2 / 17
1
しおりを挟む
「文也、夏休みに、このイベントに申し込んでみないか?」俺は同じサークルの神藤から差し出されたスマホを手に取り画面を確認した。
゙二泊三日のイケメンを磨く特別プログラム Men's Island"
開催日 7月23~25日
参加費 無料
「なんだこれ?」俺はそのうさんくさいイベントの画面が表示されている神藤のスマホを返した。
「俺が登録しているユーチューバーの企画なんだ、この人なんだけど」そういってまたスマホを見せられた。
「あっ、トリケラ田嶋の企画なんだ!」俺もこの人のユーチューブは好きで登録している。それほどフロワー数は多くないが、うちのサークルの間で以前に評判になったのだ。
「参加すればトリケラ田嶋に会えるのかなあ?」と俺が言うと、「あの独特な高い声で、“神藤くん”って、呼ばれてみたいよな」と神藤も笑った。
「抽選で8名の男性が参加できるって書いてある、申し込んでみないか?」
トリケラ田嶋の企画なら少し興味がある。7月は予定もないし、集合場所も電車で一時間ほどだ。神藤とはサークルで話しはするが遊びに行ったりはしたことはない。俺は神藤の誘いに乗ってみる事にした。
「じゃあ申し込んでみようか」俺は(抽選で8名なら当たるわけない)とも考えて気軽に答えた。
顔写真とプロフィールを送り、申し込みをしてから「でもなんで俺を誘ってくれたの?」と聞いてみた。
「だってイケメンを磨くプログラムって書いてあるじゃん」
とスマホの画面のその部分を俺に見せながら
「抽選でって書いてあるけど、どうせ向こうは誰を参加させるか選んで決めると思ったから、イケメンの方が選ばれやすいと思って」と、うれしい事を言ってくれた。
自分でいうのもなんだが、確かに俺と神藤ならイケメンと言うジャンルでは目を引くと思う。俺は気分がよくなり神藤が好きになった!
゙二泊三日のイケメンを磨く特別プログラム Men's Island"
開催日 7月23~25日
参加費 無料
「なんだこれ?」俺はそのうさんくさいイベントの画面が表示されている神藤のスマホを返した。
「俺が登録しているユーチューバーの企画なんだ、この人なんだけど」そういってまたスマホを見せられた。
「あっ、トリケラ田嶋の企画なんだ!」俺もこの人のユーチューブは好きで登録している。それほどフロワー数は多くないが、うちのサークルの間で以前に評判になったのだ。
「参加すればトリケラ田嶋に会えるのかなあ?」と俺が言うと、「あの独特な高い声で、“神藤くん”って、呼ばれてみたいよな」と神藤も笑った。
「抽選で8名の男性が参加できるって書いてある、申し込んでみないか?」
トリケラ田嶋の企画なら少し興味がある。7月は予定もないし、集合場所も電車で一時間ほどだ。神藤とはサークルで話しはするが遊びに行ったりはしたことはない。俺は神藤の誘いに乗ってみる事にした。
「じゃあ申し込んでみようか」俺は(抽選で8名なら当たるわけない)とも考えて気軽に答えた。
顔写真とプロフィールを送り、申し込みをしてから「でもなんで俺を誘ってくれたの?」と聞いてみた。
「だってイケメンを磨くプログラムって書いてあるじゃん」
とスマホの画面のその部分を俺に見せながら
「抽選でって書いてあるけど、どうせ向こうは誰を参加させるか選んで決めると思ったから、イケメンの方が選ばれやすいと思って」と、うれしい事を言ってくれた。
自分でいうのもなんだが、確かに俺と神藤ならイケメンと言うジャンルでは目を引くと思う。俺は気分がよくなり神藤が好きになった!
10
お気に入りに追加
7
あなたにおすすめの小説



サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。



イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる