エンディング目前の半透明な令息と、60日の寄り道を
幼い頃から霊と交流ができるララは、社交界で『呪われた令嬢』と呼ばれ、忌み嫌われている。
自分の体質のせいで両親に迷惑をかけたくない。その一心で婚約者からのひどい仕打ちに耐えてきた。
しかしある日、一方的に婚約破棄されてしまう。心に蓋をしても涙を堪えても、結局上手くいかなかった。
これからは自分の気持ちを大切にしよう、と魔道具作りに励もうとした時、一つの依頼が舞い込んだ。
「――死んだ俺の最後の願いを、叶えてほしい」
依頼主はグラント公爵家の嫡男、テオドール。
以前から面識のある人物だが、姿を現した彼はどう見ても半透明だった。最後の願いとやらを聞いてみると……
「仕事がしたい」
「正気ですか?」
理解できない答えであった。
いじわるなテオドールによって依頼を断れない状況に追い込まれたララは、彼が神の元に帰るまでの六十日間、力を貸すことになる。
勇気を出してテオドールの職場、王立犯罪捜査局の門をくぐったのだが――。
これは【一途に愛した霊体令息×役に立ちたい霊感令嬢】が、互いを幸せにするために奔走し、二人だけのハッピーエンドを見つけ出す、半透明な物語。
***
◇ 二十万文字ほどのお話です
◇設定はオリジナル要素があり、ふんわりしております。
◇他サイトにも掲載中です。
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事件や謎が絡んだ読みごたえのあるお話でとても面白かったです!
霊や人との関わりの中で自分自身を受け入れていくララの成長物語としても、爽やかな読後感でした。
最終話は感動で涙が……。
ララの幸せを願う愛情深いテオドールがかっこよすぎます〜!
素敵なお話をありがとうございました✨
まり様
ララの心の成長を意識して書いたので、感じとっていただけてとても嬉しいです!
テオドールには愛情を隠してきた過去がありますので、これからは全力でララにぶつけると思われます✨
素敵な感想ありがとうございました◎
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