっしゃいました、《世界の大いなる意思》が認めた新しい住人を歓迎いたします。わたしはナ・ロッサ・オロ・ムラト。生命の司という、まあ世話役のようなものですわ。さあ、とりあえず住むところを決めましょうね。森を案内させましょう。ガーレネー! キュモトエー」
張りのある声で呼ばわると、
「はいは~い」
二人の精霊さんが進み出る。
嬉しそうに、ニコニコしてるわ。
グラウケーさまが教えてくれた。
キュモトエーは、波の速さ。ガーレネーは、穏やかな海をあらわすことば。大勢いる精霊の中でも、この二人は比較的若くて、好奇心旺盛で、人間の世界もヒトも、大好きなのだって。
その性質は、ヒトと距離を置きたい者が多い精霊たちの中では、かなり珍しいらしいの。
快活で親しみやすい、きれいなお姉さんという感じ。
いそいそと、ルナちゃんとグレイスさんの手を引いた。
「もう何の心配もいらないわ」
「いつまでだって、この森にいていいのよ」
案内されていくグリスさんとルナちゃんを見送って、ナ・ロッサ・オロ・ムラトさまは、言った。
「特例ではありますが、《世界の大いなる意思》は、彼女たちのお世話係として、新たな若い精霊を作り出す心づもりだそうですわ。ここ数百年、なかったことですが」
そして、ラト・ナ・ルアを、見やる。
「それは……兄と妹で。これまでになかった試みです。もちろん精霊は、この世に送り出されるときには成人であるのですが、その前例より、もう少し若い個体を創ろうとなさっておられます」
「……ああ。やはり、そうなるのですね」
ラト・ナ・ルアは、謎めいたつぶやきをもらす。
「それが、運命というものです。たどる道は、わずかながら違いがあるようでいて、目指すところは、大きな違いはないのかもしれませんわ」
ナ・ロッサ・オロ・ムラトさまとラト・ナ・ルアは、穏やかに微笑みを交わした。
※
「さて、どうにか一区切りついた」
グラウケーさまは、あたしの頭に、ぽんと手を置いた。
「ご苦労だった、アイリス、ラト・ナ・ルア。がんばってくれたね。おかげでこのルートは、ハッピーエンドが確定した。わたしからもお礼を言うよ」
「よかったです。夢中でしたから。二人は幸せに暮らせるんですね」
「ああ、もちろん。このルートではね」
「え?」
「うすうす気づいてはいるのだろう? きみが最初に出会った『ルナ』。ヒトでありながら精霊の森に在った『欠けた月の村』にいたルナは、グレイスとルナが精霊の森に来なかった場合の、百年後の姿だったんだよ」
「実の父親とは再会を果たすことなく、村長の長男アトクは帰還しなかった。せめてガルガンドに婿入りした次男のリサスに知らせられたら援軍も見込めたのだがね。グレイスは彼女の持つ魔力量にふさわしい短い人生を終える。それらの運命は彼女たちを精霊の森に迎え入れることができたから、避けられた。そしてあちらの世界のルナも。きみの大活躍のおかげで救われた。……確かめてみるかい、アイちゃん?」
それの言葉を合図に、目に映る光景は、変わった。
あたし、アイリス・リデル・ティス・ラゼルの前にあるのは、
あの、ガルデルに破壊されたはずの『欠けた月の村』だった。
破壊の痕跡は、どこにもなかった。
あたしが初めて迷い込んだときのままに、牧歌的な、平和な村の姿が広がっていた。
まだ『ルナちゃんとクイブロくんの披露宴』が続いてる。
村の人たちが輪になって踊って、ごちそうを食べて、楽しそうに笑ってる。
悲しみなど、ここには、こない。
ぜったいに。
「ガルデルはセラニスの手引きで、この閉じた空間に侵入し破壊工作を行った。だが、既に修復されている。きみとラト・ナ・ルアは、修復するためのツールだったのだ。礼を言う。この、我が至宝の記憶を、損なうなど、万死に値する。だから、きみには、本当に感謝しているのだよ」
振動が、あたりに響いた。
これは……《世界》の、声だ!
「ごらん、アイリス。言ってなかったが、ここはグレイスとルナを迎え入れてから百年後の、精霊の森だよ。もうかなり閉鎖的になりはしたが、一部分はまだ『外部』との繋がりを持っている。ヒトと精霊の間にのこされた、わずかな細い小道だ。ここが閉じてしまわぬように、わたしは願っている……」
空気が、肺に入ってこない。
胸が、苦しい。
そのとき、ふいに。
(しっかりして! アイリス、精霊の魂であるあたしは、《世界》に逆らっては、表に出られないけど。内側から支えるわ。ここでは、グラウケー姉様でさえ、あらがえなくなるのだもの)
ラト・ナ・ルアの、頼もしい声が聞こえてきた。
(はっきりと、自分が自分であることを、心に思い描くのよ。さもないと、浸食されるわよ。《世界》と対峙して、自我を保っていられる人間なんて、今まで、カルナックしかいなかったんだから……)
カルナックお師匠さま!
その名前が、胸に、すとんと落ちてきたとたんに、呼吸が楽になった。
気がつくと、あたしは床に足をつけて立っていた。
お師匠さまのように、素足で。
また、場所が移ったようだ。
なぜなら、あたしの素足の足の裏が触れているのは。
まるで人造大理石でできているかのような、滑らかな床面だったから。
そして、
数千、数万の。
数限りないモニターで埋め尽くされた壁面が、目に飛び込んできた。
10
お気に入りに追加
277
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
異世界成り上がり物語~転生したけど男?!どう言う事!?~
繭
ファンタジー
高梨洋子(25)は帰り道で車に撥ねられた瞬間、意識は一瞬で別の場所へ…。
見覚えの無い部屋で目が覚め「アレク?!気付いたのか!?」との声に
え?ちょっと待て…さっきまで日本に居たのに…。
確か「死んだ」筈・・・アレクって誰!?
ズキン・・・と頭に痛みが走ると現在と過去の記憶が一気に流れ込み・・・
気付けば異世界のイケメンに転生した彼女。
誰も知らない・・・いや彼の母しか知らない秘密が有った!?
女性の記憶に翻弄されながらも成り上がって行く男性の話
保険でR15
タイトル変更の可能性あり
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
亡霊剣士の肉体強奪リベンジ!~倒した敵の身体を乗っ取って、最強へと到る物語。
円城寺正市
ファンタジー
勇者が行方不明になって数年。
魔物が勢力圏を拡大し、滅亡の危機に瀕する国、ソルブルグ王国。
洞窟の中で目覚めた主人公は、自分が亡霊になっていることに気が付いた。
身動きもとれず、記憶も無い。
ある日、身動きできない彼の前に、ゴブリンの群れに追いかけられてエルフの少女が転がり込んできた。
亡霊を見つけたエルフの少女ミーシャは、死体に乗り移る方法を教え、身体を得た彼は、圧倒的な剣技を披露して、ゴブリンの群れを撃退した。
そして、「旅の目的は言えない」というミーシャに同行することになった亡霊は、次々に倒した敵の身体に乗り換えながら、復讐すべき相手へと辿り着く。
※この作品は「小説家になろう」からの転載です。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
無限に進化を続けて最強に至る
お寿司食べたい
ファンタジー
突然、居眠り運転をしているトラックに轢かれて異世界に転生した春風 宝。そこで女神からもらった特典は「倒したモンスターの力を奪って無限に強くなる」だった。
※よくある転生ものです。良ければ読んでください。 不定期更新 初作 小説家になろうでも投稿してます。 文章力がないので悪しからず。優しくアドバイスしてください。
改稿したので、しばらくしたら消します
うっかり女神さまからもらった『レベル9999』は使い切れないので、『譲渡』スキルで仲間を強化して最強パーティーを作ることにしました
akairo
ファンタジー
「ごめんなさい!貴方が死んだのは私のクシャミのせいなんです!」
帰宅途中に工事現場の足台が直撃して死んだ、早良 悠月(さわら ゆずき)が目覚めた目の前には女神さまが土下座待機をして待っていた。
謝る女神さまの手によって『ユズキ』として転生することになったが、その直後またもや女神さまの手違いによって、『レベル9999』と職業『譲渡士』という謎の職業を付与されてしまう。
しかし、女神さまの世界の最大レベルは99。
勇者や魔王よりも強いレベルのまま転生することになったユズキの、使い切ることもできないレベルの使い道は仲間に譲渡することだった──!?
転生先で出会ったエルフと魔族の少女。スローライフを掲げるユズキだったが、二人と共に世界を回ることで国を巻き込む争いへと巻き込まれていく。
※9月16日
タイトル変更致しました。
前タイトルは『レベル9999は転生した世界で使い切れないので、仲間にあげることにしました』になります。
仲間を強くして無双していく話です。
『小説家になろう』様でも公開しています。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
疲れきった退職前女教師がある日突然、異世界のどうしようもない貴族令嬢に転生。こっちの世界でも子供たちの幸せは第一優先です!
ミミリン
恋愛
小学校教師として長年勤めた独身の皐月(さつき)。
退職間近で突然異世界に転生してしまった。転生先では醜いどうしようもない貴族令嬢リリア・アルバになっていた!
私を陥れようとする兄から逃れ、
不器用な大人たちに助けられ、少しずつ現世とのギャップを埋め合わせる。
逃れた先で出会った訳ありの美青年は何かとからかってくるけど、気がついたら成長して私を支えてくれる大切な男性になっていた。こ、これは恋?
異世界で繰り広げられるそれぞれの奮闘ストーリー。
この世界で新たに自分の人生を切り開けるか!?
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
異世界に転生したら?(改)
まさ
ファンタジー
事故で死んでしまった主人公のマサムネ(奥田 政宗)は41歳、独身、彼女無し、最近の楽しみと言えば、従兄弟から借りて読んだラノベにハマり、今ではアパートの部屋に数十冊の『転生』系小説、通称『ラノベ』がところ狭しと重なっていた。
そして今日も残業の帰り道、脳内で転生したら、あーしよ、こーしよと現実逃避よろしくで想像しながら歩いていた。
物語はまさに、その時に起きる!
横断歩道を歩き目的他のアパートまで、もうすぐ、、、だったのに居眠り運転のトラックに轢かれ、意識を失った。
そして再び意識を取り戻した時、目の前に女神がいた。
◇
5年前の作品の改稿板になります。
少し(?)年数があって文章がおかしい所があるかもですが、素人の作品。
生暖かい目で見て下されば幸いです。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
夢幻の錬金術師 ~【異空間収納】【錬金術】【鑑定】【スキル剥奪&付与】を兼ね備えたチートスキル【錬金工房】で最強の錬金術師として成り上がる~
青山 有
ファンタジー
女神の助手として異世界に召喚された厨二病少年・神薙拓光。
彼が手にしたユニークスキルは【錬金工房】。
ただでさえ、魔法があり魔物がはびこる危険な世界。そこを生産職の助手と巡るのかと、女神も頭を抱えたのだが……。
彼の持つ【錬金工房】は、レアスキルである【異空間収納】【錬金術】【鑑定】の上位互換機能を合わせ持ってるだけでなく、スキルの【剥奪】【付与】まで行えるという、女神の想像を遥かに超えたチートスキルだった。
これは一人の少年が異世界で伝説の錬金術師として成り上がっていく物語。
※カクヨムにも投稿しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる