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第二章 半透明な令息と、初めてだらけの二日間
18.王立犯罪捜査局(3)
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(昔図鑑で見た白うさぎみたいだわ……!)
白に近い癖のある銀髪が、男性が歩く度にひょこひょこと揺れる。撫でたい。
「あれぇ? どうして女の子がいるの?」
小柄な彼が首を傾げると、近くにいた別の捜査官が身を屈めながら耳打ちを始めた。どうやら事情を説明しているらしい。
最初のうちは捜査官の話を「うん、うん」と聞いていた彼。しかし、しばらくすると突然ハッと息を呑み、ルビーのような瞳を見開いた。
「テ、テオが……?」
彼が切なそうな声を出した途端、赤い瞳から大粒の涙がこぼれ落ちた。
「やっと涙、止まったと思った、のに、なんでまた、テオの話、するのさぁ……」
えぐえぐと小さな子供のように目元を擦る彼。しゃくりあげながら喋る姿に、心が痛む。
「ど、どうしましょうグラント卿」
ララはテオドールに助けを求めた。いまだに片膝をついた状態のマックスをはじめ、そばには数人の捜査官がいるが、今は気にしている場合ではない。
涙は苦手なのだ。あの日の母を思い出すから。
「大丈夫だ。あいつは大体いつもあんな感じだから」
「そんな適当な……。あんなに可愛らしい方が泣いていらっしゃるのに、グラント卿はなんとも思わないのですか⁉︎」
「可愛い? あれが?」
テオドールは理解不能とでも言うように顔をしかめるが、可愛いのは事実だ。
「あいつが可愛くないことくらい、君が一番よく知ってるだろ」
「何をおっしゃるのですか。知りませんよ。彼とは今日が初対面です」
「ああ、そうか。君は名前しか知らないのか。あいつはアルバート・ロックフェラーだ」
――あれ?
聞き覚えのある名前だ。それも、つい最近。
「開発局の専門用語で言うと、――破壊神、だな」
「……う、嘘ぉ……」
衝撃の事実に目眩がする。白うさぎが、破壊神?
「わ、私が作った物を彼が壊し、私が直した物を彼が壊す関係、ということですか……?」
「まあ、そうだな」
「破壊神は、破壊うさぎさんだったということですか?」
「それは知らない」
一体どうやって、彼は破壊活動を行っているのだろう。判明すれば今後の役に立つかもしれない。
ララはアルバートを観察しようとした。が、そこで彼が号泣中であることを思い出した。
「神でもうさぎでも、泣かれるのは辛いです。泣き止ませる方法はありませんか?」
テオドールの片手を自分の両手で包み、懇願する。ギョッとしたテオドールが短い呻き声をあげたから、力が強かったのかもしれない。
「お願いします、助けてください」
「……君なぁ。……あー、分かった、分かったから。泣き止ませれば良いんだな」
「できるのですか⁉︎」
ララの表情がパアァ、と明るくなった。さすがテオドールだ。頼りになる。
「俺が今から言うことを、アルに聞こえるように復唱してくれ」
「お任せください」
大きく頷き、アルバートの方に向き直す。そしてテオドールの発言を、一語一句間違えることなく繰り返した。
「――季節の果実満喫タルト、シロップ倍がけクリーム増し増し」
……なんだ今のは。と、思ったのはララだけではなかったようで。
「あのー、お嬢さん。大丈夫っすか? どこが、とは言いませんが」
頭だ。間違いなく頭をフロイドに心配されている。
「……絶好調です」
「そっすか、不安になりました」
安心はさせられなかったようだ。じわじわと頬に熱が集まる。だがララは、その熱が吹き飛ぶような光景を見た。
(ロックフェラー卿が泣き止んでるわ!)
アルバートがまん丸な瞳をぱちくりさせている。涙が出ていないことを確認し、ララはほっと胸を撫で下ろした。
しかしアルバートが落ち着いたのは数秒だけだった。彼は慌てて自分の右耳に触れる。
捜査官たちは全員、通信用のイヤーカフをつけているのだ。デザインはバラバラだが、右耳が送信用、左耳が受信用なのは全て同じ。つまり、アルバートは何かを誰かに伝えようとしてる。
(あれ? ロックフェラー卿、操作方法を間違えている、ような……)
ララがアルバートの指先を凝視していると、同じく異変に気付いたらしいフロイドが、素早く自分のイヤーカフに触れ、受信拒否にした。
――直後、アルバートの大声が敷地内に響き渡る。
「ヒューゴ大変! テオが! テオがすっごく可愛い女の子になって戻ってきたーっ!」
捜査官たちの受信機からアルバートの声が漏れ出ている。捜査官たちは一斉に耳を押さえ、各々の受信機を停止させる。中にはイヤーカフごと耳から外し、地面に叩きつける者までいた。ああ、また修理だ。
唯一被害を受けなかったフロイドと、思いっきり受信機越しに大声をくらったマックスが口々に話す。
「隊長ぉ、それ一斉通信っす。あと声がでかい」
「俺たちの鼓膜破る気ですか!」
「うわあっ、ごめん間違えた! これ単独通信に戻すのどうやるんだっけ?……えーっと、もういいや! 僕呼んでくる!」
こちらに背を向けたアルバートが「ヒューゴ! テオが女の子にー!」と元気いっぱいに誤情報を叫びながら、飛び跳ねるように去って行った。
「やはり、うさぎ……」
ララが一人で納得していると、フロイドが自分の右耳に触れ、イヤーカフを操作する。
「あの人、本当に通信機の意味ねえな。……あーもしもし、先輩? うちの隊長着きました? そっすか。じゃあ切ります。お気を付けて」
短い通信を終えたフロイドが、「先輩すぐ来ます。生きてるかは分からないっすけど」と言っため、ララは大人しく待つことにした。
「お嬢さん、先輩来る前にどーしても聞きたいんすけど、さっきのなんなんすか? 季節の果実がどうのってやつです」
「実は私も気になってたんです。ロックフェラー卿、泣き止んだだけでなくグラント卿のことも信じてくださったみたいでしたし」
ララはフロイドからの質問をそのままテオドールに流した。
「あー、あれな。裏メニューだ」
「裏メニュー、ですか?」
「港町のルーウェンに、海が見える店があるんだ。甘い物専門の店で、あっち方面に出た時はよくアルと食べに行ってた」
「その裏メニューとやらを知ってるのは」
「俺とアルだけだ」
「なるほど」
二人しか知らない情報をララが話した。だからアルバートはテオドールがここにいると判断し、驚きのあまり涙が止まった。
テオドールの言葉をフロイドに伝えると、彼はふむ、と顎に手を添える。
「その話、俺にも心当たりがあります。何回か隊長に『テオととーっても美味しい物食べてきたんだ~! 何か知りたい? やっぱり教えてあげなーい! 裏メニューだもーん』って言われて、頭はたいてやろうかと思ったんすよね」
「それ俺も言われたなぁ。簡単に教えてくれそうに見えて、隊長全然教えてくれないんですよ」
フロイドだけでなく、マックスにも心当たりがあるらしい。
彼らは二人揃ってララの隣……テオドールが立つ場所をジーッと見つめる。フロイドに関しては、睨みつけているという表現の方が近いかもしれない。
「こんなこと聞くのまじで恥ずかしいんですけど、……そこに局長がいるんすか?」
「は、はい! います!」
「お嬢さんは、どうやってそれを証明する気なんすか?」
「問題はそこでして……。私がグラント卿から聞いた話をみなさんにお伝えしても、事前に調べ上げたのではないかと疑われては言い返せません。かと言ってグラント卿に私の体をお貸ししたとしても、演技だと思われたり、多重人格を疑われるだけかもしれませんし……」
「…………貸す?」
「うーん、みなさんに信じていただくには、どうするのが効果的なんでしょう」
ここにテオドールがいるという事実を伝えたいだけなのに、難しいものだ。
ララが口を尖らせて思案していると、アルバートが軽快なステップで帰ってきた。その肩には、自分より大きな物……ではない、人を担いでいる。
「たっだいまーっ! ヒューゴ連れてきたよ~!」
あれがヒューゴ・ドーハティらしい。令嬢が職場に押しかけてくるほど人気な彼が、まさか担がれて登場するとは。
アルバートの肩から降ろされた彼の第一声は、消えかけの「まだ、テオの後を追うわけには……」だった。ここに来るまでに走馬灯でも見たようだ。
風圧でぼさぼさになった深緑色の長髪を、緩めに結び直したヒューゴ。細身だからなのか、やや中性的な印象を受ける。
「お見苦しいところをお見せしてしまい申し訳ございません。王立犯罪捜査局、局長補佐のヒューゴ・ドーハティです。私を探していらっしゃる女性とは、お嬢さんでお間違いないですか?」
髪と同じ深緑色の瞳を穏やかに細めた彼を見て、ララはテオドールが最初に彼を呼べと言った理由が分かった気がした。
「はい。開発局から参りました。ララ・オルティスと申します。お忙しいところ、お時間を割いていただきありがとうございます」
「構いませんよ。早速お話をうかがいたいのですが、人払いは……いまさら、ですかね」
「そう、ですね……」
辺りの捜査官を見回す。もうほとほんど聞かれてしまったし、隠す必要もないだろう。それで良いか、とテオドールに視線で確認をとる。
「後で何度も説明するのは面倒だから、一回で終わらせるか」
テオドールが頷いたため、この場で話を続けることにした。
「人払いは必要ありません。まず、私がここに来るまでに起こった出来事をお話させていただきます――」
白に近い癖のある銀髪が、男性が歩く度にひょこひょこと揺れる。撫でたい。
「あれぇ? どうして女の子がいるの?」
小柄な彼が首を傾げると、近くにいた別の捜査官が身を屈めながら耳打ちを始めた。どうやら事情を説明しているらしい。
最初のうちは捜査官の話を「うん、うん」と聞いていた彼。しかし、しばらくすると突然ハッと息を呑み、ルビーのような瞳を見開いた。
「テ、テオが……?」
彼が切なそうな声を出した途端、赤い瞳から大粒の涙がこぼれ落ちた。
「やっと涙、止まったと思った、のに、なんでまた、テオの話、するのさぁ……」
えぐえぐと小さな子供のように目元を擦る彼。しゃくりあげながら喋る姿に、心が痛む。
「ど、どうしましょうグラント卿」
ララはテオドールに助けを求めた。いまだに片膝をついた状態のマックスをはじめ、そばには数人の捜査官がいるが、今は気にしている場合ではない。
涙は苦手なのだ。あの日の母を思い出すから。
「大丈夫だ。あいつは大体いつもあんな感じだから」
「そんな適当な……。あんなに可愛らしい方が泣いていらっしゃるのに、グラント卿はなんとも思わないのですか⁉︎」
「可愛い? あれが?」
テオドールは理解不能とでも言うように顔をしかめるが、可愛いのは事実だ。
「あいつが可愛くないことくらい、君が一番よく知ってるだろ」
「何をおっしゃるのですか。知りませんよ。彼とは今日が初対面です」
「ああ、そうか。君は名前しか知らないのか。あいつはアルバート・ロックフェラーだ」
――あれ?
聞き覚えのある名前だ。それも、つい最近。
「開発局の専門用語で言うと、――破壊神、だな」
「……う、嘘ぉ……」
衝撃の事実に目眩がする。白うさぎが、破壊神?
「わ、私が作った物を彼が壊し、私が直した物を彼が壊す関係、ということですか……?」
「まあ、そうだな」
「破壊神は、破壊うさぎさんだったということですか?」
「それは知らない」
一体どうやって、彼は破壊活動を行っているのだろう。判明すれば今後の役に立つかもしれない。
ララはアルバートを観察しようとした。が、そこで彼が号泣中であることを思い出した。
「神でもうさぎでも、泣かれるのは辛いです。泣き止ませる方法はありませんか?」
テオドールの片手を自分の両手で包み、懇願する。ギョッとしたテオドールが短い呻き声をあげたから、力が強かったのかもしれない。
「お願いします、助けてください」
「……君なぁ。……あー、分かった、分かったから。泣き止ませれば良いんだな」
「できるのですか⁉︎」
ララの表情がパアァ、と明るくなった。さすがテオドールだ。頼りになる。
「俺が今から言うことを、アルに聞こえるように復唱してくれ」
「お任せください」
大きく頷き、アルバートの方に向き直す。そしてテオドールの発言を、一語一句間違えることなく繰り返した。
「――季節の果実満喫タルト、シロップ倍がけクリーム増し増し」
……なんだ今のは。と、思ったのはララだけではなかったようで。
「あのー、お嬢さん。大丈夫っすか? どこが、とは言いませんが」
頭だ。間違いなく頭をフロイドに心配されている。
「……絶好調です」
「そっすか、不安になりました」
安心はさせられなかったようだ。じわじわと頬に熱が集まる。だがララは、その熱が吹き飛ぶような光景を見た。
(ロックフェラー卿が泣き止んでるわ!)
アルバートがまん丸な瞳をぱちくりさせている。涙が出ていないことを確認し、ララはほっと胸を撫で下ろした。
しかしアルバートが落ち着いたのは数秒だけだった。彼は慌てて自分の右耳に触れる。
捜査官たちは全員、通信用のイヤーカフをつけているのだ。デザインはバラバラだが、右耳が送信用、左耳が受信用なのは全て同じ。つまり、アルバートは何かを誰かに伝えようとしてる。
(あれ? ロックフェラー卿、操作方法を間違えている、ような……)
ララがアルバートの指先を凝視していると、同じく異変に気付いたらしいフロイドが、素早く自分のイヤーカフに触れ、受信拒否にした。
――直後、アルバートの大声が敷地内に響き渡る。
「ヒューゴ大変! テオが! テオがすっごく可愛い女の子になって戻ってきたーっ!」
捜査官たちの受信機からアルバートの声が漏れ出ている。捜査官たちは一斉に耳を押さえ、各々の受信機を停止させる。中にはイヤーカフごと耳から外し、地面に叩きつける者までいた。ああ、また修理だ。
唯一被害を受けなかったフロイドと、思いっきり受信機越しに大声をくらったマックスが口々に話す。
「隊長ぉ、それ一斉通信っす。あと声がでかい」
「俺たちの鼓膜破る気ですか!」
「うわあっ、ごめん間違えた! これ単独通信に戻すのどうやるんだっけ?……えーっと、もういいや! 僕呼んでくる!」
こちらに背を向けたアルバートが「ヒューゴ! テオが女の子にー!」と元気いっぱいに誤情報を叫びながら、飛び跳ねるように去って行った。
「やはり、うさぎ……」
ララが一人で納得していると、フロイドが自分の右耳に触れ、イヤーカフを操作する。
「あの人、本当に通信機の意味ねえな。……あーもしもし、先輩? うちの隊長着きました? そっすか。じゃあ切ります。お気を付けて」
短い通信を終えたフロイドが、「先輩すぐ来ます。生きてるかは分からないっすけど」と言っため、ララは大人しく待つことにした。
「お嬢さん、先輩来る前にどーしても聞きたいんすけど、さっきのなんなんすか? 季節の果実がどうのってやつです」
「実は私も気になってたんです。ロックフェラー卿、泣き止んだだけでなくグラント卿のことも信じてくださったみたいでしたし」
ララはフロイドからの質問をそのままテオドールに流した。
「あー、あれな。裏メニューだ」
「裏メニュー、ですか?」
「港町のルーウェンに、海が見える店があるんだ。甘い物専門の店で、あっち方面に出た時はよくアルと食べに行ってた」
「その裏メニューとやらを知ってるのは」
「俺とアルだけだ」
「なるほど」
二人しか知らない情報をララが話した。だからアルバートはテオドールがここにいると判断し、驚きのあまり涙が止まった。
テオドールの言葉をフロイドに伝えると、彼はふむ、と顎に手を添える。
「その話、俺にも心当たりがあります。何回か隊長に『テオととーっても美味しい物食べてきたんだ~! 何か知りたい? やっぱり教えてあげなーい! 裏メニューだもーん』って言われて、頭はたいてやろうかと思ったんすよね」
「それ俺も言われたなぁ。簡単に教えてくれそうに見えて、隊長全然教えてくれないんですよ」
フロイドだけでなく、マックスにも心当たりがあるらしい。
彼らは二人揃ってララの隣……テオドールが立つ場所をジーッと見つめる。フロイドに関しては、睨みつけているという表現の方が近いかもしれない。
「こんなこと聞くのまじで恥ずかしいんですけど、……そこに局長がいるんすか?」
「は、はい! います!」
「お嬢さんは、どうやってそれを証明する気なんすか?」
「問題はそこでして……。私がグラント卿から聞いた話をみなさんにお伝えしても、事前に調べ上げたのではないかと疑われては言い返せません。かと言ってグラント卿に私の体をお貸ししたとしても、演技だと思われたり、多重人格を疑われるだけかもしれませんし……」
「…………貸す?」
「うーん、みなさんに信じていただくには、どうするのが効果的なんでしょう」
ここにテオドールがいるという事実を伝えたいだけなのに、難しいものだ。
ララが口を尖らせて思案していると、アルバートが軽快なステップで帰ってきた。その肩には、自分より大きな物……ではない、人を担いでいる。
「たっだいまーっ! ヒューゴ連れてきたよ~!」
あれがヒューゴ・ドーハティらしい。令嬢が職場に押しかけてくるほど人気な彼が、まさか担がれて登場するとは。
アルバートの肩から降ろされた彼の第一声は、消えかけの「まだ、テオの後を追うわけには……」だった。ここに来るまでに走馬灯でも見たようだ。
風圧でぼさぼさになった深緑色の長髪を、緩めに結び直したヒューゴ。細身だからなのか、やや中性的な印象を受ける。
「お見苦しいところをお見せしてしまい申し訳ございません。王立犯罪捜査局、局長補佐のヒューゴ・ドーハティです。私を探していらっしゃる女性とは、お嬢さんでお間違いないですか?」
髪と同じ深緑色の瞳を穏やかに細めた彼を見て、ララはテオドールが最初に彼を呼べと言った理由が分かった気がした。
「はい。開発局から参りました。ララ・オルティスと申します。お忙しいところ、お時間を割いていただきありがとうございます」
「構いませんよ。早速お話をうかがいたいのですが、人払いは……いまさら、ですかね」
「そう、ですね……」
辺りの捜査官を見回す。もうほとほんど聞かれてしまったし、隠す必要もないだろう。それで良いか、とテオドールに視線で確認をとる。
「後で何度も説明するのは面倒だから、一回で終わらせるか」
テオドールが頷いたため、この場で話を続けることにした。
「人払いは必要ありません。まず、私がここに来るまでに起こった出来事をお話させていただきます――」
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