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皆で守り合うのですよ3
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-ガラリ-
「 これから大切な話をするのであろう? 私を仲間に入れずになど、許さぬぞ。楓禾姫!」
そう言いながら入って来られたのは鈴様で。
「 鈴兄上様……」
政岡家が、深く関わっているゆえ、鈴様が傷つかないように守りたい楓禾姫様に。妹への愛情から、傷ついてでも良いから楓禾姫様を守りたい鈴様。
「 湖紗若様は、どうされているかしら?」
「 なずなと、一緒にいる。『楓禾姫と話をしてくる』と申したら『フウ ひめ しやまは わたしが おまもりします。でも おねがいします』 そう申された…… またお小さいのに、ご自分の立場を分かっておられて、姉を守りたいと切に願っておられる…湖紗若は」
鈴様がそう言われると、楓禾姫様は身体を前に倒されて、うずくまる体勢になられると大号泣されてしまわれて……
こちらの心臓がギュっと苦しくなるような…… 悲しき叫び……
「楓禾姫」
「楓禾姫」
「楓禾姫様」
詠史殿と、鈴様と私は、同時に楓禾姫様に語りかけると。
「 誰か一人で頑張るのではなく、皆で守り合うのですよ」
と。
泣くのを止められて、ほんの少しうずくまった態勢でおられた楓禾姫様は、お顔を上げられて。 痛々しいほど、涙で目が腫れておられるのに……
稜弥.詠史.鈴(綺麗だ……)
凛とした表情で。
「 そうですね、自分達で、変えようと決心したのですから、守り合い助け合って頑張って行きましょうね」
楓禾姫様は、 そうおっしゃられたのだった。
「 これから大切な話をするのであろう? 私を仲間に入れずになど、許さぬぞ。楓禾姫!」
そう言いながら入って来られたのは鈴様で。
「 鈴兄上様……」
政岡家が、深く関わっているゆえ、鈴様が傷つかないように守りたい楓禾姫様に。妹への愛情から、傷ついてでも良いから楓禾姫様を守りたい鈴様。
「 湖紗若様は、どうされているかしら?」
「 なずなと、一緒にいる。『楓禾姫と話をしてくる』と申したら『フウ ひめ しやまは わたしが おまもりします。でも おねがいします』 そう申された…… またお小さいのに、ご自分の立場を分かっておられて、姉を守りたいと切に願っておられる…湖紗若は」
鈴様がそう言われると、楓禾姫様は身体を前に倒されて、うずくまる体勢になられると大号泣されてしまわれて……
こちらの心臓がギュっと苦しくなるような…… 悲しき叫び……
「楓禾姫」
「楓禾姫」
「楓禾姫様」
詠史殿と、鈴様と私は、同時に楓禾姫様に語りかけると。
「 誰か一人で頑張るのではなく、皆で守り合うのですよ」
と。
泣くのを止められて、ほんの少しうずくまった態勢でおられた楓禾姫様は、お顔を上げられて。 痛々しいほど、涙で目が腫れておられるのに……
稜弥.詠史.鈴(綺麗だ……)
凛とした表情で。
「 そうですね、自分達で、変えようと決心したのですから、守り合い助け合って頑張って行きましょうね」
楓禾姫様は、 そうおっしゃられたのだった。
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