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偉大なる親の愛2

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    実代「貴弘さんにはナイショね?って言われているんだけど。あの浴衣デザインしたの、貴弘さんなの。今の生活が満たされていればいる程、13年間の後悔が押し寄せてくるって。だから絶対に、『ふうちゃんを、幸せにする。守る』って誓ったてたわ。リョウくんの事も、大好きだし、将来は… って思ってるけど… 現実的に後、2.3年後に思った瞬間… ふうちゃん?そんな泣きそう顔しなくていいのよ?大丈夫!本当は、誰よりも幸せに『リョウくんと、幸せな家庭を築いて貰いたい』って思ってる人だから…」

リョウ「パパ…」


 そんな風に思ってくれてたなんて… 自分の事で精一杯で…

 これからもっともっと、パパと実代さんに親孝行をしようって思ったの


しず「ゆなちゃん。生まれた時、体がちっちゃくて。 半年間保育器で育って。直接触れる事が叶わなかったから… パパ毎日神様に祈ってたわ『神様?いないよ』って言ってた人なのに… 一人っ子で、姉妹の様に育ったふうちゃんの存在が『俺には二人娘がいる』って。浅海美家の跡取り云々、周りの親戚が色々言ってくるけれど、そんな事に縛られて、ゆなちゃんが好きでもない人と結婚するのは嫌だって。ミサくんと幸せそうなのを見て、本当は凄く喜んでいるの。泣かなくていいのよ?ゆなちゃん。『ミサくんと幸せになる事』がパパの願いなんだから…」

ゆな「パパ…」

 リョウセンパイは、堪え切れずに泣いてしまった私の髪を優しく撫でてくれて

 泣いているゆなちゃんを、冴多センパイが優しく髪を撫でていて

真菜「優さんは、ふうちゃんの虜なの。男の子が2人続いたから、それこそ『ポケットに入れておきたいんだけど』が、口癖だったわ。そして『本当の娘だったら』って『血の繋がりが無くても、俺とふうちゃんの絆は強いん人だ』も口癖よね。ゆなちゃんも、大切な娘だと思ってるからついね?二人が近い将来… なんて思ったら… けど、本当に、ふうちゃんはリョウくんと、ゆなちゃんは、ミサくんと『幸せな家庭を…』って思ってるの。リョウくん、ミサくんの事も『器の大きい男』だって認めてる。だから大丈夫よ」



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