覗かれて

ザボン

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汗だくの文雄の体が俺に覆い被さり、耳元に「はぁ、はぁっ」と息を切らす音が拡がった。汗だくの男子高生の体は甘酸っぱくいい匂いがした。
文雄は三脚から外したスマホで連結部と俺の顔がアングルに入るように撮りながら、「じゃあ、抜きますよ」と言った。
“ジュルン”という音とともに、俺のアナルは急に寂しくなった。
俺は少し腹に力を入れて踏ん張り、ヘソの下辺りに注がれている文雄のザーメンを体外へと絞り出した。
「出てきました、あの動画のように」文雄は赤ん坊が無事に生まれたかのようにホッとした表情になり、嬉しそうに言った。
時計を見ると13時3分だった。
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