蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(BL)

桜花(sakura)

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涼やかな風.美しき優しい華(花)たちへ8

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  2019.6

 -2ヶ月前-

 -製菓調理専門学校- -教室-

 涼也.英士『あ? 桜王さん?』

 涼也.英士 《ん?》

 涼也『隣の席に座ったのは…… 何かの縁って事で。 よろしく。俺は、御厨涼也』

 英士『オイラ、山乃英士よろしく…… あのさ……』


 涼也.英士『もしかして、桜王さんがバイトしていたアノ店に行った事あるの?』


 2019.6 -実習室-

 風side

(コレって…… )



 生徒達 ザワザワ……


『桜王先生どうしたんだろう』

『さあ?』


 風「ゴメン。今日は苺の生クリームケーキを作って貰うんだけど…… 皆に配った資料の要点を、黒板に書いとくから……」


 涼也side


 風センセ? 


 思わず、隣の班の山乃さんと、顔を見合わせちゃった

 きっと、作る手順から、材料のgramの細かい所まで把握してるよね

 風センセは

 だからね。手にした資料に目を通した瞬間…… 表情を強張らせたんだよね


 英士side


 風センセ? 


 御厨くんと思わず目を合わせちゃったよ

 そうだよね? 風センセからしたらさ……

 材料のgram数かさ、ほんの1gramだけど……

 オイラ達だって、気が付く位だもん。気付かない訳ないもんね? 



 風side

 風「ほんと。ゴメン。不審な行動取って。班分けは君達に任せる。で、6人1チームの6グループ男女3人ずつで。皆で協力して作って欲しい。基本は資料とか、今まで習った事ベースに作って貰いたいけど…… 何が何でもその通りにしろ。という事じゃないから…… 例えばもし…… 何か少しでも疑問とか感じたなら、俺の所に確認しに来てもいいし、皆で話し合って、こうだっていう方法で作ってもいい。それに、作り終えた後で、何か疑問に思った事があったら…… いつでも質問とか受け付けるから。それじゃあ始めて下さい」


 頓田《とんだ》『良いか? この変更になった資料の通りに生徒達に作らせるんだぞ?』

(タク…… この通りに作ったらさ…… この事に気付いたたのは……御厨と山乃か……)


 俺が資料見て、ちょっと動揺したのを、じっと見てたし。黒板に書いてる間も視線を感じたし。それに、自分達も資料を見直して、自分の思っている事実と違う事が記されてるって気付いた表情してた……

 俺の…… 先輩講師へのね? 細やかな抵抗に……

 御厨と山乃はどうするだろう? 










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