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皇国の日常
勘違い
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腹ごしらえを終え、遂に戦の時来る。
ラインハルトは少しの緊張を抱えたまま席を立つと、スレインを引き連れ厨房へと近づいた。
「すまない。少し話があるんだが……」
彼の呼びかけに答えたのは、先程料理を持ってきた職人だ。
相も変わらぬ鬼の形相を見せると、けんか腰で詰め寄ってくる。
「なんでぇ、俺の料理にけち付けようってのか?」
ただでさえ強面だというのに、こんな顔で迫ってはいけない。仮に街の住人がこのような態度を受ければ、逃げるように店を飛び出し、もう二度と顔を見せなくなるだろう。
だが、ラインハルトに向けて、暴力、殺気といった類による威嚇は、たいして意味をなさない。むしろ言葉に反応してくれたことを喜び、朗らかに笑って見せる。
「滅相も無い。今日も素晴らしい味付けだった。また宜しく頼む。それで話なんだが、こいつを雇ってはくれないだろうか?」
それから後ろに立つスレインを引き寄せると、男の前に立たせてみせた。
男は目の前に現れた少年を舐めるように睨みつける。その姿は宛ら、獲物をじっくり観察する獅子のようだ。頭から足の先まで、舐めるように一瞥し、やがて大きく舌打ちをしてこう続けた。
「……ったく、最近の兵士ってのは自分の子も養えねぇ位貧乏なのか? せめてもうちょっとましな恰好をさせてやれや」
威圧的な態度は頑なに崩れない。しかしラインハルトにとっては、食事前に起きた理解のできない状況に比べたら何倍も生ぬるい。
「何か誤解しているようだが、こいつは俺の子じゃない。金が無くて親の薬も買えないらしい。どうか人助けと思って、雇ってやってくれないか? 宜しく頼む」
そこまで言うと、ラインハルトは真摯に頭を下げた。それを真似て、スレインも大人しく頭を下げる。
男からの反応は少しの間無かった。
不意に訪れる沈黙に、ラインハルトの不安は大きくなっていく。それでも頭を下げ続けていると、やがて頭上から戸惑ったような声が聞こえてきた。
「……貴様の子じゃ……ない?」
ラインハルトは頭を上げる。
「あぁ、俺の子じゃない。……というか、俺はまだ二十だ。こんなに大きな子供がいる筈無いだろう。まさか……俺はそんなに老けて見えるのか?」
冗談めかしてそんなことを口走る。
すると男の態度は突如として一変した。
「すまなかった! どうやら勘違いしていたようだ。本当に済まない!」
大きく頭を下げ、謝罪の言葉を繰り返す。それからはっと何かを思い出す素振りを見せ厨房を飛び出すと、食堂の隅にある一枚の扉へと駆けていく。
把手に手をかけ、勢いよく開く。そこへ頭を突っ込むと大きな声で叫んだ。
「おい、ミシェ! 降りて来い!」
どうやらその扉の先は、彼の家族の居住区らしい。やがて上の階からどたばたと音がして、何時もの声が聞こえてきた。
「なによお父さん! 失恋した娘の気持ちぐらい察しなさいよ!!」
近づいてくる娘の声。続けて吹き飛ばされる男。男は転びこそしなかったが蹈鞴を踏んでよろける。そして開け放たれた扉から、先程の店員が顔を覗かせた。
「それで!? 一体何の……よ……う……」
涙の後を残したまま食堂に顔を覗かせた娘は、ラインハルトの姿を見た途端、陸に上がった魚のように口をパクパクと動かした。その後顔を真っ赤に染め上げると、扉の向こうに引っ込んでしまう。
吹き飛ばされた男も、娘を追って扉の向こう側へと姿を隠す。
その一連の流れを、食堂に来ていた常連客らは楽しそうに眺めていた。
少しして、扉の向こうから二人が姿を現した。
何ともばつの悪そう表情で、ラインハルトから目を逸らしたままだ。
先ず、娘が口を開いた。
「あの……さっきは失礼な態度をしてしまい、申し訳ありませんでした!」
続けて父親が口を開く。
「許してやってくれや。なんせお前さんが突然こんな大きなガキを連れてきたもんだから、娘も同様しちまってよ」
「ちょ、ちょっとお父さん!?」
「いつもいつも一人で来てただろ? だから一人者だとばかり思ってたんだよ。なぁミシェ?」
「もう! お父さんは黙っててよ! 大体お父さんはいつもいつも……」
恥ずかしさのあまり顔を真っ赤にして父に反論する娘。やがてラインハルトの前で、親子喧嘩が勃発する。
少々の時間を経て、二人は漸く落ち着きを取り戻した。
場所は食堂にある隅のテーブル席。四人はそこで一同に会し、当初の目的の相談を始める。
「本当にごめんなさい!」
娘の口から再び謝罪の言葉。その謝罪を、ラインハルトは寛容な心で受け止めた。
「喧嘩くらい誰でもするさ。それにしても、誰も止めないんだな……」
彼が疑問に思ったのは、客の態度だ。店の働き手が客をほっぽり出して喧嘩を始めたというのに、止めるどころか囃し立てる者もいる始末。これにはラインハルトも驚き、呆れた。
「まぁ、お前さんの言う通りさ。日常茶飯事なんだよ。この手の喧嘩はな」
けたけたと笑う男。娘とは違い、一切しおらしい態度を取らない。
「それで? 坊主がここで働きたいっていうんだな?」
男は隣に座るスレインを見つめた。
「よ、宜しくお願いします」
ギラギラと光る眼光を浴び委縮するスレイン。蛇に睨まれた蛙のように動けなくなってしまう。その姿を見て、男はまた一つ笑って見せた。
やがて、男は顎に手を当てうんうん唸り始める。そして大きな手でスレインの頭を優しくたたいた。
「うちは飲み食いする店だからな。あまり汚い恰好をされると困る。まずは風呂に入って体を洗え。それから……服だな。おいミシェ、確かお前が小さいころ来ていた服があっただろ?」
「ええ!? この子、男の子よ!?」
「いいじゃねぇか。型もぴったりだろうしよ。なぁに最初だけだって」
「もう、分かったわよ。用意しておく」
二人の話しぶりに、どうやらスレインは雇われることに決まったらしい。
漸く、ラインハルトの心の重荷が下りる。
着々と話が決まる中、ラインハルトは改めて、二人に向かって頭を下げた。
「すまない。感謝する」
娘と男は顔を見合わせると、笑って答える。
「なぁに、困ったときはお互い様だ。ただ、給金はあんまり期待すんなよ? なんせ店はこんな有様だからな」
「えぇ。実はずっと家族で経営していた物だから、そろそろ誰か雇ってみてもいいかな、なんて思っていたところです」
二人とも、一つも嫌な顔せず了承してくれた。ラインハルトはそのことを唯々喜ぶ。
頭を上げたラインハルトは、自分の仕事の終わりを悟り、席を立ちあがった。
「よし、じゃあ俺はそろそろ戻る。頑張れよ」
「えっ!? もう行っちゃうの?」
スレインも当初より、幾分か緊張は解れているようだが、まだ心細さを感じているらしい。更に便乗し、店主が引き留めに掛かる。
「なんだ。もう帰っちまうのか? もう少しいればいいのによ」
娘もまた、同様に引き留めようとする。
「今お茶をお出しますよ。飲んでいってください」
だが、ラインハルトとていつまでもこの場にいることは出来ない。そもそも彼は、この場にいる全ての者と殆ど接点が無いのだ。この先も居続けてしまえば、きっと気まずくなる。彼にはそう思えた。
「いや、実は今日は仕事日なんだ。尤も、仕事らしい仕事も無いんだが……流石に一日中城の外にいるのも見てくれが悪いだろう?」
そういって、ラインハルトは店を後にした。
ラインハルトが去った店の中。話は順調に進み、給金の話も終える。
そこでふと、店主があることに気が付いた。
「そういえばあの兄ちゃん、名前はなんていうんだ?」
「え? あ……俺も聞いてないや」
『兄ちゃん』とばかり呼んでいたせいか、名前を聞いていなかったことに今更気が付くスレイン。
「そうか。……残念だったなミシェ」
「え!? な、なにが残念なのかしら!」
娘は慌て、父親は茶化し、更に周囲の客がそれを囃し立てる。
そんな極ありふれた平和な風景を見て、間に座るスレインは幸せそうに笑って見せた。
ラインハルトは少しの緊張を抱えたまま席を立つと、スレインを引き連れ厨房へと近づいた。
「すまない。少し話があるんだが……」
彼の呼びかけに答えたのは、先程料理を持ってきた職人だ。
相も変わらぬ鬼の形相を見せると、けんか腰で詰め寄ってくる。
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ただでさえ強面だというのに、こんな顔で迫ってはいけない。仮に街の住人がこのような態度を受ければ、逃げるように店を飛び出し、もう二度と顔を見せなくなるだろう。
だが、ラインハルトに向けて、暴力、殺気といった類による威嚇は、たいして意味をなさない。むしろ言葉に反応してくれたことを喜び、朗らかに笑って見せる。
「滅相も無い。今日も素晴らしい味付けだった。また宜しく頼む。それで話なんだが、こいつを雇ってはくれないだろうか?」
それから後ろに立つスレインを引き寄せると、男の前に立たせてみせた。
男は目の前に現れた少年を舐めるように睨みつける。その姿は宛ら、獲物をじっくり観察する獅子のようだ。頭から足の先まで、舐めるように一瞥し、やがて大きく舌打ちをしてこう続けた。
「……ったく、最近の兵士ってのは自分の子も養えねぇ位貧乏なのか? せめてもうちょっとましな恰好をさせてやれや」
威圧的な態度は頑なに崩れない。しかしラインハルトにとっては、食事前に起きた理解のできない状況に比べたら何倍も生ぬるい。
「何か誤解しているようだが、こいつは俺の子じゃない。金が無くて親の薬も買えないらしい。どうか人助けと思って、雇ってやってくれないか? 宜しく頼む」
そこまで言うと、ラインハルトは真摯に頭を下げた。それを真似て、スレインも大人しく頭を下げる。
男からの反応は少しの間無かった。
不意に訪れる沈黙に、ラインハルトの不安は大きくなっていく。それでも頭を下げ続けていると、やがて頭上から戸惑ったような声が聞こえてきた。
「……貴様の子じゃ……ない?」
ラインハルトは頭を上げる。
「あぁ、俺の子じゃない。……というか、俺はまだ二十だ。こんなに大きな子供がいる筈無いだろう。まさか……俺はそんなに老けて見えるのか?」
冗談めかしてそんなことを口走る。
すると男の態度は突如として一変した。
「すまなかった! どうやら勘違いしていたようだ。本当に済まない!」
大きく頭を下げ、謝罪の言葉を繰り返す。それからはっと何かを思い出す素振りを見せ厨房を飛び出すと、食堂の隅にある一枚の扉へと駆けていく。
把手に手をかけ、勢いよく開く。そこへ頭を突っ込むと大きな声で叫んだ。
「おい、ミシェ! 降りて来い!」
どうやらその扉の先は、彼の家族の居住区らしい。やがて上の階からどたばたと音がして、何時もの声が聞こえてきた。
「なによお父さん! 失恋した娘の気持ちぐらい察しなさいよ!!」
近づいてくる娘の声。続けて吹き飛ばされる男。男は転びこそしなかったが蹈鞴を踏んでよろける。そして開け放たれた扉から、先程の店員が顔を覗かせた。
「それで!? 一体何の……よ……う……」
涙の後を残したまま食堂に顔を覗かせた娘は、ラインハルトの姿を見た途端、陸に上がった魚のように口をパクパクと動かした。その後顔を真っ赤に染め上げると、扉の向こうに引っ込んでしまう。
吹き飛ばされた男も、娘を追って扉の向こう側へと姿を隠す。
その一連の流れを、食堂に来ていた常連客らは楽しそうに眺めていた。
少しして、扉の向こうから二人が姿を現した。
何ともばつの悪そう表情で、ラインハルトから目を逸らしたままだ。
先ず、娘が口を開いた。
「あの……さっきは失礼な態度をしてしまい、申し訳ありませんでした!」
続けて父親が口を開く。
「許してやってくれや。なんせお前さんが突然こんな大きなガキを連れてきたもんだから、娘も同様しちまってよ」
「ちょ、ちょっとお父さん!?」
「いつもいつも一人で来てただろ? だから一人者だとばかり思ってたんだよ。なぁミシェ?」
「もう! お父さんは黙っててよ! 大体お父さんはいつもいつも……」
恥ずかしさのあまり顔を真っ赤にして父に反論する娘。やがてラインハルトの前で、親子喧嘩が勃発する。
少々の時間を経て、二人は漸く落ち着きを取り戻した。
場所は食堂にある隅のテーブル席。四人はそこで一同に会し、当初の目的の相談を始める。
「本当にごめんなさい!」
娘の口から再び謝罪の言葉。その謝罪を、ラインハルトは寛容な心で受け止めた。
「喧嘩くらい誰でもするさ。それにしても、誰も止めないんだな……」
彼が疑問に思ったのは、客の態度だ。店の働き手が客をほっぽり出して喧嘩を始めたというのに、止めるどころか囃し立てる者もいる始末。これにはラインハルトも驚き、呆れた。
「まぁ、お前さんの言う通りさ。日常茶飯事なんだよ。この手の喧嘩はな」
けたけたと笑う男。娘とは違い、一切しおらしい態度を取らない。
「それで? 坊主がここで働きたいっていうんだな?」
男は隣に座るスレインを見つめた。
「よ、宜しくお願いします」
ギラギラと光る眼光を浴び委縮するスレイン。蛇に睨まれた蛙のように動けなくなってしまう。その姿を見て、男はまた一つ笑って見せた。
やがて、男は顎に手を当てうんうん唸り始める。そして大きな手でスレインの頭を優しくたたいた。
「うちは飲み食いする店だからな。あまり汚い恰好をされると困る。まずは風呂に入って体を洗え。それから……服だな。おいミシェ、確かお前が小さいころ来ていた服があっただろ?」
「ええ!? この子、男の子よ!?」
「いいじゃねぇか。型もぴったりだろうしよ。なぁに最初だけだって」
「もう、分かったわよ。用意しておく」
二人の話しぶりに、どうやらスレインは雇われることに決まったらしい。
漸く、ラインハルトの心の重荷が下りる。
着々と話が決まる中、ラインハルトは改めて、二人に向かって頭を下げた。
「すまない。感謝する」
娘と男は顔を見合わせると、笑って答える。
「なぁに、困ったときはお互い様だ。ただ、給金はあんまり期待すんなよ? なんせ店はこんな有様だからな」
「えぇ。実はずっと家族で経営していた物だから、そろそろ誰か雇ってみてもいいかな、なんて思っていたところです」
二人とも、一つも嫌な顔せず了承してくれた。ラインハルトはそのことを唯々喜ぶ。
頭を上げたラインハルトは、自分の仕事の終わりを悟り、席を立ちあがった。
「よし、じゃあ俺はそろそろ戻る。頑張れよ」
「えっ!? もう行っちゃうの?」
スレインも当初より、幾分か緊張は解れているようだが、まだ心細さを感じているらしい。更に便乗し、店主が引き留めに掛かる。
「なんだ。もう帰っちまうのか? もう少しいればいいのによ」
娘もまた、同様に引き留めようとする。
「今お茶をお出しますよ。飲んでいってください」
だが、ラインハルトとていつまでもこの場にいることは出来ない。そもそも彼は、この場にいる全ての者と殆ど接点が無いのだ。この先も居続けてしまえば、きっと気まずくなる。彼にはそう思えた。
「いや、実は今日は仕事日なんだ。尤も、仕事らしい仕事も無いんだが……流石に一日中城の外にいるのも見てくれが悪いだろう?」
そういって、ラインハルトは店を後にした。
ラインハルトが去った店の中。話は順調に進み、給金の話も終える。
そこでふと、店主があることに気が付いた。
「そういえばあの兄ちゃん、名前はなんていうんだ?」
「え? あ……俺も聞いてないや」
『兄ちゃん』とばかり呼んでいたせいか、名前を聞いていなかったことに今更気が付くスレイン。
「そうか。……残念だったなミシェ」
「え!? な、なにが残念なのかしら!」
娘は慌て、父親は茶化し、更に周囲の客がそれを囃し立てる。
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