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魔法使い編
熱いやつが来たね
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次の日、雪梛と香澄は草原まで来ていて流体の仕組みの分析をしていた。
「貴方はどう思うかしら?この流体の使用方法について」
香澄は流体を使って動いてみながら言った。
「そうだね。まずこの流体の動きの特徴として常に流れるかのように力を入れずに動けるというのがあるね。そして私たちは脱力状態から発動可能な技がいくつかある。まあその中でもとりわけ無焦点が挙げられるんだけどね」
雪梛の言葉を聞いて香澄は少々考えてから納得した。
「確かにそうね。無焦点と流体を確実に使えるようにすれば回避も攻撃の幅もかなり広がるはずね。それに会長も両方使えるってのが決め手かしら」
二人はそう結論づけて練習を開始した。
まずは脱力させて風の気流と波長を合わせて流体の準備を完了させる。
そして片足に全ての体重をかけて爆速で踏み込む。
「無焦点」
雪梛は超速で吹っ飛んでいってしまった。
「なにやってんのかしらあの子は…」
香澄は呆れながら言った。
20秒後に雪梛は自損ブーストで帰ってきた。
「お帰りなさい。なかなか制御が難しいのねこれ」
「まあ元々ぶん殴り専用技みたいなものだからねこれは。でもだからこそこれができたらかなり強くなるよ」
そうしてこの日は雪梛と香澄はずっとこの流体無焦点の練習をしていた。
ちなみに結構吹っ飛んでいたらしく街では空飛ぶ人間がいると少し話題になっていたようだ。
街の中を歩いていたら会長がたまたまいた。
「あら雪梛と香澄ー。知っている?なんか黒髪と薄水色の髪色の人間が空を飛んでいたんだって。系統が違うのに不思議だよねえってあれ、もしかしてそれって貴方達?」
鋭いのだか鈍いのだか、会長は今やっと気づいたようだ。
「そうよ。昨日は流体の複合技を練習していたのよ。まあ失敗ばかりであれだったけれども。ところで会長、何か良い対戦相手はいないかしら?ここのところ全然戦っていないから戦いたいのよね」
香澄にそう言われた会長は少し考えてから話し始めた。
「そうねぇ。あ、そしたら良い人がいるよ。熱系統魔法の使い手でかなり熱い人が」
香澄はそう言われて会長に案内をお願いした。
「そうなのね。じゃあぜひ私にその人を紹介してちょうだいな」
「いいわよー。なんか面白そうだしね」
会長は携帯電話を取り出して電話をかけた。
少し経って会長は電話を切った。
「来てくれるってさ。よかったわねー。じゃあまた草原まで行こうか。」
会長に仕切られて雪梛と香澄はついていった。
草原に着くともうすでに一人の赤髪の少女がいた。
「初めまして。私は香澄でこの子が雪梛。貴方の名前を聞いてもいいかしら?」
香澄は赤髪を観察したが情報が取れないようだ。
「もちろんいいぜ。私の名前は熱無だ。どう呼んでもらっても構わないぜ」
熱無あつな
熱い性格をしている。
どんなものも熱くなりすぎてたまに先走る
また変なのが増えたようだ。
熱無は香澄と雪梛の指をみて不思議そうに首を傾げた。
「ありゃ?もしかしなくても魔法が使えないのか?そしたらすっげぇな。よく会長と互角以上の試合をしたな」
どうやら魔法が使えないという情報は伝わっていないらしい。
「ええ、まあ私じゃなくてこの子なんだけどね。熱無、私と戦わない?」
香澄は話が逸れまくる前に聞いた。
「いいぜ。魔法を使わないやつとか会長以外だと相手にならなかったからな。正直ちょー楽しみだぜ」
熱無はそう言うと身体強化魔法を発動させて準備を完了させた。
最初はハンドガンね。
香澄はそう考えて抜銃してセーフティを外してフルに切り替えて構えた。
「銃使うんだな。あれ、会長も使っていたっけ?まあそんなんはどうでもいいか。先手は譲ってやるぜ」
熱無が気になることを言ってたがそれは一旦無視して演算を開始した。
香澄は動き出して演算どうりに撃ちはじめた。
「ムーブコースター」
「これりゃ面白いな」
熱無は自身の周囲を飛んでいる銃弾に視線を向けながら立っている。
「今回はどうかしらね」
いつも散々な切り抜け方をされている香澄にとっては、もはや正攻法で防がれるのを待ち望んでいるようだ。
「いい頭してんな香澄。本当は銃弾を全部溶かしちまってもいいんだがそれはこんなものをしてくれたあんたに失礼だな」
熱無は喋りながらも足目掛けて飛んできていたキーを気配で回避した。
「すごいわね。ようやっと試合開始よ」
香澄はそう言うとハンドガンをしまってサブマシンガンに切り替えて撃ち始めた。
ババババババ
熱無は銃口の向きから飛んでくる場所を予想して回避しているようだ。
「貴方も攻撃してきていいのよ?」
「じゃあお言葉に甘えるぜ」
熱無は熱の球体を4つ出して香澄の近くに3個ほど、そして自身の背後に一つ配置した。
「いいわね。もちろん純系統の方が格が違うのよね?」
「もちろんだ。私の炎熱はこの世界1だぜ!」
熱無は自信満々に言ってレーザー射撃を開始した。
香澄は見切りじゃ間に合わないので立体的視認を疑似発動させて軌道を軽く読み取り多少の賭けで回避を試みた。
ビシュ
「やっぱり魔法はすごいわね。私は本気を出さざるおえないのかしら」
そんなことを言いながらも既に色付きを発動させて見切り回避を開始した。
「すっごいな香澄。まさか私のレーザーを避けれるなんてな。こっちも楽しくなってきたぞー」
熱無はレーザーを放ちながら自身の背中にシールドを張ってそこに向けて背後に配置しておいたレーザーを撃った。
「!?」
香澄は超速の接近が来ると察したためレーザーの線を消した立体的視認を発動させて衝撃透過の準備を整えた。
バッコーーーン!
香澄は熱無の爆速殴りをもらって吹っ飛んでいった。
「流石にきついんじゃないのー」
会長は香澄が吹っ飛んでくのを見て感想をいった。
「そっか。会長は知らないかもね。私たちは基本的に打撃じゃあんまりダメージ入んないから」
会長は不思議そうに見てきたが香澄が戻ってきたためそっちを見た。
「ええ…まさかの無傷?流石にドン引きだぜ」
「あんな速度で殴った貴方がそれを言うのかしら?まあいいわ。私もお返しをあげる」
香澄は流れるように熱無に近いて拳を動かし超ショートブローの無焦点を放ちその直後に足でも無焦点を使って熱無を追いかけていった。
「なんだこりゃー。なんかぐんぐん吹っ飛ぶ…なんかきてんやけど⁉︎」
流石に予想外すぎる香澄の接近に熱無はシールドを貼ってやり過ごそうとした。
「そのシールド、確か破壊したことあるのよね」
「は?」
香澄はシールドに張り付いて力を加えて熱無を地面に側にし、立ち上がって無焦点を放って香澄は上に熱無はしたに爆速で飛んでいった。
「えぐすぎーー」
熱無は地面に激突してめり込んでいた。
香澄は上に吹っ飛んで最高上昇地点に辿り着いた瞬間に抜刀して朝月の使ったあの技を使った。
「空破斬」
ビューン ビューン ビューン
爆速で振った刀は空気を切り裂きながら熱無に向かって飛んでいく。
香澄は納刀して衝撃透過の準備を整えた。
熱無は何やら上から攻撃の気配がして回避しようと思ったがめり込んでいてすぐには動けないようだ。
「ぐはっぐはっうわぁ」
ついに熱無のシールドが破壊された。
「なんてやつだよ本当にってなんか来てんですけどーーー!?」
熱無は生身で超速の香澄の下敷きになった。
「あらごめんなさい。埋まっていたもんだから気づかなかったわ」
「悪魔か…お前は」
熱無の意識はそこで途切れた。
「貴方はどう思うかしら?この流体の使用方法について」
香澄は流体を使って動いてみながら言った。
「そうだね。まずこの流体の動きの特徴として常に流れるかのように力を入れずに動けるというのがあるね。そして私たちは脱力状態から発動可能な技がいくつかある。まあその中でもとりわけ無焦点が挙げられるんだけどね」
雪梛の言葉を聞いて香澄は少々考えてから納得した。
「確かにそうね。無焦点と流体を確実に使えるようにすれば回避も攻撃の幅もかなり広がるはずね。それに会長も両方使えるってのが決め手かしら」
二人はそう結論づけて練習を開始した。
まずは脱力させて風の気流と波長を合わせて流体の準備を完了させる。
そして片足に全ての体重をかけて爆速で踏み込む。
「無焦点」
雪梛は超速で吹っ飛んでいってしまった。
「なにやってんのかしらあの子は…」
香澄は呆れながら言った。
20秒後に雪梛は自損ブーストで帰ってきた。
「お帰りなさい。なかなか制御が難しいのねこれ」
「まあ元々ぶん殴り専用技みたいなものだからねこれは。でもだからこそこれができたらかなり強くなるよ」
そうしてこの日は雪梛と香澄はずっとこの流体無焦点の練習をしていた。
ちなみに結構吹っ飛んでいたらしく街では空飛ぶ人間がいると少し話題になっていたようだ。
街の中を歩いていたら会長がたまたまいた。
「あら雪梛と香澄ー。知っている?なんか黒髪と薄水色の髪色の人間が空を飛んでいたんだって。系統が違うのに不思議だよねえってあれ、もしかしてそれって貴方達?」
鋭いのだか鈍いのだか、会長は今やっと気づいたようだ。
「そうよ。昨日は流体の複合技を練習していたのよ。まあ失敗ばかりであれだったけれども。ところで会長、何か良い対戦相手はいないかしら?ここのところ全然戦っていないから戦いたいのよね」
香澄にそう言われた会長は少し考えてから話し始めた。
「そうねぇ。あ、そしたら良い人がいるよ。熱系統魔法の使い手でかなり熱い人が」
香澄はそう言われて会長に案内をお願いした。
「そうなのね。じゃあぜひ私にその人を紹介してちょうだいな」
「いいわよー。なんか面白そうだしね」
会長は携帯電話を取り出して電話をかけた。
少し経って会長は電話を切った。
「来てくれるってさ。よかったわねー。じゃあまた草原まで行こうか。」
会長に仕切られて雪梛と香澄はついていった。
草原に着くともうすでに一人の赤髪の少女がいた。
「初めまして。私は香澄でこの子が雪梛。貴方の名前を聞いてもいいかしら?」
香澄は赤髪を観察したが情報が取れないようだ。
「もちろんいいぜ。私の名前は熱無だ。どう呼んでもらっても構わないぜ」
熱無あつな
熱い性格をしている。
どんなものも熱くなりすぎてたまに先走る
また変なのが増えたようだ。
熱無は香澄と雪梛の指をみて不思議そうに首を傾げた。
「ありゃ?もしかしなくても魔法が使えないのか?そしたらすっげぇな。よく会長と互角以上の試合をしたな」
どうやら魔法が使えないという情報は伝わっていないらしい。
「ええ、まあ私じゃなくてこの子なんだけどね。熱無、私と戦わない?」
香澄は話が逸れまくる前に聞いた。
「いいぜ。魔法を使わないやつとか会長以外だと相手にならなかったからな。正直ちょー楽しみだぜ」
熱無はそう言うと身体強化魔法を発動させて準備を完了させた。
最初はハンドガンね。
香澄はそう考えて抜銃してセーフティを外してフルに切り替えて構えた。
「銃使うんだな。あれ、会長も使っていたっけ?まあそんなんはどうでもいいか。先手は譲ってやるぜ」
熱無が気になることを言ってたがそれは一旦無視して演算を開始した。
香澄は動き出して演算どうりに撃ちはじめた。
「ムーブコースター」
「これりゃ面白いな」
熱無は自身の周囲を飛んでいる銃弾に視線を向けながら立っている。
「今回はどうかしらね」
いつも散々な切り抜け方をされている香澄にとっては、もはや正攻法で防がれるのを待ち望んでいるようだ。
「いい頭してんな香澄。本当は銃弾を全部溶かしちまってもいいんだがそれはこんなものをしてくれたあんたに失礼だな」
熱無は喋りながらも足目掛けて飛んできていたキーを気配で回避した。
「すごいわね。ようやっと試合開始よ」
香澄はそう言うとハンドガンをしまってサブマシンガンに切り替えて撃ち始めた。
ババババババ
熱無は銃口の向きから飛んでくる場所を予想して回避しているようだ。
「貴方も攻撃してきていいのよ?」
「じゃあお言葉に甘えるぜ」
熱無は熱の球体を4つ出して香澄の近くに3個ほど、そして自身の背後に一つ配置した。
「いいわね。もちろん純系統の方が格が違うのよね?」
「もちろんだ。私の炎熱はこの世界1だぜ!」
熱無は自信満々に言ってレーザー射撃を開始した。
香澄は見切りじゃ間に合わないので立体的視認を疑似発動させて軌道を軽く読み取り多少の賭けで回避を試みた。
ビシュ
「やっぱり魔法はすごいわね。私は本気を出さざるおえないのかしら」
そんなことを言いながらも既に色付きを発動させて見切り回避を開始した。
「すっごいな香澄。まさか私のレーザーを避けれるなんてな。こっちも楽しくなってきたぞー」
熱無はレーザーを放ちながら自身の背中にシールドを張ってそこに向けて背後に配置しておいたレーザーを撃った。
「!?」
香澄は超速の接近が来ると察したためレーザーの線を消した立体的視認を発動させて衝撃透過の準備を整えた。
バッコーーーン!
香澄は熱無の爆速殴りをもらって吹っ飛んでいった。
「流石にきついんじゃないのー」
会長は香澄が吹っ飛んでくのを見て感想をいった。
「そっか。会長は知らないかもね。私たちは基本的に打撃じゃあんまりダメージ入んないから」
会長は不思議そうに見てきたが香澄が戻ってきたためそっちを見た。
「ええ…まさかの無傷?流石にドン引きだぜ」
「あんな速度で殴った貴方がそれを言うのかしら?まあいいわ。私もお返しをあげる」
香澄は流れるように熱無に近いて拳を動かし超ショートブローの無焦点を放ちその直後に足でも無焦点を使って熱無を追いかけていった。
「なんだこりゃー。なんかぐんぐん吹っ飛ぶ…なんかきてんやけど⁉︎」
流石に予想外すぎる香澄の接近に熱無はシールドを貼ってやり過ごそうとした。
「そのシールド、確か破壊したことあるのよね」
「は?」
香澄はシールドに張り付いて力を加えて熱無を地面に側にし、立ち上がって無焦点を放って香澄は上に熱無はしたに爆速で飛んでいった。
「えぐすぎーー」
熱無は地面に激突してめり込んでいた。
香澄は上に吹っ飛んで最高上昇地点に辿り着いた瞬間に抜刀して朝月の使ったあの技を使った。
「空破斬」
ビューン ビューン ビューン
爆速で振った刀は空気を切り裂きながら熱無に向かって飛んでいく。
香澄は納刀して衝撃透過の準備を整えた。
熱無は何やら上から攻撃の気配がして回避しようと思ったがめり込んでいてすぐには動けないようだ。
「ぐはっぐはっうわぁ」
ついに熱無のシールドが破壊された。
「なんてやつだよ本当にってなんか来てんですけどーーー!?」
熱無は生身で超速の香澄の下敷きになった。
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