蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉（BL）

花(華)の屋敷 番外編 3

  食事処 花屋敷 呉服屋 花屋敷

ミサキ｢私にも声を掛けて頂いて、本当にありがとうございます｣

リン｢俺もミサキさんと、食事処花屋敷を。ご期待に添えるよう頑張りますから｣

エイシ｢リンあまり、力を入れず肩の力を抜いて。それがお前の良い所であるがあまり暴走せぬようにな。それはミサキ様にも言えることだが… ね(笑)｣

リョウ｢私が家業を継ぐと申したら、リョウ殿の夢はいっぱしの物書きになる事ではないのか？と… エイシ殿が。実は絵をお書きになるのが趣味だとかで、着物の柄や諸々を、作成して下さるそうだ｣

フウ｢私は裏方で。リョウ殿は 本業の合間を縫って呉服屋を手伝って頂いて、表の売り場の番頭は伊織殿に。そして着物の織り方として、花屋敷の娘達を。この話をした所、リョウ殿の母上も、フウの母上のフウナさん、更に花屋敷から巣だって行かれた方々も是非、手伝いたいと声をあげてくださったのだ｣

ミサキ｢凄いですね。楽しみだ｣

リン｢フウさんは？｣

フウ｢私は、二つの花屋敷の統括の役割を。花屋敷で縫い物教えて頂いたから得意なのだ。織り方も出来れば、表で伊織殿の手伝いも。食事処の手伝いもするぞ｣

リョウ.エイシ.リン.ミサキ｢あまり無理をせぬ(しない).(なさらない)様に!｣

フウ｢なんだ… 皆して… けど、耕太さんと、すずえさん再会して幸せそうだな。良かった…｣

エイシ｢親の色恋沙汰、もっとザワツクかと思ったのだが、この年になると、良かった。という気持ちの方が勝ったな。太郎さんは… 許して下さるだろうか？｣

リョウ｢母上の幸せが、父上の幸せという様な方でしたから、喜ばれていると思います。今迄、店や祖母の為… 私の為の人生でしたから幸せになって欲しい…｣

フウ｢幸せになれるさ。話を聞いて、実際にもお逢いして耕太さん、すずえさん、太郎さんも、御自分の事より、相手の幸せを願う方だと思うから…｣

リン｢本当に良かったですね｣

ミサキ｢皆が、幸せになれます様に…｣

　こうして花屋敷は…

　新しく生まれ変わったのだった