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霜月
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「拓也!」
男の焦った声が聞こえる。
歪んで何も見えない視界、肌が切れそうな程の冷たさ。呼吸をしようとすると口内に入ってくる液体。
なんだ、これは?
「拓也、泳げますか?」
男の籠った声が、遠くから聞こえる。
泳ぐ? あぁ、ここは水の中か。
俺は海に落ちたんだな。道理で息苦しいはずだ。
「右に五メートルほど進むと陸地に上がれる低い岩場があります。其処まで泳げますか?」
泳げるか、だって? 馬鹿にするな。
バタフライは出来ないが、クロールは普通に出来る。ちゃんと見てろよ。
あれ、可笑しいな。手足を動かしたいのに、服が絡み付いて動かせない。
「分かりました、泳がなくてもいいです。力を抜いて浮かぶことを意識してください」
泳げないと思ったのか? 泳ぎたくても服が邪魔をして体が動かないだけで、泳げないわけじゃないからな。
文句を言おうと口を開いたら、大量の液体が口内に入ってきて喉を流れていった。
苦しい。吐き出したいのに吐き出せない。
息継ぎがしたくて、顔を水面に上げる為に必死で手足を動かすが、ちっとも空気は入ってこない。
「拓也、動いてはいけません。力を抜いて浮力に身を任せてみてください」
息が出来なくて苦しいのに、力なんて抜けるかよ。
アンタ、どこにいるんだよ?
アンタは幽霊なんだから、水の中に入っても平気だろ?
俺の隣に来て、どうやればいいのか見本を見せろよ。
くそっ、ただでさえ服が絡み付いて自由に動かせない手足が、冷たさで麻痺して動かなくなってきやがった。
秋でこの冷たさなら、真冬なら海に落ちただけで凍え死にそうだな。
さっきまで息苦しくて全然働かなかった頭が、段々はっきりしてくる。
車に撥ねられての交通事故死は男に助けられて免れたけれど、海に落ちての溺死は免れないのか。
本当は車に撥ねられて死ぬ運命だったのが、男との出会いでほんの少し先延ばしされただけなのかもな。
なぁ、アンタ、俺と永久に共にいるって誓ったんだから、俺が死んだら一緒に成仏するんだよな?
あの世に行ったら、アンタの記憶も戻るんだろ?
俺に偉そうなことばかり言ってるんだから、それはもうご立派な人生を過ごしてきたんだよな?
あの世に行ってもやることないだろうし、アンタがどんな人生を送ってきたのか聞いてやるから、ちゃんと本当のことを話せよ。
アンタは見栄を張って過剰演出しそうだから、アカシックレコードに行って事実か確かめた方がいいな。
アンタ、どんな名前なんだろうな?
見た目にそぐわない侍みたいな名前だったりしてな。
名前まで格好良かったらムカつくから、変な名前だったらいいな。
変な名前だったら、アンタの名前を意味もなく連呼してやるよ。
幽霊同士なら、ちゃんと触れ合えるのかな?
この前一人で抜いた時、スッキリしなかったというか、なんか物足りない気がしたんだ。
アンタとやった時は、あんなに満足感があったのに。
アンタが俺の雄の部分を目覚めさせたんだから、ちゃんと責任とれよ。
あれ、俺、なんでこんな恥ずかしいこと考えてるんだ?
あぁ、死ぬ前に子孫を残しておかなきゃという本能が働いて、雄の部分が刺激されたんだな。
「拓也、気を確かに持ってください。絶対に助かりますから!」
助かる?
アンタ、自分の記憶を取り戻して成仏したいって言ってたじゃないか。
俺が死んだら、成仏できるんだぞ?
アンタとオオイヌノフグリの咲く野原を見た時は、死ぬのが怖くて死にたくないって思ったのに、アンタも一緒にあの世に行くんだと思ったら恐怖が湧いてこないから不思議だ。
なぁ、あの世に行ったら何する?
そもそも、あの世って何があるんだろうな?
永久に共にいるなら時間は腐る程あるから、あの世の隅から隅まで探索できるな。
「拓也、万能薬を開発するのでしょう? 何も成し遂げないであの世に旅立つつもりですか?」
その言い方、アンタは何かを成し遂げたっていうのか?
あの世に行けばアンタの人生が分かるけど、本当に何かを成し遂げていたなら、貴方は何も成し遂げずにあの世に旅立った、とグチグチ言われそうだな。
永久にグチグチ言われるのは敵わないから、ここであの世に旅立つわけにはいかないな。
確か、右に五メートル行けば陸に上がれるって言ってたよな?
動かない体を必死に動かして、男の言っていた方向を目指す。
「君、大丈夫か? 今助けてやるからな」
男とは違う低い声がする。
バシャバシャと水を掻く音が聞こえたあと、逞しい腕が伸びてきて体を抱えられた。
誰かに助けられたのか?
なんだろう、さっきまで冴えていた頭に霧がかかったみたいで、何も考えられなくなってきた。
「……い! おい、大丈夫か?」
誰かが呼んでいる。
「拓也! 拓也!」
あ、これは男の声だ。
いつも聞いているせいか、アンタの声が聞こえるとほっとするな。
「呼吸が浅いな。人口呼吸をするか」
低い声。あぁ、さっきの逞しい腕の奴の声だな。
あれ、今、人口呼吸をするとか言ったよな?
人口呼吸って、口から口に息を送るやつだよな?
逞しい腕の低い声の男の唇が俺の唇に触れるのか?
気持ち悪い! 嫌だ!
俺の唇に触れてもいいのは……
「やめろっ!」
力の限り叫ぶと、喉がヒュッと鳴って口内から海水が吐き出された。
「大丈夫かい?」
ウェットスーツを着ていても筋肉質だと分かる体の、よく日に焼けた四十代位の秋田犬みたいな顔の男が、心配そうに俺の顔を覗いている。
「はぁ……まぁ……」
返事をしながら男の姿を探すと、ウェットスーツの男の背後で泣きそうな顔で突っ立っているのを見つけた。
男の姿を見た途端、強張っていた体の力が抜けて恥ずかしい位に体が震えだした。
「怖かったな。でも、もう大丈夫だからな。体が冷えてしまったね。ウチは民宿をやっていてね、温泉もあるんだよ。服を乾かしてあげるから、ゆっくり温泉に浸かって体を温めるといい」
ウェットスーツの男が幼子に語りかけるように優しい声で言い、目尻に深い皺を浮かべてにぃっと笑う。
そういえば男は俺が温泉に入るのを嫌がっていたな、とぼんやり思い出し、どうしたらいいのか答えを求めるように男を見る。
泣きそうだった男の顔には安堵の笑みが浮かんでいて、入らせてもらいましょう、と言うようにこくんと頷いた。
「じゃあ、お言葉に甘えさせてもらいます」
お願いします、と頭をさげる。
「ウチはそこだから、すぐに温まれるよ」
力の入らない体をウェットスーツの男に支えられ、海沿いの道路に面したところにあるという民宿を目指した。
男の焦った声が聞こえる。
歪んで何も見えない視界、肌が切れそうな程の冷たさ。呼吸をしようとすると口内に入ってくる液体。
なんだ、これは?
「拓也、泳げますか?」
男の籠った声が、遠くから聞こえる。
泳ぐ? あぁ、ここは水の中か。
俺は海に落ちたんだな。道理で息苦しいはずだ。
「右に五メートルほど進むと陸地に上がれる低い岩場があります。其処まで泳げますか?」
泳げるか、だって? 馬鹿にするな。
バタフライは出来ないが、クロールは普通に出来る。ちゃんと見てろよ。
あれ、可笑しいな。手足を動かしたいのに、服が絡み付いて動かせない。
「分かりました、泳がなくてもいいです。力を抜いて浮かぶことを意識してください」
泳げないと思ったのか? 泳ぎたくても服が邪魔をして体が動かないだけで、泳げないわけじゃないからな。
文句を言おうと口を開いたら、大量の液体が口内に入ってきて喉を流れていった。
苦しい。吐き出したいのに吐き出せない。
息継ぎがしたくて、顔を水面に上げる為に必死で手足を動かすが、ちっとも空気は入ってこない。
「拓也、動いてはいけません。力を抜いて浮力に身を任せてみてください」
息が出来なくて苦しいのに、力なんて抜けるかよ。
アンタ、どこにいるんだよ?
アンタは幽霊なんだから、水の中に入っても平気だろ?
俺の隣に来て、どうやればいいのか見本を見せろよ。
くそっ、ただでさえ服が絡み付いて自由に動かせない手足が、冷たさで麻痺して動かなくなってきやがった。
秋でこの冷たさなら、真冬なら海に落ちただけで凍え死にそうだな。
さっきまで息苦しくて全然働かなかった頭が、段々はっきりしてくる。
車に撥ねられての交通事故死は男に助けられて免れたけれど、海に落ちての溺死は免れないのか。
本当は車に撥ねられて死ぬ運命だったのが、男との出会いでほんの少し先延ばしされただけなのかもな。
なぁ、アンタ、俺と永久に共にいるって誓ったんだから、俺が死んだら一緒に成仏するんだよな?
あの世に行ったら、アンタの記憶も戻るんだろ?
俺に偉そうなことばかり言ってるんだから、それはもうご立派な人生を過ごしてきたんだよな?
あの世に行ってもやることないだろうし、アンタがどんな人生を送ってきたのか聞いてやるから、ちゃんと本当のことを話せよ。
アンタは見栄を張って過剰演出しそうだから、アカシックレコードに行って事実か確かめた方がいいな。
アンタ、どんな名前なんだろうな?
見た目にそぐわない侍みたいな名前だったりしてな。
名前まで格好良かったらムカつくから、変な名前だったらいいな。
変な名前だったら、アンタの名前を意味もなく連呼してやるよ。
幽霊同士なら、ちゃんと触れ合えるのかな?
この前一人で抜いた時、スッキリしなかったというか、なんか物足りない気がしたんだ。
アンタとやった時は、あんなに満足感があったのに。
アンタが俺の雄の部分を目覚めさせたんだから、ちゃんと責任とれよ。
あれ、俺、なんでこんな恥ずかしいこと考えてるんだ?
あぁ、死ぬ前に子孫を残しておかなきゃという本能が働いて、雄の部分が刺激されたんだな。
「拓也、気を確かに持ってください。絶対に助かりますから!」
助かる?
アンタ、自分の記憶を取り戻して成仏したいって言ってたじゃないか。
俺が死んだら、成仏できるんだぞ?
アンタとオオイヌノフグリの咲く野原を見た時は、死ぬのが怖くて死にたくないって思ったのに、アンタも一緒にあの世に行くんだと思ったら恐怖が湧いてこないから不思議だ。
なぁ、あの世に行ったら何する?
そもそも、あの世って何があるんだろうな?
永久に共にいるなら時間は腐る程あるから、あの世の隅から隅まで探索できるな。
「拓也、万能薬を開発するのでしょう? 何も成し遂げないであの世に旅立つつもりですか?」
その言い方、アンタは何かを成し遂げたっていうのか?
あの世に行けばアンタの人生が分かるけど、本当に何かを成し遂げていたなら、貴方は何も成し遂げずにあの世に旅立った、とグチグチ言われそうだな。
永久にグチグチ言われるのは敵わないから、ここであの世に旅立つわけにはいかないな。
確か、右に五メートル行けば陸に上がれるって言ってたよな?
動かない体を必死に動かして、男の言っていた方向を目指す。
「君、大丈夫か? 今助けてやるからな」
男とは違う低い声がする。
バシャバシャと水を掻く音が聞こえたあと、逞しい腕が伸びてきて体を抱えられた。
誰かに助けられたのか?
なんだろう、さっきまで冴えていた頭に霧がかかったみたいで、何も考えられなくなってきた。
「……い! おい、大丈夫か?」
誰かが呼んでいる。
「拓也! 拓也!」
あ、これは男の声だ。
いつも聞いているせいか、アンタの声が聞こえるとほっとするな。
「呼吸が浅いな。人口呼吸をするか」
低い声。あぁ、さっきの逞しい腕の奴の声だな。
あれ、今、人口呼吸をするとか言ったよな?
人口呼吸って、口から口に息を送るやつだよな?
逞しい腕の低い声の男の唇が俺の唇に触れるのか?
気持ち悪い! 嫌だ!
俺の唇に触れてもいいのは……
「やめろっ!」
力の限り叫ぶと、喉がヒュッと鳴って口内から海水が吐き出された。
「大丈夫かい?」
ウェットスーツを着ていても筋肉質だと分かる体の、よく日に焼けた四十代位の秋田犬みたいな顔の男が、心配そうに俺の顔を覗いている。
「はぁ……まぁ……」
返事をしながら男の姿を探すと、ウェットスーツの男の背後で泣きそうな顔で突っ立っているのを見つけた。
男の姿を見た途端、強張っていた体の力が抜けて恥ずかしい位に体が震えだした。
「怖かったな。でも、もう大丈夫だからな。体が冷えてしまったね。ウチは民宿をやっていてね、温泉もあるんだよ。服を乾かしてあげるから、ゆっくり温泉に浸かって体を温めるといい」
ウェットスーツの男が幼子に語りかけるように優しい声で言い、目尻に深い皺を浮かべてにぃっと笑う。
そういえば男は俺が温泉に入るのを嫌がっていたな、とぼんやり思い出し、どうしたらいいのか答えを求めるように男を見る。
泣きそうだった男の顔には安堵の笑みが浮かんでいて、入らせてもらいましょう、と言うようにこくんと頷いた。
「じゃあ、お言葉に甘えさせてもらいます」
お願いします、と頭をさげる。
「ウチはそこだから、すぐに温まれるよ」
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