若者たち

ザボン

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第十三章 ◆◆◆株式会社スト

第八十二話

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株式会社ストは、売れまくっていた。
「これでは大学に行くのもままならないです。社員を雇ってもよいですか?」本郷の元に須藤から連絡が入った。

広報部ほか数職種で、募集がされた。履歴書がどんどん送られてくる。写真を見て、本郷さんが合否をきめた。
まず面接をしたのは24才の、スポーツインストラクターだった。転職したいらしい。なかなかクールな感じの青年だ。
昨日テレビで見た歌番組のアイドルグループにいた子に似ている。

前半は当たり障りない事を聞いていく。

「お名前と生年月日、当社を希望した理由を教えてください」と社長が聞くと

「早川俊一です。2001年5月3日生まれです。24才です。御社を希望した理由は、自分自身の性への追求に興味をもったことと、御社製品の将来性を感じたからです」

と、言った。なかなかよい回答だ。

「えーと、当社は製造している製品の性質上、性に対する質問をしますが、あなたは週に何回くらい射精をしますか?あと射精の仕方を教えてください」と聞くと

「射精は週に4、5回。オナニーをします」と答えてからハッと気づき「オナニーは御社のオナホールを愛用しています」と付け加えた。

本郷さんは気に入ったようで、俺に目配せをして、次の質問をさせた。

「オナホール以外では、当社の製品を使用したことありますか?」

「はい、お店で使用したことがあります」

射精マシンは高価なので、個人より性感マッサージ店で使用されている。

そして、「この最新作をここで使って感想を教えてください」といった。

最新作は射精マシンの松茸金具をペニスそのものの形状としたのと、充電式によりどこでも使えるようになっている。またストロー金具の先には透明なゴム風船がつけられ精液が飛び散らす、貯まるようになっている。

ここにある面接用の装置は、松茸金具の電極が広く取り付けられていて、前立腺の位置を確定しなくても、だいたい合うようになっているが、その代わりダイヤルは2までしかない。

俊一は一瞬躊躇したが、意を決してズボンとパンツを下ろした。

なかなか立派なぺニスで、処理されていない陰毛がやらしい。

ダイヤルは1の固定だ。

「では、そこにある簡易説明書を見ながら、装着してください」と俺が言うと、まず上着を脱ぎ、全裸になってからストロー金具を尿道に入れ、コツコツと奥まで入ったことを確認し、ジェルを使い松茸金具を肛門に押し込み、床にあるマットの上に寝転んだ。

「準備ができました」と申告した。

俺は「では装着を確認します」と言いながら、まずぺニスの装着を確認した。

ストロー金具の装着で半勃起しているぺニスは仮性包茎で根元の剛毛は縦横無尽に生え広がっている。睾丸は少しブツブツしていて、チョロチョロと細い毛が生えている。

「じゃあ肛門の方も確認しますね」そう言うと、ケツを面接官の方に向け、松茸金具を少し抜差しした。
毛の中にあるピンク色の肛門がそれに合わせ見え隠れした。
俺が「大丈夫そうです」と言うと、「では、始めてください」と本郷さんが言った。


電源を入れると、すぐに「あぁー、あぁー、あぁー」と悶えだした。口を半分開き、よだれを垂らし、遠くを見つめている。しばらくするとボロボロと涙を流しながら、「うーっうーっ」と声をあげながら5分ほどで射精した。

その後余韻時間を2~3分置いてから、「では装置を取り外して、下着とズボンを整えてから、感想を聞かせてください」と言った。

「私は中2で始めて射精し、性に目覚めました。しかし半年前、店でこの装置を使い、性に対して人生で2回目の目覚めとなりました」

と、涙ながらに訴えた。

そして、最後に「この装置を使用してオナニーをしていることを公表して、宣伝することができますか?」も聞くと、「はい」と速答があり、面接は終了した。
このあとも面接は続き、数えきれないほどの勃起ペニスを審査していった。

8割位の人にこの場での使用を要求し、半数ほどの人がズボンとパンツを下ろして、マシンを使い射精した。
ここでできない奴は、「はい、結構です」と言って、落とした。
ただ、落としても落としても、応募は続いた。

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