あたしのマリオネット

ザボン

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48話

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その営みは夜遅くまで続いた。
3人とも2回づつ射精をし、満足げに(伊丹は泣きながら)そのまま寝落ちをした。
秋山は結局起きることがなかった。
あたしは好美に「我々もソロソロ寝よう」と促して、自分達のテントに戻った。

翌朝、男性陣のテントから「わぁ、なんだこれ」と大きな叫び声がした。秋山が一番先に起きたようだ。
あたしはそうっと覗きに行くと、履いてたタンパンをパンツごとビザ下まで下げられた秋山が上半身を起し、全裸で折り重なって寝ている3人を見て呆然としていた。

朝食はあたしと好美で準備をした。
男性陣は昨夜の営みを思い起こして茫然としているのか、単なる二日酔いなのかわからない。無言だ。
とりあえず、なにも見てない聞いてないあたしと好美は、「やっぱり自然のなかで食べるご飯は美味しいね」といいながら、ハムエッグとトーストをほおばっていた。
「誰か死んだの?お通夜じゃん」とりあえず発言してみたが、反応は薄かった。

二日酔いだが比較的元気なのは秋山だ。
“脱がされていた+おしりの穴が痛い”
で、犯されたとは思っていないようだ。
“誰かがふざけて脱がした+痔になった”
と思っているかも知れない。
このあと四人の親友関係が見ものだ。

キャンプ用品を片付けて、バスで到着した駅前の食堂で早めの昼ご飯を食べ、電車で帰路についた。午後2時には最寄り駅で解散となったが、伊丹はあたしの耳元で「ちょっとこの後よいか?」と聞かれた。
あたしはこのあと好美と今回のキャンプの振り返りをしようと約束していたので、「好美も一緒なら良いよ」と言った。
伊丹は少し考えて、「その方が都合がいいな」と言って、3人で近くのファミレスに入った。
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