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3年の個別ご指導 春田 1
37 GAKU
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夕食時、僕は1年のところに行った。
「春田、お前今日は個別ご指導だ、8時までに風呂入って、洗浄も終わらせとけ。時間になったら受話器で連絡しろ」
と指示をした。
この代では、初めての個別ご指導だ。
僕も緊張するが、春田はもっと緊張してるだろう。
内容は分からない。
3年の間で決めている。
僕らはそれに立ち会って、記録して、言われた通りサポートするだけだ。
1年達もこそこそと話している。
春田は急に箸がとまり食欲が無くなったようだ。
食べ終わってから伝えてやれば良かった。
夕食を終えて、風呂に入った。
ご指導に付き合う僕たちも、遅くなるかもしれないからだ。
すると春田が入ってきた。
風呂にはふたりだけだった。
「ご、後藤先輩。俺、何されるのですか?」
僕も心配だ。でも内容は分からないので不安を煽っても仕方がない。
「僕も内容は知らないけど、殺されるわけではないから大丈夫だよ」と軽く言った。つもりだ。
どう受け止めたかは、春田次第だ。僕は先に風呂から上がった。
「春田、お前今日は個別ご指導だ、8時までに風呂入って、洗浄も終わらせとけ。時間になったら受話器で連絡しろ」
と指示をした。
この代では、初めての個別ご指導だ。
僕も緊張するが、春田はもっと緊張してるだろう。
内容は分からない。
3年の間で決めている。
僕らはそれに立ち会って、記録して、言われた通りサポートするだけだ。
1年達もこそこそと話している。
春田は急に箸がとまり食欲が無くなったようだ。
食べ終わってから伝えてやれば良かった。
夕食を終えて、風呂に入った。
ご指導に付き合う僕たちも、遅くなるかもしれないからだ。
すると春田が入ってきた。
風呂にはふたりだけだった。
「ご、後藤先輩。俺、何されるのですか?」
僕も心配だ。でも内容は分からないので不安を煽っても仕方がない。
「僕も内容は知らないけど、殺されるわけではないから大丈夫だよ」と軽く言った。つもりだ。
どう受け止めたかは、春田次第だ。僕は先に風呂から上がった。
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