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18話 【ビラの森】
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僕達は、孤児院を助けるためにお金を稼がなくてはならないので、アイランさんに教えてもらった【ビラの森】に来ていた。
「ここが、ビラの森か。」
「そうみたいですね。」
森は、あまり日の光が入ってないので、少し薄暗いのだが、普通に歩ける程度の暗さなのであまり気にはならない。
そういえば、アイランさんの話によるとこの近辺では、危ない魔物などがあまり出ないのだが、ビラの森まで行くと少なくともCランクの魔物が出るということで、警戒はしていたが前にBランクの魔物を一撃で倒したシャニがいるのだから大丈夫なはずだ。
「来ます。」
シャニがいきなり、言った。そうして、少しだけ歩くと本当にいた。どうやら、魔物はまだこちらに気づいていないみたいだ。
その魔物の見た目は、元いた世界のまんまイノシシであるが少し牙が大きいだろうか。そのイノシシは、3匹いる。
「シャニ、2匹は任せてもいいかな。」
「はい、お任せ下さい。」
そう言うと、シャニはすぐさま攻撃態勢に入り氷魔法を使い尖っている氷の柱を2つ出しイノシシ2匹に向かって、放った。僕も負けじと風魔法であるウインドカッターを唱えた。
ドスッ ドスッ
ヒュン、ヒュン━━。
グルルル。と唸り声を出して2匹は倒れたのだが、僕が担当した1匹はまだ息があるようだ。そして、僕達に向かって突進してきた。
距離が少しまだあるので焦らずにもう1度僕は同じ魔法を唱えた。
ヒュン、ヒュン━━。
グルルッ。とか細い声で鳴きもう1匹倒れた。ふぅ、どうやら2発与えないと僕の攻撃では、まだ倒せないようだ。
「シャニ先に気付いてくれてありがとう。」
「いえ、全然平気ですよ。それにしてもショウさんは風魔法もお使えになるんですね。」
「うん、一応ね。威力はまだ低いけど。」
「お兄ちゃんすごーい」
「お姉ちゃんもすごーい」
カイルとイルナが目をキラキラさせながら言っていたのでちょっと照れる。
そういえば、シャニは何故気がついたのだろうか。
「ショウさん、わたしは気配があるかどうか分かるので、また魔物がいたら言いますね。」
そうだシャニには気配察知があるので先に気づくこどができたのか本当に助かる。
「シャニ、本当に助かるよ。」
「はい。」
とりあえず僕は、アイテムボックスに入れる前に倒したイノシシを鑑定をしてみた。
[ボーアボア]
『Cランクの魔物鋭い牙があり、主に敵と判断した者を突進する傾向がある。』
鑑定するとどのランクの魔物かということや、その魔物の特徴なども分かるようだ。
そうして、3匹のボーアボアを僕のアイテムボックスに入れてまた歩きだした。
そして、また少し歩いていたら今度は何故かカイルとイルナが僕の服の裾を引っ張ってきた。
「お兄ちゃん、あのね」
「もう少ししたら魔物いるよ」
「シャニ、ほんとに?」
「はい、間違いないです。カイルとイルナの言った通り少し歩いた先にいます。」
半信半疑でシャニに聞いてみたら、本当のようだ。子供は、気配に敏感だっていうけどまさかね。
少し歩いた先にさっきと同じ魔物つまりボーアボアが今度は4匹いるようだ。
さっきと同じ作戦でボーアボア達を倒した。
シャニには、今度は3匹請け負ってもらったのだが相も変わらず氷魔法1回で倒していた。
ちなみに、僕はまた2回の風魔法を使わないと倒せなかった。
「それにしても、魔物がいるってよく分かったね。カイルとイルナえらいよ。」
そう言いカイルとイルナの頭を撫でた。そうしたら、いつもの通りカイルとイルナは、すごく可愛い笑顔を見せてくれた。
「もちろん、シャニもだよありがとう。」
もちろん、シャニの頭も撫でる。シャニも兎の耳をぴょこぴょこさせながら喜んでいた。
そうして、僕らは順調に魔物を同じ方法で何度も倒していった。
3~4回ほど同じやり取りをしていた時だった。
カイルとイルナが僕やシャニに聞いてきた。
「お兄ちゃんとお姉ちゃん、魔法ってカイルとイルナも使えるの?」
「イルナもお姉ちゃんやお兄ちゃんみたいな魔法使ってみたいな。」
「え、いきなりどうしたの?」
「「もし使えたら、カイルとイルナもお兄ちゃんやお姉ちゃんの手伝いができるから。」」
僕やシャニはかなり驚いたが、カイルとイルナの気持ちはすごく嬉しかった。こんなに危ない場所に連れて行っているのにカイルとイルナは、文句も言わずについてきた。
それに、魔法を使いたい理由が僕達のお手伝いをしたいからだという。
僕は、神様がくれた特殊スキルのおかげで魔法や便利なスキルを取れるのだが普通の人は、どうなのか分からないのでシャニに聞くことにした。
「シャニ、魔法って誰でも使えるものなの?」
「いえ、まずは適性があるかどうかなのですがそれを調べる方法がありませんから。」
「そうなんだ。じゃあ今は教えられないのか。ごめんね、カイルとイルナが何の魔法を使えるか分からないから今は教えられないや。」
「「そっかあ。」」
2人は明らかに落ち込んでいたので僕はすかさずフォローを入れた。
「だから、カイルとイルナは、魔物がいると思ったらすぐに教えてね。」
「「うん!」」
そうして、僕達はまた歩きだした。それにしても魔法の適性か·····
もしかしたら、カイルやイルナの事を僕が鑑定してステータスを見ればスキル欄に書いてあるかもしれないそう思った。
その時だった、シャニやカイルとイルナは一斉に同じ方向を見た。
「ここが、ビラの森か。」
「そうみたいですね。」
森は、あまり日の光が入ってないので、少し薄暗いのだが、普通に歩ける程度の暗さなのであまり気にはならない。
そういえば、アイランさんの話によるとこの近辺では、危ない魔物などがあまり出ないのだが、ビラの森まで行くと少なくともCランクの魔物が出るということで、警戒はしていたが前にBランクの魔物を一撃で倒したシャニがいるのだから大丈夫なはずだ。
「来ます。」
シャニがいきなり、言った。そうして、少しだけ歩くと本当にいた。どうやら、魔物はまだこちらに気づいていないみたいだ。
その魔物の見た目は、元いた世界のまんまイノシシであるが少し牙が大きいだろうか。そのイノシシは、3匹いる。
「シャニ、2匹は任せてもいいかな。」
「はい、お任せ下さい。」
そう言うと、シャニはすぐさま攻撃態勢に入り氷魔法を使い尖っている氷の柱を2つ出しイノシシ2匹に向かって、放った。僕も負けじと風魔法であるウインドカッターを唱えた。
ドスッ ドスッ
ヒュン、ヒュン━━。
グルルル。と唸り声を出して2匹は倒れたのだが、僕が担当した1匹はまだ息があるようだ。そして、僕達に向かって突進してきた。
距離が少しまだあるので焦らずにもう1度僕は同じ魔法を唱えた。
ヒュン、ヒュン━━。
グルルッ。とか細い声で鳴きもう1匹倒れた。ふぅ、どうやら2発与えないと僕の攻撃では、まだ倒せないようだ。
「シャニ先に気付いてくれてありがとう。」
「いえ、全然平気ですよ。それにしてもショウさんは風魔法もお使えになるんですね。」
「うん、一応ね。威力はまだ低いけど。」
「お兄ちゃんすごーい」
「お姉ちゃんもすごーい」
カイルとイルナが目をキラキラさせながら言っていたのでちょっと照れる。
そういえば、シャニは何故気がついたのだろうか。
「ショウさん、わたしは気配があるかどうか分かるので、また魔物がいたら言いますね。」
そうだシャニには気配察知があるので先に気づくこどができたのか本当に助かる。
「シャニ、本当に助かるよ。」
「はい。」
とりあえず僕は、アイテムボックスに入れる前に倒したイノシシを鑑定をしてみた。
[ボーアボア]
『Cランクの魔物鋭い牙があり、主に敵と判断した者を突進する傾向がある。』
鑑定するとどのランクの魔物かということや、その魔物の特徴なども分かるようだ。
そうして、3匹のボーアボアを僕のアイテムボックスに入れてまた歩きだした。
そして、また少し歩いていたら今度は何故かカイルとイルナが僕の服の裾を引っ張ってきた。
「お兄ちゃん、あのね」
「もう少ししたら魔物いるよ」
「シャニ、ほんとに?」
「はい、間違いないです。カイルとイルナの言った通り少し歩いた先にいます。」
半信半疑でシャニに聞いてみたら、本当のようだ。子供は、気配に敏感だっていうけどまさかね。
少し歩いた先にさっきと同じ魔物つまりボーアボアが今度は4匹いるようだ。
さっきと同じ作戦でボーアボア達を倒した。
シャニには、今度は3匹請け負ってもらったのだが相も変わらず氷魔法1回で倒していた。
ちなみに、僕はまた2回の風魔法を使わないと倒せなかった。
「それにしても、魔物がいるってよく分かったね。カイルとイルナえらいよ。」
そう言いカイルとイルナの頭を撫でた。そうしたら、いつもの通りカイルとイルナは、すごく可愛い笑顔を見せてくれた。
「もちろん、シャニもだよありがとう。」
もちろん、シャニの頭も撫でる。シャニも兎の耳をぴょこぴょこさせながら喜んでいた。
そうして、僕らは順調に魔物を同じ方法で何度も倒していった。
3~4回ほど同じやり取りをしていた時だった。
カイルとイルナが僕やシャニに聞いてきた。
「お兄ちゃんとお姉ちゃん、魔法ってカイルとイルナも使えるの?」
「イルナもお姉ちゃんやお兄ちゃんみたいな魔法使ってみたいな。」
「え、いきなりどうしたの?」
「「もし使えたら、カイルとイルナもお兄ちゃんやお姉ちゃんの手伝いができるから。」」
僕やシャニはかなり驚いたが、カイルとイルナの気持ちはすごく嬉しかった。こんなに危ない場所に連れて行っているのにカイルとイルナは、文句も言わずについてきた。
それに、魔法を使いたい理由が僕達のお手伝いをしたいからだという。
僕は、神様がくれた特殊スキルのおかげで魔法や便利なスキルを取れるのだが普通の人は、どうなのか分からないのでシャニに聞くことにした。
「シャニ、魔法って誰でも使えるものなの?」
「いえ、まずは適性があるかどうかなのですがそれを調べる方法がありませんから。」
「そうなんだ。じゃあ今は教えられないのか。ごめんね、カイルとイルナが何の魔法を使えるか分からないから今は教えられないや。」
「「そっかあ。」」
2人は明らかに落ち込んでいたので僕はすかさずフォローを入れた。
「だから、カイルとイルナは、魔物がいると思ったらすぐに教えてね。」
「「うん!」」
そうして、僕達はまた歩きだした。それにしても魔法の適性か·····
もしかしたら、カイルやイルナの事を僕が鑑定してステータスを見ればスキル欄に書いてあるかもしれないそう思った。
その時だった、シャニやカイルとイルナは一斉に同じ方向を見た。
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