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霜月
12
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十一月も、残り僅かだ。
俺は今、時代劇のセットのような建物が立ち並ぶ坂道を、海老原と並んで歩いている。
修学旅行で、古都に来ているのだ。
今日は古都、明日はテーマパーク、明後日は港町。二泊三日の旅だ。
この地域は初めて訪れたので楽しみではあるのだが……
「なんで、あいつらと同じ班なんだよ」
前を歩く佐久間と、時折佐久間に話し掛けられて顔を背けながらも飼い犬のようにぴったりと付いていっている柚木を見て、溜め息を漏らす。
「四人一組で班を作りなさいって言われたんだけど、ちょうど二人と二人で余ってたからくっついちゃった」
ハハハと悪びれた様子もなく、軽く笑う海老原。
海老原は、俺とあの二人の関係を知らないから当然の反応なのだが。
俺が熱を出して休んだ日に修学旅行の班決めがあったのだ。
当然、男はこの組み合わせに渋い顔をして、どうにかならないものかと訴えるような眼差しを向けてきた。
俺だってどうにかしたいが、柚木に襲われたので同じ班は嫌だ、と本当のことなど言えるはずもなく、他に決まってしまったものを覆す理由がみつからずに、仕方なく共に行動することにした。
同じ班と言っても、付かず離れずの距離での別行動なので、互いに必要最低限の話しかしないのが救いだ。
「あ、ここ覗いてってもいい?」
陶磁器を扱う店を、海老原が指差した。
「あぁ。ゆっくり見てこいよ」
急いでいるわけではないし、こちらを振り向きもせずに先を行く柚木達とも距離をとれるしと頷き、嬉しそうに店の奥に入っていく背中を見送る。
「俺、古都に来るのは初めてなのに、なんか懐かしい気がする」
町並みの雰囲気や空気が妙に落ち着くな、と感じながら歩いていたのだ。
入口近くのコーヒーカップを眺めながら、隣に立つ男にだけ伝わるような小声で呟く。
「僕も懐かしい気がします」
懐かしそうに目を細める男を見て、チクリと胸の奥が微かに痛むのを感じた。
俺が男の生きていた姿を知らないのは当然で、男自身も記憶を失っていて覚えていなくて。でも確かに男は生きていて、俺の知らない人生を送っていて。
もしかしたら生きていた頃に男もこの坂を昇ったのでは、と思ったら何故だか男がとても遠くに感じられてしまい、胸が苦しくなってしまった。
どうして、こんな気持ちになっているんだろう?
「アンタが生きてた頃から古都は変わらないだろ? 前にも来たことがあるんじゃないか?」
不自然に会話が途切れて男に不審がられないように、口を開く。
「どうなんでしょうね。来たことがなかったとしても、このような景色に郷愁を感じるのは日本人の性なのではないですか?」
「まぁ、それは分かる気はするな」
「僕と拓也には、同じ景色を見て同じように感じる血が流れているんですね」
男が、嬉しそうに顔を綻ばせる。
同じものを、同じように感じる……。
一気に男との距離が近付いていく気がした。
すーっと苦しみが消え、代わりにほかほか温かくなってきた胸に擽ったさを覚える。
「別に俺とアンタだけじゃなく、日本人ならみんな流れているんじゃないのか?」
急降下したり急上昇したりする胸の動きに動揺しているのを隠すように、突っ慳貪に返してしまう。
「アンタ、今も生きてた頃の記憶を取り戻したいと思ってるのか?」
記憶はなくとも、過去を匂わせる行動や表情を時折見せる男を見るたびに、男の生きてきた道を知りたいと思うことがあった。
心に深く刻まれた傷の痛みに耐えるような姿を目にして、どうにかして痛みを和らげてやりたいと思ったからだ。
痛みの原因が分からなければ、和らげる術も分からない。知りたいのに、知ることができない。
そんな無力さが、先程胸を苦しめた原因なのかもしれない。
「拓也に出会うまでは自分が誰なのか分からず不安でしたが、今は過去の記憶が取り戻せなくともいいかなと思っています」
ふと、男と出会ってすぐの頃、記憶を取り戻したら成仏できるはずだと直感的に思っていたことを思い出した。
男の歩いてきた道は知りたいと思うけれど、知った途端に俺を残して成仏してしまったら……。
ほかほか温かかった胸が一気に凍りつき、乱暴に握られて、粉々に砕け散ってしまったような激痛が走る。
「自分が誰なのか分からないままでいいのか?」
「拓也のことさえ覚えていれば他の記憶なんていりませんから」
本当に過去の記憶はいらないと思っているのか、穏やかに、でも瞳には熱を宿して微笑む男。
男の視線に焼かれて、体温が急上昇していく。
熱湯のような血液が流れ込む心臓が早鐘を打ち、ドクンドクンと体が波打って、胸が痛いのか痛くないのか分からなくなってくる。
「じゃ……じゃあ、アンタの身元探しはもうしないからな」
「ええ。知りたくなったら、共にあの世に旅立った後に調べにいきましょう」
共にあの世に……
アンタから言い出したことなんだから、俺があの世に旅立つ日までは絶対に成仏するなよ。
ギッと睨み付けると、何故だか男は嬉しそうに頬を弛めた。
「お待たせー」
背後から海老原の明るい声がしたので振り返ると、満足気に口許を弛めていたが、手には何も持っていなかった。
「欲しいものはなかったのか?」
「ううん。可愛いランプシェードがあったから買ったよ。割れたら嫌だから、郵送して貰うように頼んできたんだ」
にぃと口角を上げて微笑むその表情が示すように、いい買い物ができたのだろう。
海老原に釣られるように、俺の口許も弛んでいく。
「ねぇ宇佐美くん、ボクの前でなら大丈夫だけど、他の子の前でそういう顔はしない方がいいよ」
「どんな顔だよ?」
海老原によく分からない忠告をされて、顔を確かめるように手を這わせる。
「無自覚って恐ろしいな……。勘違いしちゃうから、笑っちゃ駄目ってこと」
「はぁ? 仏頂面なら喧嘩売ってるって勘違いされるかもしれないけど、笑顔で何を勘違いするんだ?」
まさか、馬鹿にされていると思うような、わざとらしい笑顔なのか?
今までそんなこと誰にも言われたことはなかったが、内容が内容なだけにわざと言わなかったのだろう。
友達だと思っていた奴等も、ムカつく笑顔を浮かべやがって、と心の中で舌打ちしていたのだろうか?
膝から崩れ落ちそうになる体を気力で支え、顔を隠すように地面を見つめる。
「悪い意味での勘違いじゃないからね。良い意味で勘違いしちゃうっていうか……。幽霊さんがヤキモチ妬いちゃって拗ねちゃったら嫌でしょ? だから、笑顔を見せるのは特別な人の前だけにしといた方が安全だよって話」
項垂れる俺を見て、俺がネガティブな受け止め方をしたと気付いたのか、海老原が焦ったようにフォローしてきた。
なぜ俺が男以外に笑顔を向けると男が拗ねるのか、なぜ他人に笑顔を向けるのが危険なのか。
全く意味が分からない、と訴えるように海老原を見つめる。
「うーん、幽霊さんが他人に笑顔を向けてたら嫌な気しない? 自分だけに笑いかけて欲しいって思ったりしない?」
男が俺を特別だと囁いて浮かべる笑顔を、他の奴にも浮かべていたら……。
ドレスの女にあの笑顔を向ける男を想像すると、胃の内容物が迫り上がってくるような気持ち悪さを覚えた。
「ごめんね、混乱させちゃったね。やっぱり最初は戸惑うしなかなか気付けないから、ちょっとでも後押し出来ればなって思ったんだけどね。ただでさえ困難があるのに、更にややこしい関係だから認めるのに時間が掛かっちゃってるんだろうけど、素直になればすぐに答えは分かるからね」
吐き気に耐えて佇んでいると、海老原が諭すように言ってきた。
だが、何を諭したいのか全く分からない。
「何の話だ?」
「恋は素敵だよって話。柚木くん達と大分離れちゃったね。行こっか」
坂の上にちらりと見える寺院を指差し、颯爽と歩き始めた海老原。
その後を追いながらこっそりと覗き見た男の顔は、何かを考えているようで眉を寄せていた。
俺は今、時代劇のセットのような建物が立ち並ぶ坂道を、海老原と並んで歩いている。
修学旅行で、古都に来ているのだ。
今日は古都、明日はテーマパーク、明後日は港町。二泊三日の旅だ。
この地域は初めて訪れたので楽しみではあるのだが……
「なんで、あいつらと同じ班なんだよ」
前を歩く佐久間と、時折佐久間に話し掛けられて顔を背けながらも飼い犬のようにぴったりと付いていっている柚木を見て、溜め息を漏らす。
「四人一組で班を作りなさいって言われたんだけど、ちょうど二人と二人で余ってたからくっついちゃった」
ハハハと悪びれた様子もなく、軽く笑う海老原。
海老原は、俺とあの二人の関係を知らないから当然の反応なのだが。
俺が熱を出して休んだ日に修学旅行の班決めがあったのだ。
当然、男はこの組み合わせに渋い顔をして、どうにかならないものかと訴えるような眼差しを向けてきた。
俺だってどうにかしたいが、柚木に襲われたので同じ班は嫌だ、と本当のことなど言えるはずもなく、他に決まってしまったものを覆す理由がみつからずに、仕方なく共に行動することにした。
同じ班と言っても、付かず離れずの距離での別行動なので、互いに必要最低限の話しかしないのが救いだ。
「あ、ここ覗いてってもいい?」
陶磁器を扱う店を、海老原が指差した。
「あぁ。ゆっくり見てこいよ」
急いでいるわけではないし、こちらを振り向きもせずに先を行く柚木達とも距離をとれるしと頷き、嬉しそうに店の奥に入っていく背中を見送る。
「俺、古都に来るのは初めてなのに、なんか懐かしい気がする」
町並みの雰囲気や空気が妙に落ち着くな、と感じながら歩いていたのだ。
入口近くのコーヒーカップを眺めながら、隣に立つ男にだけ伝わるような小声で呟く。
「僕も懐かしい気がします」
懐かしそうに目を細める男を見て、チクリと胸の奥が微かに痛むのを感じた。
俺が男の生きていた姿を知らないのは当然で、男自身も記憶を失っていて覚えていなくて。でも確かに男は生きていて、俺の知らない人生を送っていて。
もしかしたら生きていた頃に男もこの坂を昇ったのでは、と思ったら何故だか男がとても遠くに感じられてしまい、胸が苦しくなってしまった。
どうして、こんな気持ちになっているんだろう?
「アンタが生きてた頃から古都は変わらないだろ? 前にも来たことがあるんじゃないか?」
不自然に会話が途切れて男に不審がられないように、口を開く。
「どうなんでしょうね。来たことがなかったとしても、このような景色に郷愁を感じるのは日本人の性なのではないですか?」
「まぁ、それは分かる気はするな」
「僕と拓也には、同じ景色を見て同じように感じる血が流れているんですね」
男が、嬉しそうに顔を綻ばせる。
同じものを、同じように感じる……。
一気に男との距離が近付いていく気がした。
すーっと苦しみが消え、代わりにほかほか温かくなってきた胸に擽ったさを覚える。
「別に俺とアンタだけじゃなく、日本人ならみんな流れているんじゃないのか?」
急降下したり急上昇したりする胸の動きに動揺しているのを隠すように、突っ慳貪に返してしまう。
「アンタ、今も生きてた頃の記憶を取り戻したいと思ってるのか?」
記憶はなくとも、過去を匂わせる行動や表情を時折見せる男を見るたびに、男の生きてきた道を知りたいと思うことがあった。
心に深く刻まれた傷の痛みに耐えるような姿を目にして、どうにかして痛みを和らげてやりたいと思ったからだ。
痛みの原因が分からなければ、和らげる術も分からない。知りたいのに、知ることができない。
そんな無力さが、先程胸を苦しめた原因なのかもしれない。
「拓也に出会うまでは自分が誰なのか分からず不安でしたが、今は過去の記憶が取り戻せなくともいいかなと思っています」
ふと、男と出会ってすぐの頃、記憶を取り戻したら成仏できるはずだと直感的に思っていたことを思い出した。
男の歩いてきた道は知りたいと思うけれど、知った途端に俺を残して成仏してしまったら……。
ほかほか温かかった胸が一気に凍りつき、乱暴に握られて、粉々に砕け散ってしまったような激痛が走る。
「自分が誰なのか分からないままでいいのか?」
「拓也のことさえ覚えていれば他の記憶なんていりませんから」
本当に過去の記憶はいらないと思っているのか、穏やかに、でも瞳には熱を宿して微笑む男。
男の視線に焼かれて、体温が急上昇していく。
熱湯のような血液が流れ込む心臓が早鐘を打ち、ドクンドクンと体が波打って、胸が痛いのか痛くないのか分からなくなってくる。
「じゃ……じゃあ、アンタの身元探しはもうしないからな」
「ええ。知りたくなったら、共にあの世に旅立った後に調べにいきましょう」
共にあの世に……
アンタから言い出したことなんだから、俺があの世に旅立つ日までは絶対に成仏するなよ。
ギッと睨み付けると、何故だか男は嬉しそうに頬を弛めた。
「お待たせー」
背後から海老原の明るい声がしたので振り返ると、満足気に口許を弛めていたが、手には何も持っていなかった。
「欲しいものはなかったのか?」
「ううん。可愛いランプシェードがあったから買ったよ。割れたら嫌だから、郵送して貰うように頼んできたんだ」
にぃと口角を上げて微笑むその表情が示すように、いい買い物ができたのだろう。
海老原に釣られるように、俺の口許も弛んでいく。
「ねぇ宇佐美くん、ボクの前でなら大丈夫だけど、他の子の前でそういう顔はしない方がいいよ」
「どんな顔だよ?」
海老原によく分からない忠告をされて、顔を確かめるように手を這わせる。
「無自覚って恐ろしいな……。勘違いしちゃうから、笑っちゃ駄目ってこと」
「はぁ? 仏頂面なら喧嘩売ってるって勘違いされるかもしれないけど、笑顔で何を勘違いするんだ?」
まさか、馬鹿にされていると思うような、わざとらしい笑顔なのか?
今までそんなこと誰にも言われたことはなかったが、内容が内容なだけにわざと言わなかったのだろう。
友達だと思っていた奴等も、ムカつく笑顔を浮かべやがって、と心の中で舌打ちしていたのだろうか?
膝から崩れ落ちそうになる体を気力で支え、顔を隠すように地面を見つめる。
「悪い意味での勘違いじゃないからね。良い意味で勘違いしちゃうっていうか……。幽霊さんがヤキモチ妬いちゃって拗ねちゃったら嫌でしょ? だから、笑顔を見せるのは特別な人の前だけにしといた方が安全だよって話」
項垂れる俺を見て、俺がネガティブな受け止め方をしたと気付いたのか、海老原が焦ったようにフォローしてきた。
なぜ俺が男以外に笑顔を向けると男が拗ねるのか、なぜ他人に笑顔を向けるのが危険なのか。
全く意味が分からない、と訴えるように海老原を見つめる。
「うーん、幽霊さんが他人に笑顔を向けてたら嫌な気しない? 自分だけに笑いかけて欲しいって思ったりしない?」
男が俺を特別だと囁いて浮かべる笑顔を、他の奴にも浮かべていたら……。
ドレスの女にあの笑顔を向ける男を想像すると、胃の内容物が迫り上がってくるような気持ち悪さを覚えた。
「ごめんね、混乱させちゃったね。やっぱり最初は戸惑うしなかなか気付けないから、ちょっとでも後押し出来ればなって思ったんだけどね。ただでさえ困難があるのに、更にややこしい関係だから認めるのに時間が掛かっちゃってるんだろうけど、素直になればすぐに答えは分かるからね」
吐き気に耐えて佇んでいると、海老原が諭すように言ってきた。
だが、何を諭したいのか全く分からない。
「何の話だ?」
「恋は素敵だよって話。柚木くん達と大分離れちゃったね。行こっか」
坂の上にちらりと見える寺院を指差し、颯爽と歩き始めた海老原。
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