蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉（BL）

Twin ray 恋人達編4

カチャ

リョウ｢凄く幸せなお顔で眠られていますね？｣

エイシ｢甚だ不本意ですが… 貴方様と… フウ王子様を… なんて｣

リョウ｢私のセリフです。貴方とフウ王子様を… とか｣

それでも

Twin ray

魂で繋がる

運命の相手だから

例え三角形でも

我らは二人で貴方を慈しみ

共に生きて行く

それが私達の愛の形

永遠に貴方に支配され

魅了されていくそれが

Twin ray

離れられない

運命の愛しき人よ…


　☆☆国

リン｢良かったフウ王子が無事で…｣

ミサキ｢お優しいてすねリン王子様は｣

リン｢だってフウに罪はないだろ？｣

ミサキ｢確かに罪はありません。そして、リン王子様も。王様は、貴方方王子様、リンレイ王妃様、フウレイ様の事を想い『フウレイを、愛しているのも真実なら、リンレイを愛し続けるのも真実』と 本当に王様の心を隠しになり、話をされたのです｣

リン｢そうか… 父上は子供の頃は、母上の話を… 今も愛しておらると感じる事出来たのに… フウの母上の事も… フウへの愛も… なのにいつからか…｣

ミサキ｢それは、私達、互い側近達の争いで… 相手への疑心暗鬼を植え付けようと… しかし、フウ王子様… そしてリン王子様、貴方達が互いを想い、心の中で、尊重されていたから、ようやく分かり合えたのです｣

リン｢ミサキ… しかし、何故フウ王子と、エイシは帰って来ないのだ？｣

ミサキ｢簡単ですよ。Twin ray だからです。リョウ王子様と三人。それより… リン王子様愛しています｣

リン｢ミサキ… 幾らなんでも笑えないぞ。オマエは本当のバ…｣

ミサキ｢カ…ではありません。私のTwin ray｣


…寝室…

リン｢やん… ｣

ミサキ｢随分と、お可愛らしい反応なさるんですね？｣

　普段強気で、一見男らしい方がまるで乙女…

リン｢いやぁ… そこわぁ｣

ミサキ｢リン王子様が、印を『舐めて』と、 おっしゃったのですよ？｣

　私は、S気質だったんだ… リン王子様の艶っぽい声を聞きながら、身も心も満たされるのを感じた…

ミサキ｢愛しています。リン王子様｣

リン｢はぁん…｣


　私は貴方には叶わない…

　蕾に印を宛がって


リン｢優しくしろ!｣


永遠に惹かれ続けるのだろう…

　私達はTwin ray