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第三章 アイリス四歳
その3 エステリオ叔父さまと魂の旅へ
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3
カタリ、と、背後でした物音に、振り返る。
部屋の入り口のドアが開いて、ぱたりと閉じた。
ドアから、1人の人物が入ってきた。
長身の人影、ぼさぼさのレンガ色の髪、暖かみのある焦げ茶色の目をした青年だ。
「イーリス。君は、やっぱり起きていたのか」
人の良さそうな優しい顔に、困ったような表情を浮かべた、エステリオ・アウル叔父さま。
あたしをイーリスと呼ぶのは叔父さまだけ。
古い言葉で、虹の女神さまっていう意味なんだって。
優しい叔父さまで、家庭教師で、相談相手。
ずっと、乳母やのサリーが絵本の読み聞かせをしていてくれたけれど、そろそろ自分で、普通のご本を読めるようになりたいとお父さまにお願いしたら、叔父さまが家庭教師をかって出てくれたの。
文字を教わったり、神話や、ちょっとむずかしいご本を読んでもらっている。
レディとして身につけるべきマナーは、またいずれ、誰か女性の家庭教師を頼んで、教えにきてもらうことになっているらしいのだけれど。
エステリオ叔父さまは優しくて、勉強を教えるときは厳しくて、どっちもすてき。大好き。
小さい頃は、夜中に泣いて困らせたりしたみたい。
この頃のことは、よくおぼえていないのだけど。
「しょうがないな。また、こんなに早く起き出して。いいおうちのお嬢様は、夜中に外など眺めないものだよ」
「だって、あんなにもうつくしいものを、どうして見ないでいられるのかしら。みんなは知らないの?」
「普通の人間は、あれに接するのは怖いんだよ。君は、とても勇敢だ。まっすぐで、きれいな魂を持っているから、怖くないのだろうね」
「むう~。はぐらかさないで、叔父さま」
「はははははは」
「叔父さまこそ、夜更かししてたんじゃないでしょうね?」
エステリオ叔父さまは、実はまだ十七歳。
首都シ・イル・リリヤ……つまり、この街にある公立学院に通っている。
公立学院は街の中心部にあって、館から少し離れているの。そこへ乗合馬車を使って毎日通っているのだから、朝の睡眠時間は貴重なはず。勉強はたいへんだって、メイドさんたちが噂していた。
魔法使いになるための学院なんだもの。
このエルレーン公国では、魔力が多いということは大変な名誉で、社会的地位も高くなる。
公立学院の学長さまは、魔道士協会の長でもある『漆黒の魔法使いカルナック』さま。すっごく有名な大魔法使い。エルレーン大公さまとも親しいって、これもメイドさんたちが教えてくれた。
エステリオ叔父さまは学院の副長をしているコマラパ老師さまに見込まれて、将来を期待されている、優秀な学生なのよ!
「おや、イーリスこそ、大事な眠る時間を削って、早起きなんかして」
叔父さまはドアを静かに閉じて、こちらへやってくる。
暗い部屋を照らすのは叔父さまの頭上、進行方向に浮かぶ光の球。
魔法のあかりだ。
それに負けないくらい、あたしの妖精の光も輝きだして、部屋を照らす。
「イーリスの守護妖精は、強いなあ」
感嘆の声を上げる叔父さま。
「だけどね、イーリス。良い子はまだ寝ている時間だよ。もう一度ベッドに入りなさい。よく寝ない子は大きくなれないよ」
「おおきくなれなくてもいいもん!」
あたしは唇を尖らせた。
「じかんがもったいないの。せいれいの火がみたいの、とってもふしぎできれいだって、おじさまが読んでくれた、きれいなさしえのついた、ご本にあったの!」
けんめいにうったえる。
「もっともっといろんなことが見たいし知りたいの。じりじりするの。いつまで生きられるかわからないもの!」
「これが幼い子どもの言うことだろうか……? 本当にイーリスは変わった子だ」
叔父さまの顔は、もう困惑してはいなかった。
「こちらへおいでイーリス。眠れとは言わないから。話をしよう」
部屋の窓際に近いテーブルに、あたしを誘って椅子に座らせる。クッションも叩いて、ふかふかにしてくれて、その上に、ちょこんと乗る、あたし。
足は、床に届かない。
「覚えているかい? きみはもっと幼い頃、世界が滅亡する夢を毎晩のように見ていたんだ。そのたびに泣きながら起きてきて、わたしに言った」
「……そんなことが、あったの?」
よく思い出せないわ。
そんなことがあったのかもしれない。
それとも……
……なかったかもしれない、と、ぼんやり感じる程度。
頭にもやがかかってるみたいに、ときどき、記憶があいまいなことがある。
「覚えているかい? そのたびに、わたしが、この世界は滅びたりしないと答えたことを。おじさんが守ると言ったことを」
落ち着いた焦げ茶色の優しい目が、あたしを覗き込む。
そしてあたしは、気づく。
「おじさま、四歳児に話してるつもりじゃないでしょ。誰が、こんな難しい内容を幼児にまともに話すっていうの?」
「それはね。君なら理解できると思っているからだよ、イーリス」
イリス、アリス。
そして、アイリス。
誰かがあたしに、そう呼びかけた、ことがある。
あれは誰の声だったろう?
りんとして、厳しくて……
『待って待って! アイリス!』
『用心しなくちゃダメ! いくら叔父さまだって、男性なのよ? 年頃の娘さんは……』
シルルとイルミナが慌てて叫んでいる。
心配してくれているのだ。
「だいじょうぶよシルル、イルミナ。あたしはまだ幼女だし。叔父さまは信用できるひとよ」
敵なら話し合うなんて、まだるっこしいことはしない。
それに、叔父さまを信じなくて、だれを信じられるの?
「そうだよ、わたしは敵じゃない」
テーブルの上で叔父さまは手を差しのばしてきた。
「イーリス、手を取って。君は、もうとっくに魔力が発動し、誰に教わらなくても魔法が使えていいはずだ。なのにその兆しも見せないでいる。何かが邪魔をしているんだ」
「手を握ると、わかるの?」
「何でもじゃないけどね」
くすっと笑う。
少しばかり、いたずらっぽい表情に見えた。
いつもとても冷静沈着で、どちらかと言えば物静かで、おとなっぽい好青年なんだけど。
「さあ、わたしの手を取って。イーリス。君の魂の根源までたどろう。以前、『魔力診の夕べ』でコマラパ老師もおっしゃっておられたが、君の魔力は十二分にある。大魔法使いになれる筈の器なんだ。そろそろ治療に取りかかってもいいと、カルナック師匠もおっしゃっておられた」
あたしにはさっぱり、よくわからないけど。
エステリオ叔父さまがしごく真面目だということは確かなのだ。
あたしは手をのばした。
「一緒に降りていこうイーリス。魂の底の底まで」
エステリオ叔父さまが身を乗り出して、あたしの耳元で囁いた。
「……」
ぞくっとした。
目の前が、一瞬、暗くなって……
それから、また、明るくなった。
脊椎をつたって下へ降りていく感覚。
自分の意識が、魂のありかをたどり、生命の底へと堕ちていく。
底の、うんと底のほうに、小さな銀色の光があった。
「おじさま、これ……」
「魂の光だよ」
エステリオ・アウル叔父さまがささやく.。
「あるいは……DNAの」
カタリ、と、背後でした物音に、振り返る。
部屋の入り口のドアが開いて、ぱたりと閉じた。
ドアから、1人の人物が入ってきた。
長身の人影、ぼさぼさのレンガ色の髪、暖かみのある焦げ茶色の目をした青年だ。
「イーリス。君は、やっぱり起きていたのか」
人の良さそうな優しい顔に、困ったような表情を浮かべた、エステリオ・アウル叔父さま。
あたしをイーリスと呼ぶのは叔父さまだけ。
古い言葉で、虹の女神さまっていう意味なんだって。
優しい叔父さまで、家庭教師で、相談相手。
ずっと、乳母やのサリーが絵本の読み聞かせをしていてくれたけれど、そろそろ自分で、普通のご本を読めるようになりたいとお父さまにお願いしたら、叔父さまが家庭教師をかって出てくれたの。
文字を教わったり、神話や、ちょっとむずかしいご本を読んでもらっている。
レディとして身につけるべきマナーは、またいずれ、誰か女性の家庭教師を頼んで、教えにきてもらうことになっているらしいのだけれど。
エステリオ叔父さまは優しくて、勉強を教えるときは厳しくて、どっちもすてき。大好き。
小さい頃は、夜中に泣いて困らせたりしたみたい。
この頃のことは、よくおぼえていないのだけど。
「しょうがないな。また、こんなに早く起き出して。いいおうちのお嬢様は、夜中に外など眺めないものだよ」
「だって、あんなにもうつくしいものを、どうして見ないでいられるのかしら。みんなは知らないの?」
「普通の人間は、あれに接するのは怖いんだよ。君は、とても勇敢だ。まっすぐで、きれいな魂を持っているから、怖くないのだろうね」
「むう~。はぐらかさないで、叔父さま」
「はははははは」
「叔父さまこそ、夜更かししてたんじゃないでしょうね?」
エステリオ叔父さまは、実はまだ十七歳。
首都シ・イル・リリヤ……つまり、この街にある公立学院に通っている。
公立学院は街の中心部にあって、館から少し離れているの。そこへ乗合馬車を使って毎日通っているのだから、朝の睡眠時間は貴重なはず。勉強はたいへんだって、メイドさんたちが噂していた。
魔法使いになるための学院なんだもの。
このエルレーン公国では、魔力が多いということは大変な名誉で、社会的地位も高くなる。
公立学院の学長さまは、魔道士協会の長でもある『漆黒の魔法使いカルナック』さま。すっごく有名な大魔法使い。エルレーン大公さまとも親しいって、これもメイドさんたちが教えてくれた。
エステリオ叔父さまは学院の副長をしているコマラパ老師さまに見込まれて、将来を期待されている、優秀な学生なのよ!
「おや、イーリスこそ、大事な眠る時間を削って、早起きなんかして」
叔父さまはドアを静かに閉じて、こちらへやってくる。
暗い部屋を照らすのは叔父さまの頭上、進行方向に浮かぶ光の球。
魔法のあかりだ。
それに負けないくらい、あたしの妖精の光も輝きだして、部屋を照らす。
「イーリスの守護妖精は、強いなあ」
感嘆の声を上げる叔父さま。
「だけどね、イーリス。良い子はまだ寝ている時間だよ。もう一度ベッドに入りなさい。よく寝ない子は大きくなれないよ」
「おおきくなれなくてもいいもん!」
あたしは唇を尖らせた。
「じかんがもったいないの。せいれいの火がみたいの、とってもふしぎできれいだって、おじさまが読んでくれた、きれいなさしえのついた、ご本にあったの!」
けんめいにうったえる。
「もっともっといろんなことが見たいし知りたいの。じりじりするの。いつまで生きられるかわからないもの!」
「これが幼い子どもの言うことだろうか……? 本当にイーリスは変わった子だ」
叔父さまの顔は、もう困惑してはいなかった。
「こちらへおいでイーリス。眠れとは言わないから。話をしよう」
部屋の窓際に近いテーブルに、あたしを誘って椅子に座らせる。クッションも叩いて、ふかふかにしてくれて、その上に、ちょこんと乗る、あたし。
足は、床に届かない。
「覚えているかい? きみはもっと幼い頃、世界が滅亡する夢を毎晩のように見ていたんだ。そのたびに泣きながら起きてきて、わたしに言った」
「……そんなことが、あったの?」
よく思い出せないわ。
そんなことがあったのかもしれない。
それとも……
……なかったかもしれない、と、ぼんやり感じる程度。
頭にもやがかかってるみたいに、ときどき、記憶があいまいなことがある。
「覚えているかい? そのたびに、わたしが、この世界は滅びたりしないと答えたことを。おじさんが守ると言ったことを」
落ち着いた焦げ茶色の優しい目が、あたしを覗き込む。
そしてあたしは、気づく。
「おじさま、四歳児に話してるつもりじゃないでしょ。誰が、こんな難しい内容を幼児にまともに話すっていうの?」
「それはね。君なら理解できると思っているからだよ、イーリス」
イリス、アリス。
そして、アイリス。
誰かがあたしに、そう呼びかけた、ことがある。
あれは誰の声だったろう?
りんとして、厳しくて……
『待って待って! アイリス!』
『用心しなくちゃダメ! いくら叔父さまだって、男性なのよ? 年頃の娘さんは……』
シルルとイルミナが慌てて叫んでいる。
心配してくれているのだ。
「だいじょうぶよシルル、イルミナ。あたしはまだ幼女だし。叔父さまは信用できるひとよ」
敵なら話し合うなんて、まだるっこしいことはしない。
それに、叔父さまを信じなくて、だれを信じられるの?
「そうだよ、わたしは敵じゃない」
テーブルの上で叔父さまは手を差しのばしてきた。
「イーリス、手を取って。君は、もうとっくに魔力が発動し、誰に教わらなくても魔法が使えていいはずだ。なのにその兆しも見せないでいる。何かが邪魔をしているんだ」
「手を握ると、わかるの?」
「何でもじゃないけどね」
くすっと笑う。
少しばかり、いたずらっぽい表情に見えた。
いつもとても冷静沈着で、どちらかと言えば物静かで、おとなっぽい好青年なんだけど。
「さあ、わたしの手を取って。イーリス。君の魂の根源までたどろう。以前、『魔力診の夕べ』でコマラパ老師もおっしゃっておられたが、君の魔力は十二分にある。大魔法使いになれる筈の器なんだ。そろそろ治療に取りかかってもいいと、カルナック師匠もおっしゃっておられた」
あたしにはさっぱり、よくわからないけど。
エステリオ叔父さまがしごく真面目だということは確かなのだ。
あたしは手をのばした。
「一緒に降りていこうイーリス。魂の底の底まで」
エステリオ叔父さまが身を乗り出して、あたしの耳元で囁いた。
「……」
ぞくっとした。
目の前が、一瞬、暗くなって……
それから、また、明るくなった。
脊椎をつたって下へ降りていく感覚。
自分の意識が、魂のありかをたどり、生命の底へと堕ちていく。
底の、うんと底のほうに、小さな銀色の光があった。
「おじさま、これ……」
「魂の光だよ」
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「あるいは……DNAの」
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