蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉（BL）

涼やかな風.美しき優しい華(花)たちへ 恋人達編12

 　風side

　リョウと、エイに、ベッドに優しく横たえられて……

　リョウとエイに、しきりに

　涼也「フウセンセたまんないよ。貴方は最高過ぎて……」

　英士「フウセンセたまんない。貴方は最高過ぎだよ……」

　って、何回も囁かれて……

　俺の身体どんどん 熱くなって……甘い痺れが走って


　リョウとエイに……全身隈なく、舌で唇で愛撫されて……

　何の抵抗も無く受け入れている自分がいたんだ……


　俺には

『愛する人がいる 』

　だから

『セックスとか無理 だもん』

　だから

『恥ずかしいけど一人エッチで我慢しろ』

　とか……けど

　リョウと、エイの想いを俺は受け入れたって事だよね？　


　この先ずっと二人と……

　美優花……涼優花……風花

　永遠に愛してる……


　この想いは永遠に変わらないよ……

　みんなの生きた証の為に

　もう少しここで頑張るからね

　俺を守るって言ってくれたリョウとエイと

　俺が守りたいって思ったリョウとエイと

　この命尽きるまで頑張らせてね


　英士.涼也side

　風「リョウっ、エイっ、あん……」


　フウセンセの表情が明らかに変化したの感じてた……

　この後に、（結構後）この時の気持ちを 教えて貰ったんだけど


　この時は、俺の愛撫で

　この時は、オイラの愛撫で


　フウセンセを悦ばせてんだ

　って思って


　英士「フウセンセ……愛してる」

　涼也「フウセンセ……愛しています」



　風「リョウありがとう……」

　風「エイありがとう……」

　うん

　今、フウセンセの心 《気持ち》までは、望まない

　身体を繋げる事も急がない

　大切に想う人を愛してるのだもの

　少しずつ


　オイラを

　俺を


『愛してる』

　って……思ってくれたら……


　涼也「フウセンセ気持ちいい？」

　英士「フウセンセ気持ちいい？」

　風「……ハズイ事聞くなっ……察しろよっ……あぁー」

　甘い矯声の後、絶調を迎えたフウセンセはぶるるって全身を震わせて白い精をピューって……

　風「うっ、うっ」

　恥ずかしかったのか……

　フウセンセうつ伏せになって、枕に顔を埋めちゃって……

　英士.涼也 《やり過ぎた……》

　風「……最悪だ……気持ち良かった……さっきの答え……もう聞くなよ……」


　涼也.英士「フウセンセ!　小悪魔っ」

　ホントたまんないよ……フウセンセ……