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…理不尽だよね…

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倫side
 
心紀「なんで?センセー?」
 
倫「すまない冴多…」


理事長「ついこの前の月曜日、5/7… イヤ4月に話したと思いますけど?」

学長「親御さんの要望ですし」

顧問「宜しく。源本副顧問」


 怒りで、怒鳴りそうなるのを耐える


 教師一年目だった俺を、野球部の副顧問にした学園理事長

 学長、野球部顧問の放った言葉

 俺には信じ難いものだった


 高校野球の全国大会の予選前まで、代わりに野球部の指導を…


 分かってる。夏の甲子園予選で自分が指揮を取りたいから

 そして、俺が何よりも許せないのは、エースだった神林より、去年入学してきた冴多の方が実力が上で

 エースの座にと。年末の冬頃に、顧問の方が冴多を正式なエースにしたくせに…


 前のエースだった神林を、故障したこともあってマネージャー的な立場で部活動に残したくせに…


 今さら


顧問「神林をエースに戻しなさい」

 顧問の言葉の裏に見えるもの

 権力あるものからの、圧力に従わざる得ない空気


 

 




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