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出会い③
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「やあ望月君、いらっしゃい」
「先生のお言葉に甘えて毎週訪れてしまい御迷惑かと思いますが、香夜さんの美味しい料理と美しい星空は、この一週間の疲れを癒してくれ、次の一週間の糧になるんです」
「そうかい。香夜の料理で毎日癒してやれるようになるといいんだが。なあ、香夜?」
「……」
暗に結婚を匂わせる有坂の言葉が聞こえていない振りをして、テーブルに料理を並べていく朔夜。
初めて有坂家を訪れてから、俺を気に入った家主の誘いもあって、週末は此処で夕食を共にしている。五年も香夜として生きている朔夜の料理は素朴な家庭料理だが旨く、癒されると告げた言葉は嘘ではなかった。
会社の方は、社長である父には一切経営に手を出させないようにさせ、俺の認めた優秀な社員と共に再編に乗り出した。上向きもしないが悪化もしない、なんとか存続できているという状態を保っている。
毎回食事が済むと有坂は、酔い醒ましだとか夜空の様子の確認だとか理由をつけて席を外す。娘と婿候補のふたりの時間を作るための父親の気遣いだ。
「アンタも懲りねぇな」
「貴方を妻に迎えるまで諦めませんよ」
呆れ顔で珈琲を差し出してくれる朔夜に微笑み返す。
通い初めて一ヶ月は、このふたりきりの時間は俺の独白の時間だった。向かい合って座っていても俺の存在を全く無視している朔夜の同情をひくように、裕福だが心は貧しい我が家の闇を嘆き続けた。
二ヶ月目に入ると、少しずつ会話が成り立つようになった。十四歳の頃からこの家に篭りっぱなしの朔夜は、経済の成り立ちに興味がある様子だった。会社運営の話をしてやると、あの印象的な瞳がキラリと輝く。それを見て、また俺の胸は高鳴る。
週末の有坂家通いを始めて、三ヶ月が経とうという頃だ。多忙な仕事の合間に息抜きで寝た女が会社が傾いていると知り、いい金蔓を知ってる、と生き血を啜ったような真っ赤なルージュの塗られた唇を歪めて笑い、こんな話を漏らした。
知り合いの医師の患者に、旧華族で金もあるのに変人の学者一家がいる。その家には娘と息子がいるのだが、息子は実子ではない。屋敷の前に捨ててあった赤ん坊を変人学者一家が拾い、知り合いの医師に頼んで出産証明書を偽造して、戸籍上は実子として家族に迎えた。その時に謝礼で大金を貰った医師だがギャンブルに溺れ財産を使い果たしてしまい、息子の出生の秘密を出しに変人学者一家から大金を巻き取った。
「私と結婚してくれるなら、知り合いの医者から息子が捨て子だったっていう証拠を持ち出してあげるわよ」
猫撫で声で擦り寄ってくる女を冷たくあしらい、一人になれる馴染みのバーに向かった。
心地好いジャズが流れるバーのカウンターでウィスキーを口に運びながら、先程の女の話を反芻する。
話に出てきた変人学者一家の特徴は、有坂家と酷似している。胡散臭い話だが、有坂家の現状を考えると事実である可能性が高い。
血の繋がった実の娘の死を、血の繋がらない息子の死とすり替えてしまった父。自分を殺してまで姉になりきろうとする朔夜の態度からして、朔夜は自分が捨て子であったことを知っているのだろう。
姉が亡くなり、父が自分を姉とすり替えたと分かった時、朔夜は絶望したに違いない。大金を払って罪を犯してまで家族に迎えいれてくれたのに、やはり血の繋がりが大切なのか、と。そして、自分がいなければ有坂はやくざな医師に脅されることもなく、娘を失って狂うこともなかっただろう、と。
有坂が憎い。そんな有坂を憎まず、自分の責任だと全てを諦めて有坂を受け入れている朔夜に、無性に腹が立つ。
週末までの間に、以前有坂家の内情を調べて貰った探偵に、朔夜の出産証明書を偽造したとされる医師を調べてもらった。
有坂を脅して大金を得た後、違法のギャンブルに手を出して刑務所の中にいるということだった。どうやら朔夜が捨て子であるという証拠など存在しないようで、この話から有坂が第三者に脅されることはないと分かり安心した。
「有坂にご執心だな。まさか、香夜ってお嬢ちゃんに本気で惚れちまったとか?」
腐れ縁で数少ない友人でもある探偵が、意味ありげに笑う。
「まさか、俺の取り分が減るのが困るだけだ」
そう、これは有坂の財産を得るためのゲームなのだ。冷静でいなければ、ゲームに勝てない。それなのに、朔夜の出生を知ってからモヤモヤと心に気持ち悪い感覚がまとわりついているのは何故だ?
「朔夜さん、貴方が香夜さんとして生きるのは、お父様と血が繋がっていないという負い目からですか?」
週末、いつものように有坂家を訪れ、食事後に有坂が設けてくれる朔夜と二人きりの時間がくると、開口一番問い掛ける。俺に珈琲を差し出そうとしていた朔夜は、そのままの姿勢で固まった。
「貴方の出産証明書を偽造したという医師の話を耳にして、失礼ながら調べさせていただしました」
「あの野郎、また家から金をむしり取ろうとしてんのか?」
突然の出生に関する発言に固まっていた朔夜が怒りの表情を浮かべ、珈琲カップを乱暴にテーブルに叩きつける。バシャリと、茶褐色の液体がテーブルに広がっていく。
「あの医師は今、刑務所の中にいます。出所しても二度と此方には来ないように対処しておきましたので御安心ください」
腐れ縁の探偵に頼み、裏の世界の住人に手を回しておいて貰ったのだ。
「父さんは俺が捨て子だって知ってるのを知らない。あの野郎が父さんを脅してるのを盗み聞きして知ったんだ。だから、父さんにはこのことは言わないでくれ」
「ええ。しかし、そこまでして貴方を実子にしたのに、娘が死んだら貴方の存在をあっさり殺して血の繋がった実の娘を選んだ父親に納得できるんですか?」
必死に懇願する朔夜の心の奥底にしまった思いを呼び起こすように、貴方の気持ちが分かる、と伝わるように悔しさを滲ませた声で訴える。一瞬、本当の自分に戻りたい、と瞳が訴えたが、すぐにいつもの全てを諦めて受け入れている瞳に戻った。
「ああ。本当は自分が死ぬ筈だったのに、身代わりに姉さんを死なせてしまった俺への罰だからな」
「身代わり? 確かお姉様は交通事故で亡くなられたのでしたよね」
旧華族のパーティーに向かう車内で、暴走車に追突されて亡くなったと聞いている。
「あのパーティーは風邪を拗らせた父の代わりに長男の俺が行くはずだったんだ。でも、本当は有坂の血が流れていないと知って悩んでた俺は仮病を使ってパーティーに行くのを拒んだ。だけど、どうしても出席しなくちゃいけないパーティーだったんで、代わりに姉さんが行ってくれることになって、それで……」
「貴方のせいではない。貴方の出産証明書を偽造した医師にたかられたのも、お姉様が貴方の代わりにパーティーに向かって亡くなったのも、貴方のせいなんかじゃない」
有坂家に降りかかる災難は全て自分のせいだ、と言わんばかりに首を左右に振り、俺の言葉を否定する朔夜。
身勝手な実の両親によってこの世に産み出されたが、有坂の家で幸せに暮らしていた朔夜。しかし、自分は実子ではないと知り、有坂家の人々の愛情は実子に対する無償の愛ではなく、憐れな子供に対する偽善的な愛なのでは、と疑ったことだろう。だが、罪を犯してまで自分を戸籍上の実子にしてくれた両親に、その事実を自分に隠すために大金を払ってくれた両親に、自分は実子として無償の愛情を注がれているのだと安堵したはずだ。それなのに、実子の姉が亡くなったら姉の身代わりにされて、やはり血の繋がりがない自分は本当の意味で愛されてはいなかったのだ、と絶望したに違いない。
「貴方が有坂家の人々に感謝しているのも、同じくらい罪悪感を感じているのも分かります。しかし、有坂家を襲った不幸は貴方自身のせいではない。貴方を憐れんで家族として受け入れた周りの人々自身のせいだ」
「違う! 全て俺のせいだ……」
どんなに貴方のせいではないと告げても、頑なに首を振る朔夜。
「貴方がどんなに自分のせいだと言おうが、俺は貴方が原因だなんて思わない。俺だけは、貴方が香夜さんの身代わりではなく朔夜さんであると知っている。有坂の血など関係ない。貴方は有坂朔夜というこの世にただ一人しかいない存在なんだ」
有坂家の財産を手に入れるためだとかいう打算はなく、目の前の絶望の闇に吸い込まれてしまいそうな青年を救い出したくてでた、本心からの言葉だった。
「どうせ俺を丸め込んで財産を奪い取るための言葉なんだろ?」
口では俺を否定していたが、朔夜の闇で覆われた瞳には一筋の光が射していた。その光が、朔夜の出生を知ってから俺の心にまとわりついていた気持ち悪い感覚を消し去っていった。
「先生のお言葉に甘えて毎週訪れてしまい御迷惑かと思いますが、香夜さんの美味しい料理と美しい星空は、この一週間の疲れを癒してくれ、次の一週間の糧になるんです」
「そうかい。香夜の料理で毎日癒してやれるようになるといいんだが。なあ、香夜?」
「……」
暗に結婚を匂わせる有坂の言葉が聞こえていない振りをして、テーブルに料理を並べていく朔夜。
初めて有坂家を訪れてから、俺を気に入った家主の誘いもあって、週末は此処で夕食を共にしている。五年も香夜として生きている朔夜の料理は素朴な家庭料理だが旨く、癒されると告げた言葉は嘘ではなかった。
会社の方は、社長である父には一切経営に手を出させないようにさせ、俺の認めた優秀な社員と共に再編に乗り出した。上向きもしないが悪化もしない、なんとか存続できているという状態を保っている。
毎回食事が済むと有坂は、酔い醒ましだとか夜空の様子の確認だとか理由をつけて席を外す。娘と婿候補のふたりの時間を作るための父親の気遣いだ。
「アンタも懲りねぇな」
「貴方を妻に迎えるまで諦めませんよ」
呆れ顔で珈琲を差し出してくれる朔夜に微笑み返す。
通い初めて一ヶ月は、このふたりきりの時間は俺の独白の時間だった。向かい合って座っていても俺の存在を全く無視している朔夜の同情をひくように、裕福だが心は貧しい我が家の闇を嘆き続けた。
二ヶ月目に入ると、少しずつ会話が成り立つようになった。十四歳の頃からこの家に篭りっぱなしの朔夜は、経済の成り立ちに興味がある様子だった。会社運営の話をしてやると、あの印象的な瞳がキラリと輝く。それを見て、また俺の胸は高鳴る。
週末の有坂家通いを始めて、三ヶ月が経とうという頃だ。多忙な仕事の合間に息抜きで寝た女が会社が傾いていると知り、いい金蔓を知ってる、と生き血を啜ったような真っ赤なルージュの塗られた唇を歪めて笑い、こんな話を漏らした。
知り合いの医師の患者に、旧華族で金もあるのに変人の学者一家がいる。その家には娘と息子がいるのだが、息子は実子ではない。屋敷の前に捨ててあった赤ん坊を変人学者一家が拾い、知り合いの医師に頼んで出産証明書を偽造して、戸籍上は実子として家族に迎えた。その時に謝礼で大金を貰った医師だがギャンブルに溺れ財産を使い果たしてしまい、息子の出生の秘密を出しに変人学者一家から大金を巻き取った。
「私と結婚してくれるなら、知り合いの医者から息子が捨て子だったっていう証拠を持ち出してあげるわよ」
猫撫で声で擦り寄ってくる女を冷たくあしらい、一人になれる馴染みのバーに向かった。
心地好いジャズが流れるバーのカウンターでウィスキーを口に運びながら、先程の女の話を反芻する。
話に出てきた変人学者一家の特徴は、有坂家と酷似している。胡散臭い話だが、有坂家の現状を考えると事実である可能性が高い。
血の繋がった実の娘の死を、血の繋がらない息子の死とすり替えてしまった父。自分を殺してまで姉になりきろうとする朔夜の態度からして、朔夜は自分が捨て子であったことを知っているのだろう。
姉が亡くなり、父が自分を姉とすり替えたと分かった時、朔夜は絶望したに違いない。大金を払って罪を犯してまで家族に迎えいれてくれたのに、やはり血の繋がりが大切なのか、と。そして、自分がいなければ有坂はやくざな医師に脅されることもなく、娘を失って狂うこともなかっただろう、と。
有坂が憎い。そんな有坂を憎まず、自分の責任だと全てを諦めて有坂を受け入れている朔夜に、無性に腹が立つ。
週末までの間に、以前有坂家の内情を調べて貰った探偵に、朔夜の出産証明書を偽造したとされる医師を調べてもらった。
有坂を脅して大金を得た後、違法のギャンブルに手を出して刑務所の中にいるということだった。どうやら朔夜が捨て子であるという証拠など存在しないようで、この話から有坂が第三者に脅されることはないと分かり安心した。
「有坂にご執心だな。まさか、香夜ってお嬢ちゃんに本気で惚れちまったとか?」
腐れ縁で数少ない友人でもある探偵が、意味ありげに笑う。
「まさか、俺の取り分が減るのが困るだけだ」
そう、これは有坂の財産を得るためのゲームなのだ。冷静でいなければ、ゲームに勝てない。それなのに、朔夜の出生を知ってからモヤモヤと心に気持ち悪い感覚がまとわりついているのは何故だ?
「朔夜さん、貴方が香夜さんとして生きるのは、お父様と血が繋がっていないという負い目からですか?」
週末、いつものように有坂家を訪れ、食事後に有坂が設けてくれる朔夜と二人きりの時間がくると、開口一番問い掛ける。俺に珈琲を差し出そうとしていた朔夜は、そのままの姿勢で固まった。
「貴方の出産証明書を偽造したという医師の話を耳にして、失礼ながら調べさせていただしました」
「あの野郎、また家から金をむしり取ろうとしてんのか?」
突然の出生に関する発言に固まっていた朔夜が怒りの表情を浮かべ、珈琲カップを乱暴にテーブルに叩きつける。バシャリと、茶褐色の液体がテーブルに広がっていく。
「あの医師は今、刑務所の中にいます。出所しても二度と此方には来ないように対処しておきましたので御安心ください」
腐れ縁の探偵に頼み、裏の世界の住人に手を回しておいて貰ったのだ。
「父さんは俺が捨て子だって知ってるのを知らない。あの野郎が父さんを脅してるのを盗み聞きして知ったんだ。だから、父さんにはこのことは言わないでくれ」
「ええ。しかし、そこまでして貴方を実子にしたのに、娘が死んだら貴方の存在をあっさり殺して血の繋がった実の娘を選んだ父親に納得できるんですか?」
必死に懇願する朔夜の心の奥底にしまった思いを呼び起こすように、貴方の気持ちが分かる、と伝わるように悔しさを滲ませた声で訴える。一瞬、本当の自分に戻りたい、と瞳が訴えたが、すぐにいつもの全てを諦めて受け入れている瞳に戻った。
「ああ。本当は自分が死ぬ筈だったのに、身代わりに姉さんを死なせてしまった俺への罰だからな」
「身代わり? 確かお姉様は交通事故で亡くなられたのでしたよね」
旧華族のパーティーに向かう車内で、暴走車に追突されて亡くなったと聞いている。
「あのパーティーは風邪を拗らせた父の代わりに長男の俺が行くはずだったんだ。でも、本当は有坂の血が流れていないと知って悩んでた俺は仮病を使ってパーティーに行くのを拒んだ。だけど、どうしても出席しなくちゃいけないパーティーだったんで、代わりに姉さんが行ってくれることになって、それで……」
「貴方のせいではない。貴方の出産証明書を偽造した医師にたかられたのも、お姉様が貴方の代わりにパーティーに向かって亡くなったのも、貴方のせいなんかじゃない」
有坂家に降りかかる災難は全て自分のせいだ、と言わんばかりに首を左右に振り、俺の言葉を否定する朔夜。
身勝手な実の両親によってこの世に産み出されたが、有坂の家で幸せに暮らしていた朔夜。しかし、自分は実子ではないと知り、有坂家の人々の愛情は実子に対する無償の愛ではなく、憐れな子供に対する偽善的な愛なのでは、と疑ったことだろう。だが、罪を犯してまで自分を戸籍上の実子にしてくれた両親に、その事実を自分に隠すために大金を払ってくれた両親に、自分は実子として無償の愛情を注がれているのだと安堵したはずだ。それなのに、実子の姉が亡くなったら姉の身代わりにされて、やはり血の繋がりがない自分は本当の意味で愛されてはいなかったのだ、と絶望したに違いない。
「貴方が有坂家の人々に感謝しているのも、同じくらい罪悪感を感じているのも分かります。しかし、有坂家を襲った不幸は貴方自身のせいではない。貴方を憐れんで家族として受け入れた周りの人々自身のせいだ」
「違う! 全て俺のせいだ……」
どんなに貴方のせいではないと告げても、頑なに首を振る朔夜。
「貴方がどんなに自分のせいだと言おうが、俺は貴方が原因だなんて思わない。俺だけは、貴方が香夜さんの身代わりではなく朔夜さんであると知っている。有坂の血など関係ない。貴方は有坂朔夜というこの世にただ一人しかいない存在なんだ」
有坂家の財産を手に入れるためだとかいう打算はなく、目の前の絶望の闇に吸い込まれてしまいそうな青年を救い出したくてでた、本心からの言葉だった。
「どうせ俺を丸め込んで財産を奪い取るための言葉なんだろ?」
口では俺を否定していたが、朔夜の闇で覆われた瞳には一筋の光が射していた。その光が、朔夜の出生を知ってから俺の心にまとわりついていた気持ち悪い感覚を消し去っていった。
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