若者たち

ザボン

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第一章◆◆◆伸一

第十一話

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あとに残った俺は、まだ伸一のケツにペニスを突っ込んだまま、荒い呼吸をしつつ、今自分の置かれている状況がよみがえっていた。

「おい暖人、やっと念願がかなったな、おめでとう」
須藤がニタニタしながら大声で言った。

どう返したらよいのか、どんな顔をして周りを見渡せばよいのか、何もわからず、とりあえず伸一の肛門からペニスを抜いた。
このままここから逃げ出したいが、顔をあげれば現実が見えてしまう。このまま逃避していたい。
暖人はその場で体育座りをし、顔を伏せてしゃがみこんだ。

「どうだ、気持ち良かったか?お前のあの様子なら聞くまでもないか!」
須藤がズケズケ話しかけてくる。
きっと周りのギャラリーもニタニタしながら俺の次の行動を待ってるのだろう、誰も動かない、視線を感じる。

そうこうしていると本郷さんがシャワーを浴びて帰ってきた。

「おう暖人、まだ余韻に浸ってるのか!」
と言い、更に「もう、こいつの毛むくじゃらのケツに思い残すことはないな」と言った。

(どーゆーことだろう?)

その言葉にちょっと違和感をもった。
すると、ニコッとしながら「シャワー室のゴミ箱で見つけた」と、T字カミソリをギャラリーに見せつけた。

「こいつの童顔に、この毛は生意気だ、ほら暖人、手伝え」そういうと、伸一の片足を持ち上げた。

新しいイベントにギャラリーは興味をもち、須藤は早速に、撮影するのに一番良いアングルをさがし始めた。
その隙に暖人は脱ぎ捨ててあったジャージをはき、しかし顔は伏せたまま、伸一のもう片方の足にしがみつき、肛門を露にした。
体毛フェチの暖人にとって、伸一の毛が剃られるのはつらいが、まわりの注目を何とか変えたかった。
伸一の肛門が少し広がり、暖人の精子が垂れだした。
「おぉ、すでにシェービングクリームが塗ってあるようだな」
本郷さんはカミソリで肛門の周りから、丁寧に剃りだした。
今まで毛に埋もれていたピンク色の肛門が丸見えになった。
「これで皺も数えやすくなる」須藤のジョークに2年は大爆笑した。
その間も本郷さんは剃りすすめ、ケツの割目の中の毛は剃り終わった。「ツルツルとは言い難い、ザラザラかな?でも前よかずっと可愛くなっただろ」
ギャラリーに同意を求め本郷さんが言い、須藤が反応した。
「このケツの方が伸一の童顔には似合ってますねぇ。次はどこ剃りますか?」そういうと、まだ毛が密集している足からペニス周り、腹から脇と、撮影していった。
じゃあ次、すねからもも毛。
はい、その次わき毛。
順調に剃られていき、10分もしないうちに、体毛はすっかりなくなり、ぺニス回りの毛が最後に残った。
「こいつ、起きないかな?」
本郷さん伸一の頬を叩いたが、相変わらずモウロウとして反応は薄かった。
「なんだかツマンネー」
そう言うと、「じゃあ最後に、燃やすか」
とライターを取り出した。
そして、チリチリ、チリチリと音がし出し、毛の焼ける匂いがしてきた。
「あつ、あつ」今まで無表情のままボッとしていた伸一が顔を歪ませ、首をお起こし自分のペニス付近の炎を見つめた。
ギャラリーは爆笑の渦となった。

さて、今日はお開きにするか。
時間はすでに夜中の1時を回っていた。
伸一はまっ裸のまま自分の部屋にぶちこまれた。

そして、部屋に残った数人が帰り、皆が寝静まるまで、暖人は誰もいない談話室の隅でうずくまっていた。

この悪夢と快楽の1日は終了した。
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