Moonstone キミはキミだよ〈学園王子様は分かってくれたの〉～初恋と宝石～

純粋な愛で、永遠に守り抜くから…愛してる

  風花side

　風花の部屋

風花「私、あの時自分の方が色々な物に縛られてるって恥ずかしくなったの。おじいちゃま、おばあちゃま達の愛を疑って… 私ホント… バカですよね…｣

リョウ「仕方ないよ。ずっとそんな風に思っちゃうような経験をして来たんだもの…所で、ふうちゃんは少しは落ち着いたのかな?｣

　リョウセンパイの言わんとする事は… 私の大好きな人達の事で

風花「*何年経っても寂しいですけど。あの『誠意』の言葉で私とゆなちゃん救われてるんです。色々な考えがあるのは、人それぞれ当たり前です。私とゆなちゃんは、あの人達の言葉に『その人にはその人の人生がある』私達の勝手な思いで『その人の人生を縛り付ける権利』は『私達には無いんですもの』って慰め合ってます｣

リョウ「俺もあの『誠意』には男気を感じたな。それと同じ事パパさん達、おじじ様、おばば様達もいつだったか言ってたんだ『『誠意』いろんな人の心に届いただろうな』って。だからこそ過去の自分達を恥じてそう言ったんだと思う｣

　本当に凄いな

　リョウセンパイは… 人の気持ちを思いやる事が出来て

　そして、私の好きな人… 人に色々な影響力を及ぼす事の出来る

　言葉の力を持っていて

　流石だなって


　そして、あの言葉で彼の魅力が世間の人に伝わったのが。嬉しい私なの

風花「確かに縛られたくない人もいるかもしれないけど、私は縛られるというより甘やかしてくれる人がいないと… 不安でどうにかなっちゃう｣


リョウside

　またぁ!小悪魔サクラ姫ったら、サラリと可愛い事言ってくれちゃってぇ

　それなら

リョウ「分かった!ふうちゃん!俺が一生涯甘やかして溺愛してあげるから!ね？｣

風花「ヤ… あの… 程々で…｣

リョウ「ダメ!覚悟しといてね？ふうちゃん!｣

　ちっちゃく悲鳴をあげちゃって!可愛いなふうちゃん!


*話の中王子様達の未来を綴っていますが、違う未来(リアル世界)であったなら、ゴメンなさい