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魔法使い編
あれあの店員さんもしかして…
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「すみませーん注文お願いしたいんですけどいいですか?」
「ただいまお伺いいたしまーす」
雪梛たちは深雪を回収した後街にあるなんか静かなカフェにきているようだ。
「お待たせいたしました。ご注文をお伺いいたします」
「ホットコーヒー二つとホットココア二つ、以上でお願いします」
「かしこまりました」
店員さんはゆったりとした足取りで戻って行った。
「そういえば久々ね。お店というお店に入るのは。いつぶりだったかしら?」
「そうだね…朝月と行った時以来じゃないかな」
雪梛と香澄は普通に話していた。
「なんでこのような場所に来たんだ?別に外で話しても良かったんじゃないか?」
深雪は不思議そうに聞いた。
いかにもこの二人はそっちの方が好きそうであったからである。
「まあこんなのは気分みたいな物だよ。それより私たちはこの世界のちょっとだけ詳細な情報が欲しいんだけどいいかな?」
そうこう言っているうちに飲み物がきたようだ。
「お待たせいたしました。ホットコーヒー二つとホットココア二つです。ごゆっくりどうぞ」
「ありがとうね。なんでこんなところにいるの?」
深雪と会長は疑問符を頭に浮かべた。
「どうしましたお客様?私は初対面のはずですが」
「茶番はよしなさいてんちょう。ばれているわよ」
香澄がそういうとてんちょうはどうやったのかわからないが一瞬で制服を脱いで見慣れた服装で出てきた。
「なんでばれたんや。結構うまかったんと思ったんやがな」
「なにこのひとー雪梛たちの知り合い?」
「そうだよ。私たちの世界の作者でまあ今はてんちょうっていう名前だよ」
雪梛の仕掛けた意味深なセリフに二人は気づいていたがどうやらツッコむ気はないそうだ。
てんちょうは雪梛の隣に座ってきた。
「なんで急にきたの?あっちの世界は大丈夫なの?」
雪梛の質問にはあらかじめ用意していたかのようにスラスラ喋ってきた。
「大丈夫や。別人格を再形成してからそいつを元に亜空間を生成して時間のずれをなくしてからあの世界に置いてきたから問題はないで。それよりこの世界について深雪たちに聞かなくてええんか?」
雪梛はもはや面倒で前半の理解をやめた。
「会長達ごめんね。なんか急に変人割り込んできちゃったけどこの世界について少し説明してもらってもいいかな?」
今までの会話を呆然と聞いていた二人が雪梛からの質問に我に返って反応した。
「うん。もちろんいいわよー。まずこの世界では魔法が主流でね、魔法を使うには体力を消費されるの。つまりこの世界の人たちはみんなめちゃくちゃ体力が多いって思ってもらって結構だよ。そして魔法にもいくつか種類があって貴方達の考察通り髪色で基本的に主となる系統が分かれているの。赤なら炎熱、青なら水とかね。白色はオールラウンダーで基本的にどんな魔法でも使えるの。まあ純系統の人にはかなわないんだけどね。後は特にないかな。基本的にはこのぐらいの情報があれば特に問題はないよ」
会長はわかりやすく説明してくれたため理解するのが楽だった。
「なるほどな。つまりはめっちゃ体力があって魔法をブッパしてくるってこったな。で深雪とか会長みたいなイレギュラーもいると」
てんちょうはさらにかみ砕いて説明した。
「知りたいことは基本的に知れたわ。そういえば貴方達、この後時間あるかしら?持ち技の解説と交換をもしいいっていうならやりたいのだけれども」
香澄の提案を聞いて二人は頷いた。
「ああ。もちろんオッケーだぞ。会長も大丈夫だよな?」
「うん。大丈夫よー。貴方達の受け技とか居合いの仕組みも気になるからねー」
次の行き先を決めて五人は飲み物を飲みながら喋っていた。
「ただいまお伺いいたしまーす」
雪梛たちは深雪を回収した後街にあるなんか静かなカフェにきているようだ。
「お待たせいたしました。ご注文をお伺いいたします」
「ホットコーヒー二つとホットココア二つ、以上でお願いします」
「かしこまりました」
店員さんはゆったりとした足取りで戻って行った。
「そういえば久々ね。お店というお店に入るのは。いつぶりだったかしら?」
「そうだね…朝月と行った時以来じゃないかな」
雪梛と香澄は普通に話していた。
「なんでこのような場所に来たんだ?別に外で話しても良かったんじゃないか?」
深雪は不思議そうに聞いた。
いかにもこの二人はそっちの方が好きそうであったからである。
「まあこんなのは気分みたいな物だよ。それより私たちはこの世界のちょっとだけ詳細な情報が欲しいんだけどいいかな?」
そうこう言っているうちに飲み物がきたようだ。
「お待たせいたしました。ホットコーヒー二つとホットココア二つです。ごゆっくりどうぞ」
「ありがとうね。なんでこんなところにいるの?」
深雪と会長は疑問符を頭に浮かべた。
「どうしましたお客様?私は初対面のはずですが」
「茶番はよしなさいてんちょう。ばれているわよ」
香澄がそういうとてんちょうはどうやったのかわからないが一瞬で制服を脱いで見慣れた服装で出てきた。
「なんでばれたんや。結構うまかったんと思ったんやがな」
「なにこのひとー雪梛たちの知り合い?」
「そうだよ。私たちの世界の作者でまあ今はてんちょうっていう名前だよ」
雪梛の仕掛けた意味深なセリフに二人は気づいていたがどうやらツッコむ気はないそうだ。
てんちょうは雪梛の隣に座ってきた。
「なんで急にきたの?あっちの世界は大丈夫なの?」
雪梛の質問にはあらかじめ用意していたかのようにスラスラ喋ってきた。
「大丈夫や。別人格を再形成してからそいつを元に亜空間を生成して時間のずれをなくしてからあの世界に置いてきたから問題はないで。それよりこの世界について深雪たちに聞かなくてええんか?」
雪梛はもはや面倒で前半の理解をやめた。
「会長達ごめんね。なんか急に変人割り込んできちゃったけどこの世界について少し説明してもらってもいいかな?」
今までの会話を呆然と聞いていた二人が雪梛からの質問に我に返って反応した。
「うん。もちろんいいわよー。まずこの世界では魔法が主流でね、魔法を使うには体力を消費されるの。つまりこの世界の人たちはみんなめちゃくちゃ体力が多いって思ってもらって結構だよ。そして魔法にもいくつか種類があって貴方達の考察通り髪色で基本的に主となる系統が分かれているの。赤なら炎熱、青なら水とかね。白色はオールラウンダーで基本的にどんな魔法でも使えるの。まあ純系統の人にはかなわないんだけどね。後は特にないかな。基本的にはこのぐらいの情報があれば特に問題はないよ」
会長はわかりやすく説明してくれたため理解するのが楽だった。
「なるほどな。つまりはめっちゃ体力があって魔法をブッパしてくるってこったな。で深雪とか会長みたいなイレギュラーもいると」
てんちょうはさらにかみ砕いて説明した。
「知りたいことは基本的に知れたわ。そういえば貴方達、この後時間あるかしら?持ち技の解説と交換をもしいいっていうならやりたいのだけれども」
香澄の提案を聞いて二人は頷いた。
「ああ。もちろんオッケーだぞ。会長も大丈夫だよな?」
「うん。大丈夫よー。貴方達の受け技とか居合いの仕組みも気になるからねー」
次の行き先を決めて五人は飲み物を飲みながら喋っていた。
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