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神無月
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十月も半ばに入り、ほんのり残っていた夏の名残は完全に消えた。渡り鳥達がちらほら飛びだした空の下では、木々も色づき始めて秋が深まってきている。
これから木々達は葉を落とし、冬の寒さに耐えるんだな。外から見たら幹と枝だけの息吹の感じられない姿だが、見えない内部では春に向けて着々と準備を進めているんだ。
外見は成長していっても、中身は成長していない俺と違って……。
「宇佐美くんって牛乳好きだよね」
仄寂しい秋色の景色にセンチメンタルになりながら、いつものベンチで昼飯を食べていると、俺の傍らに置かれた紙パックを指差しながら海老原が言った。
「まぁ、好きだな」
アイスクリームもキャンディーもミルク味ばかりを選んでいるし、シチューとかドリアとかホワイトソースを使ったものが好物だしな。
「牛乳飲むと背ぇ高くなったりしちゃう?」
「さぁ、俺も特別高いわけじゃないし、あんまり関係ないんじゃねぇの?」
百六十センチ代前半の海老原からしたら、百七十五センチは高いと思うのかもしれないが、人混みに紛れてしまえば俺を探すのに一苦労してしまう程度の高さだ。
そっか、と残念そうにストローを咥えた海老原は、イチゴ牛乳をチューチュー吸いだした。
文化祭の代休の翌日、教室に現れた海老原は、長い前髪と眼鏡で表情を隠し俯き加減のいつもの海老原だった。
以前より怯えているわけでも、以前より前向きになっているわけでもない。いつも通りのその姿に、俺も文化祭のことには触れずに今まで通りに接している。
だが、いつか海老原が心の傷を話したいと思った時、受け止められるように心の準備だけはしている。
「白い汁ばかり飲んで、本当にはしたないですね」
俺と海老原がベンチに並んで昼飯を食べているのを、正面にある花壇に座って眺めていた男が、挑発するように言ってクスリと笑った。
「はしたないのは牛乳をそんな風に見るアンタの方だろ」
本心なんて分かるはずのないお遊びの心理テストだったとはいえ、男のモノを食べてそこから出る汁を吸い尽くしたい、なんて捉えられる答えを言ってしまった自分を殴り倒したい。
「何を怒っているんです? 白い汁と聞いて、どんな汁を連想したんですか?」
「アンタが言う白い汁なんて、ひとつしかないだろ!」
汚いものを見るように顔を顰めて男を睨むと、愉快だ、と言わんばかりに口角をあげて見返してきた。
男が卑猥な言葉を吐いて俺をからかうのは相変わらずで、近頃は海老原の前でも幾多の獲物を虜にしただろう妖艶な笑みを浮かべて俺を辱しめてくる。
声は聞こえなくても男の表情で、どんなことをほざいているのか察しのついている様子の海老原だが、助け船を出してはくれずに楽しそうに俺達を見つめているだけだ。
見た目は俺なんかよりウブで純粋に見えるのに、実際は艶かしい雰囲気にも動じず余裕であしらえる大人のようだ。
「平和だねぇー」
ぐーっと高く澄んだ空に腕を伸ばしてストレッチをした海老原が、小さな口から白い歯を見せて笑う。
「どこが平和なんだよ」
俺は男から言葉の暴力を受けているんだぞ。
俺のこめかみに青筋が立っているのが見えないのか?
「ネコちゃんがニャンニャン可愛い声で鳴いてて」
ギロリ、と青筋を見せつけるように海老原を睨むと、フフフ、と口許を弛めて平和だと感じた理由を教えてくれた。
猫が迷い込んできたのか?
中庭をキョロキョロ見渡すが、どこにも猫の姿はない。
「猫なんていないぞ」
「ほら、また鳴いた。そろそろ戻ろっか」
フフ、と意味ありげに笑った海老原が、ベンチから腰をあげる。
もう一度辺りを見渡すが、やはり猫などいない。
猫の霊でも見えたのだろうか?
明後日からの中間テストに向けて、よりパワーアップした鬼家庭教師ビームを浴びながら、連日テスト勉強に励んでいる。
授業中は集中出来るようにと俺から離れ、教室の後ろで看守のように授業風景を眺めている男。
「この年号は必ずや出題されるはずです。しっかり覚えてくださいよ」
ベッドに座って、勉強机に向かう俺の背中を火傷させるほど鬼家庭教師ビームを浴びせていた男が後ろにきて、暗記中の歴史の教科書に書かれた年号を半透明の指でなぞってくる。
授業内容がしっかり頭に入っているらしい男は、教師の言い回し等からテストに出そうな重要ワードが分かってる様子だ。
「へいへい」
悔しいけれど男の指摘は的確で、絶対にテストに出そうなものばかりなので頭の中の特別室にインプットしていく。
「なんですか、そのやる気のない返事は。それでは一位は死守できませんよ」
「一位は柚木が死に物狂いで奪い返しにくるから無理だろ」
赤黒い炎を目に灯し、とり憑かれたように参考書を読み耽っている柚木の姿を思い返す。
「何事も一位を取る気構えでやらないと大成しませんよ」
然も自分はそうして大成したかのように、一位に執着しない俺を冷ややかに見てくる男。
海老原が、男は金持ちのボンボンかもしれない、と言っていたが、この物言いだと若くして自ら成功を収めたのかもしれない。
「柚木に目の敵にされてグチグチ言われるのが嫌なんだよ。ナンバーワンよりオンリーワンだろ?」
「もう既に拓也は僕のオンリーワンなんですから、ナンバーワンを目指してください」
青い双眸に熱を宿し、甘い視線を寄越してくる男。
久々に聞く男の睦言に、胸の奥がズキンと傷んだ。
男は、ドレスの女と俺を混同しているのだった。
俺に重ねたドレスの女に注がれている熱い眼差しを避けるように、顔を背ける。
信憑性などないお遊びの心理テストの答えで、男は俺を同性として見て、卑猥な言葉を吐いてからかっているのだと勘違いしかけていた。
女がやる行為を俺にやらせるようなことを言ったり、女が吐く台詞を俺に言わせたりしたのは、俺に重ねたドレスの女に欲情していたからだったんだ。
俺自身なんて見てないくせに、何がオンリーワンだ!
グサリ、と心臓に鋭いナイフが突き刺さったような痛みが走る。
「蜜柑の木に、自分は井の中の蛙なんだと分からせてあげてください。頭上に広大な空が広がっていることを知れば、彼は自ら飛び立てるはずです」
懇願するような声で言われ、痛む心臓を押さえながら振り向くと、物悲し気な青い双眸と目が合い、さっきとは違う痛みが全身に走った。
捨て犬と目が合った時のような、助けてやりたいのにどうしようも出来ないやるせない痛みだ。
「一位を死守できるかは分からないが、最善は尽くす」
何がなんだか分からないグチャグチャの頭と体を無にしたくて、再び勉強机に向かうと、ひたすら数式を解き続けた。
これから木々達は葉を落とし、冬の寒さに耐えるんだな。外から見たら幹と枝だけの息吹の感じられない姿だが、見えない内部では春に向けて着々と準備を進めているんだ。
外見は成長していっても、中身は成長していない俺と違って……。
「宇佐美くんって牛乳好きだよね」
仄寂しい秋色の景色にセンチメンタルになりながら、いつものベンチで昼飯を食べていると、俺の傍らに置かれた紙パックを指差しながら海老原が言った。
「まぁ、好きだな」
アイスクリームもキャンディーもミルク味ばかりを選んでいるし、シチューとかドリアとかホワイトソースを使ったものが好物だしな。
「牛乳飲むと背ぇ高くなったりしちゃう?」
「さぁ、俺も特別高いわけじゃないし、あんまり関係ないんじゃねぇの?」
百六十センチ代前半の海老原からしたら、百七十五センチは高いと思うのかもしれないが、人混みに紛れてしまえば俺を探すのに一苦労してしまう程度の高さだ。
そっか、と残念そうにストローを咥えた海老原は、イチゴ牛乳をチューチュー吸いだした。
文化祭の代休の翌日、教室に現れた海老原は、長い前髪と眼鏡で表情を隠し俯き加減のいつもの海老原だった。
以前より怯えているわけでも、以前より前向きになっているわけでもない。いつも通りのその姿に、俺も文化祭のことには触れずに今まで通りに接している。
だが、いつか海老原が心の傷を話したいと思った時、受け止められるように心の準備だけはしている。
「白い汁ばかり飲んで、本当にはしたないですね」
俺と海老原がベンチに並んで昼飯を食べているのを、正面にある花壇に座って眺めていた男が、挑発するように言ってクスリと笑った。
「はしたないのは牛乳をそんな風に見るアンタの方だろ」
本心なんて分かるはずのないお遊びの心理テストだったとはいえ、男のモノを食べてそこから出る汁を吸い尽くしたい、なんて捉えられる答えを言ってしまった自分を殴り倒したい。
「何を怒っているんです? 白い汁と聞いて、どんな汁を連想したんですか?」
「アンタが言う白い汁なんて、ひとつしかないだろ!」
汚いものを見るように顔を顰めて男を睨むと、愉快だ、と言わんばかりに口角をあげて見返してきた。
男が卑猥な言葉を吐いて俺をからかうのは相変わらずで、近頃は海老原の前でも幾多の獲物を虜にしただろう妖艶な笑みを浮かべて俺を辱しめてくる。
声は聞こえなくても男の表情で、どんなことをほざいているのか察しのついている様子の海老原だが、助け船を出してはくれずに楽しそうに俺達を見つめているだけだ。
見た目は俺なんかよりウブで純粋に見えるのに、実際は艶かしい雰囲気にも動じず余裕であしらえる大人のようだ。
「平和だねぇー」
ぐーっと高く澄んだ空に腕を伸ばしてストレッチをした海老原が、小さな口から白い歯を見せて笑う。
「どこが平和なんだよ」
俺は男から言葉の暴力を受けているんだぞ。
俺のこめかみに青筋が立っているのが見えないのか?
「ネコちゃんがニャンニャン可愛い声で鳴いてて」
ギロリ、と青筋を見せつけるように海老原を睨むと、フフフ、と口許を弛めて平和だと感じた理由を教えてくれた。
猫が迷い込んできたのか?
中庭をキョロキョロ見渡すが、どこにも猫の姿はない。
「猫なんていないぞ」
「ほら、また鳴いた。そろそろ戻ろっか」
フフ、と意味ありげに笑った海老原が、ベンチから腰をあげる。
もう一度辺りを見渡すが、やはり猫などいない。
猫の霊でも見えたのだろうか?
明後日からの中間テストに向けて、よりパワーアップした鬼家庭教師ビームを浴びながら、連日テスト勉強に励んでいる。
授業中は集中出来るようにと俺から離れ、教室の後ろで看守のように授業風景を眺めている男。
「この年号は必ずや出題されるはずです。しっかり覚えてくださいよ」
ベッドに座って、勉強机に向かう俺の背中を火傷させるほど鬼家庭教師ビームを浴びせていた男が後ろにきて、暗記中の歴史の教科書に書かれた年号を半透明の指でなぞってくる。
授業内容がしっかり頭に入っているらしい男は、教師の言い回し等からテストに出そうな重要ワードが分かってる様子だ。
「へいへい」
悔しいけれど男の指摘は的確で、絶対にテストに出そうなものばかりなので頭の中の特別室にインプットしていく。
「なんですか、そのやる気のない返事は。それでは一位は死守できませんよ」
「一位は柚木が死に物狂いで奪い返しにくるから無理だろ」
赤黒い炎を目に灯し、とり憑かれたように参考書を読み耽っている柚木の姿を思い返す。
「何事も一位を取る気構えでやらないと大成しませんよ」
然も自分はそうして大成したかのように、一位に執着しない俺を冷ややかに見てくる男。
海老原が、男は金持ちのボンボンかもしれない、と言っていたが、この物言いだと若くして自ら成功を収めたのかもしれない。
「柚木に目の敵にされてグチグチ言われるのが嫌なんだよ。ナンバーワンよりオンリーワンだろ?」
「もう既に拓也は僕のオンリーワンなんですから、ナンバーワンを目指してください」
青い双眸に熱を宿し、甘い視線を寄越してくる男。
久々に聞く男の睦言に、胸の奥がズキンと傷んだ。
男は、ドレスの女と俺を混同しているのだった。
俺に重ねたドレスの女に注がれている熱い眼差しを避けるように、顔を背ける。
信憑性などないお遊びの心理テストの答えで、男は俺を同性として見て、卑猥な言葉を吐いてからかっているのだと勘違いしかけていた。
女がやる行為を俺にやらせるようなことを言ったり、女が吐く台詞を俺に言わせたりしたのは、俺に重ねたドレスの女に欲情していたからだったんだ。
俺自身なんて見てないくせに、何がオンリーワンだ!
グサリ、と心臓に鋭いナイフが突き刺さったような痛みが走る。
「蜜柑の木に、自分は井の中の蛙なんだと分からせてあげてください。頭上に広大な空が広がっていることを知れば、彼は自ら飛び立てるはずです」
懇願するような声で言われ、痛む心臓を押さえながら振り向くと、物悲し気な青い双眸と目が合い、さっきとは違う痛みが全身に走った。
捨て犬と目が合った時のような、助けてやりたいのにどうしようも出来ないやるせない痛みだ。
「一位を死守できるかは分からないが、最善は尽くす」
何がなんだか分からないグチャグチャの頭と体を無にしたくて、再び勉強机に向かうと、ひたすら数式を解き続けた。
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