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無自覚って怖い

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風花side

 風花「あ!リョウセンパイにプレゼントを渡さなきゃ…」

 ようやく気持ちが落ち着いて… ふと気が付いたの。リョウセンパイにプレゼント渡してない!って

 クローゼットから、プレゼントを出して振り返ると部屋の中を見回している

リョウセンパイ

風花「リョウセンパイ!あんまり見ないで下さい!汚いから!」

リョウ「どこが?超綺麗にしてんじゃん。けど、そんな女の子っぽい部屋じゃないんだね?」

風花「私、高校に入学するまではもっと落ち着いた感じでモノトーンとか…」

リョウ「俺、ふうちゃんはピンクとか、そんな部屋かと思ってた」

風花「ピンクはチョッと… ママがほっとくと時々勝手に模様替えして。ピンクのシーツとか、布団カバー。あ!カーテンも変わってる時があるんです」

リョウ「あはは!母親ってさ、時々ね?こっちが望まない事やってくれるよね!確かに!」

風花「本当に(笑)。けど、リョウセンパイと出会って、色んな事が変わって気持ちに余裕が出来たのかな?昔より、持ち物が色味が派手になって来たんです」

リョウ「そういえばそうだね。鞄とかさ、黒とか茶色とかだったのに。今は… 何か黄色とか、桜色の物。携帯は赤色だしさ…」

風花「桜色とか、布団カバーとかカーテンには、目がチカチカして、落ち着いて眠れないから、ムリ!って。思うけど… リョウセンパイに似ているアイドルグループの王子様のカラーが黄色だから必然的に…」

リョウ「フーン… ふうちゃんはさ。今でもそのグループの赤色王子様のファンなんだよね?そう言えば、メガネのフレームも赤色だったし?」

風花「そうですけど!辛くて悲しい時って言うか、その時の心の支えで。それに… メガネのフレームの色が赤だったのは… 今思うと、些細な抵抗だったのかな?それに携帯は… リョウセンパイが選んで下さったから…」



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