60 / 153
12章 世界の法則
方針決議会
しおりを挟む
部屋を訪れた老エルフの数は四人。
彼らはこの集落に置いて、長老の次に身分の高い司祭たちである。
長老は訪れた四人を部屋の中に招き入れた。
彼は葉で出来た椅子から立ち上がり、よたよたと部屋の中央に向かう。
すると不思議なことに、先程葉が椅子を象ったように、部屋の中心の床から小さな蕾が芽吹き、大きな円形のテーブルを作り出した。
当然のように椅子まで作られていて、その数は全部で六つある。
どうやら世界樹の苗木は、シャルルやローゼリエッタの分も用意してくれたらしい。
二人の少女は座るように促され、全員が席に着くと長老が会議を進める。
「さて……彼女らの話によると、現在この地に向かう軍の兵力は、巨鎧兵なる兵が六百。加えて二百から三百に及ぶ歩兵。皆にはこれを追い払う策を出してもらいたい」
現状は思った以上に切迫している。四人は策を考え始め、しばし沈黙が流れた。
一人の司祭が手を上げる。
彼の名は“ファルター”。集落一の魔法使いだ。
優秀な魔法使い故の、やせ細った手足。筋肉は殆どついていない風に見えるが、代わりに他のエルフを圧倒する魔力を有している。
「私も遠くにある巨大鎧を拝見しましたが……あれが六百ともなると、我らが戦士団では歯が立ちますまい。ここはひとつ、儀式魔法を発動するのが良いでしょう」
三人の司祭は同調し、長老も同意して頷く。
続いて手を上げたのは、その戦士団を束ねる男“スキニアス”だ。彼は弓の名手であり、エルフの戦士からなる戦士団の最高責任者も兼ねている。その肉体は若いエルフにも負けず、技術は随一といっても良い。
「悔しいが……ファルターに同意だ。では私らは、歩兵軍を相手にするとしよう。兵力は向こうが上だが……我が屈強な戦士たちならば、後れを取ることもあるまい」
その提案に苦言を呈する者はいない。
手を上げると同時に語り出したのは、四人の中で一番若い女“パルカネア”である。紅一点である彼女は、集落の中で治療所を経営しており、その技術はエルフの中でも重宝されている。
「私たちは戦士の後方支援を行います。傷ついた者の治療と、後は……集落の者達の避難を行わなければなりませんね。任せて頂きましょう」
四人の司祭では一番若くとも、信用たる人物であるようで、長老含む四人のエルフは素直に頷いた。
最後に手を上げたのは、司祭を総括する立場にある“ゲルニッヒ”。彼の仕事は、他集落への注意喚起となる。
他のエルフとは違い短く切られた髪。代わりに長く伸びた自慢の髭を持つ翁だ。
「私は他のイグドラ・シエドにこのことを連絡します。可能ならば援軍を要請しましょう。また、その後の経過についても話し合う必要がありそうですね」
長老はまたもや、相槌を打つのみだ。
四人がそれぞれ意見を述べると、長老は笑って口を開く。
「うむ。優秀な者達ばかりで私は幸せ者だ。皆の意見をそのまま採用するとしよう。儀式魔法となれば、それなりの時間がかかってしまうが……それでよいかな?客人よ」
エルフたちの会議が終わると、続いてローゼリエッタとシャルルに発言の場が与えられた。
助けて貰う立場でありながら、人様の軍に口を出せる程、彼女らは智謀に優れているわけではない。
だがたった一つ。ローゼリエッタには気がかりなことがあった。
「……実は、これまでも何度か王国の軍とやり合ったのですが、一番最後に戦った時に、『三将』という存在が現れたのです。私たちは直接見てはいませんが、私の優秀な仲間であっても、二人がかりで止めることが精いっぱいだったようで……」
少女の忠告に対し感嘆の声を上げたのは、戦士団の長スキニアスだ。
「ほほう。爪も牙も持たぬ、魔法の力もそれほど優秀ではないヒトが、どれだけの力を身に着けたのか……ぜひとも一目見てみたいものだな」
年老いていても心はまだ戦士の誇りを宿している。
闘志を燃やすスキアニスは瞳を光らせ、強敵との遭遇を望む。
滾る爺を窘めたのは、後方支援を担当するパルカネアだ。
「慢心は禁物よ。ドワーフに鉄の打ち方を教わったんだもの。セリオンから剣術や体捌きを習っていても不思議じゃないわ」
彼女は、慢心する心が己が身を亡ぼすことを理解しているようだ。
ドワーフとは、山に住む民の総称である。彼らは日がな一日山に籠り、鉱石を掘っては加工することが得意な民族だ。
重い鉱石を運ぶために力があり、小さな穴にも入れるように、体はずんぐりと小さい。
一方セリオンとは、草原に住む者達の総称である。俗にいう獣人と呼ばれる者たちの事であり、動物特有の高い身体能力。牙や爪、耳や尾といった、特徴的な体を持つ一族だ。
かつてのヒトは、彼らから様々な技術を貰い、この世界で生きる術を見つけたのだ。
上がる注意の声も、戦いを求める老人にとっては余りにも小さな声だった。
スキニアスは意気揚々と机を手で叩いて見せる。
「何を言うか!ヒトは、我らエルフのように五百年の時を生きるというわけではないのだぞ?学んだ技術もとうに薄れておる。件の猛者も高が知れているであろうよ」
気性が荒い彼を宥めるのは一苦労だ。パルカネアの声など然程効きはしない。
続いて、一番冷静な判断が出来るファルターが窘めに掛かった。
「まだ見てもいないのに決めつけるのはよくないぞ、スキニアスよ。我らエルフも、ヒトと距離を置いて久しい。あの巨大な鎧を見てみろ。一体誰があんなものを作ると予見出来たかね?」
部屋の中心にある席の上からでも、壁に出来た小窓を通して、革命軍が保有する巨鎧兵の姿を見ることが出来る。
森の木々よりも大きなその鎧を指さして、ファルターはそう尋ねた。
感情的に動くスキニアスに対し、理詰めで説き伏せようとするファルター。
対照的な性格も相まって、二人の仲は然程良くない。いや、むしろ犬猿の仲と言っても良いだろう。
ヒトの技術に驚愕するファルターを見て、スキニアスは鼻で笑って見せた。
「またお堅い魔法使い様の心配性が始まった。私ならばあの鎧程度どうとでもなる。それでもお前に任せたのは、万が一に備えての事だ。いくら鍛え上げられた戦士団と言えども、中には未熟な者もちらほらといるのでな。決して臆したわけではないわ」
「お前はまたそうやって……もう少し人の話に耳を貸したらどうだ?長が正しい判断を下さねば、配下にも危害が及ぶのだぞ」
そこから先は、喧しくなる一方だ。
エルフの集落を訪れてからこれまで、ローゼリエッタは神秘的な彼らに終始圧倒されていた。
彼らの言動はどれをとっても、どこか高貴な空気を含んでいて、得も言われぬ説得力を有する。
そして住まう所も、童話で読む一幕のように幻想的だ。
だがこういった、人間味のあるやり取りを見て、呆気に取られてしまった。
少女は、初めて長老に会った時言われた言葉を思い出す。
『我々は、神が創りたもうた同じ生命』
確かにそこには、種族による上下関係など無いように感じた。
加熱する場に食傷した長老が、遂に怒りを露わにした。
「いい加減にせんか!客人の前ぞ!?」
その一声により、場は再び沈黙を取り戻す。
「スキニアスよ。強者と戦うことを止めはせん。だが、我らは皆家族だ。何かの間違いで命を落としては、例え年老いた魂であろうとも私は悲しい」
「も、申し訳ありませんでした」
あれだけ強気でいたスキアニスも、長老を相手にすると素直に頭を下げる。
それだけ彼を敬っているのだろう。
彼の言葉一つ一つが、集まった司祭の心に刻み込まれていく。
「では策は決した。後は実行に移すだけだ。なぁに、そんなに気負うことはない。きっと上手くいくだろう」
長老が皺だらけの顔で笑って見せると、少々強張った皆の顔も柔らかくなった。
司祭らは皆、準備の為に部屋を後にする。
部屋に残ったのは長老とシャルル、ローゼリエッタの三人のみ。
三人は再び壁際にある小窓へと近づいた。
「時間はあまり残されていないようだ」
呟きと共に、長老は窓から一点を指さす。
ローゼリエッタがその先を追うと、遥か遠くで木々が燃えているのが見えた。
その更に奥には、バルドリンガの軍が列を成す。
彼らはこの集落に置いて、長老の次に身分の高い司祭たちである。
長老は訪れた四人を部屋の中に招き入れた。
彼は葉で出来た椅子から立ち上がり、よたよたと部屋の中央に向かう。
すると不思議なことに、先程葉が椅子を象ったように、部屋の中心の床から小さな蕾が芽吹き、大きな円形のテーブルを作り出した。
当然のように椅子まで作られていて、その数は全部で六つある。
どうやら世界樹の苗木は、シャルルやローゼリエッタの分も用意してくれたらしい。
二人の少女は座るように促され、全員が席に着くと長老が会議を進める。
「さて……彼女らの話によると、現在この地に向かう軍の兵力は、巨鎧兵なる兵が六百。加えて二百から三百に及ぶ歩兵。皆にはこれを追い払う策を出してもらいたい」
現状は思った以上に切迫している。四人は策を考え始め、しばし沈黙が流れた。
一人の司祭が手を上げる。
彼の名は“ファルター”。集落一の魔法使いだ。
優秀な魔法使い故の、やせ細った手足。筋肉は殆どついていない風に見えるが、代わりに他のエルフを圧倒する魔力を有している。
「私も遠くにある巨大鎧を拝見しましたが……あれが六百ともなると、我らが戦士団では歯が立ちますまい。ここはひとつ、儀式魔法を発動するのが良いでしょう」
三人の司祭は同調し、長老も同意して頷く。
続いて手を上げたのは、その戦士団を束ねる男“スキニアス”だ。彼は弓の名手であり、エルフの戦士からなる戦士団の最高責任者も兼ねている。その肉体は若いエルフにも負けず、技術は随一といっても良い。
「悔しいが……ファルターに同意だ。では私らは、歩兵軍を相手にするとしよう。兵力は向こうが上だが……我が屈強な戦士たちならば、後れを取ることもあるまい」
その提案に苦言を呈する者はいない。
手を上げると同時に語り出したのは、四人の中で一番若い女“パルカネア”である。紅一点である彼女は、集落の中で治療所を経営しており、その技術はエルフの中でも重宝されている。
「私たちは戦士の後方支援を行います。傷ついた者の治療と、後は……集落の者達の避難を行わなければなりませんね。任せて頂きましょう」
四人の司祭では一番若くとも、信用たる人物であるようで、長老含む四人のエルフは素直に頷いた。
最後に手を上げたのは、司祭を総括する立場にある“ゲルニッヒ”。彼の仕事は、他集落への注意喚起となる。
他のエルフとは違い短く切られた髪。代わりに長く伸びた自慢の髭を持つ翁だ。
「私は他のイグドラ・シエドにこのことを連絡します。可能ならば援軍を要請しましょう。また、その後の経過についても話し合う必要がありそうですね」
長老はまたもや、相槌を打つのみだ。
四人がそれぞれ意見を述べると、長老は笑って口を開く。
「うむ。優秀な者達ばかりで私は幸せ者だ。皆の意見をそのまま採用するとしよう。儀式魔法となれば、それなりの時間がかかってしまうが……それでよいかな?客人よ」
エルフたちの会議が終わると、続いてローゼリエッタとシャルルに発言の場が与えられた。
助けて貰う立場でありながら、人様の軍に口を出せる程、彼女らは智謀に優れているわけではない。
だがたった一つ。ローゼリエッタには気がかりなことがあった。
「……実は、これまでも何度か王国の軍とやり合ったのですが、一番最後に戦った時に、『三将』という存在が現れたのです。私たちは直接見てはいませんが、私の優秀な仲間であっても、二人がかりで止めることが精いっぱいだったようで……」
少女の忠告に対し感嘆の声を上げたのは、戦士団の長スキニアスだ。
「ほほう。爪も牙も持たぬ、魔法の力もそれほど優秀ではないヒトが、どれだけの力を身に着けたのか……ぜひとも一目見てみたいものだな」
年老いていても心はまだ戦士の誇りを宿している。
闘志を燃やすスキアニスは瞳を光らせ、強敵との遭遇を望む。
滾る爺を窘めたのは、後方支援を担当するパルカネアだ。
「慢心は禁物よ。ドワーフに鉄の打ち方を教わったんだもの。セリオンから剣術や体捌きを習っていても不思議じゃないわ」
彼女は、慢心する心が己が身を亡ぼすことを理解しているようだ。
ドワーフとは、山に住む民の総称である。彼らは日がな一日山に籠り、鉱石を掘っては加工することが得意な民族だ。
重い鉱石を運ぶために力があり、小さな穴にも入れるように、体はずんぐりと小さい。
一方セリオンとは、草原に住む者達の総称である。俗にいう獣人と呼ばれる者たちの事であり、動物特有の高い身体能力。牙や爪、耳や尾といった、特徴的な体を持つ一族だ。
かつてのヒトは、彼らから様々な技術を貰い、この世界で生きる術を見つけたのだ。
上がる注意の声も、戦いを求める老人にとっては余りにも小さな声だった。
スキニアスは意気揚々と机を手で叩いて見せる。
「何を言うか!ヒトは、我らエルフのように五百年の時を生きるというわけではないのだぞ?学んだ技術もとうに薄れておる。件の猛者も高が知れているであろうよ」
気性が荒い彼を宥めるのは一苦労だ。パルカネアの声など然程効きはしない。
続いて、一番冷静な判断が出来るファルターが窘めに掛かった。
「まだ見てもいないのに決めつけるのはよくないぞ、スキニアスよ。我らエルフも、ヒトと距離を置いて久しい。あの巨大な鎧を見てみろ。一体誰があんなものを作ると予見出来たかね?」
部屋の中心にある席の上からでも、壁に出来た小窓を通して、革命軍が保有する巨鎧兵の姿を見ることが出来る。
森の木々よりも大きなその鎧を指さして、ファルターはそう尋ねた。
感情的に動くスキニアスに対し、理詰めで説き伏せようとするファルター。
対照的な性格も相まって、二人の仲は然程良くない。いや、むしろ犬猿の仲と言っても良いだろう。
ヒトの技術に驚愕するファルターを見て、スキニアスは鼻で笑って見せた。
「またお堅い魔法使い様の心配性が始まった。私ならばあの鎧程度どうとでもなる。それでもお前に任せたのは、万が一に備えての事だ。いくら鍛え上げられた戦士団と言えども、中には未熟な者もちらほらといるのでな。決して臆したわけではないわ」
「お前はまたそうやって……もう少し人の話に耳を貸したらどうだ?長が正しい判断を下さねば、配下にも危害が及ぶのだぞ」
そこから先は、喧しくなる一方だ。
エルフの集落を訪れてからこれまで、ローゼリエッタは神秘的な彼らに終始圧倒されていた。
彼らの言動はどれをとっても、どこか高貴な空気を含んでいて、得も言われぬ説得力を有する。
そして住まう所も、童話で読む一幕のように幻想的だ。
だがこういった、人間味のあるやり取りを見て、呆気に取られてしまった。
少女は、初めて長老に会った時言われた言葉を思い出す。
『我々は、神が創りたもうた同じ生命』
確かにそこには、種族による上下関係など無いように感じた。
加熱する場に食傷した長老が、遂に怒りを露わにした。
「いい加減にせんか!客人の前ぞ!?」
その一声により、場は再び沈黙を取り戻す。
「スキニアスよ。強者と戦うことを止めはせん。だが、我らは皆家族だ。何かの間違いで命を落としては、例え年老いた魂であろうとも私は悲しい」
「も、申し訳ありませんでした」
あれだけ強気でいたスキアニスも、長老を相手にすると素直に頭を下げる。
それだけ彼を敬っているのだろう。
彼の言葉一つ一つが、集まった司祭の心に刻み込まれていく。
「では策は決した。後は実行に移すだけだ。なぁに、そんなに気負うことはない。きっと上手くいくだろう」
長老が皺だらけの顔で笑って見せると、少々強張った皆の顔も柔らかくなった。
司祭らは皆、準備の為に部屋を後にする。
部屋に残ったのは長老とシャルル、ローゼリエッタの三人のみ。
三人は再び壁際にある小窓へと近づいた。
「時間はあまり残されていないようだ」
呟きと共に、長老は窓から一点を指さす。
ローゼリエッタがその先を追うと、遥か遠くで木々が燃えているのが見えた。
その更に奥には、バルドリンガの軍が列を成す。
0
お気に入りに追加
26
あなたにおすすめの小説
懐妊を告げずに家を出ます。最愛のあなた、どうかお幸せに。
梅雨の人
恋愛
最愛の夫、ブラッド。
あなたと共に、人生が終わるその時まで互いに慈しみ、愛情に溢れる時を過ごしていけると信じていた。
その時までは。
どうか、幸せになってね。
愛しい人。
さようなら。
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
チートな転生幼女の無双生活 ~そこまで言うなら無双してあげようじゃないか~
ふゆ
ファンタジー
私は死んだ。
はずだったんだけど、
「君は時空の帯から落ちてしまったんだ」
神様たちのミスでみんなと同じような輪廻転生ができなくなり、特別に記憶を持ったまま転生させてもらえることになった私、シエル。
なんと幼女になっちゃいました。
まだ転生もしないうちに神様と友達になるし、転生直後から神獣が付いたりと、チート万歳!
エーレスと呼ばれるこの世界で、シエルはどう生きるのか?
*不定期更新になります
*誤字脱字、ストーリー案があればぜひコメントしてください!
*ところどころほのぼのしてます( ^ω^ )
*小説家になろう様にも投稿させていただいています
3521回目の異世界転生 〜無双人生にも飽き飽きしてきたので目立たぬように生きていきます〜
I.G
ファンタジー
神様と名乗るおじいさんに転生させられること3521回。
レベル、ステータス、その他もろもろ
最強の力を身につけてきた服部隼人いう名の転生者がいた。
彼の役目は異世界の危機を救うこと。
異世界の危機を救っては、また別の異世界へと転生を繰り返す日々を送っていた。
彼はそんな人生で何よりも
人との別れの連続が辛かった。
だから彼は誰とも仲良くならないように、目立たない回復職で、ほそぼそと異世界を救おうと決意する。
しかし、彼は自分の強さを強すぎる
が故に、隠しきることができない。
そしてまた、この異世界でも、
服部隼人の強さが人々にばれていく
のだった。
異世界転生目立ちたく無いから冒険者を目指します
桂崇
ファンタジー
小さな町で酒場の手伝いをする母親と2人で住む少年イールスに転生覚醒する、チートする方法も無く、母親の死により、実の父親の家に引き取られる。イールスは、冒険者になろうと目指すが、周囲はその才能を惜しんでいる
クビになったアイツ、幼女になったらしい
東山統星
ファンタジー
簡単説明→追放されたから飯に困って果物食ったら幼女になった。しかもかなり強くなったっぽい。
ひとりの不運なナイスガイがいた。彼はラークという名前で、つい最近賞金首狩り組織をクビになったのである。そしてなんの因果か、あしたの飯に困ったラークは美味しそうなりんごを口にして、なんと金髪緑目の幼女になってしまった。
しかしラークにとって、これは新たなるチャンスでもあった。幼女になったことで魔術の腕が爆発的に飛躍し、陰謀とチャンスが眠る都市国家にて、成り上がりを果たす機会を与えられたのだ。
これは、『魔術と技術の国』ロスト・エンジェルスにて、ラークとその仲間たち、そしてラークの恋人たちが生き残りと成り上がりを懸けて挑み続ける物語である。
*表紙はAI作成です。
*他サイトにも載ってるよ
絶世の美女の侍女になりました。
秋月一花
キャラ文芸
十三歳の朱亞(シュア)は、自分を育ててくれた祖父が亡くなったことをきっかけに住んでいた村から旅に出た。
旅の道中、皇帝陛下が美女を後宮に招くために港町に向かっていることを知った朱亞は、好奇心を抑えられず一目見てみたいと港町へ目的地を決めた。
山の中を歩いていると、雨の匂いを感じ取り近くにあった山小屋で雨宿りをすることにした。山小屋で雨が止むのを待っていると、ふと人の声が聞こえてびしょ濡れになってしまった女性を招き入れる。
女性の名は桜綾(ヨウリン)。彼女こそが、皇帝陛下が自ら迎えに行った絶世の美女であった。
しかし、彼女は後宮に行きたくない様子。
ところが皇帝陛下が山小屋で彼女を見つけてしまい、一緒にいた朱亞まで巻き込まれる形で後宮に向かうことになった。
後宮で知っている人がいないから、朱亞を侍女にしたいという願いを皇帝陛下は承諾してしまい、朱亞も桜綾の侍女として後宮で暮らすことになってしまった。
祖父からの教えをきっちりと受け継いでいる朱亞と、絶世の美女である桜綾が後宮でいろいろなことを解決したりする物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる