俺達 美術部!

ザボン

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「あっ、伸一兄ちゃんのチンチンから何か垂れた!」
「おしっこ漏らしたのかなぁ?」
小学生達が目を丸くして叫びあっている。
今度は母親も子供をとがめることもせず伸一のぺニスをガン見している。
その透明で粘度のある液体は、ぺニスの先から作業台にツーーっと糸を引いた。
顧問は部長に
「あせっ」
と言うと、部長はあわてて持っていたハンカチで伸一の額とぺニスの先を拭った
俺のとなりにもどった部長は「ヤバイな」
と小声で呟いた。そして、
「塗ったクリームの量が多すぎたようだ、持てばいいが」
と続けた。

一応デッサンが始まったが 全員が無言だ。
みんなスマホを構えている。動画撮影だ。
俺は「ハッ」とした。いつのまにか、無意識に、俺も撮影をしていた!
芸術としてはエロすぎる!!
廊下にはどんどんと見学者が溢れかえり、隣の視聴覚室の入り口まで塞いだ。
放送部が機材展示をしていたが視聴覚室には入りたくても入れない、文句を言われても仕方がない状況だ。
すると放送部の部長がおもむろにカメラを繋ぎ、そのカメラを「ちょっとスミマセン」と言いながら強引に美術室に持ち込んだ。
そして、
「放送部は視聴覚室で、美術部のデッサン教室を生中継してます」
と大声で叫び出しだ。

視聴覚室には美術室に入れなかった見学希望者がなだれ込んだ。
「放送部の展示を見学したい人は、ここに名前を書いてください」
放送部員が会場整理をしていた。
顧問も放送部のカメラマンに
「デッサンの邪魔にならないようにしろ」
とだけ注意していた。生中継自体は許諾したということになる。
見学者に混じり写真部の奴らも一眼レフを構えてパシャパシャと写している。
「さっきのぺニスからキラキラと粘糸が垂れたところ、押さえたか?」
「ああ、バッチリ顔もアングルにいれてな!」
「でもこんなモロ画像って、良いのかなあ?」
「バカだな、写真も芸術だ!」
と小声で確認をしあっていた。

~~伸一の脳裏~~
無表情に固執しろ。
意識をその事に集中しないと、、、

でっ、でる。

~~~~~~~~~~

~~光彦の脳裏~~
伸一には申し訳ないが、昨日の俺のモデル、大したことネーや。これに比べれば・・・
親友としてお前を心配するが、俺的にはGoodjobだ。ほらほら、ぺニスのピクつきが止まらねー、出しちまいなよ、スッキリするぜ。

~~~~~~~~~~

「そろそろアングル替えの席替えしますか」
とオジさんが号令を出してゾロゾロと移動が始まった。
そして全員が席に付き、そしてそのアングルでもカシャカシャと撮影するシャッター音が鳴り響いて、それがひとしきり鳴りやむと、
「ちょっと描きはじめるの、待ってください」
と顧問が言った。そしてモデルのぺニスを美術品を測定するために置いてあった長い定規でツンツンとつついた。
その瞬間、
「あぁ、あぁ、あぁー」
と情けない声を出しながら、伸一の勃起ぺニスが脈を打ち、精液が尿道から流れ出した。
小学生達が
「あ、伸一兄ちゃん白いションベン出してる!」
「母ちゃん、伸一兄ちゃん病気なの?」
と質問され母親は答えに困っている。
放送部のカメラはいつの間にか2台体制になっていて、1台は参加者の邪魔にならないように気を使いながら、下の方からモデルを見上げるようなアングルで撮影している。
射精した瞬間、隣の視聴覚室から「おぉーっ」と感声があがった。
俺は顧問の行動に驚いて、部長を見た。
顧問は部長に
「あせっ」
と言って伸一のぺニスについた精液を拭かせた。
顧問は
「アングルを変えると同時に、モデルの達成しきった表情を上手に表現してください」
と、参加者に言った。
伸一は
「恥ずかしい」
というより
「やっと出せた」
と言う満足感に浸っていた。
表情を変えないようにしていたが、その内側からの安堵感がひしひしと伝わってくる。
オジさんは
「これだよこれ、さっきとは一見同じ表情だがその奥に隠された感情をこのスケッチブックに表現したいんだよ」
と言ってしきりに鉛筆を動かしている。
俺は自分より恥ずかしい伸一のモデルの様子を撮影できて満足していた。

・・・しかし、また伸一のぺニスが動き出しだ。

~~伸一の脳裏~~
えっ、えっ、今出したのにケツの穴から痺れが伝わり、まだぺニスが疼いている、考えるな、なにも考えるな、無になるんだ・・・
~~~~~~~~~~

顧問が部長の横にきて
「さすがに塗る量が多すぎただろ」
と小声で囁き、部長も
「すみませんでした。伸一、辛そうだ。申し訳ねーっ」
と小声で謝っていた。
しかし、その時アナウンスが鳴り響いた。
「こちらは放送部です。本日の文化祭はただいまの時間をもって終了となります、ご来場いただきましてありがとうございました」
そして続けてチャイムがなると顧問が
「はい、本日のデッサン教室も終了となります」
と宣言した。
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