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覗かれて
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約束の5分前に店に入ると、すでに勇樹は来ていた。
「あ、晴彦さん。こっちこっち」と、懐かしい勇樹が笑顔で出迎えてくれ、「お疲れ様です」と言った。
やっぱりカッコいいし、礼儀正しい。
しばらく他愛のない話をして、俺から「そう言えば、なんか話があるとか言ってなかったか?」と聞くと、「それが、、」と、初めて顔を曇らせ言いにくそうに話し出した。
「会社のメールに知らない客先から装置の故障の連絡があったんです」
俺は顔が真っ青になった。
「内容が具体的だったし、本文の出だしがタカヤマ電機佐藤様から始まっていたので、障害の症状の動画URLというのにアクセスしてみると」
そこまで言うと勇樹はスマホで動画を再生して見せた。
そこには俺が寝ている勇樹にキスをする場面が映し出されている。
俺はその場で固まり、汗だけがたらたらと垂れ落ちて、見せられているスマホの画面を凝視している。
すると、パンツの中を覗き、「いや、ゴメンゴメン、つい勇樹がカッコいいから. . .」と言い訳をするところで映像は終わっている。
「あ、晴彦さん。こっちこっち」と、懐かしい勇樹が笑顔で出迎えてくれ、「お疲れ様です」と言った。
やっぱりカッコいいし、礼儀正しい。
しばらく他愛のない話をして、俺から「そう言えば、なんか話があるとか言ってなかったか?」と聞くと、「それが、、」と、初めて顔を曇らせ言いにくそうに話し出した。
「会社のメールに知らない客先から装置の故障の連絡があったんです」
俺は顔が真っ青になった。
「内容が具体的だったし、本文の出だしがタカヤマ電機佐藤様から始まっていたので、障害の症状の動画URLというのにアクセスしてみると」
そこまで言うと勇樹はスマホで動画を再生して見せた。
そこには俺が寝ている勇樹にキスをする場面が映し出されている。
俺はその場で固まり、汗だけがたらたらと垂れ落ちて、見せられているスマホの画面を凝視している。
すると、パンツの中を覗き、「いや、ゴメンゴメン、つい勇樹がカッコいいから. . .」と言い訳をするところで映像は終わっている。
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