77 / 133
貴方が居たから…
しおりを挟む
心紀side
今、ふうちゃんとるなちゃんは
見守り室のお年寄り達と過ごしている
心紀「夏輝さん、ふうちゃんとるなちゃんに、ミクくんが居てくれて本当に良かったです。この歪んだ空間に味方が居てくれて」
見守り室のお年寄り達は、要介護度が高い方が過ごされている
コミュニケーションが上手く図れなかったりで、一見ボンヤリとして、ふうちゃんとるなちゃんに感心を払っていない様に見える方も
静かに涙を流されていて……
本当に、ふうちゃんとるなちゃんはお年寄り達に愛されているんだなぁって思ったんだ
夏輝「本当にね。市の職員と、介護サービス会社の職員が一緒に働く。不思議な空間でなかったらもしかしたら起きなかったかもしれないのに……」
心紀「種橋というボスに物を言う事が出来ない人達。注意しようとしない人達と施設。 立場という見えない壁や圧力に逆らえない。逆らう事をしないサービス会社」
涼也「傍観者…… って事ですか? 冴多先生……夏輝先生……俺は何をしたら良かったんですか?」
英士「御厨くんが居たから、風歌ちゃんとるなちゃんは頑張れたんだよ! 吉井さんもおっしゃったじゃんか!」
夏輝「山乃くんも頑張ったわ。源本さんも」
心紀「弱い立場のお年寄り達を守る為に、立ち上がったふうちゃん、るなちゃん。ミクくん。自分達に歯向かって来た事に腹を立てて嫌がらせの矛先を変えた施設職員達。お年寄りへの態度もエスカレートするばかり。それに屈する事無く戦い続けたミクくんに源本さん」
夏輝「嫌がらせを受けている人を、見て見ぬ振りする事無く手をさしのべた人。支援する人に助けを求めて、一緒に戦う人達と頑張って立ち向かって。嫌がらせを受けていた人は救われて。互いに仲間になって。加害者は追い詰められていく」
心紀「これがね。介護サービス会社だけで起きたなら解決に向かったと思うんだ。完璧な対応だったから。嫌がらせ……いじめにおいて、傍観者が見て見ぬ振りをする事が、解決を阻む事が多いから……」
涼也「加害者が、市の職員達だから問題が解決しない……首謀者が悪いなんてこれっぽっちも思ってないし。皆、右習えでそいつに逆らわない。ダメだと意見する事もしない。人もいない」
英士「仲間で団結して力を削ぐ事までは出来ても、加害者が罪を認めて謝罪させるには……どうしたら良いんだよ?」
心紀「物事の善悪を知っているハズの大人達が、人には優しく、嫌がらせはしない。そんな人として当たり前の事が出来ないんだから……なぜ人を傷付けてはならないのか?を一から学ぶプログラムを受けるしか無いよね」
夏輝「 警察は、判断を誤らないて貰いたいわ…… 誰かさんは社会的に裁かれる必要がある。と判断される事に加えて……プログラムを受けて、治療も受けさせないとならないレベルだし……」
涼也「……俺の出来る事は、この先もるなちゃんを守る事だ。もう誰にも……るなちゃんを傷付けたりなんかさせないんだ」
英士「俺も風歌ちゃんを、もう傷付けさせやしないんだ。誰にも。守り抜くんだ」
英ちゃんと、ミクくんの誓い
男としてカッコいいなって……
心紀「夏輝さん。男は守りたい女性 《ひと》の為なら、頑張れるし、強くなれるんだよね。俺も頑張るからね」
今、ふうちゃんとるなちゃんは
見守り室のお年寄り達と過ごしている
心紀「夏輝さん、ふうちゃんとるなちゃんに、ミクくんが居てくれて本当に良かったです。この歪んだ空間に味方が居てくれて」
見守り室のお年寄り達は、要介護度が高い方が過ごされている
コミュニケーションが上手く図れなかったりで、一見ボンヤリとして、ふうちゃんとるなちゃんに感心を払っていない様に見える方も
静かに涙を流されていて……
本当に、ふうちゃんとるなちゃんはお年寄り達に愛されているんだなぁって思ったんだ
夏輝「本当にね。市の職員と、介護サービス会社の職員が一緒に働く。不思議な空間でなかったらもしかしたら起きなかったかもしれないのに……」
心紀「種橋というボスに物を言う事が出来ない人達。注意しようとしない人達と施設。 立場という見えない壁や圧力に逆らえない。逆らう事をしないサービス会社」
涼也「傍観者…… って事ですか? 冴多先生……夏輝先生……俺は何をしたら良かったんですか?」
英士「御厨くんが居たから、風歌ちゃんとるなちゃんは頑張れたんだよ! 吉井さんもおっしゃったじゃんか!」
夏輝「山乃くんも頑張ったわ。源本さんも」
心紀「弱い立場のお年寄り達を守る為に、立ち上がったふうちゃん、るなちゃん。ミクくん。自分達に歯向かって来た事に腹を立てて嫌がらせの矛先を変えた施設職員達。お年寄りへの態度もエスカレートするばかり。それに屈する事無く戦い続けたミクくんに源本さん」
夏輝「嫌がらせを受けている人を、見て見ぬ振りする事無く手をさしのべた人。支援する人に助けを求めて、一緒に戦う人達と頑張って立ち向かって。嫌がらせを受けていた人は救われて。互いに仲間になって。加害者は追い詰められていく」
心紀「これがね。介護サービス会社だけで起きたなら解決に向かったと思うんだ。完璧な対応だったから。嫌がらせ……いじめにおいて、傍観者が見て見ぬ振りをする事が、解決を阻む事が多いから……」
涼也「加害者が、市の職員達だから問題が解決しない……首謀者が悪いなんてこれっぽっちも思ってないし。皆、右習えでそいつに逆らわない。ダメだと意見する事もしない。人もいない」
英士「仲間で団結して力を削ぐ事までは出来ても、加害者が罪を認めて謝罪させるには……どうしたら良いんだよ?」
心紀「物事の善悪を知っているハズの大人達が、人には優しく、嫌がらせはしない。そんな人として当たり前の事が出来ないんだから……なぜ人を傷付けてはならないのか?を一から学ぶプログラムを受けるしか無いよね」
夏輝「 警察は、判断を誤らないて貰いたいわ…… 誰かさんは社会的に裁かれる必要がある。と判断される事に加えて……プログラムを受けて、治療も受けさせないとならないレベルだし……」
涼也「……俺の出来る事は、この先もるなちゃんを守る事だ。もう誰にも……るなちゃんを傷付けたりなんかさせないんだ」
英士「俺も風歌ちゃんを、もう傷付けさせやしないんだ。誰にも。守り抜くんだ」
英ちゃんと、ミクくんの誓い
男としてカッコいいなって……
心紀「夏輝さん。男は守りたい女性 《ひと》の為なら、頑張れるし、強くなれるんだよね。俺も頑張るからね」
0
お気に入りに追加
1
あなたにおすすめの小説
番と言えばなんでもかなうと思っているんですか
ぐう
恋愛
この大陸一強大なキルンベルガー王国の始祖は竜人だ。
番を求めて異世界からやって来て、番の気配を感じて戦乱の大陸に舞い降りた。
番の人間の乙女を得た始祖は、強大な魔力で魔法を操り、魔物を追払い、戦乱の世を治めて、王国を建立した。
人間と婚姻を結んで、子供を得ても、子孫達に竜人の性質は受け継がれて番を求める。
番を得れば、一生番だけ愛して、浮気もないーーーーーとてもいいことのようだがーーーー本当に?ーーーー
悪役令嬢は二度婚約を破棄される
くきの助
恋愛
「エリザベス=ルトフェルト=ビバリースカイ!!お前との婚約を破棄する!」
学園の卒業パーティで高らかに宣言したのはアウリス=ヴィ=バールキャピタル
この国の第一王子であり、私エリザベス公爵令嬢の婚約者である。
「ここにいるジョージィ男爵令嬢に対する暴言や嫌がらせ!もはや看過できん!」
と言いながら横にいるピンクブロンドの髪にピンクアイのかわいらしい女性を抱き寄せた。
うーん、何度考えても身に覚えがない罪ばかりだわねぇ。
王子の命令で北の辺境伯に嫁ぐことになるも、
北の大地でもエリザベスの悪役令嬢っぷりは噂になっており‥‥
幼馴染の婚約者に浮気された伯爵令嬢は、ずっと君が好きだったという王太子殿下と期間限定の婚約をする。
束原ミヤコ
恋愛
伯爵令嬢リーシャは結婚式を直前に控えたある日、婚約者である公爵家長男のクリストファーが、リーシャの友人のシルキーと浮気をしている場面に遭遇してしまう。
その場で浮気を糾弾したリーシャは、クリストファーから婚約の解消を告げられる。
悲しみにくれてやけになって酒場に駆け込んだリーシャは、男たちに絡まれてしまう。
酒場にいた仮面をつけた男性──黒騎士ゼスと呼ばれている有名な冒険者にリーシャは助けられる。
それからしばらくして、誰とも結婚しないで仕官先を探そうと奔走していたリーシャの元に、王家から手紙が届く。
それは、王太子殿下の侍女にならないかという誘いの手紙だった。
城に出向いたリーシャを出迎えてくれたのは、黒騎士ゼス。
黒騎士ゼスの正体は、王太子ゼフィラスであり、彼は言う。
一年前に街で見かけた時から、リーシャのことが好きだったのだと。
もう誰も好きにならないと決めたリーシャにゼフィラスは持ちかける。
「婚約者のふりをしてみないか。もしリーシャが一年以内に俺を好きにならなければ、諦める」と。
不愛想な伯爵令嬢は婚約破棄を申し出る
hana
恋愛
不愛想な伯爵令嬢ロゼに縁談が持ち込まれる。
相手は同じ爵位のナイトという青年で、ロゼは彼の婚約者になることを決意する。
しかし彼の幼馴染であるカラフルという女性が現われて……
私も貴方を愛さない〜今更愛していたと言われても困ります
せいめ
恋愛
『小説年間アクセスランキング2023』で10位をいただきました。
読んでくださった方々に心から感謝しております。ありがとうございました。
「私は君を愛することはないだろう。
しかし、この結婚は王命だ。不本意だが、君とは白い結婚にはできない。貴族の義務として今宵は君を抱く。
これを終えたら君は領地で好きに生活すればいい」
結婚初夜、旦那様は私に冷たく言い放つ。
この人は何を言っているのかしら?
そんなことは言われなくても分かっている。
私は誰かを愛することも、愛されることも許されないのだから。
私も貴方を愛さない……
侯爵令嬢だった私は、ある日、記憶喪失になっていた。
そんな私に冷たい家族。その中で唯一優しくしてくれる義理の妹。
記憶喪失の自分に何があったのかよく分からないまま私は王命で婚約者を決められ、強引に結婚させられることになってしまった。
この結婚に何の希望も持ってはいけないことは知っている。
それに、婚約期間から冷たかった旦那様に私は何の期待もしていない。
そんな私は初夜を迎えることになる。
その初夜の後、私の運命が大きく動き出すことも知らずに……
よくある記憶喪失の話です。
誤字脱字、申し訳ありません。
ご都合主義です。
元妃は多くを望まない
つくも茄子
恋愛
シャーロット・カールストン侯爵令嬢は、元上級妃。
このたび、めでたく(?)国王陛下の信頼厚い側近に下賜された。
花嫁は下賜された翌日に一人の侍女を伴って郵便局に赴いたのだ。理由はお世話になった人達にある書類を郵送するために。
その足で実家に出戻ったシャーロット。
実はこの下賜、王命でのものだった。
それもシャーロットを公の場で断罪したうえでの下賜。
断罪理由は「寵妃の悪質な嫌がらせ」だった。
シャーロットには全く覚えのないモノ。当然、これは冤罪。
私は、あなたたちに「誠意」を求めます。
誠意ある対応。
彼女が求めるのは微々たるもの。
果たしてその結果は如何に!?
婚約破棄?喜んで!復縁?致しません!浮気相手とお幸せに〜バカ王子から解放された公爵令嬢、幼馴染みと偽装婚約中〜
浅大藍未
恋愛
「アンリース。君との婚約を破棄する」
あろうことか私の十六歳の誕生日パーティーで、私の婚約者は私ではない女性の肩を抱いてそう言った。
「かしこまりました殿下。謹んで、お受け致します」
政略結婚のため婚約していたにすぎない王子のことなんて、これっぽちも好きじゃない。
そちらから申し出てくれるなんて、有り難き幸せ。
かと、思っていたら
「アンリース。君と結婚してあげるよ」
婚約破棄をした翌日。元婚約者はそう言いながら大きな花束を渡してきた。
どうせ去るなら爪痕を。
ぽんぽこ狸
恋愛
実家が没落してしまい、婚約者の屋敷で生活の面倒を見てもらっているエミーリエは、日の当たらない角部屋から義妹に当たる無邪気な少女ロッテを見つめていた。
彼女は婚約者エトヴィンの歳の離れた兄妹で、末っ子の彼女は家族から溺愛されていた。
ロッテが自信を持てるようにと、ロッテ以上の技術を持っているものをエミーリエは禁止されている。なので彼女が興味のない仕事だけに精を出す日々が続いている。
そしていつか結婚して自分が子供を持つ日を夢に見ていた。
跡継ぎを産むことが出来れば、自分もきっとこの家の一員として尊重してもらえる。そう考えていた。
しかし儚くその夢は崩れて、婚約破棄を言い渡され、愛人としてならばこの屋敷にいることだけは許してやるとエトヴィンに宣言されてしまう。
希望が持てなくなったエミーリエは、この場所を去ることを決意するが長年、いろいろなものを奪われてきたからにはその爪痕を残して去ろうと考えたのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる