蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉（BL）

Twin ray 恋人達編3

　カチャ

　私は、フウ王子様の眠られているべットに近付き、そのお姿に、思わず溜息を漏らす

　情事の後…　乱れたシーツに…　包まれて、左の胸の飾りが見え隠れしている

　私は右手で、フウ王子様の頬に触れ、指の背でスっと撫でてみる

フウ｢んっ｣

　くすぐったかったのか、起きられたフウ王子様。焦点が合わないのかボーっと…　私に視線を向け…　そしてニコッと

　私の全身に甘い痺れが走った瞬間

フウ｢エイシ…？あっ、すまなかった。どうした？何か用か？ぇっ？｣

　私は、フウ王子様を抱き締め想いを伝える

エイシ｢私は貴方の、その、素を見せて下さる時が、尊く、嬉しいのです。どうか私にだけは御自分の心を偽らずに…　甘えて下さい｣

フウ｢エイシ…｣

エイシ｢私は幼き頃より貴方様を… どうか私を受け入れて下さい…　フウ王子様、もっと自分を大事になさって下さい。 貴方様が、▲▲国に捕らえられたと聞いた時の(妃に等あり得ません)… どうか、もうそんな無茶はなさらないで下さい!｣


フウ｢ぁ…　あっ｣

エイシ  ｢フウ王子様？次は、どこ触られ…　愛撫されたのですか？｣

フウ｢エイシ迄、意地悪…　ん｣

エイシ｢意地悪したくは無かったのですが…　私は狭量の様です…｣

フウそんなぁ…｣


　恨みがましい目で…　しかし助けてと、見つめてくるその瞳に

エイシ「初めから 貴方には降参しているのです。フウ王子様。愛しています｣

　瞬間、左目より一筋の涙が、

エイシ｢フウ王子様、王様 そしてリン王子様。皆様、心を一つに…　通わせたいと願っておられたのに…　我々の力不足で、今の今まで苦しい思いをおさせしてしまった事お許し下さい。生涯想い続けます貴方様を｣

エイシ｢ここ、舐めて差し上げますね｣

フウ｢いちいちいうなぁ!｣

　(貴方が、反論なさるから…　私も返すのですよ？)

フウ｢ひぁ…　ぁん｣

　綺麗な蕾…　

　フウ王子様の右膝を持ち上げ、蕾に…

 もう、止まれない…　甘い快感…

フウ｢あー!ぁっ、やん｣

エイシ｢フウ王子様私の、全て…　永遠にお守り致します｣

　フウ王子様…　微笑み、そして意識を…