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【14】#R18H
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「ふっ。難なく奥まで何度も入っているな? 違和感もないだろう?」
言う通り違和感など皆無だった。二人しかいない静かな室内にくちゅくちゅと濡れた音、自分の荒い息遣いが響いている。
「お前は淫乱なのか? 出したばかりなのにまた勃ってきて……」
――そんなっ! なんで!?
腰が自然に揺れ出す。
――嘘!!
「尻だけでこのような乱れ方をするとはな……いや、尻だけではないか。乳首でも達った。まだ指一本なのにこれならば、指を増やすたびにどのように乱れるのか反応が楽しみだ」
「あぅ、…そ、ンなのっ」
呟くと、ヴィフレアが顔を近づけ僕の目の前で微笑みを湛えた後、耳朶をかすめ囁く。
「私の指で乱れる風芽を見せてほしい」
耳朶を舌が触れ甘噛みされる。
「ひゃっ」
「ふっ。風芽の精液のおかげで内に入りやすい。ほら、わかるか? 今、中に私の指が二本入っている」
……気づかなかった。いつの間に増やされたんだ!?
「動かしてみよう」
二本の指が前後だけでなく左右にも互い違いに暴れ回って。
「やめ……、あっ」
「素晴らしい。内側が蠢いて私の指をもっと奥へと誘うじゃないか。もっと掻き混ぜてほしいのか?」
「……ン、違っ! …いぁ、あ、ああ」
「これなら襞を舐めずとも誘われるまま三本目も入りそうだ」
「や、無理だっ、て…!」
「どうかな?」
「ンぎ!」
「ほら、入った」
――信じられない! でも、内側で感じる指の動きは確かに三本。そうでなければおかしい、この隙間なく圧迫される感じは。内側がぎちぎちに詰まっているせいだろうか? 節の目立たない指のはずなのに長く綺麗な指の関節を感じる気がする。もし三本の指を同時に動かされたらその指の関節をペニスのカリのように錯覚して、僕は感じ過ぎてしまうんじゃないだろうか? それは――
「――っ。は、恥ずかしい。や、め……て」
「本当に?」
言いつつ、ヴィフレアは三本の指を揃えて抽挿を開始する。
「あ、はっぁン…あっ、あっ」
「ふっ。こんなに気持ちよさそうなのにとめてもいいのか?」
「……あ、ん、…うっ」
――キモチいい! 気持ちいいけど、でも、ダメな気がする。ココで気持ち良くなったらダメな気がする。だって、僕はヴィフレアとひとつになりたいのに……!
ガクガクと腰が揺れる。頭を振る。手は無意識に宙を掴む。
「本当に……反応が可愛い。風芽は今自分がどれほど扇情的かわからないだろう」
ぐちゅぐちゅぐちゅ、リズミカルに抽挿され、
「ンんっ、んっ、んっ」合わすかのよう喘いでしまう。
「声が抑えきれないようだな?」
「ん……っ!」
「唇を噛むな。無理しなくてよい。お前の声をもっと聞かせてくれ」
ヴィフレアの頭が僕の首に埋められ首筋を唇が這っていく。音を立てながら徐々に鎖骨に下りていき胸筋を縁取るかのように辿った後、
「んあっ」
言う通り違和感など皆無だった。二人しかいない静かな室内にくちゅくちゅと濡れた音、自分の荒い息遣いが響いている。
「お前は淫乱なのか? 出したばかりなのにまた勃ってきて……」
――そんなっ! なんで!?
腰が自然に揺れ出す。
――嘘!!
「尻だけでこのような乱れ方をするとはな……いや、尻だけではないか。乳首でも達った。まだ指一本なのにこれならば、指を増やすたびにどのように乱れるのか反応が楽しみだ」
「あぅ、…そ、ンなのっ」
呟くと、ヴィフレアが顔を近づけ僕の目の前で微笑みを湛えた後、耳朶をかすめ囁く。
「私の指で乱れる風芽を見せてほしい」
耳朶を舌が触れ甘噛みされる。
「ひゃっ」
「ふっ。風芽の精液のおかげで内に入りやすい。ほら、わかるか? 今、中に私の指が二本入っている」
……気づかなかった。いつの間に増やされたんだ!?
「動かしてみよう」
二本の指が前後だけでなく左右にも互い違いに暴れ回って。
「やめ……、あっ」
「素晴らしい。内側が蠢いて私の指をもっと奥へと誘うじゃないか。もっと掻き混ぜてほしいのか?」
「……ン、違っ! …いぁ、あ、ああ」
「これなら襞を舐めずとも誘われるまま三本目も入りそうだ」
「や、無理だっ、て…!」
「どうかな?」
「ンぎ!」
「ほら、入った」
――信じられない! でも、内側で感じる指の動きは確かに三本。そうでなければおかしい、この隙間なく圧迫される感じは。内側がぎちぎちに詰まっているせいだろうか? 節の目立たない指のはずなのに長く綺麗な指の関節を感じる気がする。もし三本の指を同時に動かされたらその指の関節をペニスのカリのように錯覚して、僕は感じ過ぎてしまうんじゃないだろうか? それは――
「――っ。は、恥ずかしい。や、め……て」
「本当に?」
言いつつ、ヴィフレアは三本の指を揃えて抽挿を開始する。
「あ、はっぁン…あっ、あっ」
「ふっ。こんなに気持ちよさそうなのにとめてもいいのか?」
「……あ、ん、…うっ」
――キモチいい! 気持ちいいけど、でも、ダメな気がする。ココで気持ち良くなったらダメな気がする。だって、僕はヴィフレアとひとつになりたいのに……!
ガクガクと腰が揺れる。頭を振る。手は無意識に宙を掴む。
「本当に……反応が可愛い。風芽は今自分がどれほど扇情的かわからないだろう」
ぐちゅぐちゅぐちゅ、リズミカルに抽挿され、
「ンんっ、んっ、んっ」合わすかのよう喘いでしまう。
「声が抑えきれないようだな?」
「ん……っ!」
「唇を噛むな。無理しなくてよい。お前の声をもっと聞かせてくれ」
ヴィフレアの頭が僕の首に埋められ首筋を唇が這っていく。音を立てながら徐々に鎖骨に下りていき胸筋を縁取るかのように辿った後、
「んあっ」
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