神鳴りの審判

オトバタケ

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 遠雷が聞こえる。重い雲に覆われた、鉛色の空を見上げる。
 この時代に来て、明日で一ヶ月になる。
 今日中には仕事を済ませた方がいいだろう。そう考えながら懐に隠してある銃に触れ、ここに来た目的を再確認する。

 ホタルの光に魅了された翌日から、ソレとの会話は増えていった。言葉を交わす度に、ソレが纏っていた棘棘しい空気から、ポロリポロリと棘が抜け落ちていくのを感じた。
 室内での家事には関わらないが、畑仕事や森での食材探しは、少しずつ手伝うようになった。ソレの口から、手伝って欲しい事柄が出るようにもなった。

 ソレは今、湖で魚を釣っている。俺が傍にいると魚が逃げるので、畑の草むしりをして待っていろ、と言い残して。
 湖の魚は旨いから、始末は夕飯後にしようか。そうだ、ソレが眠っている間にやるのがいい。
 むしった草の山をぼんやり眺めながら、サバイバルスーツのポケットに手を入れ、ターゲットの拘束用に渡されている手錠に触れる。
 ピカッと湖のある方角の空が光り、雷鳴が轟いた。さっきよりも音源が近い。
 ぽつりぽつりと、ついに落ちてきた雨粒が頬を濡らす。玄関を入ってすぐの棚に傘があったことを思い出し、取りに戻る。

 再び外に出ると、滝のような雨になっていた。急いで傘を開いて湖に向かおうとすると、雨に霞んだ森の中から駆けてくる人影があるのに気付き、傘を閉じて玄関先に戻る。
 数秒後、釣竿とバケツを抱えたソレが、軒下に飛び込んできた。
 走ってきたため息は上がり、白磁のような肌が火照っている。
 存分に水分を含んだシャツは体に張り付き、乳首が透けている。 
 今朝食べた、真っ赤な果実を連想させるそれ。口内に広がった甘酸っぱさが甦ってきて、ゴクリと喉が鳴った。

 ソレの抱えていたバケツから、ピチョンと魚が跳ねる。その音に呼応したようにドクンと跳ねた心臓が、体中の血液を下腹部に運んでいく。
 大噴火を起こしたように沸き上がってきた劣情が、体を支配していく。

 ソレの肩を掴み、乱暴に引き寄せる。弾かれたバケツが地面に落ち、ピチョピチョと魚が暴れる。
 そのさまを横目で見て、あ、と微かに開かれたソレの唇を噛み付くように塞ぐ。雨に濡れて冷えた唇は、俺の熱を下げるどころか更に滾らせる。
 されていることが分かっているのかいないのか、硬直しているソレの口内に、強引に舌を挿し込む。
 歯茎の裏の敏感な箇所を舌先で擽り、歯列をなぞって口内を一周させた舌を、くたっと横たわっているソレの舌に絡める。ぬるっとした臓器の感触が、ソレと深い交わりをしているんだと知らしめて高揚する。
 唾液を絞り出すように絡め、溢れたそれを吸う。どんな果物より甘く瑞々しい果汁に眩暈がする。

 キスの仕方は知っている。勿論、セックスの仕方もだ。
 トリップした先の者と関係を持つのを防ぐため、出発前の二日間は、宛がわれた娼婦を好きなだけ貪っていいのだ。
 士気を高めるためなのか、この時以外の性交を審判者は禁止されている。審判者は、この行為のために仕事をしている、らしい。
 らしいと言ったのは、俺には別段嬉しくもない制度だからだ。どうやら俺は、性欲というものが薄いらしい。
 なかなかその気にならない俺には、手馴れた娼婦が宛がわれていた。女では駄目なのかと、男が寄越されることもあった。
 俺を高めようとする娼婦に、これだけで吐精してしまう者もいるというキスを執拗にされた。それでも、キスだけで反応するなんてことはなかった。
 むきになった娼婦に、局部を散々弄られた末にやっと反応し、無我夢中で腰を振る娼婦が何度目かの絶頂を迎えた頃に、やっと俺の熱は放たれる。
 放出の瞬間は、確かに快感はあった。だが、あれは快感ではなかったのかもしれない。
 キスだけで、痛いほどに反応している股間にそう思う。そして、この先にあるのだろう真の快感を期待して身震いする。

 口内を翻弄され、体の力の抜けたソレを横抱きにし、ベッドまで運ぶ。
 寝かせたソレの腿に跨がり、ソレの両腕を頭上に上げる。そして、ポケット内の手錠を取り出し、ソレの右手首に嵌める。鎖をベッドの柵に通し、もう片方の輪を左手首に嵌める。
 体の自由を奪われたところで、やっと焦点の合った瞳が俺を見た。  

 一度目は、嵐のように抱いてしまった。
 怒張した一物をソレの菊門に捩じ込んだ瞬間、呆気なく精を放ってしまったのだ。
 波紋のように広がる快感に酔いしれていると、ソレの顔が目に入った。眉を顰め、噛み締めた唇には血が滲んでいる。
 ソレが欲しくて欲しくて堪らず、渇望のままに乳首にむしゃぶりつき菊門を解している最中も、菊門に捩じ込んだ瞬間でさえも、ソレは声を上げなかった。

 視線を下げると、透明の下生えの下に、縮こまった一物があった。それを目にした刹那、ある欲望が沸き上がってきた。
 ソレを啼かせたい。ソレが快楽に溺れる顔を見たい――。
 相手が女でも男でも、体を繋げた者に対して抱いたことのない、そんな思いが芽生えたのだ。

 熟練の暗殺者でさえも怯んでしまうだろうほどの鋭い眼光で、俺を睨んでいるソレの透明の髪に指を通し、額、眉、鼻、頬、とソレをソレだと確認するように、顔のパーツに唇を落としていく。
 労るような優しいキスを受け、ソレの瞳が戸惑いで揺れ始めた。

「お前を醜いと言った奴等の感性を疑うな。お前は、こんなにも綺麗なのに」

 髪も、瞳も、肌も、《穢れ》の特徴は、神の愛玩なのではと思えるほど美しい。それをこの手で抱いているということに、自分が神になったような錯覚に陥る。
 ゴロゴロと鳴り響く雷は、俺の思考を肯定しているのか、否定しているのか。それが激怒した神の雷(いかずち)であっても、ソレを抱くのをやめるつもりはないのだが。

 俺の言葉に目を見開き、真意を読み取ろうと俺の瞳を凝視しているソレの唇を優しく包む。
 熱で溶けて柔らかくなったソレの唇の間から舌を滑り込ませ、緩やかに、しかし劣情も刺激するように、口内を愛撫していく。

「んふっ……」

 ソレの鼻から漏れた甘い声。その声だけで、一物が腹に付きそうなほどに反り返る。
 キスを続けながら、ソレの乳首を弄る。指先で擦り、徐々に勃ちあがってきた粒を摘まむ。
 快楽の波に身を委ね始めたのか、ソレの舌が俺の舌の動きにおずおずと応えるようになった。

「んっ……」

 存在を主張するように硬くなった乳首に爪を立ててグリッと抓ると、ソレの背中が海老のように反った。
 腹部に硬いものが当たったので、それの正体を確認するために唇を離す。   

 はぁはぁと、激しく胸を波打たせて呼吸をしているソレ。股間では、雄の形に成長した一物が、胸の動きに合わせて揺れている。
 ソレが興奮している。歓喜で体が震える。
 反応を示しているソレのそこに齧り付き、もっと快感に濡れるさまが見たいと刺激していく。
 舌の動きに合わせて、ソレは小さく腰を振り始めた。
 先端の窪みからは、とめどなく蜜が溢れてきている。唾液同様、どんな果実よりも甘い果汁だ。

 早くソレの中に挿らせろと、だらしなく涎を垂らし続けている己の一物に急かされるように、口淫を切り上げる。
 ソレの脚を広げ、丸めた肌掛けを腰の下に入れると、目の前に晒された菊門。指を挿し込み広げてみると、咥えるものを求めるように肉襞が蠢いている。
 その淫靡な動きに我慢は限界に達し、ドクドクと脈打つ一物を宛がい、中に分けいっていく。

「くっ……」

 苦しそうに息を止め、挿入の痛みに耐えているソレ。空に向かって伸びていた一物も、すっかり力をなくしてしまった。
 宥めるようなキスをして、乳首と一物を愛撫しながら、根元まで収めていく。

「挿りきったぞ」

 頑張った子供を褒めるようにソレの頭を撫でてやると、涙をいっぱいに溜めた瞳に睨まれた。

「大人の行為をしているのに、子供扱いされたのが気に入らないのか?」
    
 睨まれた理由を推測して訊くと、ソレの目許が赤味を帯びていった。血管でも切れたのではないかという赤さに、心配になって顔を近付けると、拒絶するように顔を背けられた。
 ソレのとった態度の意味が分からない。
 股間に手を伸ばすと、ソレの一物はしっかり雄の形を保っていた。どうやら、行為が嫌なわけではないようだ。

「動いてもいいか?」

 二人でするセックスを望んで挿入したので、ソレの意思を確認する。だが、顔を背けたまま何の反応もしない。

「お前も俺も、二人で気持ちよくなれるセックスがしたいんだ。そういうセックスは初めてだから、正直勝手が分からない。どうされると感じるのか、何をされたら嬉しいのか教えてくれないか?」

 抱く側であっても常に受け身で、相手の快感など気にしたこともなかった俺は、童貞と変わらない。情けない告白だと思ったが、願いを叶えるためにはソレの協力は不可欠なので正直に告げた。
 すると、俺を包んでいる肉襞が、抱きつくように絡みついてきた。了承した、と言葉の代わりに告げてくるように。

 がむしゃらに突き上げたい衝動を抑え、探るように律動を始める。
 以前男娼に教えられた、男の感じるポイントを探して抽挿を繰り返していると、ある一点を先端が擦った瞬間、ソレの体が電気ショックでも与えられたかのように跳ねた。

「ココか?」

 背けていた顔を俺に向け、不安げに見上げてくるソレのポイントを再び擦ってやる。

「ひゃっ……」

 顎を仰け反らせ、半開きの口から高い声を漏らしたソレ。
 その姿に感化されて、中に埋まっている一物の質量が増した。ソレにも変化が分かったのか、潤んだ瞳で睨んでくる。

「ソコは男が感じるポイントらしい。気持ちよかったか?」

 期待に胸を膨らませて訊くが、ソレは睨み付けるだけで何も答えない。

「ソコじゃなかったのか?」

 当たりだと思ったのに違っていたのか、と肩を落としつつもポイント探しを再開しようとすると、ソレの脚に背中を蹴られた。
 体勢を崩してソレに覆い被さってしまった体に、縋り付くように絡まってくる脚。

「あってる……」

 耳に押し当てられた唇から、小さな声が吐き出された。言葉の意味を理解した途端、俺の中で大噴火が起きてマグマが溢れ出す。

「っ……あぁぁっ」

 ポイントを抉るようにして律動を再開する。ソレの口から漏れる嬌声に煽られ、動きは加速していく。
 今まで感じたことがない身震いするような快感が、ひっきりなしに背筋を駆け抜ける。
 だが、性欲を満たすだけではない、心も満たすような充実感もある。ソレが感じていると分かると、その気持ちも大きくなる。

「からだっ……へん、だっ……あつくて……しに、そっ」

 いやいやをするように首を振ったソレが、泣きそうな声で訴える。

「変じゃない。俺も熱くて死にそうだっ」

 絶頂がすぐそこに見えてきて、最後の追い込みとばかりに突き上げる。

「ぐあっ……やめっ、あぁぁぁ!」

 陸に打ち上げられた魚のように痙攣したソレが、甲高い声を上げた。
 腹部に熱い飛沫が飛び散るのを感じながら、ソレの中に熱を注いでいく。


 明け方近くまで繋がりを解かず、互いの体液でドロドロになるまで求めあった。
 もう何度目なのか分からない絶頂を迎えたソレは、気を失ってしまった。疲労困憊のその顔をぼんやり見つめる。
 室内が、徐々に明るくなってきた。朝日が昇り始めたようだ。

 仕事の期限は、今日の昼までだ。
 一ヶ月を越えると、応援の審判者が送り込まれる。
 仕事をするだけで、一ヶ月もかかる者はそうそういない。期間内に仕事を終わらせられないのは相当の無能か、トリップした先の者と関係を持ってしまった者だ。
 応援の審判者は、そんな審判者とターゲットを始末するために送り込まれるのだ。

 床に投げ捨ててあった服の中から、銃を拾い上げる。
 引き金を引けば、特殊な電磁波が放たれ、ターゲットは消滅する。細胞が破壊され、跡形もなく消えるのだ。
 ソレの心臓に銃口を向ける。死んだように眠っている今なら失敗する確率は皆無だ。

「くっ……」

 指は石膏のように固まり、どうしても引き金を引けない。
 言うことを聞かない体への苛立ちをぶつけるように、銃を床に叩きつける。クルクルと床を転がっていった銃は開きっぱなしの扉を抜け、扉の脇の棚に当たって止まった。ソレの両親の写真が置いてある棚の前で。
 見えない糸で引き寄せられるように、そこに歩み寄る。写真の中の二人は、穏やかな笑みを湛えている。
 ふと思う。まだ俺は、ソレの笑顔を見たことがない。
 急いで寝室に戻り、ソレの寝顔を見る。この美しい顔が、満面の笑みを浮かべるさまを拝みたい。

 天井にシャワーヘッドが取り付けられているだけの簡素な浴室に向かい、肌にこびりつている精液を洗い流して服を着る。
 濡れたタオルを持って寝室に戻り、ソレの体も清めていく。
 透けるような白肌には、数え切れないほどの鬱血が浮かんでいる。俺のものだ、神にだって渡さないぞ、と叫んでいるような痕だ。
 ソレの手首を拘束したままだった手錠に手を掛ける。左の錠を解き、体を解放してやる。
 ソレにも服を着せ、透明な髪に指を通しながら寝顔を眺める。

 もうじき、応援の審判者が送り込まれてくるだろう。
 生まれてこのかた、死を恐れたことなどなかった。生まれ落ちた瞬間から母親に存在を抹殺され、息をする死体だった俺だ。いつ本物の死体になっても構わないと思っていた。
 応援の審判者が来れば、ソレと共に始末される。一人で迎えるものだと疑わなかった死を、二人で迎えるのだ。
 ソレと一緒に逝けるのだと考えると、応援の審判者の到着が待ち遠しい。ソレの作る料理が、テーブルに運ばれてくるのを待っている時のように。
 だが……

「蛍(けい)……」

 渡された資料に記されていた、ソレの名を呼ぶ。
 もっと蛍と話したい。もっと蛍の作る料理を食べたい。もっと蛍を抱きたい。
 笑った顔も、怒った顔も、泣いた顔も、艶やかに濡れる顔も、蛍のいろんな表情を、もっと見たい。
 蛍と共に、もっともっと生きたい。
 あぁ、そうなのか。俺は、蛍を……

 先程、蛍の左手から外した手錠を、自分の左手に嵌める。蛍の右手と俺の左手が、手錠で繋がる。
 腕時計式トリップ装置を二千年後にセットする。俺の生きている時代の千年後だ。
 過去へのトリップは許されるが、未来へのトリップは固く禁止されている。時空が安定せずに危険だからだ。

 どうなるかは分からない。時空の狭間を漂う羽目になるかもしれない。
 だが、俺の生きている時代より前の時代にトリップしたところで、審判者が始末するまで追いかけてくる。
 ならば、一縷の望みにかけよう。
 蛍を抱き締め、トリップ装置を起動させる。
 その先に楽園があることを祈りながら、蛍の耳許に唇を寄せて囁く。

「愛してる」
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