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何勝手に決めてんの?5~苺~.R~

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  苺side
 
 リョウ「苺ちゃん…何勝手に決めてんの?喜びは2倍…悲しみ、辛い…半分コ、俺も背負ってやるって言ったよね?一緒に哀しみを喜びに変えてこう?って…」

 リョウくんの涙…家のリビングで見た時は微かに聞こえた泣き声…

 今は静かに…声も無く私をジッと見つめ…左の瞳から一筋の雫…

のん「ホントにゴメンなさい…」


リョウside


 のんちゃんの涙…

 泣かせたくないのに…万が一自分の命が消えた時の事迄俺が…

 考えさせちゃったんだよね?

リョウ「俺の事考えてくれたんだね?俺が余りにも子供が欲しいって言い過ぎたし…子供が出来て万が一の事が…って言われたとしたら…俺はきっとのんちゃんに生きて欲しい!って矛盾した事言うはずだから…」

 俺はのんちゃんの隣に腰かけて、彼女を抱き締めて…

リョウ「ツイさ…大事な事俺に相談もなしに決めようとした事が…泣かないで?…俺怒ってんじゃないよ?悲しくてちょっとキツイ言い方したかもしれないけど…」

のん「キツイ言い方なんて…リョウくんの為にとか綺麗事言ってるけど…心の中ではずっとリョウくんと一緒にいたい!って…子供も欲しい…そんな感情と戦っている人間なの…私…」

リョウ「そんなの誰にだってある感情じゃん?俺だってきっとのんちゃんの為に自分の命を…って思う傍から…のんちゃんと出来る事ならずっと一緒にいたい!と思う筈だもん…それにしても…ヤマト.タケルがあまりにも考え無しにのんちゃんを悩ませて…」

 
苺side

のん「リョウくん…ありがとう…私も亜子と結衣に悪い事しちゃった…亜子は少しは体調良くなったって言ったって本調子じゃないし。結衣は今が一番キツイ時期なのに…私が二人を悩ませちゃって…」

 



 
 
 
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