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魔法使い編
変な技の語り合い
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「どうぞー。なんもない部屋だけどとりあえず適当なところに座っといていいよ」
雪梛はそう告げて飲み物を取りに行った。
「はえ~。なんだかすごいな。パソコンとか置いてあるし」
深雪は床に座って見渡しながら言った。
「まあこの子の部屋は少しものめずらいしいものもあるからね」
香澄は遠慮なく足を伸ばして座っている。
「お待たせ。じゃあ早速で悪いけど始めるとしようか。技の詳細語りを」
雪梛は持ってきた物を卓上に置いて座った。
「誰から行くのかしらー?もちろん私からでもオッケーよ」
会長は全員分の飲み物を注ぎながらいった。
雪梛は軽く挙手してから話しはじめた
「じゃあここは私からいくよ。語った方がいい技なんてたくさんあるんだけどまあ読者がいる関係上見切りは情報を送っとくね。そして今回は主に会長に習得してもらいたい受け流しについてやっていくよ。質問があったらその都度聞いてね。では早速、会長は流体という技を使ってダメージをなくしているけど私たちは受け流しという攻撃と同速のほぼ同方向に力を入れていってやり過ごしものをつかているんだよ。これの良いところは流しきった際の力をそのまま次の動作に使用できるところだね。私からは受け流しからのカウンターに派生しているんだけどこれが案外強いんだよね。これをされた方は事前に予測しておくか体術回避、手刀での受け流ししか取れないからかなり厳しいんだよね。まあ受け流しについてはこんなものかな。じゃあ次は会長の流体についての説明をお願いしても良い?」
雪梛は会長が理解していることを確認する意味合いも含めて言った。
「いいわよー。大体は理解できたからね。じゃあ流体について話していくわよ。まず私の流体は貴方達の受け流しとは全然違うわね。この流体は対象物と同調して身体の力を完全に抜き、流れるように力を入れずに動けることが最大の特徴ね。この力を入れずに動けることによって無駄が減らせるし何より無焦点がいつでも使えるのが良いところよね。まあ要するに脱力中に動けることが流体ね」
雪梛と香澄はこの説明を聞きながら同じことを考えた。
(これ、流体使いながら衝撃吸収できたら最強じゃないか?)
二人はそんなことを考えつつも会長の話が終わったため反応しはじめた。
「なるほどね。だからあんなに無駄なく流れていると感じたわけか。じゃあ香澄、なんか技ある?」
「うーん、そうねぇ。あ!そうだ。会長の覚醒モードは何かしらこっちもおんなじようなものを持っているから教えて欲しいわ」
香澄は話す内容がなかったがうまく継続させたようだ。
「ああ、あの赤目になる状態ねー。いいわよー。炎熱魔法使用可能状態、まあ私は制限解除、リドブレって名付けているんだけど。この状態になると高度な炎熱魔法が使えて更に脳の回転速度と感覚がかなり良くなる感じよ。まあ雪梛の方は感覚が、香澄の方は多分回転速度が大幅強化かな?香澄の方は見たことがないから考察の域に過ぎないけどね」
会長は見事に言い当てた。
「どうなっているのかしら?貴方のその考察力は。まあ良いわ。その通りよ。雪梛は刹那モード、私は色付きと名付けているわ。じゃあこのぐらいでお開きとしましょうか。後は外で明日から習得を頑張るわよ」
香澄はそう言ってコップの飲み物を一息に飲んでから立ち上がった。
「じゃあそうしよう。すまないな。私は魔法の方しかやっていなかったから何もできなくて」
「いやいや大丈夫だよ。実際私達がおかしいだけだから」
雪梛は深雪に軽く頭を下げてから卓上の整理を始めた。
「じゃあ私達は帰っちゃうねー。お邪魔しました。それじゃあ明日の6時に今日戦った場所でねー。」
「わかったわ」
そんな感じで技の詳細の語り合いはお開きとなった。
雪梛はそう告げて飲み物を取りに行った。
「はえ~。なんだかすごいな。パソコンとか置いてあるし」
深雪は床に座って見渡しながら言った。
「まあこの子の部屋は少しものめずらいしいものもあるからね」
香澄は遠慮なく足を伸ばして座っている。
「お待たせ。じゃあ早速で悪いけど始めるとしようか。技の詳細語りを」
雪梛は持ってきた物を卓上に置いて座った。
「誰から行くのかしらー?もちろん私からでもオッケーよ」
会長は全員分の飲み物を注ぎながらいった。
雪梛は軽く挙手してから話しはじめた
「じゃあここは私からいくよ。語った方がいい技なんてたくさんあるんだけどまあ読者がいる関係上見切りは情報を送っとくね。そして今回は主に会長に習得してもらいたい受け流しについてやっていくよ。質問があったらその都度聞いてね。では早速、会長は流体という技を使ってダメージをなくしているけど私たちは受け流しという攻撃と同速のほぼ同方向に力を入れていってやり過ごしものをつかているんだよ。これの良いところは流しきった際の力をそのまま次の動作に使用できるところだね。私からは受け流しからのカウンターに派生しているんだけどこれが案外強いんだよね。これをされた方は事前に予測しておくか体術回避、手刀での受け流ししか取れないからかなり厳しいんだよね。まあ受け流しについてはこんなものかな。じゃあ次は会長の流体についての説明をお願いしても良い?」
雪梛は会長が理解していることを確認する意味合いも含めて言った。
「いいわよー。大体は理解できたからね。じゃあ流体について話していくわよ。まず私の流体は貴方達の受け流しとは全然違うわね。この流体は対象物と同調して身体の力を完全に抜き、流れるように力を入れずに動けることが最大の特徴ね。この力を入れずに動けることによって無駄が減らせるし何より無焦点がいつでも使えるのが良いところよね。まあ要するに脱力中に動けることが流体ね」
雪梛と香澄はこの説明を聞きながら同じことを考えた。
(これ、流体使いながら衝撃吸収できたら最強じゃないか?)
二人はそんなことを考えつつも会長の話が終わったため反応しはじめた。
「なるほどね。だからあんなに無駄なく流れていると感じたわけか。じゃあ香澄、なんか技ある?」
「うーん、そうねぇ。あ!そうだ。会長の覚醒モードは何かしらこっちもおんなじようなものを持っているから教えて欲しいわ」
香澄は話す内容がなかったがうまく継続させたようだ。
「ああ、あの赤目になる状態ねー。いいわよー。炎熱魔法使用可能状態、まあ私は制限解除、リドブレって名付けているんだけど。この状態になると高度な炎熱魔法が使えて更に脳の回転速度と感覚がかなり良くなる感じよ。まあ雪梛の方は感覚が、香澄の方は多分回転速度が大幅強化かな?香澄の方は見たことがないから考察の域に過ぎないけどね」
会長は見事に言い当てた。
「どうなっているのかしら?貴方のその考察力は。まあ良いわ。その通りよ。雪梛は刹那モード、私は色付きと名付けているわ。じゃあこのぐらいでお開きとしましょうか。後は外で明日から習得を頑張るわよ」
香澄はそう言ってコップの飲み物を一息に飲んでから立ち上がった。
「じゃあそうしよう。すまないな。私は魔法の方しかやっていなかったから何もできなくて」
「いやいや大丈夫だよ。実際私達がおかしいだけだから」
雪梛は深雪に軽く頭を下げてから卓上の整理を始めた。
「じゃあ私達は帰っちゃうねー。お邪魔しました。それじゃあ明日の6時に今日戦った場所でねー。」
「わかったわ」
そんな感じで技の詳細の語り合いはお開きとなった。
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