若者たち

ザボン

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第0章◆◆◆本郷物語

#7

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海岸のトンネルに着くと、辺りはすでに薄暗くなっていた。先に大西先輩が着いていた。俺がハアハア息を切らし「遅くなってすみ」まで言ったところで、俺はしゃべれなくなってしまった。
俺の口は大西先輩の唇でふさがれてしまった。
大西先輩は舌を絡めながら、俺の服の下に手を入れてきた。俺も興奮して大西先輩の舌を吸いながら大西先輩の股間をさわった。ズボンの上からでも、中身がガチガチな事がわかった。俺は大西先輩のベルトの留め具を外し、パンツのなかに手を突込み、そして窮屈そうな大西先輩のぺニスを解放してあげた。
薄暗いトンネルのなかで、あこがれの大西先輩の勃起したぺニスがそびえていた。俺は夢中でシゴいた。大西先輩も俺のズボンを下げてぺニスをシゴいている。キスは余計に荒々しくなり、大西先輩が俺にのし掛かり、俺を砂浜に押し倒した。大西先輩の口が俺の口から離れた。俺がシゴいていた大西先輩のぺニスも離れていった。
「あ、あん、やだ、もっと」俺は呟いた。
すると俺のぺニスは生暖かく、吸い付くような快感に包まれた。
俺は手探りで行方不明だった大西先輩のぺニスを探り当て、俺の顔に手繰り寄せてくわえた。俺の口腔は大西先輩のぺニスで一杯になった。
大西先輩が上になり僕が下でシャブリあった。俺はシャブリながら大西先輩の顔を見ていた。顎から口許しか見えないが、間違えなく大西先輩の顔だった。
大西先輩の指が僕の肛門をまさぐり出した。
俺の肛門は先程までの行為ですでにガバガバだ。大西先輩は簡単に指を入れて内部から俺を刺激した。俺は興奮のあまり「あん、ん、ん、ん、イく」と言って大西先輩の口のなかに射精をしてしまった。大西先輩は驚いていたが俺の精液を口で受け止めてくれた。俺が全部を出しきると、ゆっくり俺のぺニスから口を離し、砂浜に俺の精液を吐きだし、手で口をぬぐい、「本郷、いいか?」と聞いてきた。俺がうなずくと、俺の両足を肩にのせ、指で穴を確認し、俺の中に本日二回目の大西先輩が入ってきた。
大西先輩は俺の顔をじっと見つめ、「本郷、ああ、本郷」と俺の名前を呼びながら激しく腰を動かした。
そして腰を小刻みな動きに変え、口を重ねてきた。
さっきまでとは違い、大西先輩の口は俺の精液で生臭かった。しかし、そんなこと関係なく、俺は大西先輩の入ってくる舌をシャブった。また腰の動きが激しくなり、「あ、あ、本郷、イ、イく、お前の中に俺を受け、うぁーっ」俺は肛門で大西先輩のぺニスがドクンドクンと精液を排出する動きを感じた。やっと大西先輩と一体になれた気がした。

大西先輩は、しばらく俺を上から抱き締めながらハアハアと激しい呼吸を整えていた。
呼吸が落ち着いても、俺をギュッと抱きしめ離さない。そして俺の耳元で「お前が好きだ、俺だけの本郷でいてくれ」とささやいた。俺は嬉しさのあまり目が回り、なにも考えられなくなった。
しばらく抱き合って、「やべ、帰らなきゃ」と大西先輩がムクッと起き上がり、ゆっくりと俺の中から大西先輩を抜いた。
俺は離れたくないのでギュッっとケツの穴を絞めてみたが、チュルンと抜かれてしまった。
砂だらけだ。お互いの砂を払い、服をきた。
そのあと、大西先輩は俺にもう一度キスをした。口はもう生臭くなかった。
俺も舌を絡ませていた。時間が経つのを忘れていた。
「あれ?」
なぜかトンネルの影から木下先輩が覗いていて、俺と目が合うとその場を立ち去った。
そして、俺たちはそれぞれの家に帰っていった。


翌日学校に行くと、大西先輩が駅で待っていた。「おぅ、おはよう」と言って、俺に笑顔で近づいてきた。「おはようございます」俺は挨拶をして一緒に登校をした。
電車のなかでは、部活のことを話したり、お気に入りのYouTubeをみせあったりして過ごした。それは恋人同士のようだった。
学校に着くと、大西先輩はわざと誰も通らない裏門から入り、周りをサッと確認して「チュッ」と唇同士を触れさせた。
「また休み時間な」そういって2年の教室の方へ消えていった。
俺はずっと憧れていた先輩の身体と1つになり、大西先輩から俺を求めてくれるようになり、大満足のはずだが、すべてを手にいれたことで、何かポッカリと穴が空いた気がした。
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