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Historia Ⅲ
異食(7)
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氷漬けにされ抵抗することなく凍結した化物蜘蛛は時が止まったかのように動かなくなり停止した。氷漬けにされたところを見届けたユータは力が抜けて深いため息をした。化物蜘蛛をやっつけたことでユータに安心感が与えられた。大嫌いな蜘蛛を凍らせて形は残っていても動かなければこっちのものだ。身動きが取れていない内にここを脱出しようと再び出口を探す。が突然、氷にヒビが入った。パキパキと亀裂が入る瞬間、嫌な予感が起きた。
氷漬けにされた化物蜘蛛が復活したのだ。奇声を上げ化物蜘蛛は氷の檻から抜け出すとユータはまた全速力で走り出した。グレイシアスで凍らせてもピンピンしている化物蜘蛛は素早い動きでユータを追い回す。しばらくは歩けると思った矢先に化物蜘蛛が復活したのではさすがに体力が持たない。全力で走り続けて何分経ったかわからないがそろそろスタミナ切れに達しそうで限界に近づいている。もしここで足を止めれば化物蜘蛛のディナーにされる。それだけは絶対に嫌だと走ることだけ考えるユータ。
化物蜘蛛の弱点さえわかればこの危機的状況を脱せるはずなのだ。天敵が背後から襲いかかってくるこの状況で冷静でいられるわけない。しかし、何か対抗策を考えなければ食われて死ぬ。化物蜘蛛に食われて最期を迎えるなんてまっぴらごめんだ。こんな時にシンならどうすると考える。シンならこの危機的状況を攻略する方法を思いつくはず。シンならと考えるとユータはそうだと何か閃いた。そのアイデアで化物蜘蛛を追い払うことはできる。多少危険もあるが化物蜘蛛から逃げ出すにはこれしかない。覚悟を決めたユータは足を止めて息を切らした。額から大量の汗が流れる。
逃げるのを諦めたかのようへばるユータに化物蜘蛛は容赦なく口を開けて襲いかかる。町に待ったディナーを目の前にして食おうとした矢先、目の前が真っ赤な炎に包まれた。体が焼けるような熱さと皮膚が焼け落ちるような痛みが化物蜘蛛を襲う。火達磨になった化物蜘蛛はとても苦しそうに悲鳴を上げ暴れ回り始める。炎を消そうと走り出す化物蜘蛛だったが炎はだんだん燃え上がり化物蜘蛛の血肉と皮膚を激しく燃焼する。
暴れ回る化物蜘蛛をうまく避けたユータは奴の姿が遠のいたら杖を下に向けた。
「ヴェンタス!」
呪文を唱えると杖先から螺旋状の突風が吹きユータの体ごと飛んだ。打ち上げたロケットのように風を利用したユータは地下天井へ向かって飛行する。走ってもどこにも出口はなかったからもしかすると、さっきベゼルに落とされた落とし穴から出ればいいのではと考え風を起こす魔法『ヴェンタス』を使ったのだ。しかし、天井は真っ暗で地底深く落とされたのでリビングに通ずる出口となる穴がどこにあるのか正確に全く覚えていない。だから、もしかすると出口ではない別の天井にぶつかるかもしれない。杖が放つ突風が強いのでもしかすると頭を打って天井をぶち破るという破天荒な脱出の仕方になるかもしれないが化物蜘蛛に追い回されるよりはマシだ。
勢いが強い突風は止まずユータを天高く飛ばす。すると、暗闇の天井に光が見えた。
ユータは落とされた穴から舞い戻りリビングに着地する。やっと地下から脱出できて安心したがまだ全てが終わったわけでもない。早くシンと合流して魔法省を呼んでこの薄気味悪い屋敷から出なければ。
リビングにはシンとベゼルはどこにもいない。となると、シンはベゼルにどこか連れて行かれたのかもしれない。もしくは、戦闘中だったりして。そうだとしたら、急いでシンに加勢しなければとユータはリビングを後にした。
ルーン文字が並ぶ魔法陣の上に立っているシンは一息ついた。
所々に色が違う部分はあるがそれはシンが誤字となっているルーン文字を修正した形跡だ。いくつか誤った文字はあったがそれは全て彼が書き直して正常な魔法陣に仕上げた。後は呪文を唱えるだけだ。しかし、ケルビムを召喚する呪文の詠唱の仕方は知らない。召喚魔法は海外の魔法界ではマイナーとしてその記録はあまり残されていない。召喚は代償が付き物なので危険な行為として外国の魔法学校では召喚術による授業科目は一切必要なかったことから取り入れてはいなかった。しかし、日本には外国とは違って『陰陽術』という魔法の一種がある。式神召喚も召喚魔法の類に入る。しかし、式神は彼らを使役する鬼や獣を召喚する。天使や悪魔を召喚する黒魔術とは少し違うのだ。
ユータを助ける為にもベゼルの言う事を聞くしかなかったシンは期待と不安を胸にケルビムを呼び出そうとする。式神を呼ぶ時は違って妙な緊張感が走る。
「地に眠り天を翔け古から護り続く理の番人よ。我は汝の眠りを目覚めさせ輪廻の門を通ずる道を開く者なり。光りは生命の始まりにして闇は死の始まり。魂は地に還り天に生まれる。軌跡に等しいスフィアの輝きは誕生と未来への意志。白き翼は自由の印で黒き翼は束縛の印」
シンは全集中で呪文を唱え続ける。
魔法陣はシンの詠唱に気づいて光り始めた。黄色に輝く美しい光が彼の目の前に現る。その光景を見たベゼルは「その調子よ。もっともっと」と胸に期待を膨らませながらシンを煽る。しかし、集中しているシンにとってはベゼルの声は耳に入っていない。
ベゼルは別部屋で監視カメラの映像を見ながら詠唱を続けるシンの姿を見守りながらケルビムが出てくるのをすごく楽しみにしていた。
ケルビムならば男でも女でもどちらでもいい。早くケルビムの脳を肉を食いたい。その事で頭が一杯になっていた。もうベゼルはケルビムの事だけしか目がない。モニターに映る光り輝く魔法陣を見て来るか来るかと大いに期待する。
魔法陣から風が吹きシンの白髪と着ている服が靡く。
「創世は万物にして神は創造主。太陽は『生命』を育み月は『狂気』を促す。光と闇は表裏一体。門(ゲート)の先に繋ぐ世界は白の使いと黒の魔物が住まう幸福と絶望の世界」
詠唱を続ける度に魔法陣の輝きは強くなりまるでシンの呪文に呼応しているかのように見えた。すると、呼応する魔法陣が光の渦に変わり始めた。まるで、渦潮みたいで吸い込まれそうだ。神秘的でどこか怪しさもある魔法ならでは見られる光景が礼拝堂に広がる。ゲートが開いたのはいいけど問題はケルビムが出るかどうか。吉が出るか凶が出るかは神のみぞ知る。そのうえ、召喚魔法はかなり魔力を消費するからか辛そうに詠唱するシンの姿が映った。魔力が低いシンにとって召喚魔法はとてもきつそうに見えた。額に汗を流し自らの魔力を全て魔法陣に注ぎ込み精神を削りながら一言一句途切れることもなく詠唱を続ける。
どんなにきつくても集中を切らすこともなくシンは一切泣き言を口に出さなかった。すると、礼拝堂の出口から「シン!」という声が聞こえた。落とし穴に嵌り地下へ落とされたユータが現れたのだ。化物蜘蛛から脱出できたユータはあちこち屋敷を周りながらシンを探していた。しかし、シンはユータの声に気づいておらず詠唱を止めようとはしなかった。
「全知全能の神に誓約されたし理の番人よ。我が願いに耳を傾け楽園により気高き御霊を呼び起こし我が前に現わしたまえ」
長い詠唱が終わると光の渦が強く輝きだして閃光が走った。衝撃波が起こり煌めく光芒と吹き上げる靄が礼拝堂を包み込むと黄緑色に灯る蝋燭が激しく燃え上がり熱風を起こした。黄緑色の炎と光の渦が混合し光り輝く火柱が天井高く立ち昇った。激しく燃え上がり強く輝きだす魔法陣は誰も止められないほどの勢いで暴走するかのように礼拝堂一帯を光と炎で包んだ。
別室でモニタリングをしていたベゼルは椅子から立ち上がり魔法陣の異変を観て「遂にケルビムが来るか!」と大興奮していた。長年の願いが遂に叶えられると有頂天に達したベゼルは早くケルビムに対する食欲がさらに増していった。
凄まじい炎と輝きを見せる魔法陣の前にシンは疲れ果ててへたり込むとそれに気づいたユータは駆けつけ支えた。
「大丈夫か?!」
ユータは心配そうにシンの顔を見る。もう力が入らないかのように倒れ込み弱っていた。召喚魔法で使った精神力と弱体化した魔力を多く使ったことで意識を失いかけていた。魔法陣が起こしている魔力の嵐はまだ勢いが続き辺り一帯を光と靄に包まれた。その瞬間、地面に亀裂が入った。礼拝堂の床に生えた亀裂が広がると裂け目から光が漏れ出し魔法陣が崩壊し始めた。突然の出来事にユータは驚愕し何が起きたのか理解できなかった。しかし、異変が起きたのは魔法陣だけではなかった。シンとユータの身体が崩れ始めたのだ。
氷漬けにされた化物蜘蛛が復活したのだ。奇声を上げ化物蜘蛛は氷の檻から抜け出すとユータはまた全速力で走り出した。グレイシアスで凍らせてもピンピンしている化物蜘蛛は素早い動きでユータを追い回す。しばらくは歩けると思った矢先に化物蜘蛛が復活したのではさすがに体力が持たない。全力で走り続けて何分経ったかわからないがそろそろスタミナ切れに達しそうで限界に近づいている。もしここで足を止めれば化物蜘蛛のディナーにされる。それだけは絶対に嫌だと走ることだけ考えるユータ。
化物蜘蛛の弱点さえわかればこの危機的状況を脱せるはずなのだ。天敵が背後から襲いかかってくるこの状況で冷静でいられるわけない。しかし、何か対抗策を考えなければ食われて死ぬ。化物蜘蛛に食われて最期を迎えるなんてまっぴらごめんだ。こんな時にシンならどうすると考える。シンならこの危機的状況を攻略する方法を思いつくはず。シンならと考えるとユータはそうだと何か閃いた。そのアイデアで化物蜘蛛を追い払うことはできる。多少危険もあるが化物蜘蛛から逃げ出すにはこれしかない。覚悟を決めたユータは足を止めて息を切らした。額から大量の汗が流れる。
逃げるのを諦めたかのようへばるユータに化物蜘蛛は容赦なく口を開けて襲いかかる。町に待ったディナーを目の前にして食おうとした矢先、目の前が真っ赤な炎に包まれた。体が焼けるような熱さと皮膚が焼け落ちるような痛みが化物蜘蛛を襲う。火達磨になった化物蜘蛛はとても苦しそうに悲鳴を上げ暴れ回り始める。炎を消そうと走り出す化物蜘蛛だったが炎はだんだん燃え上がり化物蜘蛛の血肉と皮膚を激しく燃焼する。
暴れ回る化物蜘蛛をうまく避けたユータは奴の姿が遠のいたら杖を下に向けた。
「ヴェンタス!」
呪文を唱えると杖先から螺旋状の突風が吹きユータの体ごと飛んだ。打ち上げたロケットのように風を利用したユータは地下天井へ向かって飛行する。走ってもどこにも出口はなかったからもしかすると、さっきベゼルに落とされた落とし穴から出ればいいのではと考え風を起こす魔法『ヴェンタス』を使ったのだ。しかし、天井は真っ暗で地底深く落とされたのでリビングに通ずる出口となる穴がどこにあるのか正確に全く覚えていない。だから、もしかすると出口ではない別の天井にぶつかるかもしれない。杖が放つ突風が強いのでもしかすると頭を打って天井をぶち破るという破天荒な脱出の仕方になるかもしれないが化物蜘蛛に追い回されるよりはマシだ。
勢いが強い突風は止まずユータを天高く飛ばす。すると、暗闇の天井に光が見えた。
ユータは落とされた穴から舞い戻りリビングに着地する。やっと地下から脱出できて安心したがまだ全てが終わったわけでもない。早くシンと合流して魔法省を呼んでこの薄気味悪い屋敷から出なければ。
リビングにはシンとベゼルはどこにもいない。となると、シンはベゼルにどこか連れて行かれたのかもしれない。もしくは、戦闘中だったりして。そうだとしたら、急いでシンに加勢しなければとユータはリビングを後にした。
ルーン文字が並ぶ魔法陣の上に立っているシンは一息ついた。
所々に色が違う部分はあるがそれはシンが誤字となっているルーン文字を修正した形跡だ。いくつか誤った文字はあったがそれは全て彼が書き直して正常な魔法陣に仕上げた。後は呪文を唱えるだけだ。しかし、ケルビムを召喚する呪文の詠唱の仕方は知らない。召喚魔法は海外の魔法界ではマイナーとしてその記録はあまり残されていない。召喚は代償が付き物なので危険な行為として外国の魔法学校では召喚術による授業科目は一切必要なかったことから取り入れてはいなかった。しかし、日本には外国とは違って『陰陽術』という魔法の一種がある。式神召喚も召喚魔法の類に入る。しかし、式神は彼らを使役する鬼や獣を召喚する。天使や悪魔を召喚する黒魔術とは少し違うのだ。
ユータを助ける為にもベゼルの言う事を聞くしかなかったシンは期待と不安を胸にケルビムを呼び出そうとする。式神を呼ぶ時は違って妙な緊張感が走る。
「地に眠り天を翔け古から護り続く理の番人よ。我は汝の眠りを目覚めさせ輪廻の門を通ずる道を開く者なり。光りは生命の始まりにして闇は死の始まり。魂は地に還り天に生まれる。軌跡に等しいスフィアの輝きは誕生と未来への意志。白き翼は自由の印で黒き翼は束縛の印」
シンは全集中で呪文を唱え続ける。
魔法陣はシンの詠唱に気づいて光り始めた。黄色に輝く美しい光が彼の目の前に現る。その光景を見たベゼルは「その調子よ。もっともっと」と胸に期待を膨らませながらシンを煽る。しかし、集中しているシンにとってはベゼルの声は耳に入っていない。
ベゼルは別部屋で監視カメラの映像を見ながら詠唱を続けるシンの姿を見守りながらケルビムが出てくるのをすごく楽しみにしていた。
ケルビムならば男でも女でもどちらでもいい。早くケルビムの脳を肉を食いたい。その事で頭が一杯になっていた。もうベゼルはケルビムの事だけしか目がない。モニターに映る光り輝く魔法陣を見て来るか来るかと大いに期待する。
魔法陣から風が吹きシンの白髪と着ている服が靡く。
「創世は万物にして神は創造主。太陽は『生命』を育み月は『狂気』を促す。光と闇は表裏一体。門(ゲート)の先に繋ぐ世界は白の使いと黒の魔物が住まう幸福と絶望の世界」
詠唱を続ける度に魔法陣の輝きは強くなりまるでシンの呪文に呼応しているかのように見えた。すると、呼応する魔法陣が光の渦に変わり始めた。まるで、渦潮みたいで吸い込まれそうだ。神秘的でどこか怪しさもある魔法ならでは見られる光景が礼拝堂に広がる。ゲートが開いたのはいいけど問題はケルビムが出るかどうか。吉が出るか凶が出るかは神のみぞ知る。そのうえ、召喚魔法はかなり魔力を消費するからか辛そうに詠唱するシンの姿が映った。魔力が低いシンにとって召喚魔法はとてもきつそうに見えた。額に汗を流し自らの魔力を全て魔法陣に注ぎ込み精神を削りながら一言一句途切れることもなく詠唱を続ける。
どんなにきつくても集中を切らすこともなくシンは一切泣き言を口に出さなかった。すると、礼拝堂の出口から「シン!」という声が聞こえた。落とし穴に嵌り地下へ落とされたユータが現れたのだ。化物蜘蛛から脱出できたユータはあちこち屋敷を周りながらシンを探していた。しかし、シンはユータの声に気づいておらず詠唱を止めようとはしなかった。
「全知全能の神に誓約されたし理の番人よ。我が願いに耳を傾け楽園により気高き御霊を呼び起こし我が前に現わしたまえ」
長い詠唱が終わると光の渦が強く輝きだして閃光が走った。衝撃波が起こり煌めく光芒と吹き上げる靄が礼拝堂を包み込むと黄緑色に灯る蝋燭が激しく燃え上がり熱風を起こした。黄緑色の炎と光の渦が混合し光り輝く火柱が天井高く立ち昇った。激しく燃え上がり強く輝きだす魔法陣は誰も止められないほどの勢いで暴走するかのように礼拝堂一帯を光と炎で包んだ。
別室でモニタリングをしていたベゼルは椅子から立ち上がり魔法陣の異変を観て「遂にケルビムが来るか!」と大興奮していた。長年の願いが遂に叶えられると有頂天に達したベゼルは早くケルビムに対する食欲がさらに増していった。
凄まじい炎と輝きを見せる魔法陣の前にシンは疲れ果ててへたり込むとそれに気づいたユータは駆けつけ支えた。
「大丈夫か?!」
ユータは心配そうにシンの顔を見る。もう力が入らないかのように倒れ込み弱っていた。召喚魔法で使った精神力と弱体化した魔力を多く使ったことで意識を失いかけていた。魔法陣が起こしている魔力の嵐はまだ勢いが続き辺り一帯を光と靄に包まれた。その瞬間、地面に亀裂が入った。礼拝堂の床に生えた亀裂が広がると裂け目から光が漏れ出し魔法陣が崩壊し始めた。突然の出来事にユータは驚愕し何が起きたのか理解できなかった。しかし、異変が起きたのは魔法陣だけではなかった。シンとユータの身体が崩れ始めたのだ。
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