亜人族の超絶美形と傷心旅行中の僕とのエロエロ恋愛模様【R18BL/濃厚エッチ/一章完結】

【37】＃Ｒ18Ｈ

「緩ゆるんで来たから大丈夫だろう。風芽、挿入いれるぞ」

　花茎ペニスが柔らかくなった後孔あなの入り口をむにゅむにゅとつつく。期待に身体が震える。

「風芽……」

　名前を呼ばれながら、僕の骨盤の両側に手を添えてズッと太長い花茎が狭い後孔あなを入ってきた。
　はじめはゆっくり。
　内側なかがヴィフレアの形に馴染んでいく。奥へ進むヴィフレアに合わせ肛内の肉が広げられ、腰が引かれると花茎を追いかけるように柔肉が後退するように蠢うごめく。優しい律動りつどう。たまらない、僕を気遣ってくれる動きに感動すら覚える。

　……最近肌を合わせる機会が少なかった上に焦らされてヴィフレアだって大変だったはずなのに。

　花茎に合わせて肉襞ひだがひくひくと蠢いている。欲ほっしている、身体がヴィフレアを。その証拠に先程から入るたびに肛内がヴィフレアに縋すがって締め付ける。
　バックで突かれる。僕は弓なりに背を仰のけ反らせた。

「どうだ？　気持ち良いか？」

　言いながら、再度引き抜かれた花茎ペニスが、またゆっくりと僕の狭い後孔あなの中を埋め尽くそうとする感覚に上縁うわべり面に両手をつかされた僕は涙を溜めながら悶もだえた。
　ヴィフレアの目前もくぜんに尻を突き出して晒さらしながらの挿入。日もだいぶ暮れて部屋から漏れ出た灯あかりと半露天風呂に所々設置された灯りできっと僕が高揚して顔も身体も赤くしているのが丸わかりだろう。そしてきっと呼吸をするたびにひくひくと蠢うごめくヴィフレアを吞み込んだ後孔あなを見られているに違いない。色は自分じゃわからないけど自身の今の腕の色から察するにきっと赤くなっていることは想像に難かたくなかった。

　……恥ずかしい！

　意識するといっそう感じてしまう。ヴィフレアは腰を静かに動かしたり時に留とまったり、自身の花茎が僕の内側なかで馴染むのを執拗に確認しているようだ。

「腰をとめてじっとしていると風芽の内側なかの肉壁にくが私をぎゅっと掴つかんで来るのだよ」
「か、解説するなよっ」
「なぜ？　風芽は自分がどんなに素晴らしい孔あなを持っているかわからないだろう？」
「恥ずかしいんだよっ！」
「その顔も好きなのだ」

　うっとりとした声で囁かれ腰が疼うずく。

「次にぎゅっと掴んで来たら……合図だ」

　そう呟き、徐々に律動りつどうが速められる。
　二人の体温が熱い。
　ずちゅっ、ぐちゅぐちゅ、ぐっちゅ、ぐっちゅ、じゅぷっ。
　容赦のない律動に変わるが、内側なかはすでにヴィフレアの先走りの汁で溢れていたので痛みはそう感じない。ただ、彼のオーラと同じく圧倒的なボリューム感による圧迫感に、このままこの太さの体積をこの速さで突き続けられたらどうなっちゃうんだろうというかすかな憂いが胸を苦しくさせる。
　ヴィフレアの大きな花茎ペニスがズッズッズッと前後に動く。その動きに合わせて僕の腰が前後に振られ粘膜が開かれる音や尻たぶと彼の肌がぱちゅぱちゅという音が響くのを延々と聞いていると頭がどうにかなりそうだった。

「…、……ふっ…、ン……」

　たまにヴィフレアのなまめかしい声が小さく漏れ聞こえ、その声に欲情してしまう。

「……あ、っ…ッ、は、ぁ……ン」

　挿入いられる時、抜かれる時それぞれの、後孔あなの襞ひだがめくれる感覚がたまらない。挿入いれられ、前立腺を刺激された時は気が狂わんばかりに悶えてしまう。目から涙が自然と零れ頬ほおを伝っていく。じゅぽじゅぽいう抽挿音ちゅうそうおんにはいっそう羞恥を掻き立てられた。