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第一章 先祖還り
その11 システム・イリス
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「アイリス。『魔力診』というのは、つまり、魂に刻まれたものを読み取って目に見えるように映し出すことによって、対象となる子どもの持つ魔力や素質、可能性など、さまざまの情報を読み解くことなのだ」
コマラパ老師さまは、そうおっしゃったのです。
さっき明らかになったのは、ラゼル家の長女アイリスの情報。
重要なことだから、おさらいします。
ーーーーーーーーーーー
個人名……アイリス・リデル・ティス・ラゼル(前世の記憶は封印されている)
年齢………3歳
種族名……人間(先祖還り)居住地は、エルレーン公国首都シ・イル・リリヤ
生命力……50(三歳幼児の平均値に比較して50パーセント)
魔力量……2000(平均に比較して20倍。成長上限なし)
魔力適性……全属性に適性対応(魔力の色・白・クリアカラー)
特殊スキル……応援(半径10メートル以内の人間の能力を上げる)
スマイルは無料(笑顔を向ける相手に幸福感を与える)
ハーモニー(誰かと一緒に行動すると相手の能力を向上させる)
加護…………光の妖精の守護
風の妖精の守護
(成長すれば妖精から精霊に進化可能)
(枠はまだ空いている。一属性につき守護になれる精霊は一つ)
ーーーーーーーーーー
「これは、ものすごい魔力を保有しているということだ。異常なくらいに」
「そうなんですね。ぴんときませんけど。うすうす感じていた、体力が普通よりないってことも、数値になっているおかげで、よくわかりました」
あたしの反応が薄いので、コマラパ老師さまは、腑に落ちなそうな表情をしている。
「どうなったんですか、コマラパ老師」
エステリオ叔父さまが、心配そうに尋ねた。
「アイリスの情報が出た。ともかく笑ってしまうくらい規格外だ。アウルには見えるようにする。手を」
コマラパ老師さまは、エステリオ叔父さまの手を取った。
これで情報を共有できるらしい。
「うえ!?」
叔父さま、ヘンな声出ましたけど。
「なんじゃこりゃ」
エステリオ叔父さまの様子がちょっとおかしいわ!?
するとコマラパ老師さまが、注意を促す。
「もっとよく見ていなさい。まだ階層がある。彼女の魂に刻まれているものは、一つではないようだ」
※
鏡に映った映像に、変化が起きた。
三歳の幼女アイリスの姿が《ぶれる》。
鏡に映った姿が、ゆがみ、形を失い、高くのびて。
やがて、そこにあらわれたのは。
黄金の絹糸のような髪は腰まで届く。
きりりとした眉、瞳はエスメラルダの緑。色は白く、ほっそりとした華奢な肢体。つやのある純白のドレスをまとっている、若い女性。
あたかもアイリスが二十歳くらいに成長したかのような姿だ。
「なにこれっ!?」
もしかして、これが今の自分の姿なのか?
何が起こっているのか?
あたし、アイリス・リデル・ティス・ラゼルは思わず自分の顔や腕に触れて確かめる。
細い腕、手首。ぷにぷにほっぺ。
ああよかった。
間違いない、実際は、幼児のままだ。
変化しているのは、鏡の中の姿だけ。
今のあたしが変わったわけではないことを確認して、少しだけほっとして胸をなで下ろす。
けれど。
鏡に映っている成人女性もまた、胸をなで下ろす。同じ動作をしているのだ。
「あら? あらら?」
「落ち着いて、アイリス。それも、君だよ」
コマラパ老師さまの声に耳を傾けて。
……不思議だけど。いつのまにか、この《鏡に映った姿》を、自分の姿なのだと、受け入れていた。
けれども、受け入れられなかった人たちがいた。
アイリスの両親、そして、叔父のエステリオだ。
「これは……この姿は、いったい?」
「魔力診で、このようなことが起こるものでしょうか?」
アイリスの父親マウリシオ、母親であるアイリアーナ。
彼らは戸惑っていた。
だがこの場で『魔力診』の進行について最もよく心得ているのは魔導師協会の副理事であるコマラパ老師をおいて他にいないのだと、納得していた。
受け入れる。
全てを老師の判断に委ねるしかないのだと。
「こんなのは見たことも聞いたこともありません、老師」
エステリオ・アウルに至っては、信じがたい現象に、驚きを隠せない。
「あれは……あの人は、アイリス? なんという美しい……」
困惑のうちに、彼の表情にはほのかに憧憬の色が浮かび上がっていた。
「……不思議だ。どこかで、会ったことが……ある、ような気がして……」
「ばかもの。これだから《彼女いない歴=年齢》の童貞青年というのは、始末が悪いわい」
コマラパ老師は、苦笑した。
なんてね、周囲ではこんな状況だったみたいなんだけど、あたし、アイリス・リデル・ティス・ラゼルにとっては自分自身のことなのでともかく焦っていた。
このさい、りくつなんてどうでもいいの。
ともかく、どうにかしなくちゃいけないんじゃない?
アイリスは右手をあげた。
鏡に映った美貌の女性も、左手を上げる。
(だよね。これは鏡なんだもの)
右手を下げた。
鏡像も同様の仕草をする。
「やっぱり? これ、あたしなの!?」
叫んだ、アイリスの両肩の上に、妖精が飛んできた。薄羽根を背中につけた二体の妖精。アイリスを守護すると誓っている光の妖精イルミナと、水の妖精シルル。
鏡の中の女性の肩にも、妖精が乗っている。
「コマラパ老師さま! もしかして、あたし、おおきくなったら、こんなふうになるのですか」
「そうでもあるし、そうでないとも言える。ごらん。アイリス・リデル・ティス・ラゼル」
老師さまは、微妙な感じに、笑った。
「これは、おまえさんの魂の姿だ。もう一人の自分自身なのだよ」
「たましい? もう一人の、あたし?」
ぼうぜんとしていると。
鏡に映った成人女性の周囲に、先ほどとおなじような《数値》が、表示されはじめた。
ーーーーーーーーーーーーー
個人名……システム・イリス(アイリスの前世の一つ)
年齢………10000歳
種族名……レプリカノイド(合成人間)
生命力……100000000/∞
魔力量……0/ ∞
魔力適性……全属性に適性あり(魔力の色・白・クリアカラー)
職業…………人類の管理者。執政官。
権限…………人類保護プログラムにおけるルート管理者権限・最上位を所有する
加護…………古き園の白き太陽の愛情。
世界の根源(世界の大いなる意思)のお気に入り
四大精霊の加護。大地の女神の加護。真月の女神の加護
『魔眼の王』の想い人
ーーーーーーーーーー
なんでしょうか、これ。
意味がわからない項目がいっぱいあるよ!?
だれでもいいから、どうにかして!
教えて!
「アイリス。『魔力診』というのは、つまり、魂に刻まれたものを読み取って目に見えるように映し出すことによって、対象となる子どもの持つ魔力や素質、可能性など、さまざまの情報を読み解くことなのだ」
コマラパ老師さまは、そうおっしゃったのです。
さっき明らかになったのは、ラゼル家の長女アイリスの情報。
重要なことだから、おさらいします。
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個人名……アイリス・リデル・ティス・ラゼル(前世の記憶は封印されている)
年齢………3歳
種族名……人間(先祖還り)居住地は、エルレーン公国首都シ・イル・リリヤ
生命力……50(三歳幼児の平均値に比較して50パーセント)
魔力量……2000(平均に比較して20倍。成長上限なし)
魔力適性……全属性に適性対応(魔力の色・白・クリアカラー)
特殊スキル……応援(半径10メートル以内の人間の能力を上げる)
スマイルは無料(笑顔を向ける相手に幸福感を与える)
ハーモニー(誰かと一緒に行動すると相手の能力を向上させる)
加護…………光の妖精の守護
風の妖精の守護
(成長すれば妖精から精霊に進化可能)
(枠はまだ空いている。一属性につき守護になれる精霊は一つ)
ーーーーーーーーーー
「これは、ものすごい魔力を保有しているということだ。異常なくらいに」
「そうなんですね。ぴんときませんけど。うすうす感じていた、体力が普通よりないってことも、数値になっているおかげで、よくわかりました」
あたしの反応が薄いので、コマラパ老師さまは、腑に落ちなそうな表情をしている。
「どうなったんですか、コマラパ老師」
エステリオ叔父さまが、心配そうに尋ねた。
「アイリスの情報が出た。ともかく笑ってしまうくらい規格外だ。アウルには見えるようにする。手を」
コマラパ老師さまは、エステリオ叔父さまの手を取った。
これで情報を共有できるらしい。
「うえ!?」
叔父さま、ヘンな声出ましたけど。
「なんじゃこりゃ」
エステリオ叔父さまの様子がちょっとおかしいわ!?
するとコマラパ老師さまが、注意を促す。
「もっとよく見ていなさい。まだ階層がある。彼女の魂に刻まれているものは、一つではないようだ」
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鏡に映った映像に、変化が起きた。
三歳の幼女アイリスの姿が《ぶれる》。
鏡に映った姿が、ゆがみ、形を失い、高くのびて。
やがて、そこにあらわれたのは。
黄金の絹糸のような髪は腰まで届く。
きりりとした眉、瞳はエスメラルダの緑。色は白く、ほっそりとした華奢な肢体。つやのある純白のドレスをまとっている、若い女性。
あたかもアイリスが二十歳くらいに成長したかのような姿だ。
「なにこれっ!?」
もしかして、これが今の自分の姿なのか?
何が起こっているのか?
あたし、アイリス・リデル・ティス・ラゼルは思わず自分の顔や腕に触れて確かめる。
細い腕、手首。ぷにぷにほっぺ。
ああよかった。
間違いない、実際は、幼児のままだ。
変化しているのは、鏡の中の姿だけ。
今のあたしが変わったわけではないことを確認して、少しだけほっとして胸をなで下ろす。
けれど。
鏡に映っている成人女性もまた、胸をなで下ろす。同じ動作をしているのだ。
「あら? あらら?」
「落ち着いて、アイリス。それも、君だよ」
コマラパ老師さまの声に耳を傾けて。
……不思議だけど。いつのまにか、この《鏡に映った姿》を、自分の姿なのだと、受け入れていた。
けれども、受け入れられなかった人たちがいた。
アイリスの両親、そして、叔父のエステリオだ。
「これは……この姿は、いったい?」
「魔力診で、このようなことが起こるものでしょうか?」
アイリスの父親マウリシオ、母親であるアイリアーナ。
彼らは戸惑っていた。
だがこの場で『魔力診』の進行について最もよく心得ているのは魔導師協会の副理事であるコマラパ老師をおいて他にいないのだと、納得していた。
受け入れる。
全てを老師の判断に委ねるしかないのだと。
「こんなのは見たことも聞いたこともありません、老師」
エステリオ・アウルに至っては、信じがたい現象に、驚きを隠せない。
「あれは……あの人は、アイリス? なんという美しい……」
困惑のうちに、彼の表情にはほのかに憧憬の色が浮かび上がっていた。
「……不思議だ。どこかで、会ったことが……ある、ような気がして……」
「ばかもの。これだから《彼女いない歴=年齢》の童貞青年というのは、始末が悪いわい」
コマラパ老師は、苦笑した。
なんてね、周囲ではこんな状況だったみたいなんだけど、あたし、アイリス・リデル・ティス・ラゼルにとっては自分自身のことなのでともかく焦っていた。
このさい、りくつなんてどうでもいいの。
ともかく、どうにかしなくちゃいけないんじゃない?
アイリスは右手をあげた。
鏡に映った美貌の女性も、左手を上げる。
(だよね。これは鏡なんだもの)
右手を下げた。
鏡像も同様の仕草をする。
「やっぱり? これ、あたしなの!?」
叫んだ、アイリスの両肩の上に、妖精が飛んできた。薄羽根を背中につけた二体の妖精。アイリスを守護すると誓っている光の妖精イルミナと、水の妖精シルル。
鏡の中の女性の肩にも、妖精が乗っている。
「コマラパ老師さま! もしかして、あたし、おおきくなったら、こんなふうになるのですか」
「そうでもあるし、そうでないとも言える。ごらん。アイリス・リデル・ティス・ラゼル」
老師さまは、微妙な感じに、笑った。
「これは、おまえさんの魂の姿だ。もう一人の自分自身なのだよ」
「たましい? もう一人の、あたし?」
ぼうぜんとしていると。
鏡に映った成人女性の周囲に、先ほどとおなじような《数値》が、表示されはじめた。
ーーーーーーーーーーーーー
個人名……システム・イリス(アイリスの前世の一つ)
年齢………10000歳
種族名……レプリカノイド(合成人間)
生命力……100000000/∞
魔力量……0/ ∞
魔力適性……全属性に適性あり(魔力の色・白・クリアカラー)
職業…………人類の管理者。執政官。
権限…………人類保護プログラムにおけるルート管理者権限・最上位を所有する
加護…………古き園の白き太陽の愛情。
世界の根源(世界の大いなる意思)のお気に入り
四大精霊の加護。大地の女神の加護。真月の女神の加護
『魔眼の王』の想い人
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なんでしょうか、これ。
意味がわからない項目がいっぱいあるよ!?
だれでもいいから、どうにかして!
教えて!
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