Orange Topaz～初恋と宝石～

信じて…2~R~

  のん｢ぇ？私… 無理! リョウくんの気持ち…｣

リョウ｢のんちゃん、母さんか姉ちゃんに何か言われた？｣

　途端にちっちゃく息を飲んだのんちゃん

　ヤッパリ…

リョウ｢のんちゃんの美点でもあり、時に使っちゃいけない場面で使っちゃいけない癖だよね？ 遠慮ってさ｣

のん｢リョウくんが一人の女性を愛する様になるとは… ってすずちゃん…｣

　姉ぇ～ちゃ～ん!

のん｢すずちゃんが『リョウに少し不振を抱いた時に聞く歌は？』って『赤色王子様が正義のヒーローの時の歌』って答えたの｣

　だから姉ちゃん


涼花『のんちゃんBGMに正義のヒーローの曲… オルゴール掛けてたよ。リョウ… ゴメンね…』

　不思議な事言うなぁって思ってたけど… そういう事かぁ…
　
　苺ちゃん《信じたい.信じていい？.信じてる》そんな思いでいつも聞いてたの？

リョウ｢のんちゃん俺… 誉められたもんじゃ無い生活して来ました。『信じて』下さい。俺にはのんちゃんだけ…』

のん｢リョウくんゴメンね。泣いちゃったから… すずちゃんの質問が不審を抱いた時だっただけで、確かに前は『信じたい』って時に聴く事が多かったけど… すずちゃん『リョウはのんちゃんの事心から愛してる『信じる』に値する男、バカな事言ってゴメンね』って。だからリョウくんの事『信じてる』の意味でBGMを流したの。それにリョウくんがモテるの当たり前だものカッコいいから! 昔は昔! 今私が『信じてる人』は私の傍に居てくれるから!｣