蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉（BL）

花(華)の屋敷2恋人達編6

フウ「あぁ、洗い流して私の汚れや罪がすべて流れてしまえば良いのに…」

  リョウ殿のと二人、フウ身体を湯にて流していた時に

 そんな悲しい事を呟いたフウ

  エイシ殿と思わず顔を見合わせていた。私達の愚かな振る舞いで 

  フウ様をこんなにも傷付けて

エイシ「 本当にすまなんだフウ。そんな悲しい事を言わないでくれ…そなたに汚れなど無い。罪など無いのだ。私とリョウ殿の嫉妬という愚かな感情からした事なのだから」

リョウ「 本当にに申し訳ございませんフウ様。貴方様に他の男が触れたら…と思ったら…嫉妬という感情に苛まれたのです。だからといって愚かな振る舞いをして良い理由にはなりませんよね」

 寝室に戻り
天鵞絨に横たえて休ませても
止まらぬ涙に暮れているフウ 
 
  寝室にお連れし
天鵞絨に横たえて差し上げても
止まらぬ涙に暮れているフウ様

どうしたら良いのだ？私は…フウ？

どうしたら良いのですか？ 私は…フウ様

フウ「 私に罪は無い。汚れも無いというのなら、私を抱く事出来るであろう？私に愛想を尽かしていないという証を…エイシ、リョウ殿見せてくれ!」

リョウ「フウ様…」

エイシ「フウ…」

  純粋で汚れなきフウ。 どうしても己に罪があるという想いから離れられないのならば…その悲し想いを少しでも拭いさ去ってあげられるのならば…愛想を尽かしていないと…愛おし過ぎてどうにかなりそうだという想いを。そなたを愛する事で伝える故、受け取ってくれフウ…
  
  純粋で汚れなきフウ様。どうしても己に罪があるという想いから離れられないのですね…その悲し想いを少しでも拭いさ去って差し上げられるのならば…愛想を尽かしていないと…愛おし過ぎてどうにかなりそうな想いを。貴方様を愛する事で伝えますから、受け取って下さいフウ様…