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離れ難くて…もっと話がしたいから…
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その日の夜
英士side
風歌とるなの家の玄関先
英士「初めまして。山乃英士と申します」
月乃「山乃さん。風歌を送って来て下さってありがとうございました。るなとふうちゃんの為にありがとう。本当は上がって頂きたいんだけど……玄関先でごめんなさいね」
英士「いえ……」
月乃「リョウくん、るなとふうちゃんを守ってくれてありがとう……」
涼也「おばちゃん……泣かないでよ……」
英士「風歌ちゃんまたね。今日はゆっくり休んでね」
涼也「るなちゃんお疲れ様。ゆっくり休むんだよ」
るなちゃんのお母さんは涙されてた……切なくて……
風歌ちゃんとるなちゃんと同じ
穏やかな眼差し
何回も何回も
『ありがとう』
って言って下さったんだ
──
涼也の家の門の前
涼也「山乃さん……ふうちゃんと話たいですか? 少しなら……」
──
-コツン-
-ガラ-
英士「やぁ風歌ちゃん!」
風歌「英士さん?」
御厨くんが
『俺の部屋からふうちゃんと話をします?』
って言ってくれたわけ
風歌「英士さん! リョウくんと仲良くなったんですね!」
はい? 風歌ちゃん……又面白い事を……
風歌ちゃんと……離れ難くて……
もっと話をしたいからに決まってるでしょ!
英士「まぁね。風歌ちゃん大丈夫?」
風歌「これからどうなるのか不安だけど……お年寄り達がもう苦しむ事が無くなる為には……厳しい処分が必要よね……って思ったり……」
英士「うん……風歌ちゃんの願いを市の職員が自発的に気が付いてお年寄り達への態度を改めてくれていたらね……何回訴えてもダメだったんだもん……」
風歌ちゃんが少し涙ぐんでいるのが見える……
オイラだって……
出来る事ならここ迄の事態になる前に
解決して欲しいって思ってたよ……
英士side
風歌とるなの家の玄関先
英士「初めまして。山乃英士と申します」
月乃「山乃さん。風歌を送って来て下さってありがとうございました。るなとふうちゃんの為にありがとう。本当は上がって頂きたいんだけど……玄関先でごめんなさいね」
英士「いえ……」
月乃「リョウくん、るなとふうちゃんを守ってくれてありがとう……」
涼也「おばちゃん……泣かないでよ……」
英士「風歌ちゃんまたね。今日はゆっくり休んでね」
涼也「るなちゃんお疲れ様。ゆっくり休むんだよ」
るなちゃんのお母さんは涙されてた……切なくて……
風歌ちゃんとるなちゃんと同じ
穏やかな眼差し
何回も何回も
『ありがとう』
って言って下さったんだ
──
涼也の家の門の前
涼也「山乃さん……ふうちゃんと話たいですか? 少しなら……」
──
-コツン-
-ガラ-
英士「やぁ風歌ちゃん!」
風歌「英士さん?」
御厨くんが
『俺の部屋からふうちゃんと話をします?』
って言ってくれたわけ
風歌「英士さん! リョウくんと仲良くなったんですね!」
はい? 風歌ちゃん……又面白い事を……
風歌ちゃんと……離れ難くて……
もっと話をしたいからに決まってるでしょ!
英士「まぁね。風歌ちゃん大丈夫?」
風歌「これからどうなるのか不安だけど……お年寄り達がもう苦しむ事が無くなる為には……厳しい処分が必要よね……って思ったり……」
英士「うん……風歌ちゃんの願いを市の職員が自発的に気が付いてお年寄り達への態度を改めてくれていたらね……何回訴えてもダメだったんだもん……」
風歌ちゃんが少し涙ぐんでいるのが見える……
オイラだって……
出来る事ならここ迄の事態になる前に
解決して欲しいって思ってたよ……
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