44 / 359
第二章 アイリス三歳『魔力診』後
その11 サヤカとアリスの学園生活(完結編1)
しおりを挟む
11
「ようこそ、アリス・ツキミヤ。まあ、らくにして、好きなところに座ってくれたまえ」
瞬きをして、あたしは息を呑み。
目の前にいる銀髪の中年女性に、引き込まれた。
実際のところ……彼女は、
中年なのか、老女なのか、若いのか。判別がつきかねたのだ。
どうして、そう感じるのだろう。
引きつけられたのはその、神秘的な目の色。
アクアマリンよりも明るい、ごく淡いブルー。
少しばかり不思議なアクセントで、この言葉を紡いだ。椅子に浅く腰掛けているだけなのに、圧倒的な力と威厳を感じさせる姿。
そして、どこからどう見ても日本人ではあり得なかった。
「落ち着かないのかな? 私は君に興味があったのでね。このような場をもうけてもらったのだ」
「あたしに?」
「そうだ。アイドル『サヤカとアリス』ではなく個人のアリス・ツキミヤに」
高級そうなホテルのラウンジ、VIPルーム。
窓からは新宿の夜景を臨める。本来は地上に星をちりばめたように華やかなはずだが、レストランがほんの一部分しか見えないのはここが六十階に及ぶ高層ビルの最上階にあるレストルームだからだ。
ちなみにホテル・リバーウェーブ新宿という。並河グループの一つである。
あたし、月宮アリスは、なんでこんな状況になっているのかわからない。
マネージャーに連れてこられて、VIPルームに入ったら、銀髪の外人女性がいたのだ。
紅茶とケーキが置かれたテーブル。椅子がいくつか。
シンプルなのにすごく高級そうな室内。
「自己紹介がまだだったね。初めまして、私はネリー・エマ・オブライエン。この子の祖母。……いや、曾祖母くらいかな」
上機嫌そうに、中年の婦人は行って、傍らに立っている美少女に、ちらと目をやる。
「ひいおばあさま。ねえ、彼女は、アリスは、お……わたしの言ったとおりだったでしょう?」
まっすぐな長い黒髪。夜のように黒いつややかな瞳。
今すぐにでもスーパーモデルになれそうな長身と素晴らしいプロポーションを、飾り気のない純白のシルクサテンのロングドレスに包んだ、清楚なたたずまい。
ほんとうに、なんてきれいな人だろう!
この、並河香織さんという存在は。
あたしより一つしか歳が違わないなんて、信じられないくらい、大人っぽい美人。
婚約者までいるのだから。同級生の男子で、美少年だったなぁ。
「アリスは『鍵』です。彼女の中には純粋無垢な『力』がある。ただ、まだ方向性や使いどころを図りかねて、解放することができないでいる。本人も気づかぬままに」
「そうさね。まったく、そのとおりだ……間違いない。アリス。尋ねるが、きみの周囲で、何かしら不可思議なことが起きてはいまいか」
「不思議って。そりゃあ、ふしぎなことばっかりですっ!」
置かれた状況も忘れて、あたしは声をあげた。
「そもそも、あたしがアイドルだなんて、そこからもう、あり得ないです!」
中学生のとき、親友の紗耶香と原宿を歩いていて、並河社長にスカウトされた。もともと、子どもの頃からファッションモデルをやっていた香織さんのために立ち上げた事務所で。
夢みたいにどんどん話が進んで、レッスンを重ねて、歌手デビュー。
コンサートもしたしTV出演もしたし。
そして高校は並河社長の奥さまがオーナーをしている私立旭野学園高校に入学。
順調だったけど、一年生になってしばらくして、ストーカーにつけられている気がして。紗耶香に話したら同じ悩みを持ってるってわかって。
二人でマネージャーに相談したら、並河社長のお嬢さまの香織さんと、生徒会のみなさんが『趣味で』やってる『よろず相談室』と、学園専属のスクールカウンセラー、ルリアさんに紹介された。
そこからは、解決は早かった。
香織さんの飼っている二頭の大きな犬が捕まえてきたのは、ストーカーの手がかりを持っていた二人の男子。
あたしが駅で出会っていた、最上キリコさんと、紗耶香と知り合っていたジョルジョ・カロスくん。
彼らが突き止めはしたけれど手を出せなかったストーカーを、カウンセラーの瑠璃亜さんが、どうやってかはわからないけれど、問題なく対応してくれて。
ストーカーを気にしなくてよくなったの。
「こんな平凡なあたしが、いろんなことに出会ってるってことがもう、不思議で!」
「自分を平凡だと信じているのか。驚いたな」
オブライエンさんが、にやりと笑った。
あれ?
そのときあたしは、気づいた。
このひとは、『本人』じゃ、ない。
『おや驚いたね! なんの訓練もしていないのに、察したよ! この子は』
声は。
部屋の隅の、暗がりから、聞こえた。
「だから言ったでしょう、ひいおばあさま。アリスは『本質を見透かす』者なの」
『面白い。長生きも悪くはないね、たまにはこんな、わくわくすることに出会う』
楽しげな声とともに、現れたのは。
十歳にもならないような少女だった。
真っ黒な長い髪を二つに分けて三つ編みにしている。淡い青の目と、白い肌をしていた。
『正しく《月宮》の血を継ぐものが、ついにあらわれたとはね!』
「あ、あなたは」
『おや、今さら? 我を《視た》のはアリス、おまえだろう? 私は、もともとは名前などに縛られることなどない存在だったが。私も、まあ、遠い昔だが、とっ捕まったのさ。あんたみたいな、《見える》子にね』
美少女は、手を差し出して、笑った。
『私はネリー・エマ・オブライエン。こちらが本体だ』
あたし、アリスは。
よくわからないままに、ネリーさんと、握手していた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
このエピソード、完結編その1です。次話でほんとに完結します。
以前、違う時代の話(カルナックの幼い頃)をやったら長くなりすぎて
しまったという。その反省から、少し、はしょった部分もありますが
本来の、異世界に転生した幼女アイリスに話を戻しますので!
それまで、あと1話。どうかおつきあいくださいませ。
ところで香織(カルナック)の口調は、ネリーに似てます。
「ようこそ、アリス・ツキミヤ。まあ、らくにして、好きなところに座ってくれたまえ」
瞬きをして、あたしは息を呑み。
目の前にいる銀髪の中年女性に、引き込まれた。
実際のところ……彼女は、
中年なのか、老女なのか、若いのか。判別がつきかねたのだ。
どうして、そう感じるのだろう。
引きつけられたのはその、神秘的な目の色。
アクアマリンよりも明るい、ごく淡いブルー。
少しばかり不思議なアクセントで、この言葉を紡いだ。椅子に浅く腰掛けているだけなのに、圧倒的な力と威厳を感じさせる姿。
そして、どこからどう見ても日本人ではあり得なかった。
「落ち着かないのかな? 私は君に興味があったのでね。このような場をもうけてもらったのだ」
「あたしに?」
「そうだ。アイドル『サヤカとアリス』ではなく個人のアリス・ツキミヤに」
高級そうなホテルのラウンジ、VIPルーム。
窓からは新宿の夜景を臨める。本来は地上に星をちりばめたように華やかなはずだが、レストランがほんの一部分しか見えないのはここが六十階に及ぶ高層ビルの最上階にあるレストルームだからだ。
ちなみにホテル・リバーウェーブ新宿という。並河グループの一つである。
あたし、月宮アリスは、なんでこんな状況になっているのかわからない。
マネージャーに連れてこられて、VIPルームに入ったら、銀髪の外人女性がいたのだ。
紅茶とケーキが置かれたテーブル。椅子がいくつか。
シンプルなのにすごく高級そうな室内。
「自己紹介がまだだったね。初めまして、私はネリー・エマ・オブライエン。この子の祖母。……いや、曾祖母くらいかな」
上機嫌そうに、中年の婦人は行って、傍らに立っている美少女に、ちらと目をやる。
「ひいおばあさま。ねえ、彼女は、アリスは、お……わたしの言ったとおりだったでしょう?」
まっすぐな長い黒髪。夜のように黒いつややかな瞳。
今すぐにでもスーパーモデルになれそうな長身と素晴らしいプロポーションを、飾り気のない純白のシルクサテンのロングドレスに包んだ、清楚なたたずまい。
ほんとうに、なんてきれいな人だろう!
この、並河香織さんという存在は。
あたしより一つしか歳が違わないなんて、信じられないくらい、大人っぽい美人。
婚約者までいるのだから。同級生の男子で、美少年だったなぁ。
「アリスは『鍵』です。彼女の中には純粋無垢な『力』がある。ただ、まだ方向性や使いどころを図りかねて、解放することができないでいる。本人も気づかぬままに」
「そうさね。まったく、そのとおりだ……間違いない。アリス。尋ねるが、きみの周囲で、何かしら不可思議なことが起きてはいまいか」
「不思議って。そりゃあ、ふしぎなことばっかりですっ!」
置かれた状況も忘れて、あたしは声をあげた。
「そもそも、あたしがアイドルだなんて、そこからもう、あり得ないです!」
中学生のとき、親友の紗耶香と原宿を歩いていて、並河社長にスカウトされた。もともと、子どもの頃からファッションモデルをやっていた香織さんのために立ち上げた事務所で。
夢みたいにどんどん話が進んで、レッスンを重ねて、歌手デビュー。
コンサートもしたしTV出演もしたし。
そして高校は並河社長の奥さまがオーナーをしている私立旭野学園高校に入学。
順調だったけど、一年生になってしばらくして、ストーカーにつけられている気がして。紗耶香に話したら同じ悩みを持ってるってわかって。
二人でマネージャーに相談したら、並河社長のお嬢さまの香織さんと、生徒会のみなさんが『趣味で』やってる『よろず相談室』と、学園専属のスクールカウンセラー、ルリアさんに紹介された。
そこからは、解決は早かった。
香織さんの飼っている二頭の大きな犬が捕まえてきたのは、ストーカーの手がかりを持っていた二人の男子。
あたしが駅で出会っていた、最上キリコさんと、紗耶香と知り合っていたジョルジョ・カロスくん。
彼らが突き止めはしたけれど手を出せなかったストーカーを、カウンセラーの瑠璃亜さんが、どうやってかはわからないけれど、問題なく対応してくれて。
ストーカーを気にしなくてよくなったの。
「こんな平凡なあたしが、いろんなことに出会ってるってことがもう、不思議で!」
「自分を平凡だと信じているのか。驚いたな」
オブライエンさんが、にやりと笑った。
あれ?
そのときあたしは、気づいた。
このひとは、『本人』じゃ、ない。
『おや驚いたね! なんの訓練もしていないのに、察したよ! この子は』
声は。
部屋の隅の、暗がりから、聞こえた。
「だから言ったでしょう、ひいおばあさま。アリスは『本質を見透かす』者なの」
『面白い。長生きも悪くはないね、たまにはこんな、わくわくすることに出会う』
楽しげな声とともに、現れたのは。
十歳にもならないような少女だった。
真っ黒な長い髪を二つに分けて三つ編みにしている。淡い青の目と、白い肌をしていた。
『正しく《月宮》の血を継ぐものが、ついにあらわれたとはね!』
「あ、あなたは」
『おや、今さら? 我を《視た》のはアリス、おまえだろう? 私は、もともとは名前などに縛られることなどない存在だったが。私も、まあ、遠い昔だが、とっ捕まったのさ。あんたみたいな、《見える》子にね』
美少女は、手を差し出して、笑った。
『私はネリー・エマ・オブライエン。こちらが本体だ』
あたし、アリスは。
よくわからないままに、ネリーさんと、握手していた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
このエピソード、完結編その1です。次話でほんとに完結します。
以前、違う時代の話(カルナックの幼い頃)をやったら長くなりすぎて
しまったという。その反省から、少し、はしょった部分もありますが
本来の、異世界に転生した幼女アイリスに話を戻しますので!
それまで、あと1話。どうかおつきあいくださいませ。
ところで香織(カルナック)の口調は、ネリーに似てます。
11
お気に入りに追加
276
あなたにおすすめの小説
【完結】父が再婚。義母には連れ子がいて一つ下の妹になるそうですが……ちょうだい癖のある義妹に寮生活は無理なのでは?
つくも茄子
ファンタジー
父が再婚をしました。お相手は男爵夫人。
平民の我が家でいいのですか?
疑問に思うものの、よくよく聞けば、相手も再婚で、娘が一人いるとのこと。
義妹はそれは美しい少女でした。義母に似たのでしょう。父も実娘をそっちのけで義妹にメロメロです。ですが、この新しい義妹には悪癖があるようで、人の物を欲しがるのです。「お義姉様、ちょうだい!」が口癖。あまりに煩いので快く渡しています。何故かって?もうすぐ、学園での寮生活に入るからです。少しの間だけ我慢すれば済むこと。
学園では煩い家族がいない分、のびのびと過ごせていたのですが、義妹が入学してきました。
必ずしも入学しなければならない、というわけではありません。
勉強嫌いの義妹。
この学園は成績順だということを知らないのでは?思った通り、最下位クラスにいってしまった義妹。
両親に駄々をこねているようです。
私のところにも手紙を送ってくるのですから、相当です。
しかも、寮やクラスで揉め事を起こしては顰蹙を買っています。入学早々に学園中の女子を敵にまわしたのです!やりたい放題の義妹に、とうとう、ある処置を施され・・・。
なろう、カクヨム、にも公開中。
好きでした、さようなら
豆狸
恋愛
「……すまない」
初夜の床で、彼は言いました。
「君ではない。私が欲しかった辺境伯令嬢のアンリエット殿は君ではなかったんだ」
悲しげに俯く姿を見て、私の心は二度目の死を迎えたのです。
なろう様でも公開中です。
僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?
闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。
しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。
幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。
お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。
しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。
『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』
さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。
〈念の為〉
稚拙→ちせつ
愚父→ぐふ
⚠︎注意⚠︎
不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。
冷宮の人形姫
りーさん
ファンタジー
冷宮に閉じ込められて育てられた姫がいた。父親である皇帝には関心を持たれず、少しの使用人と母親と共に育ってきた。
幼少の頃からの虐待により、感情を表に出せなくなった姫は、5歳になった時に母親が亡くなった。そんな時、皇帝が姫を迎えに来た。
※すみません、完全にファンタジーになりそうなので、ファンタジーにしますね。
※皇帝のミドルネームを、イント→レントに変えます。(第一皇妃のミドルネームと被りそうなので)
そして、レンド→レクトに変えます。(皇帝のミドルネームと似てしまうため)変わってないよというところがあれば教えてください。
【完結】選ばれなかった王女は、手紙を残して消えることにした。
曽根原ツタ
恋愛
「お姉様、私はヴィンス様と愛し合っているの。だから邪魔者は――消えてくれない?」
「分かったわ」
「えっ……」
男が生まれない王家の第一王女ノルティマは、次の女王になるべく全てを犠牲にして教育を受けていた。
毎日奴隷のように働かされた挙句、将来王配として彼女を支えるはずだった婚約者ヴィンスは──妹と想いあっていた。
裏切りを知ったノルティマは、手紙を残して王宮を去ることに。
何もかも諦めて、崖から湖に飛び降りたとき──救いの手を差し伸べる男が現れて……?
★小説家になろう様で先行更新中
記憶がないので離縁します。今更謝られても困りますからね。
せいめ
恋愛
メイドにいじめられ、頭をぶつけた私は、前世の記憶を思い出す。前世では兄2人と取っ組み合いの喧嘩をするくらい気の強かった私が、メイドにいじめられているなんて…。どれ、やり返してやるか!まずは邸の使用人を教育しよう。その後は、顔も知らない旦那様と離婚して、平民として自由に生きていこう。
頭をぶつけて現世記憶を失ったけど、前世の記憶で逞しく生きて行く、侯爵夫人のお話。
ご都合主義です。誤字脱字お許しください。
【完結】貧乏令嬢の野草による領地改革
うみの渚
ファンタジー
八歳の時に木から落ちて頭を打った衝撃で、前世の記憶が蘇った主人公。
優しい家族に恵まれたが、家はとても貧乏だった。
家族のためにと、前世の記憶を頼りに寂れた領地を皆に支えられて徐々に発展させていく。
主人公は、魔法・知識チートは持っていません。
加筆修正しました。
お手に取って頂けたら嬉しいです。
龍王の番〜双子の運命の分かれ道・人生が狂った者たちの結末〜
クラゲ散歩
ファンタジー
ある小さな村に、双子の女の子が生まれた。
生まれて間もない時に、いきなり家に誰かが入ってきた。高貴なオーラを身にまとった、龍国の王ザナが側近二人を連れ現れた。
母親の横で、お湯に入りスヤスヤと眠っている子に「この娘は、私の○○の番だ。名をアリサと名付けよ。
そして18歳になったら、私の妻として迎えよう。それまでは、不自由のないようにこちらで準備をする。」と言い残し去って行った。
それから〜18年後
約束通り。贈られてきた豪華な花嫁衣装に身を包み。
アリサと両親は、龍の背中に乗りこみ。
いざ〜龍国へ出発した。
あれれ?アリサと両親だけだと数が合わないよね??
確か双子だったよね?
もう一人の女の子は〜どうしたのよ〜!
物語に登場する人物達の視点です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる