Moonstone キミはキミだよ〈学園王子様は分かってくれたの〉~初恋と宝石~

桜花(sakura)

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パパとパパの弟

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風花side

 今日一日、リョウ先輩といられる!ゆなちゃんの事も嬉しい!

 …けど


風花「パパに謝ってくれたんですから、もう京都にいるおじいちゃま、おばあちゃまに迄、リョウセンパイが怒られるのは… 本当にもう十分ですから!」

リョウ「俺の気持ちだって。桜王家のおじじ様、おばば様に謝らないんて筋が通んないっしょ!」


 私がリョウセンパイに口で勝てると思ってないけど… そう言われればそうですけど…

 ダメです。私にはとても説得できるわけないよぉ


 結局センパイには勝てず

 朝食を摂って

次に


リョウ「パパと、実代さんに会いに行こうかな?」


 そこで、改めて謝罪して、電話をするって聞かないリョウセンパイ


フミ「風花お嬢様。気をつけて行ってらっしゃいませ」

風花「ありがとう。フミさん。儀一さんに送って貰う事に…」

フミ「あの人は、それが仕事ですよ」


 どうしよう… 私、口では誰にも勝てない…

 皆に甘えて…


儀一「風花お嬢様!着きましたよ。帰りに又、迎えに来ますね」

 そうこうしてる内にパパの家に着いて


貴弘「諦めなさい。もう、ふうちゃんが可愛いくて皆、甘やかしたいんだから」

実代「えぇ。こんなに可愛いんですもの!今迄出来なかった事を… ね御厨くん?」

リョウ「そういう事です!もう!自分は皆に甘えてる!とか言うんですよ?だから俺は『ふうちゃんの事を愛でるのが俺の趣味』って」

風花「そういう事言わないで下さいってば!」

リョウ「ナンで?」

貴弘「諦めなさいもう…」

 
 パパまで…







 

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