若者たち

ザボン

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第一章◆◆◆伸一

第十話

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この実験で俺は、6回の射精時間を正確に計り、報告をした。
きっと本郷さんはこの成果をもとに素晴らしい製品を完成させてくれると信じていた。いや、そうならなければ伸一に申し訳ないと思っている。
もうろうとしている伸一の体を使って、今の実験の詳細をギャラリーに講義している本郷さんを見つめながら、暖人はそう考えていた。
誰かが本郷さんに質問した。
「この電極を使ったオナニーは、将来の子作りに影響は無いのでしょうか?」
本郷さんの説明は、今まで切れが良かったが、いきなりシドロモドロになり、「俺は泌尿器専門で産科ではない」と、強引に話題を変えた。
横たわる伸一を見ながら「こいつは極限の快楽をうけ、もうろうとしている。今度はこいつから快楽を受けるばんだ、なっ」そう言い、俺の方をみた。
「えっ?」
俺はよく意味がわからなくて目を丸くした。
「前に言ってたじゃねーか、この毛むくじゃら肛門に俺の極限勃起ペニスをぶち込みてー。って」
それはSMで肛門を拡張されているところを見たとき、興奮して衝動的に発した言葉だった。
ギャラリー達は一斉に暖人を見た。
俺がゲイであることは、2年の間ではカミングアウトしているし、伸一に好意を寄せていることは、一部の人たちに薄々感づかれていたが、ここまで確定的に言われると、なにも言い訳できない。

「みんな、男同士のセックスって見たことあるか?」
本郷が聞くと、みんな首をふり、興味津々なことが伝わってきた。
「みんなこう言ってるが、どうする?」
本郷さんは、俺に聞いてきた。

俺が何にも言えずに困っていると、「だらしねーなー、しゃーねーから、俺が先に手本を見せてやる」
そう言うと本郷さんは、さっさとズボンとパンツを脱ぎ、右手で自分のペニスをしごきながら、伸一の片足を持ち上げ、「もっと近くで見たいやつがいたら、もう片方の足を持ち上げて、支えてろ」っと言った。
すぐさま、須藤が名乗りをあげ、片足を羽交い締めにしながら伸一の肛門をガン見し、本郷さんの極太ペニスの挿入にそなえた。俺も本当はもっと近くでみたかったのだが、流石にさっきのやり取りがあり、自ら名乗りをあげることは出来なかった。
「暖人、お前はこっちの足を持ってろ」本郷さんは自分が支えてた足を俺に持たせた。
俺は無表情で足を持ったが、涙が出るほど嬉しかった。(伸一の毛むくじゃらのケツに、本郷さんの黒光りする勃起ペニスが挿入されるところを、こんなに間近で見られる)
履いていたジャージの股間部分は大きく膨れ上がり、それを見つけた1年の斉藤がクスクス笑っていたのがわかった。

じゃあ入れるぞーっ、挿入!(にゅる)
普通は本人に言うのだろうが、伸一はもうろうとしているのでギャラリーに向かって言った。
ピストン運動をしつつ、足を持ってる二人に角度などの指示をだした。流石に男優だけのことはある、ギャラリーに挿入部分が見易いように、そして自分も気持ちよいような姿勢をとっている。「暖人、いかに美しく、エロく見せるかが大事なんだぞ。あと、射精までの時間も、長くもなく、短くもなく、、、」
なぜか俺に男優の心得を教えてきた。まるで俺が男優希望のように周りは思ってしまってるだろう。
姿勢をかえながら、暫くすると、本郷さんの息づかいが、若干荒くなり、「イクッ」と言って股間を思いきり伸一ケツに押し付け、なるべく奥の方まで精子を到達させるように、射精した。
精液を出しきると、背を伸ばし、ギャラリーを1回ゆっくり見渡してから、徐々にペニスを引き抜いていった。
ペニスが抜けると、伸一の肛門から、ドクッドクッと精液が流れ出した。

「穴のしまりが緩いな」など、今まで自分がしてきた事を忘れてしまったのか?と思うようなことをブツブツつぶやきながら、自分のペニスの精液を拭き取っていた。

「さぁ、次はお前だ、暖人」
言われるとは思っていたが、恥ずかしくて絶対にできない。勃起した俺のぺニスも萎えていった。
本郷さんと二人なら思う存分伸一の毛むくじゃらを楽しむんだが、1年もいるこの大勢のギャラリーの前では、、
モジモジしていると、「シャキッとしろ」とどなり声と共に、本郷さんが俺のジャージとパンツを引きずりおろした。
まだ半分勃起している俺のペニスがギャラリーの目にさらされた。
俺のペニスは半勃起の状態では皮が完全に剥けきらないため、「あっ、」と焦って前を隠そうとすると、グィッと俺の両手首が本郷さんの太い片手に捕まれ「みんな、こいつが、この極太ペニスを毛むくじゃらの穴に挿入するとこ、見たいよな」と言いながら、もう一方の手で俺のペニスをシゴキ始めた。
本郷さんの問いには、誰も答えなかった。
皆の目が俺のペニスに集中していて、そんな当たり前なことなんて答えてられない。と言った感じだった。
勃起したペニスを皆に見られるのが恥ずかしいので、グッと我慢していると、本郷さんが耳元でささやいた。
「勃起できないのなら、電気の力で強制手段を取るぞ」

俺は覚悟を決めて、伸一の両足を肩に載せ、半勃起のペニスを毛むくじゃら肛門に押し付けた。
さんざんもてあそばれ拡がり、更に本郷さんの精液がタップリ注入された肛門は、少し萎えている俺のぺニスでもニュルッと吸い込んでいった。
そして、(今俺のペニスを締め付けてるのは、夢にまで見た、あの伸一のケツの穴だ)と、いうことだけを考えながら、ゆっくりと腰を動かしだした。

「えーい、じれってーなー」
本郷さんは、再びズボンとパンツを脱ぎすて、自分のペニスを勃起させ、俺の背後に回ってきた。
そして、俺のケツの穴にヌルヌルとした液体をこすり付け、なんといきなりペニスを挿入してきた。
「痛い、痛い」
俺は叫んだが、本郷さんは全く聞く耳を持たず、ガシガシと俺のケツを太い両手で振りつづけた。
俺は二人に挟まれ、ケツとペニスの両方の快感を一度に味わい、苦痛に歪めていた顔から、だんだんと口が半開きになり、ヨダレを垂らし、最後には喘ぎ声をあげてしまった。
この最中は、周りからどのように見られてるかなど全く考える隙もなく、ただただ、この快楽が永遠に続いてくれることを願った。

「あぁー、あぁー、イクー、、いっちうっ」

涙を流しながら俺は伸一の内部に全てを出しきって、ぐったりした。
俺の果てきった顔をみて、本郷さんはやっと動きを止め、俺のケツからペニスを抜いた。

「あーぁ、きったねーケツに突っ込んじまったから、糞まみれじゃねーか」と、大声で言い、パンツとズボンを片手で拾って、勃起したそのペニスをギャラリーに見せつけながら、部屋を出ていった。
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