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Historia Ⅱ
魔羅(8)
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でも、全て終わった。魔法使いの手で美樹は再び死を迎えた。娘を失ったからといって悪魔に代役させたのは間違いだったと気づいた幸子は泣き崩れた。せめての情けかユータは自分が彼女にかけた魔法を解いてあげた。紐は解かれ幸子の手足は自由になった。もう。彼女には抵抗する気力もない。
「やっと解放されたぜ」
どこからか聞き覚えのない声が聞こえた。その声は人とは少し違う野太くて重かった。振り向くと死体となった美樹の頭上に半人半獣の魔物が立っていた。顔は角と嘴がある獣で体は人間とそっくり。
「俺様とした事が亡者如きにここまで手こずるとは。我ながら不覚を取った」
半人半獣の魔物はシンに助けられたことに後悔しながら見下すような目でこちらを見ていた。すると、シンが「お前、悪魔アラストルだな?」と目の前にいる悪魔の名を口にした。
「あらすとる?」
「地獄の刑執行長官を務めている魔神で「復讐」の名を持つ悪魔だ。遠藤幸子が契約した悪魔はこいつだったんだ」
ゾロアスター教では「ブーロー(死刑執行人)」と呼ばれ恐れられていた悪魔アラストル。美樹の身体に入って成り済ましていたのが奴だったとはシンは予想しておらず驚いたが、奴を見ても全く震えてもいなければ恐れてもおらず平然とした態度で悪魔と対面していた。悪魔アラストルは彼らを非力な下等種族として見ているので「まさか、貴様らみたいな愚弱な人間に助けられるとはとんだ失態をしてしまった」と人間に助けられたことに屈辱を感じながらぼやいた。人間は悪魔以下の弱肉そのもので愚かで傲慢で蟻みたいな潰しがいのある小さな生き物。地獄では人間を甚振り苦痛と絶望感を味わわせ玩具のように嬲(なぶ)り倒すので悪魔からすれば彼らはガガンボみたいなものなのでぶちのめす甲斐があるのだ。だから、そんなガガンボ同様の人間に助けられることは悪魔にとっては屈辱なのであろう。
「しかも、人間に人格を支配されるとは予想外だった。死んだ我が子に成り済まして復讐を手伝ってほしいと言われたものだからまさか自分が乗っ取られる側になるとは思いもしなかったぜ」
「お前みたいな上級悪魔が人間に支配されるなんてらしくないな」
シンの鋭い指摘に悪魔アラストルは目を吊り上げた。
「だまれ!人間風情がこの地獄の刑執行長官である俺様に生意気な口を叩くとはいい度胸しているな。貴様ら人間は私利私欲の為ならばどんな汚らわしい手を使ってでも実行に移す愚昧(ぐまい)な生き物だろ?あの富金というクソジジイも自らの名誉と信用を優先して隠蔽に手を染めたのだ。あそこにいる母親もそうだ。奴らに対する復讐心を燃やしつつも娘に会いたいという願いを抱えながら俺様を呼んだのだ。あの母親は俺様に死んだ娘に成り済まして怪しまれないよう演じてほしいと言っていたが、奴の本当の望みは〝甦った娘〟で俺様は本物の娘を生き返らせる材料として呼び寄せたのだ」
悪魔アラストルはベッドの上に倒れている美樹の亡骸を見た。
「俺様はあの女の魂を頂く代わりにこの娘の身体に入り成り済ました。だが、この娘に成り済ましてからしばらくたたない内に遠藤美樹という人間の人格に飲み込まれ乗っ取られた。おかげで俺様は閉じ込められ遠藤美樹の肉体から離脱することができなかった。だから、俺様は遠藤美樹から離れられるよう精神体を使って奴を取り押さえようとしたが、こいつの人格が強すぎたのと貴様らが余計な事をしたせいで出られなかったんだ」
その話を聞いてユータは思い出した。美樹が毎月13日の深夜1時13分に悪夢を見るという話し。そして、彼女を襲った人型の影というのが悪魔アラストルだったのだ。
「そうか!美樹さんを襲った人型の影ってあんたのことだったのか!じゃあ、沼田くん達を襲ったのもあんたなのか?」
「まあ、半分正解で半分不正解だな。正確に言えば俺様自身は殺っていない。殺ったのは、俺様が作った「分身」とあの母親だ。俺様は遠藤美樹に成り済まさなければいけないから俺様は分身を作りあの母親の夫に取り憑かせたまで。そのうえ、殺す相手を分身に指示したのは母親だ。要するに俺様はただあいつの復讐をちょこっとだけ手助けしたまで」
悠々と話す悪魔アラストルは自らの分身が人の命を奪ったことさえ何も感じていないみたいに美樹の遺体を見下した。悪魔だからか人間の命なんて虫けらとしか思っていないのであろう。一個の生命は地球より重いと読んだ本に書いてあったが悪魔からすればそうは思っていないのだろう。悪魔が考える事は人間には理解不能だ。まるで、悪魔アラストルのやり方は自分の手を汚さず分身と復讐心を燃やす幸子を利用したまでにしかすぎない。
「だが、しばらく遠藤美樹に成り済ましたおかげで奴の人格が強すぎて気づけば乗っ取られていたわけ。唯一、分身だけは生きていて復讐劇は続行。でも、人格に飲み込まれて奴の体内に閉じ込められた時はさすがの俺様も危機を感じて抜け出そうと試みたが上手くいかずずっと奮闘していたわけ」
「そこで、シンが彼女の正体を見破ったおかげで出られたわけか。じゃあ、毎月13日の1時13分に襲ったというのは」
「それは、母親が決めた事だ。毎月に一度、一人ずつ殺すよう分身に命令したんだ。奴らに恐怖を与える為にな」
「じゃあ、沼田くんに取り憑いていたダミーの方は?」
「それも母親の指示だ。俺様の分身は自我を持っているから敢えてダミーを作らせてあの小僧に取り憑かせたんだ。貴様らがこの家に訪れた時からな」
幸子の思惑と計画を全て話した悪魔アラストルは疲れたかのようにため息を出した。
「怪しまれないよう娘に成り済ますだけでも疲れるのに人格に取り込まれて乗っ取られるしもう散々で疲れたぜ。800年前にも人間に召喚されて同じような事をしたが、人間と関わるのは本当にくたびれる。こんな事をするなら地獄で亡者共を甚振った方がまだ楽しいぜ」
幸子の計画に乗り美樹の人格で乗っ取られ散々な目に遭った悪魔アラストルは死者の身体と契約に解放されずっと成り済ましを続けたことで疲れを覚えていた。早く恋しい地獄へ戻りたい。そんな気持ちだった。
「意外にも悪魔も大変なんだな」
悪魔アラストルの気持ちを汲み取りながらもシンは自身の手帳に魔法陣を描いていた。
「そりゃあそうだろ。人間は欲の塊に過ぎない醜い生き物だ。どの時代でも人間は欲をかいて次々と面倒事を起こす。あの母親もそうだ。娘を甦らせたい一心で俺を利用したんだ。死んだこいつが強い人格を持っていた事は知らなかったみたいだが、元の生活に戻したくて俺様を抜け殻だったこいつに憑いた事で本当の娘の様に接した。昔から人間は如何なる時でも欲望に動かされている。だから、欲が強すぎた奴は罪を生む。まぁ、悪魔の俺様に言わせておけば欲が強すぎた人間共をこの手で苦痛を与えることさえできればそれで十分だけどな」
地獄で悲鳴や嘆き、断末魔といった絶叫をしながら切り刻まれたり串刺しにされ焼かれたり熱した鉄の鞭でひっぱたかれるなど様々な拷問を受けて音を上げる人間達を想像したのか悪魔アラストルは不気味な笑みを浮かべていた。それは、相手に恐怖を仰ぎ絶望を与えるような気味の悪い笑みだった。
幸子が泣き崩れている中、シンは破いた手帳の紙を落とした。紙には魔法陣が描かれていた。シンは両手を構え魔法陣に集中し呪文を唱えた。
「開けし魔の世界に繋ぐ大いなる扉よ。我が声に応えこの世の理を崩し天地万物を覆す陰気なる闇の住人を還したまえ」
すると、シンの呪文に反応したのか紙に描かれた魔法陣が光り出した。神秘的で美しいけど妖しく光る円陣は別世界へ通ずる道が開き悪魔アラストルを誘う。
「この光に入れば魔界へ行ける。地獄までは自力で帰ってくれ」
シンは悪魔アラストルが無事に地獄へ帰れるように通り道となる魔界への扉を開けた。この光の先へ行けば魔法使いでも立ち入れない本当の魔界へ行ける。
「そのぐらい問題はない。だが、貴様らみたいな愚弱な人間共に助けられるのは気に喰わんが今回だけは特別に感謝しやる。二度と相まみえることはないがな」
悪魔アラストルは二人に助けられたことに不満に思いつつも彼らがいなかったら自由になれず地獄へも帰れなかった。悪魔が人間に感謝するのはおかしな事だが、悪魔アラストルは二人にちょっとだけ感謝しながらも皮肉な台詞を言い残して魔界へ旅立った。
悪魔アラストルが地獄へ帰り事件は無事解決した。
幸子は蹲りながら泣き続け美樹の部屋は彼女の泣き声に包まれた。
「やっと解放されたぜ」
どこからか聞き覚えのない声が聞こえた。その声は人とは少し違う野太くて重かった。振り向くと死体となった美樹の頭上に半人半獣の魔物が立っていた。顔は角と嘴がある獣で体は人間とそっくり。
「俺様とした事が亡者如きにここまで手こずるとは。我ながら不覚を取った」
半人半獣の魔物はシンに助けられたことに後悔しながら見下すような目でこちらを見ていた。すると、シンが「お前、悪魔アラストルだな?」と目の前にいる悪魔の名を口にした。
「あらすとる?」
「地獄の刑執行長官を務めている魔神で「復讐」の名を持つ悪魔だ。遠藤幸子が契約した悪魔はこいつだったんだ」
ゾロアスター教では「ブーロー(死刑執行人)」と呼ばれ恐れられていた悪魔アラストル。美樹の身体に入って成り済ましていたのが奴だったとはシンは予想しておらず驚いたが、奴を見ても全く震えてもいなければ恐れてもおらず平然とした態度で悪魔と対面していた。悪魔アラストルは彼らを非力な下等種族として見ているので「まさか、貴様らみたいな愚弱な人間に助けられるとはとんだ失態をしてしまった」と人間に助けられたことに屈辱を感じながらぼやいた。人間は悪魔以下の弱肉そのもので愚かで傲慢で蟻みたいな潰しがいのある小さな生き物。地獄では人間を甚振り苦痛と絶望感を味わわせ玩具のように嬲(なぶ)り倒すので悪魔からすれば彼らはガガンボみたいなものなのでぶちのめす甲斐があるのだ。だから、そんなガガンボ同様の人間に助けられることは悪魔にとっては屈辱なのであろう。
「しかも、人間に人格を支配されるとは予想外だった。死んだ我が子に成り済まして復讐を手伝ってほしいと言われたものだからまさか自分が乗っ取られる側になるとは思いもしなかったぜ」
「お前みたいな上級悪魔が人間に支配されるなんてらしくないな」
シンの鋭い指摘に悪魔アラストルは目を吊り上げた。
「だまれ!人間風情がこの地獄の刑執行長官である俺様に生意気な口を叩くとはいい度胸しているな。貴様ら人間は私利私欲の為ならばどんな汚らわしい手を使ってでも実行に移す愚昧(ぐまい)な生き物だろ?あの富金というクソジジイも自らの名誉と信用を優先して隠蔽に手を染めたのだ。あそこにいる母親もそうだ。奴らに対する復讐心を燃やしつつも娘に会いたいという願いを抱えながら俺様を呼んだのだ。あの母親は俺様に死んだ娘に成り済まして怪しまれないよう演じてほしいと言っていたが、奴の本当の望みは〝甦った娘〟で俺様は本物の娘を生き返らせる材料として呼び寄せたのだ」
悪魔アラストルはベッドの上に倒れている美樹の亡骸を見た。
「俺様はあの女の魂を頂く代わりにこの娘の身体に入り成り済ました。だが、この娘に成り済ましてからしばらくたたない内に遠藤美樹という人間の人格に飲み込まれ乗っ取られた。おかげで俺様は閉じ込められ遠藤美樹の肉体から離脱することができなかった。だから、俺様は遠藤美樹から離れられるよう精神体を使って奴を取り押さえようとしたが、こいつの人格が強すぎたのと貴様らが余計な事をしたせいで出られなかったんだ」
その話を聞いてユータは思い出した。美樹が毎月13日の深夜1時13分に悪夢を見るという話し。そして、彼女を襲った人型の影というのが悪魔アラストルだったのだ。
「そうか!美樹さんを襲った人型の影ってあんたのことだったのか!じゃあ、沼田くん達を襲ったのもあんたなのか?」
「まあ、半分正解で半分不正解だな。正確に言えば俺様自身は殺っていない。殺ったのは、俺様が作った「分身」とあの母親だ。俺様は遠藤美樹に成り済まさなければいけないから俺様は分身を作りあの母親の夫に取り憑かせたまで。そのうえ、殺す相手を分身に指示したのは母親だ。要するに俺様はただあいつの復讐をちょこっとだけ手助けしたまで」
悠々と話す悪魔アラストルは自らの分身が人の命を奪ったことさえ何も感じていないみたいに美樹の遺体を見下した。悪魔だからか人間の命なんて虫けらとしか思っていないのであろう。一個の生命は地球より重いと読んだ本に書いてあったが悪魔からすればそうは思っていないのだろう。悪魔が考える事は人間には理解不能だ。まるで、悪魔アラストルのやり方は自分の手を汚さず分身と復讐心を燃やす幸子を利用したまでにしかすぎない。
「だが、しばらく遠藤美樹に成り済ましたおかげで奴の人格が強すぎて気づけば乗っ取られていたわけ。唯一、分身だけは生きていて復讐劇は続行。でも、人格に飲み込まれて奴の体内に閉じ込められた時はさすがの俺様も危機を感じて抜け出そうと試みたが上手くいかずずっと奮闘していたわけ」
「そこで、シンが彼女の正体を見破ったおかげで出られたわけか。じゃあ、毎月13日の1時13分に襲ったというのは」
「それは、母親が決めた事だ。毎月に一度、一人ずつ殺すよう分身に命令したんだ。奴らに恐怖を与える為にな」
「じゃあ、沼田くんに取り憑いていたダミーの方は?」
「それも母親の指示だ。俺様の分身は自我を持っているから敢えてダミーを作らせてあの小僧に取り憑かせたんだ。貴様らがこの家に訪れた時からな」
幸子の思惑と計画を全て話した悪魔アラストルは疲れたかのようにため息を出した。
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「意外にも悪魔も大変なんだな」
悪魔アラストルの気持ちを汲み取りながらもシンは自身の手帳に魔法陣を描いていた。
「そりゃあそうだろ。人間は欲の塊に過ぎない醜い生き物だ。どの時代でも人間は欲をかいて次々と面倒事を起こす。あの母親もそうだ。娘を甦らせたい一心で俺を利用したんだ。死んだこいつが強い人格を持っていた事は知らなかったみたいだが、元の生活に戻したくて俺様を抜け殻だったこいつに憑いた事で本当の娘の様に接した。昔から人間は如何なる時でも欲望に動かされている。だから、欲が強すぎた奴は罪を生む。まぁ、悪魔の俺様に言わせておけば欲が強すぎた人間共をこの手で苦痛を与えることさえできればそれで十分だけどな」
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幸子が泣き崩れている中、シンは破いた手帳の紙を落とした。紙には魔法陣が描かれていた。シンは両手を構え魔法陣に集中し呪文を唱えた。
「開けし魔の世界に繋ぐ大いなる扉よ。我が声に応えこの世の理を崩し天地万物を覆す陰気なる闇の住人を還したまえ」
すると、シンの呪文に反応したのか紙に描かれた魔法陣が光り出した。神秘的で美しいけど妖しく光る円陣は別世界へ通ずる道が開き悪魔アラストルを誘う。
「この光に入れば魔界へ行ける。地獄までは自力で帰ってくれ」
シンは悪魔アラストルが無事に地獄へ帰れるように通り道となる魔界への扉を開けた。この光の先へ行けば魔法使いでも立ち入れない本当の魔界へ行ける。
「そのぐらい問題はない。だが、貴様らみたいな愚弱な人間共に助けられるのは気に喰わんが今回だけは特別に感謝しやる。二度と相まみえることはないがな」
悪魔アラストルは二人に助けられたことに不満に思いつつも彼らがいなかったら自由になれず地獄へも帰れなかった。悪魔が人間に感謝するのはおかしな事だが、悪魔アラストルは二人にちょっとだけ感謝しながらも皮肉な台詞を言い残して魔界へ旅立った。
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