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第二章 大人の望
望 社会人 7
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メンズクリニックの広告がでてから、この一ヶ月、忙しい日が続いている。「こんなに予約が多いと、体がもたないよ」と声も上がっている。医院長は、「スタッフの募集をしたからもう少し頑張ってくれ、特別ボーナスだすから」と激を飛ばした。特別ボーナスと聞いて、がぜんやる気が出てきた。そんな時、
健にいちゃんの体調が悪いと、おばさんから修くんにLINEがきた。
会社も休んでいるようなので、少し深刻だ。なんだか恥ずかしい思いをしたようで、ひとつき前から塞ぎこんで、少し心が疲れてしまったようだと書いてあった。
そしてすぐに、おばさんから修くんに電話があった。
「大阪に様子を見に行ってくれない?」
修くんは
「わかった。今週末の土日で行ってみる」と答えた。
おばさんから健にいちゃんに伝えておくと言われて電話は切れた。
スマホを置くと「望も一緒に行くか?」と聞かれ「うん」と即答した。健にいちゃんの一大事なら放っておけない。「でも、恥ずかしい思いってなんだろう?」と言うと、修くんも首をかしげながら「あの健にいちゃんが病むほどだから、相当なことがあったんだろうな」と、遠くを見つめて言った。そして「会社でオシッコでも漏らしたかな?」と続けた。
健にいちゃんの家には初めてきた。修くんも初めてのようで、少し迷いながら到着した。
玄関のドアが開き、少しやつれた健にいちゃんが現れた。
僕と目があって、少し「ギクッ」ってした気がしたが、あとから修くんに言っても「そうだったか?」と言われたので、たぶん僕の思い違いだ。
修くんはあくまで様子をおばさんに伝える事が役目なので、おばさんからは「修くんが大阪へ遊びに行く」となっている。
いつものように「健にいちゃん、遊びに行こう」と修くんは誘った。
「望とふたりで行っておいで」と、健にいちゃんが言うので「僕はこれから別の友達に会うから別行動なんです」と言った。
「そうか、ならちょっと待ってて」と健にいちゃんは仕方なく外出の準備を始めた。
小声で「ここまでは予定通りだな」と修くんが言うので、「ちょっと荒療治だけど、うまく行くかな」と僕もかえした。
大阪行きが決まってすぐに、僕は2年前に名刺をもらったゲイ動画のカメラマンに連絡を取っていた。
カメラマンは僕らのことを覚えていて、「連絡もらえてうれしいよ」と言われた。
そこで、大阪に行くことになったことと、今回は、サングラスをしていた方と、その7才年上の兄で出演したい。
と申し込んでいた。今回は修くんの素顔もOKた。そして、梅田に程近いスタジオを指定された。
「兄の方は、一寸した有名人なんですよ」と僕が言うと、「誰なんだい?俺でも知ってる人かな?」と言うので、「たぶん。メンズクリニックの広告に出てる人です」と言うと、カメラマンの声が一段高くなり「そりゃすごいじゃないか、時の人だ」と少し興奮ぎみに言っていた。
僕は先に到着して、「出演する二人はあとから来ますので」と言い、撮影内容を少し打ち合わせた。
「君は出ないのか?」と聞かれたので、「状況に応じて考えます」と言った。
二人がスタジオに来た。
来がてら修くんは「俺の撮影に付き合って」と説明しているはずだ。
僕は窮屈な姿勢で隠れながら見ていた。
修くんが用意されたパンツを履いていろいろなポーズで撮影された。
カメラマンから「お兄さんですよね?顔がそっくりだ。兄弟で撮影させて」と申し入れた。「健にいちゃんも一緒がいい」と修くんも駄々をこね、しぶしぶ脱ぎ出した。
ふたりでパン一で撮影が続いた。さすがカメラマン、二人を誉めちぎって、その気にさせていく。じゃあ休憩しよう。といって、少し水分補給をした。照明でかなり暑いのだ。「じゃあパンツを脱いで」と言われ驚いた健にいちゃんは、さっさと脱ぐ修くんを見て、少しオドオドしながらパンツを脱いだ。
亀頭がくっきり大きくて、エロい。
さすが倉田先生は名医だ!
前を手で隠しながら、そして、その手も外すように言われ、二人でポースを決めてエロカッコよい写真が撮影されていく。「弟くんはその表情、とってもいいよ。もう少し後ろから振り向いて、そうそう」「お兄さん、とってもいいです、もう少し股間をつきだして、ワァオ、とっても綺麗です」健にいちゃんも少し調子がでてきた。
そして、いつのまにか二人は勃起をしていた。
調子づいて来た修くんは、健にいちゃんにキスをした。そのまま撮影は進み、「弟くんがお兄さんに抱きついて。あっそうそう。じゃあお互いのぺニスを軽く持って、あ、お兄さん。表情が固いです、口許を、あっそうそう。いいですよーイケメンですねー」
イケメン兄弟はどんなポーズでも画になった。カメラマンも前回より興奮して力が入っている。
どんどん大胆になるので健にいちゃんは驚いていたが、撮影されているので受け入れた。
僕は窮屈な姿勢が耐えられず、そうっとスタジオをでて、改めて「こんにちは、用事が早くすんだので来てみましたが撮影は順調ですか?」と入ってきた。
修くんが、「順調順調」と答えた。
カメラマンはカメラをビデオカメラに持ちかえ、「ここから動きも撮っていくからね」と言った。ここまではカッコいい姿の撮影だが、これからはエロタイムだ。
健にいちゃんの体調が悪いと、おばさんから修くんにLINEがきた。
会社も休んでいるようなので、少し深刻だ。なんだか恥ずかしい思いをしたようで、ひとつき前から塞ぎこんで、少し心が疲れてしまったようだと書いてあった。
そしてすぐに、おばさんから修くんに電話があった。
「大阪に様子を見に行ってくれない?」
修くんは
「わかった。今週末の土日で行ってみる」と答えた。
おばさんから健にいちゃんに伝えておくと言われて電話は切れた。
スマホを置くと「望も一緒に行くか?」と聞かれ「うん」と即答した。健にいちゃんの一大事なら放っておけない。「でも、恥ずかしい思いってなんだろう?」と言うと、修くんも首をかしげながら「あの健にいちゃんが病むほどだから、相当なことがあったんだろうな」と、遠くを見つめて言った。そして「会社でオシッコでも漏らしたかな?」と続けた。
健にいちゃんの家には初めてきた。修くんも初めてのようで、少し迷いながら到着した。
玄関のドアが開き、少しやつれた健にいちゃんが現れた。
僕と目があって、少し「ギクッ」ってした気がしたが、あとから修くんに言っても「そうだったか?」と言われたので、たぶん僕の思い違いだ。
修くんはあくまで様子をおばさんに伝える事が役目なので、おばさんからは「修くんが大阪へ遊びに行く」となっている。
いつものように「健にいちゃん、遊びに行こう」と修くんは誘った。
「望とふたりで行っておいで」と、健にいちゃんが言うので「僕はこれから別の友達に会うから別行動なんです」と言った。
「そうか、ならちょっと待ってて」と健にいちゃんは仕方なく外出の準備を始めた。
小声で「ここまでは予定通りだな」と修くんが言うので、「ちょっと荒療治だけど、うまく行くかな」と僕もかえした。
大阪行きが決まってすぐに、僕は2年前に名刺をもらったゲイ動画のカメラマンに連絡を取っていた。
カメラマンは僕らのことを覚えていて、「連絡もらえてうれしいよ」と言われた。
そこで、大阪に行くことになったことと、今回は、サングラスをしていた方と、その7才年上の兄で出演したい。
と申し込んでいた。今回は修くんの素顔もOKた。そして、梅田に程近いスタジオを指定された。
「兄の方は、一寸した有名人なんですよ」と僕が言うと、「誰なんだい?俺でも知ってる人かな?」と言うので、「たぶん。メンズクリニックの広告に出てる人です」と言うと、カメラマンの声が一段高くなり「そりゃすごいじゃないか、時の人だ」と少し興奮ぎみに言っていた。
僕は先に到着して、「出演する二人はあとから来ますので」と言い、撮影内容を少し打ち合わせた。
「君は出ないのか?」と聞かれたので、「状況に応じて考えます」と言った。
二人がスタジオに来た。
来がてら修くんは「俺の撮影に付き合って」と説明しているはずだ。
僕は窮屈な姿勢で隠れながら見ていた。
修くんが用意されたパンツを履いていろいろなポーズで撮影された。
カメラマンから「お兄さんですよね?顔がそっくりだ。兄弟で撮影させて」と申し入れた。「健にいちゃんも一緒がいい」と修くんも駄々をこね、しぶしぶ脱ぎ出した。
ふたりでパン一で撮影が続いた。さすがカメラマン、二人を誉めちぎって、その気にさせていく。じゃあ休憩しよう。といって、少し水分補給をした。照明でかなり暑いのだ。「じゃあパンツを脱いで」と言われ驚いた健にいちゃんは、さっさと脱ぐ修くんを見て、少しオドオドしながらパンツを脱いだ。
亀頭がくっきり大きくて、エロい。
さすが倉田先生は名医だ!
前を手で隠しながら、そして、その手も外すように言われ、二人でポースを決めてエロカッコよい写真が撮影されていく。「弟くんはその表情、とってもいいよ。もう少し後ろから振り向いて、そうそう」「お兄さん、とってもいいです、もう少し股間をつきだして、ワァオ、とっても綺麗です」健にいちゃんも少し調子がでてきた。
そして、いつのまにか二人は勃起をしていた。
調子づいて来た修くんは、健にいちゃんにキスをした。そのまま撮影は進み、「弟くんがお兄さんに抱きついて。あっそうそう。じゃあお互いのぺニスを軽く持って、あ、お兄さん。表情が固いです、口許を、あっそうそう。いいですよーイケメンですねー」
イケメン兄弟はどんなポーズでも画になった。カメラマンも前回より興奮して力が入っている。
どんどん大胆になるので健にいちゃんは驚いていたが、撮影されているので受け入れた。
僕は窮屈な姿勢が耐えられず、そうっとスタジオをでて、改めて「こんにちは、用事が早くすんだので来てみましたが撮影は順調ですか?」と入ってきた。
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