1 / 15
笑う少女と呪われた王子
しおりを挟む
その日の朝、ルーシーはやや居心地の悪い場所に立っていた。
リーストン魔術学校――男子寮の、玄関前だ。
寮から生徒が出て来る度に素早く相手を確認するが、目的の彼ではない。
(オーランド、早く出て来ないかなぁ)
ルーシーは我慢していた。自分が恥じらいを持った女子生徒でなければ、とっくに男子寮に突入しているというのに。
玄関前を往復しすぎて、そろそろ不審者扱いをされても文句は言えない、と考え始めたところに、やっと待っていた人物が現れた。
「おはようルーシー。どうして男子寮に――ッ!?」
駆け寄って来たオーランドが、ルーシーの顔を見るなり急ブレーキをかけたように立ち止まった。なんなら一歩後ずさった。
暑くも寒くもない季節だといっても、朝早くから外で待っていた相手に対して、その態度はひどいのではないだろうか。
「おはようオーランド。なんで逃げるの?」
「いや、ルーシーの顔が……凄くて」
「王子様が女の子に言って良い言葉じゃないと思う」
「俺の知ってる女の子は、そんな捕食者みたいな目をしてない」
捕食者……まさに今のルーシーにぴったりの例えだった。それゆえ、腹が立つ。
「しょうがないじゃない! 私は昨日の夜別れた直後から、ずーっとオーランドの顔を見たかったんだから!」
「それは、ど、どういう……」
オーランドが真顔で動揺している隙に、ルーシーは距離を詰めた。
「そのままの意味」
両手を伸ばしてオーランドの顔を捕まえると、真剣な表情を崩さぬまま、ぐいっと自分の顔に引き寄せた。
「見たくて仕方がなかったの。――あなたの呪いの状態を!」
「……」
「……?」
「……」
「ん? どうしたの?」
「……わかってたのに、ちょっと期待しちゃったなぁ、と思って」
「はあ」
ルーシーが間抜けな返事しか出来ないでいると、眠たそうな声が近付いて来た。
「おーいルーシー。あんまりオーランドをいじめてやるな」
「レオ」
大きなあくびを隠そうともしないレオは、これでも一応オーランドの護衛である。
といっても、対ルーシーとなると能力はほぼ発揮されない。
「いじめてなんかいませーん」
「そうか? じゃあ寸劇の練習でもしてたのか? 俺は目の前でラブコメディでも始まるのかと思ったぞ」
「何言ってんだお前」
オーランドが不満そうな声を出した。そうだ、言ってやれ。
「ラブコメディじゃなくてラブロマンスだろ」
ジャンルの問題ではない。
オーランドの的外れな抗議にレオは吹き出している。
「もー、私はオーランドの呪いを見に来たの!」
ルーシーの地団駄を踏みそうな勢いにオーランドは押され気味だ。
「女子寮で待っててくれたらいつも通り迎えに行ったのに」
「そんなの待ってらんない!」
「どうして?」
「だって一番厄介な呪いが解けたんだよ? もしかしたら他の呪いにも影響があるかもしれないじゃない!」
結局のところ、ルーシーは普段の登校時間まで待てなかったのだ。だからわざわざ、校舎と逆方向の男子寮までやって来た。
オーランドを見上げて、両手を開いた状態で突き出す。
「お願いオーランド。顔、見せて」
「はいはい」
穏やかな声で返事をして、大人しく手の中に顔を置いてくれた。彼の髪がさらりと揺れる。
ルーシーは満足そうに頷き、観察を始めた。
「さっきから思ってたけど、痣の色薄くなってるね。触っても良い?」
「うん。前と変わらず痛みはないよ」
「そっか。体調はどう?」
「死の呪いが解けたからすこぶる快調」
「良かった~、もう死んじゃうことはないね!」
「ルーシーには一生頭が上がらなくなったなぁ」
大げさな、とルーシーは笑い飛ばす。その言葉は全ての呪いが解けてからにして欲しい。
さらに顔を近付けて、些細な変化も見落とさないように注意をはらう。
「じゃあ最後に……今の気持ちは?」
「毎日のことながら、こうも至近距離でルーシーに顔を見られるのは、結構照れる」
「なるほど」
納得したような声を出してはいるが、視線を外すつもりはなかった。やや緊張した面持ちで見つめ続ける。
しかし残念なことに、オーランドの形の良い唇も、スッと通った鼻筋も、色気を放つ目元も……いつも通り、ピクリとも動かない。
「んー……死の呪いは表情と関係なかったかぁ」
小さく唸ったルーシーは、オーランドの顔を解放して歩き始めた。
隣に並んだオーランドに、頭をぽんぽんと叩かれる。気にするなと言われているようだ。
「俺としては、死ななくなっただけでも十分すぎる成果なんだけどなぁ」
(そりゃあ死の呪いが一番怖かったから、解けたのは嬉しい。昨日死ぬほど喜んだし)
「あのままサルバスに残ってたら、多分今頃お星さまだ。どこの国で魔術を学ぶか迷ってたけど、エールベルトに来て正解だった」
オーランドが嬉しそうに声を弾ませると、レオも同意する。
「俺としても、護衛対象に呪いで死なれちゃ困るからな。サルバスの剣の腕じゃ、こればかりはどうにもならん」
「そこは護衛対象じゃなくて親友って言えよ」
「何か違うのか?」
「主に、距離感が違う」
今度は拗ねたような声がオーランドから漏れる。ところが不思議なことに、彼は朝の挨拶を交わした時からずっと無表情だ。
――オーランド・サルバスは、呪いで表情を奪われている。
彼はエールベルト王国の隣の国、サルバス王国の第二王子だ。
次期国王の座をめぐる勢力争いに巻き込まれ、若くしていくつかの呪いを受けた。
端正な顔の右半分を覆う赤い痣も、その一つである。
呪いとは、他人に使うことを禁止されている魔術の使用方法だ。解く方法が見つかる場合もあれば、一生そのままという場合もある。
魔術を学び、呪いを解く。
その目標を達成するためにオーランドが留学先として選んだのが『自由と魔術の国』と呼ばれるエールベルトだった。
(死の呪いと一緒に痣も消えてくれたら良かったんだけど、そう上手くはいかないよね。痣の解呪は他の方法を探すとして……先に、あの無表情をなんとかしたいんだよなぁ)
ルーシーにとって、オーランドの無表情は痣より大きな問題だ。理由は色々とあるが、とりあえず今困るのは――
「オーランド、声だけは感情豊かになったじゃない? だから……本っ当に悪いと思ってるんだけど……無表情だと、お、面白い、んだよねぇ」
「おーいー、これ呪いだぞ? 面白いって言うなよー」
オーランドはルーシーの顔を覗き込んで、わざと抑揚をつけて喋る。それでも、表情は微動だにしない。
彼は王子とは思えないほど性格がお茶目だ。見た目と身分と中身のバランスが崩壊している。
「ばっ、お前、その動きやめろ! ルーシーも笑うな! 俺までつ、られ、る」
(わかってる。これは呪い、これは呪い)
ルーシーとレオが肩を震わせるだけでなんとか耐えようとすると、仕掛けたオーランドが一番最初に我慢の限界を迎えた。
彼の晴れやかな笑い声が響く。しかし何度見ても、無表情なのは変わらない。なんだこの奇妙な光景は。
(笑っちゃ、いけな――)
「も、もー無理ぃ!」
とうとうルーシーとレオも耐えられなくなった。
校舎に向かう生徒達からいぶかしげな目を向けられるものの、三人に気にする余裕はない。
堪えるのは諦めて、そのまま景気良く笑い続けたのだった。
リーストン魔術学校――男子寮の、玄関前だ。
寮から生徒が出て来る度に素早く相手を確認するが、目的の彼ではない。
(オーランド、早く出て来ないかなぁ)
ルーシーは我慢していた。自分が恥じらいを持った女子生徒でなければ、とっくに男子寮に突入しているというのに。
玄関前を往復しすぎて、そろそろ不審者扱いをされても文句は言えない、と考え始めたところに、やっと待っていた人物が現れた。
「おはようルーシー。どうして男子寮に――ッ!?」
駆け寄って来たオーランドが、ルーシーの顔を見るなり急ブレーキをかけたように立ち止まった。なんなら一歩後ずさった。
暑くも寒くもない季節だといっても、朝早くから外で待っていた相手に対して、その態度はひどいのではないだろうか。
「おはようオーランド。なんで逃げるの?」
「いや、ルーシーの顔が……凄くて」
「王子様が女の子に言って良い言葉じゃないと思う」
「俺の知ってる女の子は、そんな捕食者みたいな目をしてない」
捕食者……まさに今のルーシーにぴったりの例えだった。それゆえ、腹が立つ。
「しょうがないじゃない! 私は昨日の夜別れた直後から、ずーっとオーランドの顔を見たかったんだから!」
「それは、ど、どういう……」
オーランドが真顔で動揺している隙に、ルーシーは距離を詰めた。
「そのままの意味」
両手を伸ばしてオーランドの顔を捕まえると、真剣な表情を崩さぬまま、ぐいっと自分の顔に引き寄せた。
「見たくて仕方がなかったの。――あなたの呪いの状態を!」
「……」
「……?」
「……」
「ん? どうしたの?」
「……わかってたのに、ちょっと期待しちゃったなぁ、と思って」
「はあ」
ルーシーが間抜けな返事しか出来ないでいると、眠たそうな声が近付いて来た。
「おーいルーシー。あんまりオーランドをいじめてやるな」
「レオ」
大きなあくびを隠そうともしないレオは、これでも一応オーランドの護衛である。
といっても、対ルーシーとなると能力はほぼ発揮されない。
「いじめてなんかいませーん」
「そうか? じゃあ寸劇の練習でもしてたのか? 俺は目の前でラブコメディでも始まるのかと思ったぞ」
「何言ってんだお前」
オーランドが不満そうな声を出した。そうだ、言ってやれ。
「ラブコメディじゃなくてラブロマンスだろ」
ジャンルの問題ではない。
オーランドの的外れな抗議にレオは吹き出している。
「もー、私はオーランドの呪いを見に来たの!」
ルーシーの地団駄を踏みそうな勢いにオーランドは押され気味だ。
「女子寮で待っててくれたらいつも通り迎えに行ったのに」
「そんなの待ってらんない!」
「どうして?」
「だって一番厄介な呪いが解けたんだよ? もしかしたら他の呪いにも影響があるかもしれないじゃない!」
結局のところ、ルーシーは普段の登校時間まで待てなかったのだ。だからわざわざ、校舎と逆方向の男子寮までやって来た。
オーランドを見上げて、両手を開いた状態で突き出す。
「お願いオーランド。顔、見せて」
「はいはい」
穏やかな声で返事をして、大人しく手の中に顔を置いてくれた。彼の髪がさらりと揺れる。
ルーシーは満足そうに頷き、観察を始めた。
「さっきから思ってたけど、痣の色薄くなってるね。触っても良い?」
「うん。前と変わらず痛みはないよ」
「そっか。体調はどう?」
「死の呪いが解けたからすこぶる快調」
「良かった~、もう死んじゃうことはないね!」
「ルーシーには一生頭が上がらなくなったなぁ」
大げさな、とルーシーは笑い飛ばす。その言葉は全ての呪いが解けてからにして欲しい。
さらに顔を近付けて、些細な変化も見落とさないように注意をはらう。
「じゃあ最後に……今の気持ちは?」
「毎日のことながら、こうも至近距離でルーシーに顔を見られるのは、結構照れる」
「なるほど」
納得したような声を出してはいるが、視線を外すつもりはなかった。やや緊張した面持ちで見つめ続ける。
しかし残念なことに、オーランドの形の良い唇も、スッと通った鼻筋も、色気を放つ目元も……いつも通り、ピクリとも動かない。
「んー……死の呪いは表情と関係なかったかぁ」
小さく唸ったルーシーは、オーランドの顔を解放して歩き始めた。
隣に並んだオーランドに、頭をぽんぽんと叩かれる。気にするなと言われているようだ。
「俺としては、死ななくなっただけでも十分すぎる成果なんだけどなぁ」
(そりゃあ死の呪いが一番怖かったから、解けたのは嬉しい。昨日死ぬほど喜んだし)
「あのままサルバスに残ってたら、多分今頃お星さまだ。どこの国で魔術を学ぶか迷ってたけど、エールベルトに来て正解だった」
オーランドが嬉しそうに声を弾ませると、レオも同意する。
「俺としても、護衛対象に呪いで死なれちゃ困るからな。サルバスの剣の腕じゃ、こればかりはどうにもならん」
「そこは護衛対象じゃなくて親友って言えよ」
「何か違うのか?」
「主に、距離感が違う」
今度は拗ねたような声がオーランドから漏れる。ところが不思議なことに、彼は朝の挨拶を交わした時からずっと無表情だ。
――オーランド・サルバスは、呪いで表情を奪われている。
彼はエールベルト王国の隣の国、サルバス王国の第二王子だ。
次期国王の座をめぐる勢力争いに巻き込まれ、若くしていくつかの呪いを受けた。
端正な顔の右半分を覆う赤い痣も、その一つである。
呪いとは、他人に使うことを禁止されている魔術の使用方法だ。解く方法が見つかる場合もあれば、一生そのままという場合もある。
魔術を学び、呪いを解く。
その目標を達成するためにオーランドが留学先として選んだのが『自由と魔術の国』と呼ばれるエールベルトだった。
(死の呪いと一緒に痣も消えてくれたら良かったんだけど、そう上手くはいかないよね。痣の解呪は他の方法を探すとして……先に、あの無表情をなんとかしたいんだよなぁ)
ルーシーにとって、オーランドの無表情は痣より大きな問題だ。理由は色々とあるが、とりあえず今困るのは――
「オーランド、声だけは感情豊かになったじゃない? だから……本っ当に悪いと思ってるんだけど……無表情だと、お、面白い、んだよねぇ」
「おーいー、これ呪いだぞ? 面白いって言うなよー」
オーランドはルーシーの顔を覗き込んで、わざと抑揚をつけて喋る。それでも、表情は微動だにしない。
彼は王子とは思えないほど性格がお茶目だ。見た目と身分と中身のバランスが崩壊している。
「ばっ、お前、その動きやめろ! ルーシーも笑うな! 俺までつ、られ、る」
(わかってる。これは呪い、これは呪い)
ルーシーとレオが肩を震わせるだけでなんとか耐えようとすると、仕掛けたオーランドが一番最初に我慢の限界を迎えた。
彼の晴れやかな笑い声が響く。しかし何度見ても、無表情なのは変わらない。なんだこの奇妙な光景は。
(笑っちゃ、いけな――)
「も、もー無理ぃ!」
とうとうルーシーとレオも耐えられなくなった。
校舎に向かう生徒達からいぶかしげな目を向けられるものの、三人に気にする余裕はない。
堪えるのは諦めて、そのまま景気良く笑い続けたのだった。
5
お気に入りに追加
527
あなたにおすすめの小説
どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします
文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。
夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。
エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。
「ゲルハルトさま、愛しています」
ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。
「エレーヌ、俺はあなたが憎い」
エレーヌは凍り付いた。
山に捨てられた令嬢! 私のスキルは結界なのに、王都がどうなっても、もう知りません!
甘い秋空
恋愛
婚約を破棄されて、山に捨てられました! 私のスキルは結界なので、私を王都の外に出せば、王都は結界が無くなりますよ? もう、どうなっても知りませんから! え? 助けに来たのは・・・
王妃さまは断罪劇に異議を唱える
土岐ゆうば(金湯叶)
恋愛
パーティー会場の中心で王太子クロードが婚約者のセリーヌに婚約破棄を突きつける。彼の側には愛らしい娘のアンナがいた。
そんな茶番劇のような場面を見て、王妃クラウディアは待ったをかける。
彼女が反対するのは、セリーヌとの婚約破棄ではなく、アンナとの再婚約だったーー。
王族の結婚とは。
王妃と国王の思いや、国王の愛妾や婚外子など。
王宮をとりまく複雑な関係が繰り広げられる。
ある者にとってはゲームの世界、ある者にとっては現実のお話。
【完結】愛を知らない伯爵令嬢は執着激重王太子の愛を一身に受ける。
扇 レンナ
恋愛
スパダリ系執着王太子×愛を知らない純情令嬢――婚約破棄から始まる、極上の恋
伯爵令嬢テレジアは小さな頃から両親に《次期公爵閣下の婚約者》という価値しか見出してもらえなかった。
それでもその利用価値に縋っていたテレジアだが、努力も虚しく婚約破棄を突きつけられる。
途方に暮れるテレジアを助けたのは、留学中だったはずの王太子ラインヴァルト。彼は何故かテレジアに「好きだ」と告げて、熱烈に愛してくれる。
その真意が、テレジアにはわからなくて……。
*hotランキング 最高68位ありがとうございます♡
▼掲載先→ベリーズカフェ、エブリスタ、アルファポリス
女嫌いな騎士団長が味わう、苦くて甘い恋の上書き
待鳥園子
恋愛
「では、言い出したお前が犠牲になれ」
「嫌ですぅ!」
惚れ薬の効果上書きで、女嫌いな騎士団長が一時的に好きになる対象になる事になったローラ。
薬の効果が切れるまで一ヶ月だし、すぐだろうと思っていたけれど、久しぶりに会ったルドルフ団長の様子がどうやらおかしいようで!?
※来栖もよりーぬ先生に「30ぐらいの女性苦手なヒーロー」と誕生日プレゼントリクエストされたので書きました。
傲慢令嬢は、猫かぶりをやめてみた。お好きなように呼んでくださいませ。愛しいひとが私のことをわかってくださるなら、それで十分ですもの。
石河 翠
恋愛
高飛車で傲慢な令嬢として有名だった侯爵令嬢のダイアナは、婚約者から婚約を破棄される直前、階段から落ちて頭を打ち、記憶喪失になった上、体が不自由になってしまう。
そのまま修道院に身を寄せることになったダイアナだが、彼女はその暮らしを嬉々として受け入れる。妾の子であり、貴族暮らしに馴染めなかったダイアナには、修道院での暮らしこそ理想だったのだ。
新しい婚約者とうまくいかない元婚約者がダイアナに接触してくるが、彼女は突き放す。身勝手な言い分の元婚約者に対し、彼女は怒りを露にし……。
初恋のひとのために貴族教育を頑張っていたヒロインと、健気なヒロインを見守ってきたヒーローの恋物語。
ハッピーエンドです。
この作品は、別サイトにも投稿しております。
表紙絵は写真ACよりチョコラテさまの作品をお借りしております。
モブ転生とはこんなもの
詩森さよ(さよ吉)
恋愛
あたしはナナ。貧乏伯爵令嬢で転生者です。
乙女ゲームのプロローグで死んじゃうモブに転生したけど、奇跡的に助かったおかげで現在元気で幸せです。
今ゲームのラスト近くの婚約破棄の現場にいるんだけど、なんだか様子がおかしいの。
いったいどうしたらいいのかしら……。
現在筆者の時間的かつ体力的に感想などを受け付けない設定にしております。
どうぞよろしくお願いいたします。
他サイトでも公開しています。
【完結】乙女ゲーム開始前に消える病弱モブ令嬢に転生しました
佐倉穂波
恋愛
転生したルイシャは、自分が若くして死んでしまう乙女ゲームのモブ令嬢で事を知る。
確かに、まともに起き上がることすら困難なこの体は、いつ死んでもおかしくない状態だった。
(そんな……死にたくないっ!)
乙女ゲームの記憶が正しければ、あと数年で死んでしまうルイシャは、「生きる」ために努力することにした。
2023.9.3 投稿分の改稿終了。
2023.9.4 表紙を作ってみました。
2023.9.15 完結。
2023.9.23 後日談を投稿しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる