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霜月
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「キスしてもいいですか?」
「そういうのは言葉に出さずに雰囲気でするもんじゃないのか?」
して欲しい、とか、俺もしたい、なんて本音は言えずに、可愛げのない台詞を吐いてしまう。
どうしようもない俺を包み込んでくれる、まるで大海のような笑みを浮かべた男の顔が、ゆっくり近付いてくる。
そっと瞳を閉じると、愛しい熱が唇に広がった。
男とのキスを嫌だと思わなかったのも、男以外の唇が触れるのを嫌だと思ったのも、男が好きだったからなんだ。
男の過去が消えてしまえばいいと思ったのも、俺だけを見て欲しいと思ったのも、男が好きだったからなんだ。
俺も、アンタが好きだ。
伝わって欲しい。でも、伝わって成仏してしまうのが怖い。
いつか、共にあの世に旅立つ日が来たらちゃんと言うから。もう少し待っていてくれ。
唇を包んでいた熱が消える。
男の存在を確認すべく急いで目を開けると、柔らかくて幸せそうな眼差しと目があった。
目の奥が熱くなり、甘く締め付けられた胸から愛しいという感情が溢れ出してくる。
「拓也……」
男の掌が俺の左手を包んできて、くいっと自分の顔の前まで引っ張っていく。
「永久に貴方を愛し続けます。永久に僕の隣に居てください」
神に誓いを立てるように厳粛に告げた男が、俺の薬指の付け根にチュッと口付けを落としてきた。
俺も永久にアンタを愛し続けてやるよ。だから、俺が生きてる間も、あの世に旅立った後も、永久に隣にいろよ。
勝手に成仏するなよ。一時だってアンタと離れたくないんだ。
俺をこんな風にした責任を、ちゃんと取れよ。
「夜景を見ながらプロポーズってベタ過ぎるだろ。それに恋路浜でも同じこと言ってたぞ。くどいんだよ」
嬉しくて幸せで堪らないのに、離れたくないから突っ慳貪に心にもないことを言ってしまう。
「ベタでも記憶に残るプロポーズでしょ?」
フフフと口許を弛めた男の顔が、再び近付いてくる。
言葉でプロポーズの返事が出来ない代わりに、唇で受け入れる。
唇だけでなく、体全体が優しい熱に包まれる。
目を閉じているので男の背中の正確な位置は分からないが、体を包んでいる熱の上に重ねるように腕を回して抱き締め返す。
記憶に残る、永久に忘れないプロポーズだ。
夜景を見る度に、今日のことを思い出すんだろうな。
いや、夜景を見なくとも、アンタを見る度に思い出しそうだな。
永久に隣にいるんだから、永久に思い出し続けるってことか。
こんな幸せで満たされる愛しい記憶なら、ずっと思い出し続けていても悪くないかもな。
「ありがとうございます」
唇の熱が離れていって寂しさを覚えていると、男に耳許で囁かれた。
「別にプロポーズにオッケーしたわけじゃないんだから勘違いするなよ。あ、あれだ、雰囲気に流されたってやつだ」
慌てて抱き締め返していた腕を解き、男には何の感情も抱いていないような振りをする。
「夜景を見ながらプロポーズをされたら、誰とでもキスをするということですか?」
「雰囲気次第ではな」
アンタ以外とキスしたいわけないだろ。アンタだからするんだ。
「昨日の女生徒が夜景を背景に愛の告白をしていたら受け入れていたんですか?」
「受け入れるか考えてたかもな」
何の感情も動くわけないだろ。俺の感情を動かせるのはアンタだけだ。
「そうですか」
無機質な声がして、体を包んでいた熱がすうっと離れていった。
冷たい空気が体温を一気に下げてきて、凍えそうだ。
寒くて寒くて、ガタガタと震えてしまう。
「すいません。虐め過ぎてしまいましたね」
優しい声に反応して顔を上げると、申し訳なさそうに眉を下げている顔があった。
「俺には虐められて喜ぶ趣味はないって言っただろ。寒いから温めろ」
「分かりました」
くしゃっと顔を綻ばせた男の体に包まれる。
心も、体も、温かい。
眼下に広がる光の海も、天上に広がる星の瞬きも、永遠に輝き続けることは出来ないだろう。
だが男の隣にいれば、嫌でも今日の出来事を思い出すので、今俺達を包んでくれている光を永久に思い出し続けることになる。
永久に消えない光になるんだ。
一時間以上バルコニーにいたのか、部屋に戻ると海老原は布団に包まって寝息を立てていた。
「風呂入ってくる」
海老原を起こさないように小声で男に告げて、鞄から着替えを取り出す。
「僕も体が冷えてしまったので一緒に入りたいです」
すうっと擦り寄ってきた男が、甘えた声で言ってくる。
男と風呂……
気持ちは誤魔化せても、体は誤魔化せる自信はない。
アンタなんて何とも思ってないと言いながら、体は男を求めて反応してしまう可能性がある。
「アンタは寒さを感じないはずだろ? 邪魔だからここで待ってろ」
「では一緒の入浴は諦めるので、一緒に眠ってもいいですか?」
「海老原が起きる前には絶対離れろよ。それが守れるなら考えてやってもいい」
冷たく言い放って、逃げるようにバスルームに入る。
男が追ってくる様子はなかったので、ふうっと息を吐いたのも束の間、風呂を出たら男と一緒に眠るんだと思い出し、体が一気に火照りだした。
今の状態じゃ仄かに熱を感じるだけで触れ合えないというのに、何かを期待した体がムクムクと目覚めてしまう。
急いで服を脱ぎ、シャワーを浴びながら熱くなった体を鎮めていく。
『拓也……』
『好きです。愛しくて愛しくて堪らない』
『永久に貴方を愛し続けます。永久に僕の隣に居てください』
水音に混じって、甘い囁きの幻聴が聞こえてくる。
自分の手なのに、男に触れられているような錯覚に陥って急速に高まっていく。
「俺も……アンタが……好き……だぁっ」
ビクンと背中が反り、勢いよく吐き出された白濁が排水口に吸い込まれていく。
その様をぼうっと見つめながら、一人で事務的に処理していた時には感じることのなかった充実感を味わっていた。
男を浮かべて自己処理をしてしまったことがバレないように上気した顔を冷水で洗い、顔も体も可笑しなところはないかチェックして部屋に戻る。
「おかえりなさい」
ベッドに横になっていた男が、俺の気配に気付いて起き上がった。
「なんで寝てたんだよ」
「布団を温めておきました」
別に変なことを言っているわけではないのに、男が言うといやらしく聞こえる。
冷水で冷やしてきた顔が、また熱を帯びてくる。
部屋は薄暗いし、風呂上がりなんだから多少顔が赤くても問題ないはずだ。
落ち着け、平静を保て、と体に言い聞かせる。
「じゃあ、寝るぞ」
このまま起きていたら掘らなくてもいい墓穴を掘りそうな気がして、素っ気なく言うと男の後ろを通ってベッドに上り、壁側を向いて壁と一体化したように横になる。
クスクスと笑い声のした後、背中が仄かな熱に包まれた。
男が引っ付いているのだろうと思うと、心音が耳障りなくらい煩くなった。
「拓也……」
「なんだ?」
「眠れますか?」
「寝かかってるんだから話し掛けるな。話したいならお伽噺でも語ってろ」
「お伽噺ですか。昔々……」
男は、本当にお伽噺を語り始めた。
どこの国の話なのかは分からないが、片仮名の名前の主人公が旅に出る話だ。
男の声は子守唄を歌う母親のように優しくて、一日歩き回って疲れていたせいか、シングルベッドで男と密着して眠るという羞恥で死ねそうな状況だというのに、すぐに夢の世界に落ちていった。
夢の中でも、俺は男と一緒のベッドで寝ていた。
夢の中でなら何も誤魔化す必要はないだろうと思い、男の胸に頭を擦り付けて猫みたいに甘えてみると、男は親猫のように優しく髪を撫でてきて抱き締めてくれた。
そして毛繕いをするように、額に、頬に、唇に、顔中に、たくさんキスをしてくれた。
俺もお返しに男の顔のパーツ一つ一つにキスを落としていき、最後に唇に触れると、離さないと言わんばかりに男にぎゅうっと抱き締められた。
ちょっと擽ったい幸せに照れながらも、温かさが心地好くて深い眠りに落ちていった。
「そういうのは言葉に出さずに雰囲気でするもんじゃないのか?」
して欲しい、とか、俺もしたい、なんて本音は言えずに、可愛げのない台詞を吐いてしまう。
どうしようもない俺を包み込んでくれる、まるで大海のような笑みを浮かべた男の顔が、ゆっくり近付いてくる。
そっと瞳を閉じると、愛しい熱が唇に広がった。
男とのキスを嫌だと思わなかったのも、男以外の唇が触れるのを嫌だと思ったのも、男が好きだったからなんだ。
男の過去が消えてしまえばいいと思ったのも、俺だけを見て欲しいと思ったのも、男が好きだったからなんだ。
俺も、アンタが好きだ。
伝わって欲しい。でも、伝わって成仏してしまうのが怖い。
いつか、共にあの世に旅立つ日が来たらちゃんと言うから。もう少し待っていてくれ。
唇を包んでいた熱が消える。
男の存在を確認すべく急いで目を開けると、柔らかくて幸せそうな眼差しと目があった。
目の奥が熱くなり、甘く締め付けられた胸から愛しいという感情が溢れ出してくる。
「拓也……」
男の掌が俺の左手を包んできて、くいっと自分の顔の前まで引っ張っていく。
「永久に貴方を愛し続けます。永久に僕の隣に居てください」
神に誓いを立てるように厳粛に告げた男が、俺の薬指の付け根にチュッと口付けを落としてきた。
俺も永久にアンタを愛し続けてやるよ。だから、俺が生きてる間も、あの世に旅立った後も、永久に隣にいろよ。
勝手に成仏するなよ。一時だってアンタと離れたくないんだ。
俺をこんな風にした責任を、ちゃんと取れよ。
「夜景を見ながらプロポーズってベタ過ぎるだろ。それに恋路浜でも同じこと言ってたぞ。くどいんだよ」
嬉しくて幸せで堪らないのに、離れたくないから突っ慳貪に心にもないことを言ってしまう。
「ベタでも記憶に残るプロポーズでしょ?」
フフフと口許を弛めた男の顔が、再び近付いてくる。
言葉でプロポーズの返事が出来ない代わりに、唇で受け入れる。
唇だけでなく、体全体が優しい熱に包まれる。
目を閉じているので男の背中の正確な位置は分からないが、体を包んでいる熱の上に重ねるように腕を回して抱き締め返す。
記憶に残る、永久に忘れないプロポーズだ。
夜景を見る度に、今日のことを思い出すんだろうな。
いや、夜景を見なくとも、アンタを見る度に思い出しそうだな。
永久に隣にいるんだから、永久に思い出し続けるってことか。
こんな幸せで満たされる愛しい記憶なら、ずっと思い出し続けていても悪くないかもな。
「ありがとうございます」
唇の熱が離れていって寂しさを覚えていると、男に耳許で囁かれた。
「別にプロポーズにオッケーしたわけじゃないんだから勘違いするなよ。あ、あれだ、雰囲気に流されたってやつだ」
慌てて抱き締め返していた腕を解き、男には何の感情も抱いていないような振りをする。
「夜景を見ながらプロポーズをされたら、誰とでもキスをするということですか?」
「雰囲気次第ではな」
アンタ以外とキスしたいわけないだろ。アンタだからするんだ。
「昨日の女生徒が夜景を背景に愛の告白をしていたら受け入れていたんですか?」
「受け入れるか考えてたかもな」
何の感情も動くわけないだろ。俺の感情を動かせるのはアンタだけだ。
「そうですか」
無機質な声がして、体を包んでいた熱がすうっと離れていった。
冷たい空気が体温を一気に下げてきて、凍えそうだ。
寒くて寒くて、ガタガタと震えてしまう。
「すいません。虐め過ぎてしまいましたね」
優しい声に反応して顔を上げると、申し訳なさそうに眉を下げている顔があった。
「俺には虐められて喜ぶ趣味はないって言っただろ。寒いから温めろ」
「分かりました」
くしゃっと顔を綻ばせた男の体に包まれる。
心も、体も、温かい。
眼下に広がる光の海も、天上に広がる星の瞬きも、永遠に輝き続けることは出来ないだろう。
だが男の隣にいれば、嫌でも今日の出来事を思い出すので、今俺達を包んでくれている光を永久に思い出し続けることになる。
永久に消えない光になるんだ。
一時間以上バルコニーにいたのか、部屋に戻ると海老原は布団に包まって寝息を立てていた。
「風呂入ってくる」
海老原を起こさないように小声で男に告げて、鞄から着替えを取り出す。
「僕も体が冷えてしまったので一緒に入りたいです」
すうっと擦り寄ってきた男が、甘えた声で言ってくる。
男と風呂……
気持ちは誤魔化せても、体は誤魔化せる自信はない。
アンタなんて何とも思ってないと言いながら、体は男を求めて反応してしまう可能性がある。
「アンタは寒さを感じないはずだろ? 邪魔だからここで待ってろ」
「では一緒の入浴は諦めるので、一緒に眠ってもいいですか?」
「海老原が起きる前には絶対離れろよ。それが守れるなら考えてやってもいい」
冷たく言い放って、逃げるようにバスルームに入る。
男が追ってくる様子はなかったので、ふうっと息を吐いたのも束の間、風呂を出たら男と一緒に眠るんだと思い出し、体が一気に火照りだした。
今の状態じゃ仄かに熱を感じるだけで触れ合えないというのに、何かを期待した体がムクムクと目覚めてしまう。
急いで服を脱ぎ、シャワーを浴びながら熱くなった体を鎮めていく。
『拓也……』
『好きです。愛しくて愛しくて堪らない』
『永久に貴方を愛し続けます。永久に僕の隣に居てください』
水音に混じって、甘い囁きの幻聴が聞こえてくる。
自分の手なのに、男に触れられているような錯覚に陥って急速に高まっていく。
「俺も……アンタが……好き……だぁっ」
ビクンと背中が反り、勢いよく吐き出された白濁が排水口に吸い込まれていく。
その様をぼうっと見つめながら、一人で事務的に処理していた時には感じることのなかった充実感を味わっていた。
男を浮かべて自己処理をしてしまったことがバレないように上気した顔を冷水で洗い、顔も体も可笑しなところはないかチェックして部屋に戻る。
「おかえりなさい」
ベッドに横になっていた男が、俺の気配に気付いて起き上がった。
「なんで寝てたんだよ」
「布団を温めておきました」
別に変なことを言っているわけではないのに、男が言うといやらしく聞こえる。
冷水で冷やしてきた顔が、また熱を帯びてくる。
部屋は薄暗いし、風呂上がりなんだから多少顔が赤くても問題ないはずだ。
落ち着け、平静を保て、と体に言い聞かせる。
「じゃあ、寝るぞ」
このまま起きていたら掘らなくてもいい墓穴を掘りそうな気がして、素っ気なく言うと男の後ろを通ってベッドに上り、壁側を向いて壁と一体化したように横になる。
クスクスと笑い声のした後、背中が仄かな熱に包まれた。
男が引っ付いているのだろうと思うと、心音が耳障りなくらい煩くなった。
「拓也……」
「なんだ?」
「眠れますか?」
「寝かかってるんだから話し掛けるな。話したいならお伽噺でも語ってろ」
「お伽噺ですか。昔々……」
男は、本当にお伽噺を語り始めた。
どこの国の話なのかは分からないが、片仮名の名前の主人公が旅に出る話だ。
男の声は子守唄を歌う母親のように優しくて、一日歩き回って疲れていたせいか、シングルベッドで男と密着して眠るという羞恥で死ねそうな状況だというのに、すぐに夢の世界に落ちていった。
夢の中でも、俺は男と一緒のベッドで寝ていた。
夢の中でなら何も誤魔化す必要はないだろうと思い、男の胸に頭を擦り付けて猫みたいに甘えてみると、男は親猫のように優しく髪を撫でてきて抱き締めてくれた。
そして毛繕いをするように、額に、頬に、唇に、顔中に、たくさんキスをしてくれた。
俺もお返しに男の顔のパーツ一つ一つにキスを落としていき、最後に唇に触れると、離さないと言わんばかりに男にぎゅうっと抱き締められた。
ちょっと擽ったい幸せに照れながらも、温かさが心地好くて深い眠りに落ちていった。
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